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【○○○○バーク】

Last-modified: 2018-11-20 (火) 23:11:01




DQ3 Edit

【スー】出身の【老人】とパーティキャラ出身の【商人】が提携して作られる町。○○○○の部分はその商人の名前になる。「商人の町」と呼ばれることもある。
英語版での地名はNES版では○○○○ville、GBC版とスマホ版では○○○○burgとなる。
 
シリーズで初めて、シナリオ進行によってマップが変化する場所。DQ7やリメイク版DQ4で登場する【移民の町】の原型のようなもので、移民の町でも、地名候補に「○○バーク」が存在する。
位置はスーから東で、現実世界でいうとアメリカのボストンあたりか。岩山と海に囲まれているため、スーからだと一旦川を下って海岸沿いに回りこまなくてはならない。訪れる際の【ルーラ】の飛び先はスーよりも【エジンベア】の方が便利。
 
後述するとおりクリアするためには避けて通れないイベントだが、この町を見つけるのは少々難しい。
スーの老人が場所に関する情報をくれるものの、町・村・祠といった分かりやすいシンボルすらない。
しかし、夜限定ながらエジンベアの大臣がより詳細な情報をくれるし、しかも森の中に1マスだけ草むらがあるといういかにもあやしい地形。
ノアニール西の【エルフの隠れ里】の前例もあるため、さすがに近くに来れば気づくはず。
ドラクエに限らず、この時代のRPGではほとんどヒントが無い状態でわずかな情報を頼りにフィールドを探検しながらイベントを進めるのが普通だった。
近年の親切設計のゲームに慣れている新規のプレイヤーには、気付くのは少々難しいかもしれない。
さらにルーラで直接行けないので移動がけっこう面倒である。
 
ちなみにGBC版までの【公式ガイドブック】には商人の町に関する記述は一切ない。
もちろん地図にも表記されていないので、ガイドブックを頼りに冒険をしているプレイヤーではこのようなイベントがある事を知る事が出来ない。
ただ、【ファミコン神拳 奥義大全書】巻の五の「お助け大ヒント拳」というコーナーでは「ある場所で『町をつくりたいので商人を置いていって欲しい』と言われたが、言うことを聞いたほうがいいのか」という旨の質問に対し「もちろん!」と回答し、さらに新規登録した商人でもいいというアドバイスも与えている。
Wii版公式ガイドでは正式に紹介され、「スー東の平原」と呼ばれている。
 
モデルはおそらくイギリスからの入植者が生活した「ジェームズタウン」であると思われるが……やはりというべきか食糧難やインディアンとの抗争(虐殺)が絶えず、かなり酷いものだったらしい。

イベント Edit

最初は森に囲まれたただの原野だが、ここに町を作ろうというスーの村出身の老人に商人をくれと頼まれる。
【ルイーダの酒場】で登録してきた、あるいは誰かを転職させたPCの商人を届けると、ストーリーの進行に従って自動的に町が発展してゆく。
 
町はの発展は初期状態から最終段階に至るまで合計5つの段階がある。

  • 第1段階:初期状態。老人の家のみ。
  • 第2段階:商人が自ら営む【道具屋】ができる。
  • 第3段階:道に舗装がされて【宿屋】ができ、劇場の建設が始まる。
  • 第4段階:町としては完成し、劇場の他に【武器と防具の店】、商人の豪邸と【牢屋】が作られる。劇場ではショーを見て出ようとすると50,000ゴールドもの大金を請求されるが、実際に取られることはない。商人の強引な統治に不満を持つ者が出てくるようになる。
  • 第5段階:革命が起こり、商人は牢屋に幽閉されてしまうが、勇者には自分が手に入れて隠しておいた【イエローオーブ】の場所を教えてくれる。商人の【玉座】の後ろに落ちている。また劇場は子供ののどじまん会場に変わっている。なお劇場は昼間のみの営業で夜は閉められて入れない。

第4段階の内に商人の豪邸の宝箱を回収しておかないと、第5段階では消えてしまう(空箱になっている)。1つは【ラックのたね】なので忘れずに回収しておきたい。
 
発展の【フラグ】は複数あり、機種によって多少異なる。
FC版では

となる。
条件を満たしていれば、町に入り直すとすぐに次の段階に発展するほか、【ラナルータ】などで昼と夜を切り替えるだけでも発展することがある。
逆に言えば各段階の昼夜両面を見たくても、先行してフラグを立ててしまうと勝手に発展してしまうことになる。
フラグを先に立てまくった後に、それぞれの段階の昼夜両方を見たいのであれば、外でラナルータや【やみのランプ】で夜にして町に入り宿屋に泊まれば発展しないので、そのまま昼の姿を見ることができる(宿屋ができていない第1・2段階では無理)。
なお、第4段階の宿屋の客のあらくれがシルバーオーブの所在を教えてくれるのだが、第5段階にはいなくなっており、代わりに詩人が全く同じセリフで教えてくれる。別人なのか、別人のように見た目が変わったのかは謎。
 
