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【小説ドラゴンクエスト】

Last-modified: 2019-05-06 (月) 18:43:47

概要 Edit

DQシリーズのノベライズ版。
DQ1~7につき、それぞれ出版された。
DQ8以降については出ていない。
ほか、ロト編の前史に当たる【ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説】もシリーズの一環と言える。
ちなみに小説をベースとしたドラマCD(【CDシアター ドラゴンクエスト】)もリリースされた(DQ1~6)。
 
著者はDQ1~3のロト編は【高屋敷英夫】、ルビス伝説およびDQ4~6の天空編は【久美沙織】、DQ7は【土門弘幸】が担当。
作品によっては設定協力・協力として【横倉廣】がクレジットされている。
 
挿絵はテイルズ オブ シリーズで有名なイラストレーターの【いのまたむつみ】がDQ1~7まで全て担当。
【鳥山明】とは正反対の繊細なタッチの絵で美しくかわいいキャラの描き方をする。
ただし文庫版及び7のハードカバー版までで、新書版1~6は椎名咲月、新書版7は【鳥居大介】のイラストに変更されている。
 
主人公などの原作ゲーム内において決まった名前を持たない人物にもそれぞれ固有の名前がつけられており(【小説ネーム】)、一部のファンからは公式設定のように扱われている。
1~4は【竜王六魔将】【ピサロナイト】に見られるように、【知られざる伝説】【モンスター物語】【アイテム物語】と設定が共通している。
他方、知られざる伝説のロト2とDQ5では、設定の共有が失われている(【ゆきのふ】等)。
 
ゲーム本編で語られなかった斬新な設定、世界観、主人公らの心理描写、魅力的なキャラクターなどによってゲームとはまた違った味わいがある。
一方で、作家ごとに結構クセがあるのも特徴。まあどんな作家でも作風等に何かしらのクセや個性は出るものだが、例えば……↓
(ロト編)

  • 「淡々としすぎていて脚本を読んでいる感じ」(実際、高屋敷の本職は小説家でなく脚本家)
  • 「オリジナルキャラクターが目立ちすぎ」(メインキャラなどはおろか、時に主人公すら踏み台にする)
  • 「設定や原作の名詞などの整合性が所々とれていない(特にDQ3)」

(天空シリーズ編)

  • 「キャラへの偏愛や耽美な設定が多い」(DQ4や、DQ5の【ピエール】等)
  • 「原作には無い強引なカップリングが目につく」(DQ7でも傾向有り)

(DQ7)

  • 「重要イベントをすっ飛ばしすぎ」

といった批判意見も上がり、賛否両論の媒体でもある。
 
DQ8以降で出ていない理由としては、すでにDQ7でゲームの容量を小説がカバーし切れなくなったことに加えて、8以降は3Dモデルとムービー使用によりゲームの表現力が向上した結果、小説を自由に創作する余地がなくなったことが考えられる。実際、どう書いたって「ゲームのまんま」か「コレジャナイ」のどっちかにしかならないだろう。
逆に言えば、ゲームの表現力とプレイヤーの想像力との大きな落差に誕生したのが小説および『知られざる伝説』『モンスター物語』『アイテム物語』といった物語群であったと言える。

刊行形態 Edit

DQ1~6まではハードカバー版の刊行後、時間をおいて文庫化され、2000年頃に新書版として刊行された。
DQ7は文庫化されず、ハードカバー版と新書版のみ。
ルビス伝説はハードカバー版と文庫版があるが、新書版は出ていない。
なお最初のハードカバー版と、文庫・新書版では、加筆修正によって内容が変化している部分がある。

2016年現在でも、新書版ならばスクエニe-STOREなど一部店舗で新品の入手が可能。
2016年にはドラクエ30周年の一環で、ロトシリーズのハードカバー版をセットにして復刻し、スクエニのオフィシャルショップ限定で販売(ただし本文は新書版準拠であることが巻末に記載されている。このために作者の後書きは無い)。収納ケースの装丁は、いのまたむつみ新規描き下ろしイラストとなっている。

加筆修正による差分 Edit

DQ1 Edit

DQ2 Edit

  • 【りゅうおう】を悪の権化に育てた「大冥界の支配者である大魔神」が、ハードカバーでは【シドー】と明記されていた。
    文庫版以後は「魔界の支配者の大魔神」となってシドーの肩書も破壊神と書かれるようになり、両者の関係性が断言できない曖昧な形にされた。

DQ5 Edit

どちらかというと新書版ではカットされた部分が多い。

  • 【パペック】の火葬シーンがカット
  • リュカが戦闘中に顔に傷を負う(とお揃いなので誇らしげにしている)シーンがカット

DQ7 Edit