トルネコ3
トルネコ3のゲームモードのひとつ。
一度本編をエンディングまで進めた後にセーブし、新たな【冒険の書】を作るとこのモードを選ぶことができる。
このモードでは、一度でも冒険で倒れたり諦めてしまった場合、全て(【レベル】や所持アイテムだけでなく【倉庫】の中身、イベントまでも)が初期状態にリセットされ、【オープニング】の【バリナボの村】で目覚める場面からやり直しとなる。
早い話、「死ぬとセーブデータが消える」と表現しても過言ではないモードである。
(チュートリアル時の【謎のほら穴】、【魔物のほら穴】という例外を除いて)【ダンジョン】に行く際には強制セーブの選択肢が入るので、リセットして失敗を帳消しにするズルもできない。
【エンディング】までのダンジョンはもちろん、エンディングが終わってもお構いなしにこのモードは続く。
【異世界の迷宮】や【まぼろしの洞くつ】で力尽きても、初めのバリナボの村からやり直しになる。
また、当然ながら【賢者のほら穴】【仙人のほら穴】での失敗も例外ではない。
これらのパズルダンジョンは確率次第で突破不能になることがあるため、うっかり入らないようにしておきたい。
即死要因が大量に存在する【いけにえのほら穴】に挑戦するなどもってのほかである。
アイテム面においても細かな変化があり、このモードではダンジョン内に落ちている【世界樹の葉】が【雑草】に置き換わってしまう。
【プチットの村】の【道具屋】での購入は可能だが、必然的に世界樹の葉を活用できるのはクリア後の持ち込みダンジョン限定となる。
故にゲームクリアまでのダンジョンや持ち込み不可ダンジョンでは、たった一度の死さえ許されない。これはきつい。
【冒険の履歴】にはバリナボチャレンジモード関連の項目がいくつかあり、【トルネコ】編で必要な【アイテム】を大量に集めれば、【ポポロ】編をレベル1でクリアすることも可能。
このモードで99Fダンジョンを見事クリアした記録は、ハイスコアの一覧表記が青文字になる。
世の中には、このモードで異世界の迷宮やまぼろしの洞くつをポポロでクリアした猛者もいるというから驚きである。
GBA版
上記の条件に加え、追い討ちとばかりに【リレミトの巻物】がクリア後を含めて絶対に入手できなくなっている。
一度ダンジョンに入ったら一発でクリアするしか手段はないという、さらに厳しい仕様となった。
おまけに何故か【マダム・グラコスのバザー】の道具屋で【万能の杖】を買うことも出来ない。
なお、GBA版はセーブが2つしか作れないため、バリナボチャレンジモード用のデータを作るためにはメインのデータか【エクストラモード】用のデータか、どれか1つを諦めなければいけない。
余談
PS2版公式パーフェクトガイド下巻の開発者座談会のページによると、当初は「このモードでは村のカメラ視点が変わる」という仕様が予定されていたという。
グラフィック監修担当は「あと1週間あれば」と、仕様を実装できなかったことが心残りの様子。