【女神の果実】

Last-modified: 2024-10-19 (土) 08:44:50

DQ9

DQ9に登場する重要アイテムの一つ。
【天使界】【世界樹】に実る、神秘的な力を秘めると言われている黄金色の果実。
DQ9における最重要アイテムとも言える品で、タイトルロゴにも描かれているリンゴに似た金色の果実がそれ。
この果実が世界樹に結実するところから物語は始まる。
 
【天使】たちにより集められ、【世界樹】に捧げられた【星のオーラ】の力が凝縮されている。
言うなれば「世界樹の実」。
これを実らせることが、天使たちの当面の目的である。
ただし、これが実るまでには至ったものの、天使界を襲った謎の光により、果実は地上に四散してしまう。
以後終盤に到るまで、この果実を回収することを目標に旅を続けることになる。
 
口にした者の願いを(かなり無茶な物でも)叶える力を持つ。
ただし、よほど清らかな心の持ち主でない限り、果実の強大な力に振り回され暴走する場合が多いようだ。
実際、作中で食べた者の半数以上が凶悪な魔物になっている。
作用した結果の表面だけを見た場合、【進化の秘法】【マ素】もびっくりの凶悪アイテムだと言えよう。
また、実際に口にする必要はないらしく、溺死寸前で何かを口に入れる余裕など無かったはずのオリガの父や、食べることはなく願っただけの【マキナ】や、すでに故人であり果実を(物理的な意味で)食べることなど不可能だった【エルシオン卿】さえ果実の力を得ている。
果実の一部だけ食べても効果が発揮されるようで、アノンは切られた一欠片で変化している。
あまりに絶大な力を持つため、案の定、魔帝国ガナンに狙われることになる。
 
作中に登場する果実は全部で9個。
まず物語序盤に7個が結実したものの地上の世界各地へと落ちてしまい、各地域ごとのイベントに関わってくる。
女神の果実の使用者とその経緯は以下の通り。

使用者願い事使用した結果
【ダーマ神官】人々の役に立つための力を願った力に飲まれて【魔神ジャダーマ】に変貌し、逆に人々を支配しようとした
【オリガ】の父死の間際に偶然果実を手にし、咄嗟に娘の今後の生活を案じた気が付いたら【ぬしさま】(1戦目)となって、娘(および【ツォの浜】)に毎日魚をもたらした
【ラボオ】【石の町】をずっと存続させたいと思った本人の意図とは別に【石の番人】が出現する
【マキナ】人形の【マウリヤ】とお話をしたかったマウリヤに命が宿り自立運動や会話をするようになった
【アノン】【ユリシス】に求愛し、彼女を幸せにするため人間になろうとした実際はドラゴン系の大型モンスターになる(会話は可能)
【テンツク】一人ぼっちで怯える自分が嫌で力を欲した【呪幻師シャルマナ】として【カルバドの集落】の支配を画策
【エルシオン卿】【エルシオン学院】の生徒の質を良くしたかった【魔教師エルシオン】となって、教育と言う名の虐待行為に及ぶ

これらはチカラに飲まれて、あるいは感情的に暴走して騒動に至り、マキナ(マウリヤ)以外はそれぞれ各地域のボスとして【主人公】に立ちはだかる。
それでも石の番人(ラボオ)を除けば改心あるいは願いを叶える事には成功し、結果に満足あるいは騒動が落ち着いたことに安堵して、主人公へのお礼として果実を渡してくれる。
またこれらの使用者の多くは主人公と出会う時点では故人であったりアノンのように言葉を話せない者であり、果実の力によって意思疎通が可能になったために各々の秘めたる思いや最期の遺言を残すことができた。
 
終盤には、これまでの主人公の冒険によって救われた人々の思いからもう1つの果実が生まれ、主人公の運命を変えると同時に【堕天使エルギオス】を倒すための最終手段「天使である主人公を人間にする」という願いのために用いられる。
エンディング後には本物のぬしさまからさらにもう1つの果実を手に入れ、人間になった際に失った天使としての能力を再び取り戻すことができる。
このように主人公が2つも食べることになるのだが、暴走する様子はみられない。
天使に対しては作用の仕方が異なる、という解釈も可能だが、やはり主人公の純真な心ゆえと信じたい。
 
