モンスター/【ヒドゥン】

Last-modified: 2023-11-03 (金) 09:44:41

FF6

Hidon.png

Lv43、HP25000、MP121500、種族:不死。
攻撃力13、防御力110、命中100、素早さ55。
回避率0、魔力10、魔法防御160、魔法回避0。
弱点属性:炎・聖。吸収属性:毒・地。無効化属性なし。
有効な状態異常:スロウ、プロテス、レビテト、シェル、ヘイスト、リフレク。
行動:
通常時

  • 1ターン:たたかう/たたかう/バイオ

ダメージ/回復カウンター

  • 1ターン:ポイズン/何もしない/何もしない

戦闘不能かつゾンビ状態でないキャラがいる

  • そのキャラにガストスモーク(100%)

エレボスが4体共いない

  • グランドトライン未使用フラグなし:発光→グランドトライン→グランドトライン未使用フラグセット
  • 1ターン:たたかう/毒霧/吸収
    2ターン:たたかう/たたかう/吸収
    3ターン:たたかう/毒霧/吸収
  • ダメージ/回復カウンター:ポイズン/何もしない/何もしない
  • 一定時間(内部タイマー80以上)経過:エレボス復活&グランドトライン未使用フラグ解除

操る:不可。スケッチ:なぐる/たたかう。あばれる:不可。
盗み:通常枠テレポストーン/レア枠茨の冠。落とすアイテム:テレポストーン(100%)。変化:不可。
魔法修得値:6。


エボシ岩の洞窟に潜む伝説のモンスター。
見た目は、皮が剥げて骨と内臓がむき出しになった馬っぽい4つ足の化け物。
「隠れる者」の異名を持つ。というか名前が[hidden→隠れた、隠された]と、そのまんまである。
手下のエレボス4体を伴って現れる。


エレボスが全て倒されると発光し、伝説の青魔法グランドトラインを使用する。
一定時間が経つとエレボスを復活させる。
他にもバイオポイズン毒霧といった毒属性攻撃や「吸収」、ガストスモークを使用。
毒属性を吸収し、地・聖・炎属性に弱いという特徴を持つ。

悪性状態異常はスロウ以外全て無効(良性状態異常では透明も)。

  • ボスモンスターのためかアンデッドモンスターとしては珍しく即死耐性がある。このためアサシンダガーなどで攻撃しても、即死効果が発動してHPが全快する心配は無い。

HPは25000と高いが、見た目通りアンデッドなので聖水で簡単に倒せる。
グランドトラインのラーニングが必要なければ瞬殺すればよい。

  • グランドトライン使用後しばらくすると手下のエレボス4体が復活し、そのエレボスを倒すとまたグランドトラインを受けるので、なるべく早く倒したい。

ラーニングを狙う場合はオーディン(ライディーン)を召喚してエレボスの数を減らすと楽になる。


グランドトラインのダメージは950前後で、普通に進めていれば十分耐え切れる程度の威力。
「伝説の青魔法」と聞くとかなり強そうな印象を受けるが、心配する必要は無いだろう。

  • 魔法防御無視ではあるため、ドリル装備で低レベルプレイをしている時などは注意が必要。
    ラーニングを狙うならある程度育てた4人で行くべきか。もしくはグランドトラインのタイミングを見計らってジャンプで回避して、聖水なりでとどめが良いだろう。

通常枠でテレポストーン、レア枠で茨の冠コロシアムで賭けると強力なミラージュベストに変化)を盗める。
茨の冠はレア扱いだが、通常枠があるため、テレポストーンを盗むたびに根気よくやり直さなければならない。

  • 幸いセーブポイントがダンジョン内にあるため、モグモルルのお守りを使えば効率的に再挑戦できるだろう。ピクセルリマスター版では中断セーブを使えば、ヒドゥンの前から再開出来るため更に効率的。

スケッチ」でたたかうと通常使わないなぐる(通常の1.5倍威力)が使える。


倒した後サマサの村に行ってガンホーに話しかけると、8分の1の確率で「ヒドゥンが再び現れた」というメッセージが出ることがある。
これを聞いてから再びエボシ岩の洞窟に行くとヒドゥン&エレボスと再戦できる。

  • 現在はドアタイマーで生成が可能なのでガンホーの情報を聞かずとも再戦ができる。茨の冠盗みの時などには役立つ。

再び現れるのはグランドトラインが習得できなかったときの救済措置であろう。
グランドトラインって、FF6の青魔法の中では伝説のものとしてかなり重要な位置づけだから。

  • アンデッドなんだから不死身と考える方が妥当では?
  • 何の説明もなく獣ヶ原伝説の竜が出てくるよりはまだ納得はできる。
  • 茨の冠を盗めなかった時の救済と考えることもできると思う。

こいつが復活してくれるおかげで、残るボスがラスボスのみとなっても決戦を聴く事ができる。
聴くだけならサントラでもいいわけだが、実機で聴きながらバトルできるというのが肝要。

  • 世界が平和になったあとも、こいつは復活をくり返すのだろうか。
    そして、そのたびにストラゴスが倒しに行くのだろうか。

老人ストラゴスが若い頃に追い求めていたモンスターであることから、ヒドゥンもかなりの高齢であると思われる。
いや、アンデッドだから年齢は関係ないか?

