【まぼろしの洞くつ】

Last-modified: 2022-05-06 (金) 06:59:57

トルネコ3

ダンジョン概要

【封印の洞くつ】から【プチット族】を全員救出した後に、【プチットの村】の族長に話しかけると挑戦できるようになるダンジョン。
全99階でレベル1スタート。アイテムの持ち込みや仲間モンスターの連れ込みは一切不可能。
 
このダンジョンでは敵を倒しても経験値が入らず(それ以前に、本来なら経験値が手に入る手段で敵を倒すことが困難)、一貫してLv1・最大HP15のまま最下層まで潜っていくことになる。
しかも、1Fから【アークデーモン】【いたずらもぐら】Lv5等、レベル1ではまず太刀打ちできない格上のモンスターが多数徘徊している。
基本的に【はりせんもぐら】【わらいぶくろ】【オニオーン】以外のモンスターから一発殴られれば即死。
ひたすら逃げ回るか、【爆発の指輪】などのアイテムを駆使するしかない。
【スペクテット】【パペットマン】【ドラキー】Lv5等は無駄行動があるのでまだ逃げやすいが、【タップペンギー】【マージスター】などの真面目に追いかけてくる敵はアイテムで凌ぐしかない。
 
このダンジョンは、杖の魔法弾を反射する【水晶】が壁代わりに大量に配置されているのが特徴。
【ピオリムの杖】【レムオルの杖】【へんげの杖】を手軽に自分に使えて便利な一方で、【とびつきの杖】【トンネルの杖】の価値が著しく下がってしまっている。
特にトンネルの杖は、大抵10ダメージが自分に跳ね返ってくるので自殺行為となる。
また、モンスターに向かって杖を振る場合は、軸が合っているかを確認してから振らないと杖によっては危険である。
 
1~5、11~19、30~40、51~69Fは通路の視界は明るく、25~29、91~99Fは1マスで、その他のフロアは2マスである。
【モンスターハウス】【ガーゴイルの店】は一切出現しない。

操作キャラ

【ポポロ】で挑んでもモンスターを仲間にすることは不可能(素手で無理矢理倒しても絶対に仲間にならない)で、【巻物】が読めない分圧倒的に不利になる。特にこだわりがなければ、【トルネコ】で繰り返し挑戦するのが無難である。
ただし、ポポロはトルネコよりモンスターの追跡を撒きやすく、モンスターの視界からポポロが消えるとそのモンスターは別方向に移動するという特性があるので、ポポロを使う利点がないという訳ではない。【レミーラの巻物】【地獄耳の巻物】【変身の巻物】が使えないデメリットの方が大きいのは言うまでもないが。

出現アイテム

最重要アイテムは【爆発の指輪】
経験値こそもらえないものの、大半のモンスターを爆破で倒せるため、難易度が大きく下がる。
爆発の指輪なしではクリアはおろか、50Fまで到達することすら非常に困難である。
しかし出現率は決して高くはなく、15Fあたりまで潜っても1個も出てこないことがしばしば。
また、誘爆するモンスター【炎系】モンスター、【10ダメージの石像】【地雷】の存在があるため、過信は禁物。爆発の指輪さえ入手できれば安心とはいかず、むしろ入手してからが本番である。
 
序盤は「モンスターの初期配置数が少なめ・床落ちアイテム数が多め」に調整されているが、初期アイテムは【大きなパン】1個だけ。最初のアイテムを拾う前に【アークデーモン】【いたずらもぐら】Lv5に遭遇して、1Fでなす術なく力尽きるのは日常茶飯事。
爆発の指輪を見つけるまでひたすら序盤で倒される低層ループになりがちで、ゲームバランスはあまり良くない。「初期アイテムに爆発の指輪を入れてほしかった」というユーザーの声も多い。
せめて爆発の指輪の出現率を上げるか、【リレミトの巻物】のように高確率で落ちているフロアを用意していれば、また評価は違ったであろう。15Fには高確率でリレミトの巻物が落ちている。
 
よく拾えるアイテムとしては、【とじこめの壺】【ワープの壺】【へんげの杖】【レミーラの巻物】などがある。
特にレミーラの巻物・【地獄耳の巻物】【変身の巻物】【レミーラの杖】【レムオルの杖】【身代わりの杖】は、後述の危険フロアに備えてキープしておくことが重要になる。
【すばやさのたね】【ルーラ草】【ピオリムの杖】・へんげの杖も一部の危険フロア突破に使えるので温存しておきたい。
すばやさのたねとルーラ草はいざという時のためにセットで温存しておくと安心。
前述のへんげの杖に加え、【しにがみの指輪】【イカリの杖】【ワナ作動の巻物】など、使いこなせば便利だが、使い方を間違えると即死に直結するトリッキーなアイテムも出てくる。
武器や盾は一切出現しないが、意外なことに【合成の壺】は入手可能である。【ハラモチの指輪】【眠らずの指輪】を合成しよう。余裕があれば杖を合成するのも悪くない。
店は一切出現しないが、床落ちゴールドは4桁とやけに高額。普通に拾っても【わらいぶくろ】に盗ませる使い道しかないので、【保存の壺】に入れ、投げつけて【はりせんもぐら】【サンダーラット】にダメージを与えたり、【オニオーン】を撃退したりするのに使っても良い。
ちなみに、このダンジョンで最も出現率が高い指輪は【遠投の指輪】。なぜ爆発の指輪かしにがみの指輪にしなかった。遠投の指輪以外の指輪はほぼ均等の確率で出現する。
 
