その他/【ノータッチスタイル】

Last-modified: 2022-09-22 (木) 04:28:09

TFFCC

シアトリズムカーテンコール(以下TFFCC)には4つのプレイスタイルが存在する。

  • 一つは「タッチスタイル」、タッチペンのみを使用する従来型のプレイスタイル。
  • 一つは「ボタンスタイル」、ボタンのみを使用する新搭載のプレイスタイル。
  • 一つは「ハイブリットスタイル」、タッチペンとボタンを使用する併用型なプレイスタイル。
  • 一つは「ワンハンドスタイル」、左手のみを使用する高難度なプレイスタイル。

……本来音楽ゲームであるTFFCCに存在するプレイスタイルは以上の4種類のみであった。
しかしゲームを嗜み究め続けてきたプレイヤー達は、そこにまったく新しいプレイスタイルを見出した。
『音ゲー』の常識を覆す究極のプレイスタイル――
それこそが「ノータッチスタイル」である。


どうでもいい前置きはそこそこに、「ノータッチスタイル」とはその名の通りの意味である。
つまり「プレイヤーが一切の操作を行わずにステージクリアする」というもはやゲームをしているのかすら怪しいプレイスタイルのこと。
これまでのFF作品にも「全自動ヤズマット」や「オールバーサーカー」といった自動型のやりこみがあったが、抜け道度でいえばそれらを上回るかもしれない。
なおノータッチスタイルはネタプレイのように思えるが、後述するように利点も存在する。


シアトリズムシリーズは音楽ゲームでありながら、
ステータスやアビリティの概念、モンスター撃破などでアイテム入手といったRPG要素を盛り込んだ作品として評価が高い。
ステージクリア条件も「規定スコア達成」ではなく「HPがステージ終了時まで残っている」というシステムデザインもあって、
音楽ゲーム初心者でも楽しめるよう敷居が低くなっている。
しかしこのステージクリア条件、裏を返せば「スコアはいくら低くても、HPさえ残っていればいい」という解釈ができる。
そんなクリア条件の穴を利用して、プレイヤーが一切の操作を行わずとも楽曲終了時まで生き残れるようにキャラクターやアビリティを構成したのがこのプレイスタイルとなっている。
基礎となるゲームシステムは前作と同じではあるが、
今作から大きく追加されたキャラクターとアビリティ、そしてコレカクリスタリウムによる各種ステータス値強化が可能になったことで実用化がなされた。
(ステータス上限などの点から、TFFでは実用不可能だった)


ノータッチスタイルを利用する最大にして唯一のメリットは、何の労力をせずにリズポとアイテムを入手できる点だろう。
ステージを開始した後は放置しておくだけで、数分後にはクリア画面へと移り報酬を得ることができる。
獲得上限値が大幅に増えたリズポの収集や、キャラクター強化のためのコレカ集めを勝手にしてくれるのは非常に便利である。
ただしリズポはステージ終了時まで生き残れるようにすればどのゲームモードでも入手可能であるが、
アイテムに関してはほぼBMSプレイ時に限定される。


このやり方でアイテム稼ぎを行う場合は、ほぼBMSに限定されると記述した。
理由としては、BMSで宝箱を入手するにはモンスターを倒せばよく、スコアやトリガー成功などの要素を必須としないためである。
攻撃アビリティの中にはノータッチスタイルでも発動できるものが存在するため、
それらを組み合わせればプレイヤーが何もしなくてもモンスターを倒すことができる。
他のゲームモードではスコアを伸ばしたりトリガーを成功させないと宝箱入手が厳しい性質上、ノータッチスタイルはどうしてもアイテム収集に向いていない。


裏技のようなプレイスタイルだが、実際は高ステータスとアビリティ構成による力押し、脳筋プレイに近い。
「ステージクリアまで死なないこと」を大前提としているため、その条件に見合うキャラクターを選出し、
ステータスを強化した上で投入する必要がある。
素の状態で挑んだとしても、極一部のステージ以外ではとてもじゃないがステージ終了時までHPが持たず、途中でゲームオーバーになるのが関の山だからだ。
そのため何の準備もせずにノータッチスタイルでプレイするのはほぼ不可能であり、キャラクター育成やアビリティ構築を入念に行わなければならない。
この準備こそがノータッチスタイルでもっとも苦労するところだろう。
安定して稼ぎをする場合、楽曲ごとに対応したコレカグループを一通りクリアできるようになりたい。
コレカグループの詳細は攻略wikiなどを見れば分かる。


当然だが、チェイン数やクリティカル数の記録を伸ばすのには全く向かない。
純粋に音ゲーを楽しみたい人にも全く向かない。
クエストメドレーやバーサスバトルモードなど全く向かない。
自動狩り、しいて言えばオートレベルアップに近い。


ちなみに、ノータッチスタイルでクリアーした場合のリザルトは、ランクは「F」、プレイスタイル判定は「‐」(ハイフンのみ)の表示となる。