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【交響組曲ドラゴンクエストシリーズ】

Last-modified: 2018-12-09 (日) 15:28:12

概要 Edit

ドラゴンクエストシリーズの楽曲をオーケストラ演奏用の組曲として【すぎやまこういち】自らの手で編曲された一連のシリーズである。
本編シリーズはこれまで全作品が録音、CD発売されており、ファンにはおなじみのアイテムとなっている。
また、ファミリークラシックコンサートと題して各地で演奏されており、そのチケットは販売開始即日完売するなど争奪戦の様相を呈しており人気を博している。
CD版の指揮は全曲すぎやまこういち。彼の主催のコンサートでも基本的に本人の指揮であったが、高齢ゆえ体力的にやや厳しいということなのか、近年は別の指揮者に一任して本人はいくつかの曲を振るに留まることも多くなって来ている。
 
「交響組曲」という名からも分かる通り、組曲として複数の曲を繋げるように一曲にまとめてある楽曲も多く、繋ぎ部分では本編では聴く事の無いフレーズが聴けたりする。
リメイク版での音源は基本的に交響組曲版での編曲を準拠としている。また、本編では流れない楽曲の"続き"に相当するパートも書き下ろされる事があり(初期作品に多い)そのパートがリメイク版では含まれている事も多々ある。
PS2版DQ5で交響組曲版の生演奏の音源が初めてBGMとして使用された。以降本編や外伝で度々生演奏音源が使用されている。
 
交響組曲への編曲に当たっての編成は、以下の通り。
木管楽器:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、バスーン2
金管楽器:ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1
弦楽器:第1バイオリン14、第2バイオリン12、ビオラ10、チェロ8、コントラバス6
打楽器:パーカッション4
いわゆる変則2管編成(通常の2管編成に比べると、トランペットが1本多い)である。
また、フルート奏者はどちらもピッコロへの持ち替え、第2フルート奏者はさらにアルト・フルートへの持ち替え、
第2オーボエ奏者はイングリッシュホルンへ、第2クラリネット奏者はバス・クラリネットへ、第2バスーン奏者はコントラバスーンへ、
第1トランペット奏者はピッコロ・トランペットへの持ち替えがある。
 
元々すぎやまはDQ1の頃からオーケストラで実際に鳴らす事を想定しながら作曲しており、その為もあって原曲のイメージを大きく損なうような事はほとんどないと言って良い。
しかしFC音源で聞き馴染んだ曲をオーケストラの生演奏で聴く事による変化の衝撃は凄まじく、当時のCDはアルバムのチャートで一位を獲得した事も何度もあり、DQ3に至っては60万枚を売り上げているほど。
そういった快挙を受けて、日本レコード大賞(DQ1,2,3まとめて)や日本ゴールドディスク大賞(DQ3、DQ4それぞれ)を受賞するなど、ゲーム音楽の域を超えた人気を誇った。
 
クラシックなどで敷居の高いイメージのあるオーケストラコンサートへの入り口として貢献しており、全国各地のオーケストラのレパートリーの一つとして数多く演奏されている。
 
CDの録音を担当した楽団は【NHK交響楽団】【ロンドンフィルハーモニー管弦楽団】【東京都交響楽団】とそうそうたる顔ぶれ。
最初に担当したN響はDQ3~5を、その後を継いだロンドンフィルはDQ1~7までの録音・販売がされており、現在全シリーズの楽曲を聴けるのは都響版だけである。
楽団ごとに大分違いがあるのでその辺を聴き込んでいくのも乙である。