【とじこめの壺】の出現率こそ高いものの、【マドハンド】系や【くさった死体】系は全く出てこないので、【とじこめ投げ】をされる恐れはない。【潜ってかわす能力】【2ダメージ化能力】を持つ敵以外ならば、とじこめの壺は必中のリーサルウェポンとして機能する。ただし、遠投状態だと外れる可能性があるという点に注意。
それでもとても役立つので、このダンジョンをやりこめば、とじこめの壺に対する好感度が多少は上がるかもしれない。

このダンジョンに落ちているアイテムはいずれも【ミミック】であるということはないので、安心して拾って良い。
このダンジョンでもアイテムはオレンジ色で表示されているものがあるが、どのアイテムも呪われている、【ひとくいばこ】である、ということはないので、安心して使って良い。逆に祝福されている、ということもない。

出現モンスター

出現モンスターもクセモノ揃いで、遠距離攻撃持ちの【リリパット】や、倍速行動の【バーサーカー】【シルバーデビル】、敵を投げてくる【レノファイター】が出現する危険フロアがある。
リリパットは3~5、10、20、30、40、50、60、70Fに、バーサーカーは5、20、35、45、55、65、75、85Fに、シルバーデビルは20~24Fに、レノファイターは61~80F(75Fを除く)に出現する。
リリパットやバーサーカーが出現するフロアには【サンダーラット】も出ることが多く、【レミーラの巻物】【地獄耳の巻物】を使わない限りは【即降り】推奨である。
 
【2ダメージ化能力】を持つ【アイアンタートル】【じごくのハサミ】【潜ってかわす能力】を持つ【ようがんまじん】【ひょうがまじん】は、基本的に【爆発の指輪】以外では対処のしようがない。
逆に【はりせんもぐら】【サンダーラット】【ファイヤーケロッグ】は、【炎系】ゆえに爆発で即死しない。
それ以外にも、誘爆する【キラースター】、かっとび能力持ちの【スターキメラ】【マンドラゴラ】魔法無効【グレイトマーマン】、1マス距離を空ける【じごくのよろい】、壁を抜ける【ゆうれい】【しにがみ】遠距離から混乱させてくる【おおめだま】と、様々な難敵が出現する。クライマックスとなる98・99Fでは、なんと【ジャスティス兄】まで出てくる。
また、PS2版では群れる習性のある【ストローマウス】にも注意しよう。70~74Fに出現する。

ワナ・石像

【ワナ】は2Fから生成されるようになる。1Fでも【パペットマン】が特技を使った時のみワナが生成される。
【落とし穴】は39Fまで、【地雷】は40~79Fのみに出現する。それ以外のこのダンジョンに存在し得るワナは全てのフロアに生成され得る。
【鉄球のワナ】【封印のワナ】の存在があるので、ポポロ異世界と同様にワナチェックは必須である。
【ワナ増殖の石像】は一切出現しないが、【アイアンアント】【バーサーカー】が出現するフロアでは部屋の入口もワナチェックを行った方が賢明である。
封印のワナで【爆発の指輪】を封印されると、基本的に敵から攻撃を受けると即死なせいで封印を解除不能になってしまう。【合成の壺】で他の封印されていない【指輪】と合成すれば解除可能だが、爆発の指輪は念のため2個以上入手しておきたい。
【オニオーン】は1ダメージしか与えてこないので、コイツを封印、もしくはバーサーカー状態にしてわざと殴られる解除法もあるが。あまり現実的な方法ではないが、【毒草】を大量に投げつけて攻撃力が大幅に下がったモンスターや、数少ない即死ダメージを与えてこないモンスターである【はりせんもぐら】にわざと殴られる、【10ダメージの石像】のある部屋でわざと殴られる解除法もある。
もちろん一番良いのは、しっかり素振りでワナチェックをして、ワナを踏まずに進むことである。封印のワナを踏んでしまう凡ミスを犯しているようでは、鉄球のワナを踏んで死んでしまうミスもいずれやらかすだろう。
 
【石像】は4Fから出現するようになる。
まぼろしの洞くつでは石像は頻出する上に何かと危険なものが多いので、不要なアイテムは投げたり振ったりして遠くにある石像を壊す、あるいはメッセージから石像の正体を判別するために使うのも良い。
使い道が少ないアイテムは【ハラ守りの指輪】【トンネルの杖】【毒草】【ザオラルの巻物】【壺強化の巻物】【ちいさなメダル】【ゴールド(アイテム)】等が挙げられる。他にも、【とびつきの杖】【万能の杖】【ひきよせの杖】【水がれの巻物】【トラマナの巻物】【ワナ作動の巻物】も需要はそこまで高くないのでそれらを使うのも悪くはないだろう。
ただし、正体が分からない石像にアイテムを投げつけて壊す場合は【投げ効果の石像】に注意。【杖】の魔法弾を当てた場合は効果を発動しないので頭に入れておこう。
【遠投の指輪】があると、部屋の外から石像を狙い撃ちできて便利。爆発の指輪で爆風を浴びせると一発で破壊できる。