イエローオーブはクリアに必須なので、商人は絶対に必要。一時的とは言え商人の同行が必須なので、DQ3での純粋な勇者【一人旅】は不可能となる。
 
なおFC版の場合、大きく3つの注意点がある。
まず、商人を渡した時点で無断で強制セーブされるということ。つまり渡す商人を間違えた場合はリセットしてもやり直しができない。
ルイーダの店でもパーティ変更時は冒険の書に必ず記録しなければならないので、システム上の都合もあると思われる。
しかし不親切にも、商人を渡す会話の中で冒険の書に記録することは全く触れられていないのである。
漫画家の竹本泉もその罠に騙された一人で、リセットを過信するあまり、試しにパーティーメンバーの商人を渡してしまったという。
気付いた時には手遅れで、仕方なくキャラクターを作り直したもののクローン感が半端なく、せっかくの感情移入が失われてしまったと著作の中で語られている。
 
次に、女商人を送り込んでも、店舗などにいるモブキャラの商人のグラフィックになってしまうこと。
可愛らしいポニーテールの少女が醜い太ったオッサンになってしまうことに耐えられないならば、初めから男商人を送り込むのが無難。
このネタは『ファミリーコンピュータMagazine』の裏技コーナー「超ウルトラ技+1」で採用された。基本的にこのコーナーは画面写真を使うが、その記事はカラーイラスト漫画で、商人を見た仲間キャラが「変なオジサンになっちゃった!」と発言するという、かなり異色な扱いだった。
 
そして、ここへ送られた商人は二度とパーティに帰ってこないこと。
思い入れのある仲間を、うっかり商人に転職させてまで送り込んだりしないように注意。
これは、容量の都合で復帰イベントがカットされてしまったためで、【ドラゴンクエストマスターズクラブ】内の「堀井雄二の DRAGON QUEST III Q&A」コーナーでは次のように回答している。

そうですね、あれはかわいそうなことをしたと思います。ただ、これも容量不足が招いた悲劇なんです。本来なら、あの商人は自分たちのパーティーに戻るハズだったんです。ところが、一度パーティーからはずれた商人を覚えておくメモリーがなくなっちゃって、それで結局は置いてきぼりにされちゃったんですね。ボクとしても、助け出してあげたかったんですけど、メモリー不足だけはどうにもなりませんからね。納得してください。

ただ、ドラマとして割り切ると、長らく旅をした愛着ある仲間との別れというのも何だか味がある。
【オルテガ】等と同様、最善のプレイを経てもオールハッピーエンドにならないという重さ、そして主人公たちも後々もっと重い「置いてけぼり」になってしまうこと、DQシリーズのお約束の原点とも言えるかも知れない。
 
ちなみに、別れた商人に持たせていた道具はすべて自動的に【預かり所】に移動するのでご安心を。外せないはずの【はんにゃのめん】を装備させていても消滅することなく再回収できる。
また別れる時に商人を先頭にして【あぶないみずぎ】【ぬいぐるみ】などを着せていると、別れた後先頭のキャラ(別れる前2番目)のグラが水着姿や猫になっているバグがある。これによって男キャラが水着姿になることができる。

リメイク版 Edit

【フローミ】を使うと「バーク」とだけ表示される。
町が1段階発展した時点で、商人の服装が独自の物(ジャージのような上下揃いの服)に変化するようになった。
この時のグラフィック及びセリフは男女別に用意されており、FC版の悲劇は無事解消された。
ちなみに【へんげのつえ】で魔物に化けたり、【透明】になったりした状態で話しかけた際の反応は服装変化前が【オルテガ】同様通常のセリフと同一、服装変化後はNPC商人と同パターンである。
 
また商人の性別によっても、微妙に演出が異なるようになり、第4段階の劇場内が男商人の場合はFC版と同じくぼったくりキャバレーのようなところだが、女商人の場合イケメンのペアが歌い、【バーテンダー】が客席につくホストクラブに近い形になる。
入口にいる受付も男性商人の場合はバーテンダー、女性では【メイド】になる。FC版で受付をやっていた【あらくれ】はクビになったようだ。
 
第5段階ののどじまん会場で歌っているのはFC版では「鉄腕アトム」の歌い出し部分だったが、版権の問題か、リメイク以降はスライムの歌になっている。
入手できるアイテムは男商人の場合と変わりはない。
 
発展条件は基本的にはFC版と同じだが、若干複雑な手順が必要になっている。
また、第6段階も追加された。

  • 第2段階→残ってもらった商人に話してから入り直す
  • 第3段階→やまたのおろち(二戦目)を倒す&【さいごのかぎ】を入手
  • 第4段階→第3段階の条件を満たした上でボストロールを倒す
  • 第5段階→第4段階の条件を満たした上で3つ以上のオーブを入手&夜に町に来訪し、クーデターを起こそうとしている連中の企みを聞く
  • 第6段階→第5段階の条件を満たした上で【ラーミア】を復活させる&牢屋に囚われている商人の話を聞く

