DQ3
【ネクロゴンド地方】の中部にあるほこら。
すぐ北西に【バラモスの城】、北東に【ギアガの大穴】があるが、いずれも徒歩では行けない。
【ネクロゴンドの洞窟】を抜けるとここへと辿り着く。
ただし、【森】や【山地】だらけでエンカウント率が高いので注意。全滅するとネクロゴンドの入り口からやり直しという途方もなく長い道のりになる。
【サマンオサ】攻略に始まる長い長い【シルバーオーブ】探索の旅の終着点。
【○○○○バーク】の【宿屋】の泊り客によれば、このほこらにシルバーオーブがあるという事実は噂になっていたらしい。
中には高貴そうな男性が暮らしており、話しかけてみると、
*「なんと! ここまで たどりつこうとはっ!?
そなたなら きっと まおうを ほろぼしてくれるであろう!
さあ! この シルバーオーブを うけとるがよい!」
と感嘆して、シルバーオーブをあっさりと授けてくれる。
この男性は一体何者なのだろう。
不死鳥【ラーミア】について知っていたり(リメイク版)、バラモスの本拠地がすぐ近くにあるのにも関わらずシルバーオーブを奪われることなく守り通していたり、そして、ここより少し離れた【テドン】の村が村人まとめて丸ごと滅ぼされている中、それよりはるかに近いこんな場所でひとり何事もなく生き残っていることから考えても、只者ではないことは確かだろう。
なお、ネクロゴンドの洞窟は前作の【ロンダルキアへの洞窟】と同じく上っていく構造になっており、この祠の周辺はカルデラのような標高の高い盆地のような場所となっている。
そのためか、山の麓にも出現した【フロストギズモ】の他に【ひょうがまじん】や【スノードラゴン】のような寒帯に生息するモンスターが出現する。
ただし、容量の都合か本作には前作にあった雪山などのマップチップがない(かろうじて【氷原】は存在する)ため、通常の森と山になっていてあまり寒そうには見えない。
もっとも前作のロンダルキアの雪原もマップチップがあったわけではなく単に草原のパレットを変えていただけだと言われている。この「マップ上の特定の範囲にいるときだけ処理を変える」という手法は、他にもアレフガルドのBGMで使われており、DQ2の常套手段だった。
この場合、下界の草原も同じ色になっていたはずだが、ロンダルキアでは幾重にも及ぶ厚い岩山地帯に阻まれて下界の様子はごく一部しか見えず、端まで表示されないブラウン管時代のテレビではまず確認できなかったと思われるので、問題が無かった。
施設が増えてマップが窮屈になった今作では下界が画面内に同時に映り込む都合上、同じ手法は使えなかったと見るのが妥当であろう。
リメイク版
5つ並んだ十字架の下に【すごろくけん】(SFC・GBC版のみ)や【ちいさなメダル】が落ちている。
また【バラモス】打倒後、男性のセリフが変化する。彼も【ゾーマ】の存在は知らなかった模様。