宝物部屋

難易度が高い分、【宝物部屋】で入手できる指輪はいずれも貴重で、非常に実用性が高い。
30Fには二つの扉の右に【ハラヘラズの指輪】(左は【毒草】でハズレ)、70Fには【シャドーの指輪】、90Fには【石像よけの指輪】、98Fには【ワナぬけの指輪】の入った宝物部屋がある。
他のダンジョンの宝物部屋と違ってワナや石像は仕掛けられておらず、【カギ】で扉を開くだけで入手できる。
この4つの指輪は、ここ以外では【不思議の宝物庫】の深層で【発掘】することでしか入手できないレアアイテムである。カギの出現率もそこそこあるので、レア指輪4種同時お持ち帰りというのも夢ではない。これらの入手目的で挑む価値も大いにあるだろう。
 
特にシャドーの指輪を入手すれば、ワナチェックが不要になり精神的にかなり楽になるので、できれば70Fまでカギをキープしておこう。シャドーの指輪は【封印の洞くつ】での【パルプンテの巻物】発見に使えるなど、お土産としての価値も非常に高い。
【ハラモチの指輪】を入手できていれば餓死はほぼないので、カギが1個しかない場合は、30Fのハラヘラズの指輪はスルーするのも手。
逆にハラモチの指輪が入手できていない場合は、カギを惜しまずにハラヘラズの指輪を入手した方が良い。

攻略法

まずは【爆発の指輪】を入手してスタートライン、その後に一切ミスをせず慎重に進んだ者のみクリア可能、という苦難のダンジョン。
爆発の指輪が手に入るまではひたすら逃げ回るか、アイテムを使ってうまく切り抜けよう。
爆発の指輪は2つ入手しておくと、連続で爆発できるし、封印された時の保険にもなる。ただし上記の通り、HP1で爆発すると死ぬので気を付けること。
欲を言えば、【しにがみの指輪】【眠らずの指輪】【ハラヘラズの指輪】【シャドーの指輪】も欲しい。
しにがみの指輪があれば、水系モンスターや遠距離攻撃以外からは水路でやり過ごせる。
眠らずの指輪は【ラリホーの石像】対策に、【ハラモチの指輪】やハラヘラズの指輪は餓死対策に、シャドーの指輪は【ワナ】対策になる。
指輪以外の非消耗品としては、アイテムを多く持つための【保存の壺】が欲しいところ。
危険フロアを突破するためのアイテムも多く拾えることを祈ろう。
極力危険フロア以外では巡回し、アイテムを回収するようにしたい。危険フロアであっても、【レミーラの巻物】【地獄耳の巻物】を使った後はマップの赤い点に気を付けながら巡回したい。深層ではクリアするためのアイテムが十分揃っている場合は【即降り】でも良いだろう。
 
【階段】は極力HPが7(GBA版では5)以上になってから降りるように心掛けよう。
【開幕】に敵が複数いて数回に分けて爆破することになっても、最低2回は爆発できる。
13~16Fの場合、開幕に【キラースター】がいても1体であれば爆発の指輪で処理が可能。
他にも、【地雷】がある40~79Fでも、開幕で爆発の指輪を使って地雷が誘爆しても、1回の誘爆であればHP1で済む。
ただし、地雷が2個誘爆してしまうとたとえHP15であっても死亡してしまう。滅多に起こらないであろうが、他に打開策がない、よっぽど追い込まれた状況でもない限りは地雷の存在を確認せずに爆発の指輪を使用するのは慎むべきだろう。
ハラヘラズの指輪が手に入った後は、理不尽死に備えてHP15まで回復してから降りても良いかもしれない。
 
また、部屋に入る際は(特にハラヘラズの指輪が手に入ってからは)HP3以上で入るようにしたい。
部屋に入った瞬間に【変化の石像】【2ダメージ化能力】持ちのモンスターに変化し、同ターンに特殊効果を受けても、1回であればHP1で済む。
また、キラースターに変化すると即自爆する。こちらはHPが2以上あれば助かる。
どちらも【10ダメージの石像】がなければの話だが。
 
なんにせよ、クリアには尋常ならざる集中力や注意力、慎重性、そして運が必要。
最初は爆発の指輪が手に入るかどうかの運ゲー、運良く入手できたらそこからは集中力や注意力との戦いがメインとなる。
逆にいえば集中力や注意力がものをいうため、人によっては数回でクリアできるが、逆に数十回挑戦してもクリアできない人もいる。
プレイヤー自身のコンディションに最大限に注意を払おう。疲れたら中断。眠くなったら眠る。酒を飲んだときにはやらない。

