【テンツク】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:44:34

概要

DQ6、9、10、トルネコ2、3、少年ヤンガスに登場するモンスター。
何とも形容しがたい、ひょうきんともすっとぼけたとも言える容姿の持ち主であり、何がモデルになっているかも不明である。シルエットはウルトラマンシリーズのカネゴンに近い。
名前の由来は、太鼓囃子の擬音「てんつくてん」から。そのため踊り系の特技を得意とする。
 
色違いに【スーパーテンツク】【ラストテンツク】がいる。
こいつの基本色は、初期はピンクだったが最近は赤紫色。そして頭、胸、股間が茶色。
作品によって系統が異なり、DQ9とDQ10とヤンガスでは虫系、トルネコ2では悪魔系、モンスターズではスーパーテンツクが登場して獣系である。
 
ちなみにモンスターで「スーパー」「ラスト」というネーミングはドラクエの長い歴史の中でも極めて珍しく、ボスや合体モンスターなどの特殊なケースを除くと、この系統でしか見られない。
このような下位種に接頭・接尾辞をつけただけの如何にも強化版という安直なネーミングはDQ1の時代から多く見られる(スター、ロードなど)が、ラストはともかくスーパーは4文字(半濁点を入れると5文字分)も枠を使うので限られた文字数でネーミングするために避けられた事情もあるのだろう。
それ故に、この系統は斬新な響きである。
ただし今のところ、「ウルトラテンツク」は存在しない。

DQ6

【シエーナ】周辺に出現する典型的な最低ランクモンスター。
妙に腹ただしい表情だが、ある意味ひょうきんとも取れる。
攻撃の仕方もぴょーんと飛び跳ねる仕様のため、 微妙に印象に残った人も多いのではなかろうか。
 
DQ6で最初にローテーション行動を取るモンスター。
さそうおどり or 様子を見る → 通常攻撃 or 通常攻撃 → 通常攻撃 or 通常攻撃 →(繰り返し)、の3段階ローテーションで行動する。
こちらが一人の時にさそうおどりに釣られてしまうと、他の敵から一方的に攻撃を受けてしまうため注意が必要。
なお、1ターン目の行動はさそうおどりか様子を見るのいずれかを選択するが、実はどちらも【制限行動】になっているため、3匹グループだと3匹目は必ず通常攻撃をしてくる。
実力は同時期に登場する【リップス】と同じくらい。
落とすアイテムは【うつくしそう】だが、落とす確率は1/4096とこれでもかと言うくらいに低い。

DQ9

【東ベクセリア地方】【西ベクセリア地方】に出現する。
DQ9ではさそうおどりに加え、おうえんで仲間のテンションを上げようとしてくる。勿論さして脅威はない。
落とすアイテムは通常枠が【やくそう】、レア枠が【はでな服】
ちなみに、クエストNo.26【じじいとテンツク】は、ある老人から「孫にテンツクに似てると言われ悔しいからテンツクを10匹倒してきて」と頼まれるといういくらなんでも理不尽すぎる内容である。まあDQMJの【マダム・デオドラ】も確かにそう見える人だからおかしくはないのだが。
また、【呪幻師シャルマナ】の正体として登場したりする。

DQ10オンライン

Ver.4.4より登場。出現時に【ドルマゲス】に似た笑い声をあげるようになった。
行動は9と同様のさそうおどりやおうえんの他、新たに【ふしぎなおどり】【なかまをよぶ】を使うようになっている。
Ver.5ストーリーにはスッテンテンというNPCが、アストルティア防衛軍にもツック法師という名前のテンツクの亜種が登場する。
詳しくはこちらを参照。

トルネコ2

悪魔系として登場する。テンツク系の最下位種。
【踊りのゆうわく】でトルネコを踊り状態にする。
踊り状態になるとほとんどの「行動」を封じられてしまい、攻撃もできない。
周りに何もないなら移動して逃げ回ればいいが、それが出来ないならただタコ殴りにされるほかない。
また、この踊りのゆうわくは【魔法の盾】でも【わざふうじの盾】でも防ぐことはできない。
踊らされて逃げ回っている間に、同階層で出てくる【ミステリードール】【どろにんぎょう】【がいこつ剣士】に挟まれると悲惨なことになる。
特に【メイジキメラ】に口を塞がれると、文字通り何もできなくなるので結構いやらしい存在である。

トルネコ3

最大HP35、攻撃17、防御19、経験値28(LV1)。
無属性として登場する。特技はさそう踊りに改名となって継続。
やはり【魔封じの指輪】でも【技封じの指輪】でも防ぐことはできない。
クリア前は【海底山地 ふもと】5~8階のみに出現する。
トルネコやポポロが受けた時とNPCやモンスターが受けた時とでは踊り状態の仕様が異なり、踊り状態の仲間と隣接していると、攻撃を誤爆される事があるので要注意。
仲間としても誘う踊りは有用なのだが、出現場所の関係上、ポポロではクリア後にしか仲間にできない。
出現場所の関係でエンディング後でないと仲間にできない上、最上位の【ラストテンツク】が登場してからの解禁になるため、冒険の履歴埋め以外の目的で仲間にされる事はまず無い。
 
その他の出現場所としては【封印の洞くつ】34~38F。レベル6で登場するが、ここでは苦戦しないだろう。
問題は【異世界の迷宮】36~40Fにてレベル3で登場した時で、6ターンの踊り状態が怖い。
通路では挟み撃ちにされるわ、部屋では囲まれるわ……。
他にも状態異常系の敵が彷徨いており危険極まりない。
 
敵にすると厄介なのだが、初期能力が低いくせに成長の遅い【防御・晩成】なので、仲間にしてもまず戦力にならない。

少年ヤンガス

【ならくの洞くつ】で初登場。
概要の通り、何故か虫系。まあ昔の人は形容しがたい動物はすべて虫扱いされていたからそれの名残の可能性がある。
誘う踊りを失い、代わりに【ふしぎなおどり】で満腹度を減らしてくるようになった。
 
成長限界はレベル15。
デフォルトネームは♂が「テンテン」、♀が「ツクテン」。
レベル8で【スライムたたき】、15で【ハッスルダンス】を覚える。
配合パターンは【かぶとこぞう】×植物系。
植物系を相手に配合すると【うみうし】【ダンスキャロット】相手でスーパーテンツクが生まれる。

ライバルズ

第3弾「不死鳥と大地の鳴動」に収録された僧侶専用のレアカード。

2/2/3
死亡時:死亡したマスの地形を祝福の聖域に変える この効果で地形の上書きはできない

祝福の聖域はその上のユニットをの攻撃力をHPと同じにする効果。攻撃力が低い代わりにHPが高いカードもこの上に乗せれば高い攻撃力を獲得できる。
【スピリットリンク】と比べて、コストがかかる1低くユニットである点で優れているが、範囲と即時性がない点は劣る。

ウォーク

2023年5月27日開始のDQ6イベントで登場。スーパーテンツクよりも後の登場になった。
イベント期間中にときどき見かけるモンスターでフィールドに登場する。
こころは赤色でコストは92。回避率が上昇し、グレードSで敵1体を踊らせる「素敵なダンス」を修得する。