  • 長年追い求めていたというんだから、さぞかし美しかったり神秘的だったりするモンスターかと思いきや、こんなグチャグチャなアンデッドだとは…。
    • 現実的な考え方をすれば、エボシ岩自体が50年も海に沈んでいたのだから、洞窟が島ごと水没してヒドゥンも溺死しアンデッド化したといったところか。
      まさに正体不明のアンデッドである。
    • ゼロムス:EGがアンデッド化したようにも見える。

それにしても、何でこんなよく分からないアンデッドが、伝説の青魔法にして、元ネタの西洋占星術においてはグランドクロスと対を為す
ご大層な技であるグランドトラインを使ってくるのか…なにやら謎だらけのモンスターである。


海外版ではHiddenではなく、Hidon(ハイドン)である。なにか商標・著作権的な制約があったか。
多くの海外版FF6モンスター名がPS、GBAと移植されるたびに見直され、より直訳化されている中で、こいつは一貫してHidonである。
ちなみにオーストリアの作曲家ハイドンはHaydn。

  • しかもストラゴスが「Hidonの名前はHiddenに由来する」とわざわざ説明しているらしい。
    名詞「Hidden」は自分の意志で隠れるのではなく、第三者が隠蔽しているようなイメージの言葉で、こいつの名前にあまりふさわしくないのかも。
    (まあ実際は、しゃべる箱にかくまわれている気もするが)
    もしくは上述の通り、映画「The Hidden」*1などの商標的な問題なのだろう。
  • ちなみにHidonでググると、こいつか別作品の「ナンダロナ」(ミミック型の魔物)がヒットする。
    この言葉は、英語圏ではスクウェアオリジナルの単語といっていいようだ。

聖と炎が弱点な敵はわんさといるが、地属性も弱点なのはこいつとエレボス(厳密には右と下の個体)のみである。
ジークフリード(本物)もそうだがほぼ無意味。


デスゲイズ同様、こいつも自身は何も言わないのに、データ内には「ヒヒドゥンはヒドゥンに変化する」「ヒドゥンに吸収される!」などのメッセージを確認。


密かにバハムートラグーンにも出演。
ゲーム終盤で登場するベビードラゴン、デフォルト名「パピー」の暗形態がヒドゥンで、しっかりグランドトラインも使用する。
ただし、あくまで名前と専用技だけが流用されているだけで、中身は完全に別物。
グラフィックについてはFF6で登場したものよりも小さい上に相違点が多く、ある意味では成長途中にも見える。
口で挟んだ玉が無い、後ろ足や尻尾が無くて前足だけで立ってる、おそらくは翼と思われる部分が大きな違い。
全体的に骨っぽい外見と飛び出た肋骨、緑色のオーラを纏っている点と姿勢に面影を見る事ができるか。
能力については味方ドラゴン一律の共通仕様である。
まず、ゲーム中で移動手段として使われるので常時レビテトというか、地面属性無効、それ以外の属性については弱点も吸収も無効も無い。
アンデッド属性も無く、普通に回復魔法で回復する。
技についてもグランドトライン以外はドラゴン共通の物で埋め尽くされているため、属性魔法を使いこなし、自分や味方に回復魔法をかけ、「たいあたり」したり「ちょうおんぱ」したり、どこの部分を使ってるのか分からない「つめ」で攻撃する。
こんな感じではあるが味方としてヒドゥンを使う事ができる。


「10回殴ったときもグランドトラインを使うらしい」といううわさがあるが、お供を倒さなければグランドトラインは使用されない。

  • 確かにダメージを受けるたび内部変数3設定:が+1され、10以上になると内部ビット変数0セットがbit0になるが、グランドトラインの発動条件は「モンスターの数が1体以下である」も含むので使わないはず。
  • ピクセルリマスター版では10回殴ってもお供を倒さなければ使わなかった。

内部的にはヒドゥンのガストスモークは「戦闘不能かつゾンビ状態でない相手に撃つ」、という設定になっている。
なぜかリフレクのみかかっているキャラ(リジェネ等がかかっているとアウト)がいると撃つらしい(当然不発)のでこれでハメられるらしい。

  • 内部データ的にはそのようなプログラミングはない(リフレクに関する行動が設定されていない)。SFC版など機種限定か、あるいは勘違い?
  • 真実ならば、カオスドラゴンのような記述ミスでもないらしいので天使の羽で犬消失バグと同じく隣のデータに影響でもしてるのだろうか?

FF6(GBA版以降)

魂の祠では第8グループの8戦目でエレボス4体とセットで出現。
稀にサウルスゾンビが代わりに出現する。


オメガウェポンの登場により、グランドトラインがヒドゥンの専売特許技ではなくなった。


GBA版では魂の祠フォースシールド(コロシアムで賭けると茨の冠)を量産できるので、
入手時期を考慮しないならヒドゥンから盗もうと無理に頑張る必要はなくなった。

PFFNE

AREA24-1の3戦目に1体登場する。

FFRK

FF6からボスとして登場している。ノーマルダンジョンでは「エボシ岩の洞窟」のボス。
手下のエレボス4体を伴って現れる。
弱点は炎、地、聖属性。毒属性は吸収する。
ストラゴスを連れて行くと戦闘開始時にセリフ有り。

ストラゴス「わしは、
むかし逃げ出したものと
もういちどむかいあい
そこをこくふくせねばならん。
これは、わしの意地なのだゾイ。」

*1 地球人の死体の中に『隠れて』生活する触手蟲系の宇宙生物が登場するSFホラー。当時「日曜洋画劇場」で頻繁に放映された。