同じく持ち込み不可でLv1スタートの【異世界の迷宮】とどちらが難易度が高いのか、と言われると微妙な所である。
「異世界の迷宮より難しい、トルネコ3最難関ダンジョン」と評する人もいれば、「異世界の迷宮よりは楽にクリアできた」と言う人もいる。
プレイヤーの性格によって、異世界の迷宮より簡単と感じるか、難しいと感じるかは変わってくるだろう。
「普通に挑む分には異世界の迷宮よりマシだが、成す術無く低層で死ぬことが多い分、【バリナボチャレンジモード】ではまぼろしの洞くつの方が鬼畜」と言われることも。

まぼろしの洞くつでよくある死因

ちょっと気を抜いて通路を歩いていたらモンスターに先制攻撃されて死亡

通路を歩いていてモンスターに出くわしたので後退したら他のモンスターに追尾されており殴られて死亡

HP1の状態で【爆発の指輪】を装備して死亡

うっかり爆発の指輪を外し忘れ、そのままHP1の状態で爆発して死亡

爆発の指輪を装備したが、【地雷】が誘爆して死亡(地雷は40~79Fに出現)

【10ダメージの石像】がある部屋で爆発の指輪を装備して死亡

爆発の指輪を使用したことにより自分のいる場所が部屋の一部となり、部屋に10ダメージの石像があったことにより死亡

【封印のワナ】で爆発の指輪を封印され使えなくなる

隣接しているモンスターにアイテムを投げたが外れてしまい、攻撃されて死亡

HPが減った状態で【鉄球】のワナや【落とし穴】を踏んで5ダメージ、死亡

HPが減った状態で【満腹度】が0になり、空腹の1ダメージで死亡

漫然と足踏み回復していたら倍速モンスターが突っ込んできて先制攻撃されて死亡

部屋の中で漫然と足踏み回復していたらかっとび能力持ちのモンスターが隣接してきて先制攻撃されて死亡

【しにがみの指輪】を装備したまま【ツルツル床】で滑り、壁にめり込んで死亡

視界の悪い場所でツルツル床で滑り、先でトゲトゲ床があったり敵が居たりして死亡

【踊りの石像】で踊らされ、アイテムを使えない状態で敵に囲まれ逃げられず死亡

トルネコで石像を押したらその石像の足元に【トゲトゲ床】があって死亡

モンスターにへんげの杖を振ったら【リリパット】に変化して矢を撃たれて死亡

へんげの杖を水晶で反射させたら【バーサーカー】に変身して敵に突っ込み死亡

1マス離れたモンスターにへんげの杖を振ったら倍速のモンスターに変化して攻撃されて死亡

隣接したモンスターから逃げようと【ワープの壺】を押したが、他にワープの壺が落ちていない、もしくは他のワープの壺の上にモンスターが乗っており、ワープできずに死亡

ワープしたが、ワープ先のすぐ隣にモンスターがおり、攻撃されて死亡

……など、ちょっとした凡ミスで死ぬので全く気が抜けない。
【世界樹の葉】は入手不可能なので、こういった凡ミスを1つ起こしただけで即終了。
特に10ダメージの石像は忘れた頃に出現する絶妙な出現率であり、【石像】の存在を見逃すと致命傷になる。
 
上記の死因は大抵はプレイヤーのミスが原因であり、意識して気を付けて進めば防げるものが多い。

例えば踊りの石像関連の死因なら、【変身の巻物】等を【保存の壺】の外に出しておけば避けられる場合が多い。
へんげの杖関連の死因なら、リリパット出現フロアではモンスターに、バーサーカー出現フロアでは自分に、倍速モンスター出現フロアでは2マス以上離れていないモンスターにへんげの杖を使わないことで避けられる。
また、部屋の中及び部屋の中の石像の正体を確認できていない部屋から2マス以内の場所で爆発の指輪を使う場合は、自分のいる場所が爆発で部屋の一部にならないか確認してから使う。
他にも、空腹状態になる前に【パン】を早めに食べておく、ワープしたい時は直前に倍速になる、かっとび能力持ちのモンスターの出現フロアでは部屋内で足踏み回復をしない。地雷出現フロアではワナチェックせずに爆発の指輪を使わない、
通路では絶対にダッシュを使わない、特に追尾されると厄介なじごくのよろいは寝た状態で出現した奴は確実に処理か無視を徹底する、後退せざるを得ない時は後ろを鎧に追尾されていないかを確認するなど。