9個目は他の果実とは別物のようで、食べた後にセレシアに会うとその存在を把握していなかったような反応をする。
事実セレシアが世界樹から人間形態に戻った後に結実している。
これに関し、ダーマの宿泊客は星ふぶきの晩に空に上り損ねた光がその正体ではないか、と推察している。
昇天できなかった天使といったら【イザヤール】を置いて他にいない。
しかし彼は後に生き返るので、イザヤールそのものとか魂とかではなく、天使としての力が果実になり、それが主人公に受け継がれた、と考えるのが自然だろう。
  
なお、女神の果実の力を制御できずに暴走した者達でも、事件解決後には本来の願いが叶っていると解釈できる部分は多い。
エルシオン卿やアノン辺りはその好例と言える。

DQ10オンライン

よく似た形状や名前の【創世の果実】が登場。
プレイヤーはこれを食べることで【最大レベル】99の壁を破る。
 
また、Ver.6.4のメインストーリーにて、女神【ルティアナ】が見せた回想シーンに登場した、「天の賜物たる果実」も形状や食べた者に与える効果が絶大である点が女神の果実とよく似ている。

DQ11(3DS版)・DQ11S

クエスト【消えた女神の果実を追え!】でイザヤールから捜索を依頼される。
スライムが食べてしまい、【終焉竜エンドラゴン】と化すという、DQ9と似たようなパターンであった。

イルルカ

【ドークの館】にDQ9を象徴するアイテムとして登場。
パッケージにも描かれ、最初から最後まで登場し続ける女神の果実は最もふさわしい物だろう。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.73
レアリティトレジャー
カテゴリーレジェンド
コレクション伝説のだいじなもの
標準価格8,900,000G

ウォーク

メインストーリーにて、困っている人々を助けると「光る花びら」が手に入る要素があり、DQ9で星のオーラや女神の果実を集めるのと類似している。
9章の最後に7枚の花びらが集まって一輪の花「かがやきの花」が完成する。【サンディ】らしき声いわく、その花はやがて女神の果実になるかもしれないとのこと。
 
その後、3周年記念イベント「黄金の勇気」でついに女神の果実そのものが重要アイテムとして登場。
導きに従って訪れた黄金島で女神の果実を見つけるも、黄金島のカジノやコロシアムに集った人々の欲望や絶望、恨み憎しみを集めることで「邪心の果実」へと変異させ、たましいの存在に留まっている大魔王の復活に使われようとしていた。
四天王・灼爍天ブレアの強襲を受けて命の危機に瀕した主人公のもとへ女神さまの声が届き、かがやきの花が女神の果実へと変化。主人公を瀕死の状態から覚醒させた。
(シナリオ上では力も覚醒した描写はあるが、ゲーム上のパワーアップは見られない。一応、同時期に特級職が実装されてはいる。)
なお、本イベントでは花びら集めのころから物知り気なバニーのお姉さんが登場するのだが、一連の事態に対して明確に知っている言い方をしつつも「今はまだ何も言えない」と主人公たちに謎を残している。
 
更に、2024年の5周年イベント「魔王誕生」では「希望の樹」を育てるイベントを進め、錬金を行うことでアクセサリとして入手できる。
希望の木に集う人々の依頼を達成することで進行するイベント形式となっており、こちらでも前述の類似性を踏襲している。
依頼クリアを重ねて樹を育てることで「きらめきのつぼみ」を入手し、その後「かがやきの花」のレシピを入手していのちのかがやき2つを揃えて錬金、
更にイベントを進めて「女神の果実のレシピ」を入手し、いのちのかがやき2つを揃えて錬金することで女神の果実が誕生する。
星5のアクセサリで、装備することで魔王ラスヴェーザが使う味方全体への天候変化のダメージの威力を大幅に軽減し、????系へのダメージが5%増加する。
前者は灼熱の太陽又は混沌の雹使用後に領域変化で毎ターン受けるトラップダメージを指し、対策なしだと毎ターン300程度も受けてしまう。
かがやきの花の時点でこれを半減し、更に女神の果実では2桁程度にまで抑える。????系への威力増加もあるので、ラスヴェーザ以外の魔王相手にも使っていける。

タクト

2022年3月4日開催の「ドラゴンクエストIXイベント」にて登場。クエストをクリアすることで、ごくまれにドロップする「終わりなき秘境の地図」を1枚消費し「宝の地図が示す先 アユルダーマ島の秘境」をクリアすることで1つ入手できる他各コンテンツのミッションでも入手可能。「女神の果実交換所」で【虹色のオーブ】や「各系統のかけら」と交換できる。