【マ素】

Last-modified: 2024-02-25 (日) 01:36:31

概要

DQMJなどに登場する謎の物質。
【モンスター】の力の源らしく、人間にとっての血液のようなものらしい。
「魔物」に関わる「元素」といったところだろうか。
 
J1のラスボス戦では、実際にモンスターがマ素のおかげで元気になるため、こちらのモンスターが全快した状態で戦える。その反面、触れた者に悪影響を与える汚染物質のように描かれる事もある。
 
ジョーカー1・3以外の作品で登場することはほとんど無いが、考察等では度々登場する。
モンスターの力の源という大がかりな設定ゆえ、モンスターの様々な要素に絡めやすいからだろうか。
DQ9・10やリメイク版DQ7などにもスライムマデュラが登場するので、これらの作品にもマ素が存在する可能性はある。

DQMJ

本作が初出で、ストーリーや設定の核をなす重要な要素として登場。
GPにおいて集めることとなる【マデュライト】はこれが結晶化したもので、【神獣】は「【カルマッソ】はなんでこんなものを集めているのか」と疑問に思っていたようだ。
魔物を仲間にする【スカウトリング】は魔物の体内からマ素を減少させる事で人に懐かせるという仕組みのようである。
したがって、マ素自体は魔物の闘争本能を刺激するようなものだと考えられる。故にカルマッソの目標だった魔界の門が開かれて地上にマ素が溢れ返ると、人に従順だった魔物も言う事を聞かなくなってしまい、終いには暴れまわってしまうのではないかと推察されていた。
 
ジョーカーにはこれに関係したモンスターが何種類か存在し、マ素を浴びて巨大化した【もりもりスライム】【もりもりベス】、体そのものがマデュライトでできている【スライムマデュラ】などがいる。
他には【キングスペーディオ】をマ素で汚染すると【デモンスペーディオ】になる。
【ガルマッゾ】の体表に浮き出た黒い物体や、周囲に浮かび上がる黒い水玉もおそらくこれだろう。
人間には非常に有害であり、大量に浴びてしまうとモンスターになってしまうらしく、 カルマッソはこれを大量に浴びたせいで本当にモンスターになってしまった。 もっとも、本人は喜んでいたが……。
この事から、性質としてはDQ4の【進化の秘法】に近いものがあるのかもしれない。

DQMJ3

舞台はジョーカー無印の遥か未来。本作でもストーリーに関わる要素として登場。
これに取り付かれる事で異姿となり、非常に凶暴化し精神がデモンスペーディオ化した、『ブレイクモンスター』なるものが登場する。
ブレイク化して狂った【マザー】によって産み出されていると説明されている。
作中では他に【黒鉄の監獄塔】の実験施設で魔物を凶モンスター化する実験が行われていた。
マ素で闘争本能が刺激されたせいか凶暴であり人になつくことは基本的にはなく、彼らをスカウトすることはほぼ不可能。
また、本作ではマ素に悪意を宿らせる事が出来るという設定が追加されており、ラスボスある男の悪意がマ素に宿り生まれた存在である。
裏ボスも悪意に満ちた思念をマ素に宿らせて生き延びたとある者が肉体を得て蘇ったものである。
 
【レナーテ】によると、DQMJ2までの星はマデュライトによって発達した技術を持つ人間達による戦争で荒れ果てた上、【アロマ】のセリフではマ素の汚染で人が住めない環境になったとのこと。
大量のマ素に汚染された【コア】深部は内臓や肉塊の様なものに覆われ、前々作の【ヨッドムア島】に至ってはダンジョン自体がグロテスクな生物であるため、故郷の星も悲惨な状況であることは想像に難くない。

DQMJ3P

新たにマ素結界やマデュライト晶群なるものが登場。
しかし、マ素だらけの【魔界】【魔王城】は別にグロダンジョンではなかったりする。
どうしてヨッドムア島とコアはああなったのか……。
 
そして、なんと魔王と和解してしまったために最終的に魔界の門が開きっぱなしになった。
すわ魔物たちが暴れまわるか!などと思われたがそんなことは全くなく、モンスターたちが凶暴化したりはしなかった。
それどころか魔界にいたはずの配下の魔物達も戦闘力は異常に高いが凶暴どころかセンタービルの警備員として雇われた者もいる始末で、普通に人や現地の魔物と共存が行われている。
むしろその辺のモンスターをとって食うのは魔界からやってきた連中ではなく、元からいた魔物ばかりである。
魔界から魔物がやって来ると元からいた魔物が数を減らしてしまい、魔王と和解した後も減ったままになるが、これは単にマップ上に敵シンボルを置ける数やスペースの都合であろう。
魔界の魔物達はマ素のせいか高い闘争本能があるらしいが、ようするに意識と実力が高いだけで理性もなにも失っておらず話も通じ、
誰もブレイク化をしていない上に、ブレイクモンスターと違い普通にスカウトが可能。
また、マ素がある限り大魔王もまた不滅であるという設定が加わった。
 
純粋なマデュライトの塊であるスライムマデュラも大人しい性格なので、高濃度のマ素は逆に無害なのかもしれない……。
あるいは、マ素があのような作用をしたのはそれに乗って広まったある人物の悪意によるものであり、純粋なマ素は本来無害な物質である可能性もある。
というかDQMJの時点でマ素に染まったはずの【もりもりスライム】がいたり
ラスボス戦でモンスターたちはマ素で全回復しているが特に凶暴になってはいないので、
魔王も認めている通り、結局の所本当に恐ろしいのはマ素などよりもそれを利用する人間の力なのかもしれない。

DQMSL

状態異常の一種として登場。この状態異常にする特技を習得するのは主にサブ系統が【ブレイク】のモンスターだが、例外的に極一部の【ゾンビ系】モンスターも習得する。
かかっているモンスターは紫色の霧のようなエフェクトと「マ素深度」と呼ばれる数字が付与され、マ素深度が高いほど「この状態異常のモンスターに与えるダメージが増える武器や特技」で受けるダメージが増える(マ素深度は当初は存在しなかったが、2021年6月にガルマッゾの分岐新生が実装された際の上方修正で導入された)。
当初は【タナトスハント】【ヒュプノスハント】といった状態異常特効技全般にマ素特効が適用されていたが、近年では状態異常特効でありながらマ素状態は特効の対象外、もしくはマ素状態のみの敵に対しては特効の倍率が低くなるという特技が増加している。
受けるダメージ量の増加率は「深度特効○(弱、強)」、マ素深度を上げられる上限は「深度nまで」と記載され特技や特性ごとに決まっている他、
マ素深度の上限値は5で、数字が高くなるほど深度が上がる確率が低くなっていく(0から1にするのは確実)。
この状態異常になることを聖なる防壁や闇の衣などの状態異常を防ぐ特技や特性で防ぐことは出来ない。更に前述の上方修正で、倒されて復活した場合や、【自然治癒】、一部モンスターの変身などで解除されなくなった。
【ひかりのはどう】などでは解除可能(深度が0になる)だが、最大値の5になると【浄化の洗礼】以外の特技や特性では解除できなくなる。
この状態を活かして戦うパーティは「マ素パ」などと呼ばれており、対戦では一大派閥となっている。

ちなみにクエストでも効果はあるが、過去に特定の期間限定イベントで登場したボスがマ素状態無効の設定になっていたことがある。意図的な仕様なのか設定ミスなのかは不明。
また、オフライン版のハイスコアクエストに登場する魔扉の災禍オムド・レクスは自然治癒系特性の代わりに毎ターン開始時に光のはどうを使用する特性を持っており、自身と取り巻きのマ素状態を解除してくる。