しかし、プレイヤーがいくら気を付けても避けようがない死因というのも度々起こり得る。

1Fでいきなり【アークデーモン】【いたずらもぐら】Lv5に隣接されていて、成す術無く死亡

どこまで潜っても【爆発の指輪】が入手できず、逃走用のアイテムが底を尽き死亡

【ハラモチの指輪】【ハラヘラズの指輪】が入手できず、パンと草がなくなり餓死

【眠らずの指輪】が入手できず、【ラリホーの石像】で自分も敵も眠ったが、敵の方が早く目覚めて死亡

【変化の石像】【バーサーカー】に変身して敵に突っ込み死亡

変化の石像で【アイアンタートル】に変身して【鈍足】による休みで攻撃され死亡、もしくは再び変化の石像が作動して2ダメージで死亡

変化の石像で【2ダメージ化能力】持ちのモンスターに変身して、同じターンに他の石像が作動して2ダメージで死亡

変化の石像で【キラースター】に変身して自爆により死亡

【遠投の石像】【身代わりの石像】が同室している部屋でリリパットが身代わりの石像に向かって打った矢が当たって死亡

部屋に入った瞬間に同じ部屋でリリパットが身代わりの石像に向かって打った矢が手前の【投げ効果の石像】に当たり、死亡

【重力の石像】がある部屋でモンスターが【鉄球】のワナを踏み、鉄球もしくは鉄球をぶつけられた敵が自分に当たって死亡

【10ダメージの石像】【マホトーンの石像】など、2つ以上の石像が1つの部屋にある複合攻撃

倍速になってからワープしたものの、ワープ先にも危険な石像やモンスターがいた

開幕部屋に複数の敵がいて逃げる場所がなくて死亡

……など、理不尽死も多数起こり得る。当然と言えば当然だが、ベストを尽くしても確実にクリアできるという保証はない。このダンジョンで運がないことは罪なのだ。
【2ダメージ化能力】持ちのモンスターやキラースターに変化した場合、10ダメージの石像があると、前者の場合効果を2ダメージに変換するはずが10ダメージになる、後者の場合自爆によるダメージも10ダメージとなるため更に危険。

危険フロアとその突破方法

【リリパット】が出現するフロア(3~5、10、20、30、40、50、60、70F)、倍速モンスターが出現かつ通路の視界が2マスのフロア(20~24、45、75、85F)、通路の視界が1マスのフロア(25~29、91~99F)は通路での先制攻撃の可能性が付きまとう危険フロアであり、前述の対策アイテムの使用が推奨される。
リリパットに関しては通路でなくても危険。(特に【開幕】で)正体不明のモンスターがいたら、リリパットと仮定して一直線上には並ばないようにしよう。レミーラ状態でも決して油断しないように。
倍速モンスターが出現するフロアは、視界に関係なく倍速になってからワープしてもワープ直後に攻撃される危険があるという点もクセモノ。
【レノファイター】が出現するフロア(61~80F、ただし75Fを除く)は逆に部屋に入った瞬間が危険なフロア。こちらも上述のフロアほどではないが危険度が高い。しかし、長期的に続くため全てのフロアで対策アイテムを使用するわけにもいかないだろう。長居すればするほどフロアの敵が溜まっていき、敵を投げられる危険性が高まるので、基本的には【即降り】推奨である。少しでも敵を投げられる危険性を下げるために、出会った敵は全て排除する、部屋の入り口で数ターン足踏みするなどしてみよう。
また、部屋においてマップ上で2つの赤い点が隣接しており、なおかつどちらか一方でも正体が不明な場合はレノファイターであると仮定して行動すること。

運良く開幕が【階段】部屋だったならば、対策アイテムを消費せず突破できるが、そう都合よく開幕が階段部屋、なんてことは少ないので、対策アイテムはたくさん集められるに越したことはない。

ちなみに3~5Fは視界が明るく、リリパットの出現率も低い。序盤なので、万一リリパットに倒されても諦めがつく。なので、それらのフロアでは対策アイテムを温存した方が良いのかもしれない。

リリパットや【シルバーデビル】からは、プレイヤーキャラがそれに変身することでそのモンスターからは攻撃されなくなる。それらが出現するフロアを突破する際、対策アイテムがない、もしくは対策アイテムを温存したい場合は【へんげの杖】で変身して進んでみよう。【変化の石像】があったならばそちらをありがたく使わせてもらおう。
ただし、5Fでは【バーサーカー】に変化してしまう危険があり、20Fではそれに加え、リリパットとシルバーデビルのどちらかの対策ができてももう片方の対策ができないのでこの方法はNG。
また、40Fではバーサーカーに変化する危険はないが、【モシャスナイト】がリリパットに変身して【木の矢】を撃ってくる、なんてこともあるのでこのフロアでもこの方法は使わない方が良い。

倍速モンスターが出現かつ通路の視界が2マスのフロア、通路の視界が1マスのフロアは【すばやさのたね】【ピオリムの杖】で倍速になって通路を進む方法も使える。
後者は倍速になった後に移動、素振り、移動、素振りを繰り返せば先制攻撃されずに進める。(素振り以外の行動でもOK)
 
23Fと75Fには【水路】があるので、【しにがみの指輪】を持っているなら水路を通って探索すれば、倍速モンスターに攻撃されることはない。ただし、GBA版では水路にいても【水系】モンスター以外からも攻撃されるのでこの方法はやや難しくなる。
水路内で水系モンスターに遭遇した場合、水路内で【爆発の指輪】に装備を変更すると、ワープ先で倒される可能性がある。なので、陸に上がってから爆発の指輪を使おう。直線通路に対し垂直に上陸すれば倍速モンスターに攻撃されることはない。
爆発の指輪としにがみの指輪を合成したものがあれば水路内でも安心して爆発の指輪を使用できるが、そう都合よくもう1つのしにがみの指輪や【合成の壺】を拾えるわけではない。
まあ、最悪【かなしばりの杖】【とじこめの壺】などで処理する手もあるが。ただし、どちらも出現率は低めだが爆発しか効かない【じごくのハサミ】の出現フロアであるという点に注意。

