モンスター/【ベア】

Last-modified: 2022-08-02 (火) 15:19:05

原語はBear。
熊。食肉目クマ科の総称。
体長は1~3mくらいで体重は数十~800kgと種によって様々。植物食に近い雑食性で、後肢で立ち上がって両手を器用に使うことができる。寒い地方や冬場に食料が少なくなる地方では冬ごもりを行うことで有名。視聴覚は普通だが、嗅覚は犬の7倍鋭いとされる。ただし、ホッキョクグマは生息域の関係上、肉食性に近く、視覚がよい。肉は食用になり、漢方や民間療法では内臓の多くが薬用に使われたりする。

メタルフィギュアなどでの立体化は多少はあるが、D&D公式の物は見当たらない。動物系のフィギュアはTRPG用以外の物が多く製造されているため、そうした物を転用する方が手っ取り早いかもしれないが。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第4版ではベーシック・ルール・セットに登場。新和版での表記は「ベア(クマ、Bear)」。
「クマは総ての冒険者達によく知られている。」と記述され、その後に4種の熊が紹介されている。普通の動物なので、アライメントがニュートラルであることと、攻撃方法が爪2回+かむ1回であることが共通している。また、1つの目標を同一ラウンドに両方の爪を命中させた場合、2d8ポイントの追加ダメージを与えるという特殊能力が全ての熊に共通して与えられている。
また、ワァーベアに率いられていることもある。

ブラックベア

黒い毛皮を持つ体長6フィートの熊。雑食性だが、木の実や根菜を好むとされ、現実世界の熊に最も近い。追い詰められた李しない限り、普通は攻撃してこないとあるが、餌を漁るためにキャンプ地を襲う可能性もある。
ヒットダイスは4。攻撃は爪2回、かむ1回。
ルールサイクロペディア版での表記は「ブラック・ベア(黒熊)」。

グリズリーベア

原語はGrizzly。灰色熊のこと。体長は約9フィート。肉を好み、攻撃性は黒熊(ブラックベア)の数倍と記述されていて、士気が10と最も高い数値を与えることでこれを表現している。
ヒットダイスは5。
ルールサイクロペディア版での表記は「グリズリー・ベア(灰色熊)」。

ポーラーベア

原語はPolar bear。北極熊、あるいは白熊のこと。体長は11フィート。寒い地方に住み、大きな足の為、雪上を沈まずに歩ける。また水泳が上手。
ヒットダイスは6。
ルールサイクロペディア版での表記は「ポーラー・ベア(白熊)」。

ケーブベア

原語はCave bear。ホラアナグマのこと。現実世界では2万4千年程前に絶滅したとされる種。体長は15フィート。視力は弱いが嗅覚が鋭く、血の跡を見つけると、それを食い殺すまで追跡すると記述されるほどの獰猛。
ヒットダイスは7。
ルールサイクロペディア版での表記は「ケイブ・ベア(洞窟熊)」。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版での表記は「ベア(クマ)」。
種別は動物だが、ケイブ・ベアのみ先史動物知力は全て2。サイズは全てL。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第2版の日本語版表記は「クマ(Bear)」。
4種類が解説されているが、共通点は以下の通り。
社会構成は家族、活動時間は日中、食性は雑食性、知能は極めて低い、財宝なし、アライメントがTN(トゥルー・ニュートラル)、攻撃回数は3回、特殊攻撃として「抱き締め」がある、モラルは平均的。

ブラック・ベア

原語は「Black Bear」。訳語は「クロクマ」。
4種の熊の中では一番弱いが、それでもヒットダイスが3以上ある。体長は6フィート以上となっている。

ブラウン・ベアー

原語は「Brown Bear」。表記は「ブラウン・ベアー」。
ブラウン・ベアーとなっているが、グリズリー(灰色熊)のこと。
肉食寄りの雑食性で、攻撃性が強い。また、ヒットポイントが0以下になっても死亡するまでは数ラウンドは文字通り「死に物狂い」で挑んでくる。

ケイブ・ベアー

原語は「Cave Bear」。訳語は「洞窟グマ」。
極めて攻撃的で、敵対行動をとったわけでもない重武装の集団に襲い掛かることがある。
ブラック・ベアの2倍のヒットダイスを持ち、ヒットポイントが0以下になっても死亡するまでは数ラウンドは文字通り「死に物狂い」で挑んでくる。

ポーラー・ベアー

原語は「Polar Bear」。訳語は「北極グマ」。
水棲動物を狩ることで知られる熊。クラシックD&Dと違い、基本4種のクマの中ではヒットダイスやダメージが高く、最も強い。
また移動速度に泳ぎが付記されている。

関連項目

ワーベア(モンスター)】【アウルベア(モンスター)