通常プレイで意識することはないが、【サマンオサ】に行くためのさいごのかぎの入手が必須になっている。
FC版では【アバカム】で無視できたのだが、リメイク版では入手だけはしなければならない。
また第5段階の発展には町の中での会話が必要になったが、ちょうどこの段階では【ちいさなメダル】【ガーターベルト】が入手できるので、面倒がらずに調べておこう。
これらアイテムは発展すると失われる、あるいは別のアイテムに変化してしまう。
第5段階の店にはFC版から変わらず【ドラゴンキラー】が売られているが、リメイクに際しサマンオサで販売されなくなったので、欲しければここで買おう。
また、商人専用装備の【まほうのそろばん】【まほうのまえかけ】も売られるようになった。
 
第6段階では道がさらに広くなっているほか、牢屋が無くなっており、その場所には民家が建てられている(この民家からも小さなメダルを入手できる)。
劇場は相変わらずのどじまん会場になっているが夜も営業するようになり夜では吟遊詩人によるリサイタルが行われる。
商人は牢から出されており、新たな町長を選出して自らは【ルイーダの酒場】に復帰する。
その為実は、最初の老人のセリフが「ここに骨を埋める」が「埋める『かも』」になっている。
しかしラーミア復活後にこの町に来訪する必要性はないため、復帰イベント自体が気付かれない事も少なくない。
 
イエローオーブ以外の5つのオーブを取ってから商人を預ければ、すぐに復帰できる。
復帰後にその商人をパーティに加えて訪れると牢屋跡地の民家の女にお礼を言ってもらえるほか、町長の屋敷の側にいる子供に何やら言われる。なお、この子供のセリフは商人の【性格】によって3通りに変化する。
町を作った商人は、復帰後は勇者と同様に消すことができなくなる。FCとは逆に、即席の商人ではなくあえて思い入れのある仲間を向かわせるのも乙かもしれない。
 
なお商人を預けた後、【ルイーダの酒場】で預けた商人と同じ名前のキャラクターを作成することも可能となるが(【ダーマ神殿】での改名でも可能)、FC版はそのまま復帰しないが、SFC版は預けた商人のパーティー復帰前(復帰後は不可能となるので注意)までに2人目を作成しておけば、同じ名前のキャラクターを2人パーティーに入れることも可能となる。
 
またSFC版やスマホ版では、はんにゃのめんなど呪いのアイテムを付けた商人を送り込んだ場合、そのアイテムは消滅してしまう。再利用はできなくなっているのだ。

町の名称 Edit

この記事名の○○○○には送り込んだ商人の名前が入り、これがゲーム中での正確な名前となり、例えば商人の名前が「とるねこ」なら「とるねこバーク」となる。
【遠藤雅伸】も自分のプレイで「みにはん」や「すひ゜る」という名前の商人を送り込んだそうだが、あくまで「バーグ」ではなく「バーク」が正しい。
リメイク版で送り込んだ商人がルイーダの酒場に復帰したあと、この商人の名前を変更すると町の名称も同時に変更される。
平仮名が混じるのがイヤならば【ルイーダの酒場に最初からいる人たち】をレベル20まで上げて商人に転職させて送り込もう。
その場合、一番成長の早い【戦士】がオススメ。
FC版なら必ず男だから前述の性転換+肥満化の悲劇も避けられる。
 
余談だが、英語の「burg(バーグ)=町」、その語源となったドイツ語の「burg(ブルク)=城塞都市」、あるいはスコットランド方言の「burgh(バーグ)=自由都市」あたりが元ネタだと思われる。

ゲームブック版 Edit

中巻で登場。
【エジンベア】での選択肢によっては、エイモスという商人を船でここに連れてくることになる。
そして【ラーミア】を入手した後、そのラーミアに連れて来られて訪れることになり、ラーミアを操るのに必要な「竜のアミュレット」を主人公が逆向きに付けていることを教えられる。
なおエイモスを連れてこなくても、ラーミア入手後には町はちゃんと発展している。

小説版 Edit

元々は寂れた村だったが、商人のサバロが訪れたことをきっかけに発展する。
町名は、上巻では「サバロバー『グ』」という表記で統一されていたが、下巻では「サバロバー『ク』」になっていた。
サバロは革命後、【アレフガルド】で再起する誘いを断り、地上世界で一からやり直す事を選んでいる。

知られざる伝説 Edit

商人のその後が描かれている。
革命後、支持者の女性(ゲームで「今となっては商人様の時代の方が良かったと思いますわ」と言っていた女性がモデル)の手引きで牢屋から脱出し、やがて勇者たちの様な冒険者を支えるべく、新たな町を創ったという。