リリパット出現フロアや倍速モンスターが出現かつ通路の視界が2マスのフロア、通路の視界が1マスのフロアは【石像】を押して通路を進むという方法もある。ただし、曲がり道や、部屋の中へ石像を押し込む際は石像の横の空間に注意。石像の横から攻撃できるスペースが生まれてしまうからだ。
また、石像を押す際は、トゲトゲ床が石像の下にある可能性があるので、【トラマナの巻物】を読んだ方が良いだろう。【10ダメージの石像】なら、HPが11以上あれば読まなくても問題ないが。

【はりせんもぐら】【サンダーラット】が出現するフロアでは、それらに変身すれば受けるダメージを2ダメージに変換して即死を防ぐことが可能。これは危険フロアではなくても使えるテクニックなので頭に入れておこう。もちろんバーサーカーが出現するフロアでは使わないように。また、【だいまどう】【催眠攻撃】などの特殊効果は防げない点や、10ダメージの石像の存在には注意。

モンスターへの変身を解除してもターンは消費しない。よって、【浮遊系】や水系のモンスターに変身してから水路に入り、変身を解除して他の部屋にワープすることもできる。

39Fまでは階段ではなくとも【落とし穴】で次のフロアに進むことも可能。【めぐすり草】【ワナ作動の巻物】を使えば落とし穴を発見できる可能性がある。ただし、ワナ作動の巻物を使う場合は【鉄球のワナ】が作動する可能性があるので注意。
3~5Fでは【パペットマン】が作った落とし穴を利用するのも良い。

【まがりの指輪】を装備してアイテムを投げながら通路を進むことで、出会い頭即死のリスクを減らせる。ただし、水路があるフロアでは確実ではない。

よく考えれば当然のことだが、「倍速モンスターが出現かつ通路の視界が2マスのフロア」より、「等速のモンスターしか出現しないが通路の視界が1マスのフロア」の方が危険度が高い。
例えば、20F~24Fはシルバーデビルが出現する通路の視界が2マスのフロア、25F~29Fは特に危険な敵がいないものの通路の視界が1マスのフロアだが、より危険なのは後者。
視界が2マスのフロアで通路で先制される恐れがあるのは倍速のモンスターからだけだが、視界が1マスのフロアでは徘徊する全てのモンスターに通路で先制される危険があるからだ。
なので、【レミーラの巻物】などの対策アイテムが不足している場合は、20F~24Fより25~29Fでの使用を優先すべきだろう。
ただ、20F~24Fで対策アイテムを出し惜しみした結果シルバーデビルに倒されてしまったら元も子もないので、このあたりは悩みどころ。
20Fはリリパットとバーサーカーも出るので対策アイテムの使用が推奨されるが、21F~24Fは状況次第。前述の他のテクニックを利用することも考えたい。
今を生き残るために出し惜しみせず使っていくか、後で楽をするためにリスクを抱えつつ温存して進むかはプレイヤーのプレイスタイル次第だろう。

開幕の対処法

まぼろしの洞くつでも、【開幕】のモンスターや【石像】の配置はかなり重要になってくる。

一番危険な開幕は、開幕の部屋に危険な石像や正体不明の石像があり、尚且つモンスターもいる場合である。特に正体不明の石像がある場合、それが何の石像であっても問題のない行動を取らなければならない。
【10ダメージの石像】があれば【爆発の指輪】による対処はできないし、【マホトーンの石像】があれば【巻物】【杖】による対処はできない。
モンスターに関しても、遠距離から状態異常にしてくる【サンダーラット】【おおめだま】、かっとび能力持ちの【スターキメラ】【マンドラゴラ】、敵を投げてくる【レノファイター】が特に危険である。

開幕でモンスターと隣接しており、なおかつ正体不明の石像がある場合は、そのモンスターに【とじこめの壺】を投げて対処しよう。他のアイテムは投げても外れる可能性があるので厳禁。ただし、【2ダメージ化能力】持ちのモンスターにはとじこめの壺も効かないので、その場合は【すばやさのたね】を飲んで倍速になってから【ルーラ草】を飲んで逃げよう。倍速でないと、ワープ先がモンスターの隣だと危険だからである。

正体不明の石像があるものの、モンスターと隣接していない場合は、まずは適当な杖や要らない巻物を使ってその石像がマホトーンの石像であるかどうかを確かめよう。マホトーンの石像は出現率が高いためである。
石像が1個しかない場合、それがマホトーンの石像だと判明すれば、爆発の指輪による対処はできることが分かる。
例え開幕に石像が複数個あっても、適当な杖や要らない巻物を使うことでマホトーンの石像の有無は一発で確認できる。マホトーンの石像がないことが判明すれば、【まものしばりの巻物】【変身の巻物】【かなしばりの杖】など、かなり多くの対処アイテムが使えるようになる。

マホトーンの石像があり、なおかつ【炎系】のモンスターがいる場合は、【草】やとじこめの壺を投げて対処しよう。ただし、隣接している敵にはとじこめの壺以外は投げるのは厳禁。外れてしまうと反撃されて終わりである。【はりせんもぐら】相手ならHP次第では攻撃されても即死しないが。
はりせんもぐらやサンダーラットは10ダメージの石像があれば通常攻撃したり、不要な巻物などを投げたりするなどして一撃で倒せるので、頭に入れておくと便利かもしれない。ただし、通常攻撃する場合はこちらのHPが11以上ないとこちらの攻撃が外れたら反撃されて終わりである。

10ダメージの石像があり、なおかつ2ダメージ化能力持ちのモンスターがいる場合は、アイテムではおろか爆発でもモンスターを処理することができず、石像を壊す(もしくはモンスターに壊してもらう)、通路に逃げる、【透明】になる、ルーラ草で逃げるなどくらいしか対処法がない。
通路に逃げる場合、通路の入口が遠いといちいち【ワナ】チェックをしていては逃げ切れないだろう。この場合、【めぐすり草】を飲むか、適当な杖を通路の入口に向かって振ればワナチェックを簡単に行える。後者はマホトーンの石像がなければの話だが。また、杖の魔法弾が飛ぶ先に水晶がある場合、もしくは水晶があるかどうかを確認できていない場合、【万能の杖】【場所替えの杖】【ひきよせの杖】など、跳ね返ってきても問題のない杖を振ろう。【とびつきの杖】もこの場合は数少ない使える機会かも。間違っても【かなしばりの杖】など、跳ね返ると危険な杖を振ってはいけない。
また、通路の中に向かって杖を振る場合は、万能の杖を使おう。この場合、ひきよせの杖やとびつきの杖は振るともしモンスターに魔法弾が当たったら危険なので使用は控えよう。場所替えの杖も場所替え先でモンスターと隣接してしまう危険もあるのでNG。
ルーラ草で逃げる場合は、前述の通り事前に倍速になっておこう。すばやさのたねを飲むか、【ピオリムの杖】を反射すれば倍速になれる。後者はマホトーンの石像があったり、反射できる水晶の存在が確認できなかったりすると使えないが。
なお、2ダメージ化能力はマホトーンの石像があると無効化され、その場合は草やとじこめの壺を投げることによる対処ができるので頭に入れておこう。

また、【地雷】があるフロアでも、開幕で周囲のワナチェックをせずに爆発の指輪を使うのは厳禁。
この場合、めぐすり草を飲んでワナの存在を確認するのが最適だろう。

GBA版

GBA版では、【エクストラモード】用のリメイクダンジョンとして【まぼろしの試練】が登場する。
まぼろしの洞くつ自体は、根本的なルールは変わっていないが、細かな仕様変更点が結構ある。
 
1.爆風でHPが1になるラインが変わった

PS2版では、HP6以下の状態で爆発するとHP1になったのに対し、
GBA版では、HP4以下の状態で爆発するとHP1になるように変更されている。
HPが5以上あれば、【爆発の指輪】で爆発してもHPは2残る。HPが2以上残るように爆発すれば、【キラースター】【地雷】による誘爆死のリスクが減るので、易しくなった変更点と言える。

2.変化の石像が出現しなくなった

【へんげの杖】同様、仕様が変更されたためか、削除されている。
上記の理不尽な即死事故が減ったという点では易しくなったが、便利な特技を持つモンスターに変身したり、【リリパット】【シルバーデビル】に変身して危険階を突破したりするという使い道もあったので、完全に有害な石像だったとは言えない。
 
3.へんげの杖の仕様変更

へんげの杖による変化先に、【変身の巻物】と同じ10種類のモンスターが追加された。
そのため、【ドラゴン】【シャドー】なんかに変身される可能性もあり、敵に振るのは非常に危険である。
PS2版では変化の杖が有効だった【ファイヤーケロッグ】の対処法が1つ減ってしまったことになり、ますます難敵と化している。
逆に【水晶】の反射を利用してプレイヤーに当てた場合も、シャドーや【ゴースト】に変身できる可能性がある。
GBA版の変化の杖は、自分が変身して使うものと割り切るべき。

4.通路の視界が2マスのフロアであっても、部屋にいる場合、通路は1マス先までしか見えない

最も重大な変更点。これが原因で通路の視界が2マスのフロアでは、部屋を出た瞬間に先制攻撃を受ける可能性がある。
「通路に入る前にアイテムを投げて敵の有無を確認する」などの対策を取った方が良いだろう。
【ゆうれい】が出現する41F~50Fが特に危険である。

5.水路にいても水系モンスター以外からも攻撃される

しにがみの指輪で【水路】に逃げてモンスターを避けるのがやや難しくなった。
特に【浮遊系】のモンスターから逃れたり、【はりせんもぐら】【サンダーラット】を一方的に攻撃したりするのが難しくなってしまったのが重大な点。

6.トルネコも石像が押せなくなった

これにより、石像を押して危険階の通路を進むというテクニックは使えなくなった。
しかし、上記のように石像の足元の【トゲトゲ床】を見逃して死ぬ可能性があるので、【トラマナの巻物】を読まない限りは押さない方が良い。よってそれほど大きな影響はない。

7.ポポロの「トルネコよりモンスターの追跡を撒きやすい」という特性が削除

このため、GBA版ではポポロで挑むメリットが完全に消失し、トルネコの完全下位互換となってしまった。
縛りプレイなどの何らかのこだわりがなければ、トルネコで挑むのが無難。
 
8.全フロアで普通のBGMが流れるようになった

残念ながらGBA版では、90F以降で【邪悪な風穴】のBGMや【最後の戦い】が流れなくなってしまった。静粛だったPS2版と比べて緊張感は薄れているが、これはこれで緊張がほぐれてプレイしやすいという意見もある。

PS2版とどちらが難易度が上かは一概には決められないが、特に4番目の視界に関する変更点が原因で、GBA版の方が難しいとよく云われる。

GBA版の危険フロアとその突破方法

GBA版では通路の視界が2マスのフロアであっても、部屋にいる場合は通路は1マス先までしか見えない。
基本的にはそのフロアでは【爆発の指輪】で安全に入れる通路を作ったり、部屋を出る前に通路に向かってアイテムを投げるなどして敵がいるかどうかを確かめたりすれば良いのだが、壁抜けモンスターが出るフロアではそうはいかない。
【しにがみ】が出現するフロアは視界が明るいので問題ないが、【ゆうれい】が出現する41~50FはGBA版では危険なフロアとなってしまう。45Fと50Fは元々危険フロアであるためPS2版より危険フロアが8フロア多いということになる。
 
【変化の石像】でゆうれいやシャドーに変身して進むのが安全……と言いたいところだが、上記の通りGBA版には変化の石像が出ない。
【変化の杖】で変身するという手もあるが、数十種類のモンスターが存在する中でピンポイントにゆうれいに変身するというのもかなりの運が必要。変化の杖の消耗が激しいのが難点。
危険なのは部屋を出る時だけなので、レミーラの巻物や倍速になれるアイテムを使用するのは勿体ない。
危険を覚悟で部屋を出つつ、即降りでできるだけリスクを減らすというのも一つの手。

BGMと背景

このダンジョンは89Fまで一切BGMが流れず、環境音が延々と続くため常に緊張感がある。
30Fまでは背景はランダムであるが、31Fに到達すると46Fまで【海底山地 山頂部】の背景で固定となる。
47F(GBA版では48F)に到達すると、茶色い床と橙色の壁の背景に変わる。このフロアから壁や床の背景が歪み始めるようになり、「まぼろし」の名称の由縁を感じさせる。
57F(GBA版では59F)に到達すると、灰色の遺跡のような背景となる。
69F(GBA版では72F)に到達すると、トルネコ1の【氷のダンジョン】を彷彿とさせる、美しい水晶のような水色の背景に変わる。マップが見えにくくてちょっと困るが。
88Fに到達すると、87Fまで延々と流れていた風のような環境音から【密林の墓場】9~11Fの環境音に変わる。
ラストスパートとなる90Fに到達すると、長い沈黙を破り【邪悪な風穴】13~16FのBGMが流れ出すと同時に、青い床と橙色の壁の背景に変わる(GBA版ではこの背景は使われておらず、背景は89Fと同じまま。)
90F台後半となる95Fに到達すると、黒い大理石のような床と、壁の中を銀河のような宇宙空間的な風景が現れては消えつつ流れる極めて幻想的な背景に変わる。(GBA版ではこの背景も使われておらず、代わりに邪悪な風穴の13~16Fの背景となる。)
98Fに到達すると、ラスボス戦のBGMである【最後の戦い】が流れ出す。【ジャスティス兄】も登場する。

このように背景やBGMが非常に凝っており、制作者の演出面での気合いを感じさせる。
特に(PS2版の)47F以降の背景はいずれも他のダンジョンでは見ることができないため、一見の価値あり。
もっとも、その気合いをもう少しダンジョンの難易度調整に使って欲しかったところだが……。

余談

レベルアップしない仕様はモンスターにも適用されているらしく、ここに出てくる【バーサーカー】は同士討ちで敵を倒しても強化されない。強化されなくてもプレイヤーが殴られれば即死なので、攻略にはあまり関係ないが。
 
まともにモンスターと戦えばまず即死、「戦う」のではなく「逃げる」のがメインであることなど、【いけにえのほら穴】とダンジョンのコンセプトが似ていると言えなくもないが、あちらは【とじこめ投げ】など理不尽な即死要素が多い分、全4階のみ。
まぼろしの洞くつはいけにえほどモンスターの殺意は強くないものの、全99階という長丁場な点が難易度を大きく上げている。
 
「逃げ」をコンセプトとするダンジョンは、本作に先駆けて『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』に「壺の洞窟」が登場している。
まぼろしの洞くつと攻略法はだいぶ異なるものの、【とじこめの壺】の出現率が高い点は共通している。