ストーリー/【バラム封鎖】

Last-modified: 2021-04-18 (日) 18:08:49

FF8

エルオーネを捜索するガルバディア軍によりバラムの街が封鎖され、スコールはバラムに家族がいるゼル及び仲間一人とともに街に潜入、ガルバディア軍の司令官と指揮官と戦い軍を撤退させる。
『愛』がテーマであるFF8だが、ここではゼルの『故郷への愛(郷土愛)』が表現されている。


封鎖されたバラムの入口にはガルバディア兵が立っており、街への出入りを禁止しているが、機転をきかせたスコールが「さっき出入り禁止だと言ったな。それは情報の出入りも禁止というわけか。……残念だな。エルオーネという有益な情報も……」と情報をちらつかせ、見事に潜入を成功させた。


ちなみに例に漏れずここでもガルバディア兵の倹しさが見られる。
司令官のいるホテルの出入り口を警備している兵曰く「うちの軍って上司の気分で、給料減らされちゃうからまいるよな~」だとか。まあ、寄せられた情報の真偽を確認しないであっさり上部に通した前科があるあたり、減給も仕方ないかも知れない。


ホテルが占領され休息が取れないとわかると、それまで頑なに仲間を自室に入れてくれなかったゼルが「仕方ねぇなぁ!」と言って、部屋で休ませてくれるようになる。ちなみに一緒にいる仲間により、部屋に入った際のミニイベントが以下のように変化する。

  • セルフィ…ゼルが自分は綺麗好きだから少しは遠慮しろと言っている傍からベッドに飛び乗る。会話の選択肢によっては、ゼルともどもスコールのSeedのランクダウンが決定。(ゲーム自体に影響があるわけではない)
  • リノア…部屋に肖像画が飾られているゼルの祖父の話をする。
  • キスティス…部屋に置いてあったTボードを見たキスティスが、ゼルのやらかした「有名な事件」を教えてくれる。ゼルが大声で話をぶった切るため、全貌は聞けないがおおよそ話のオチはわかるであろう。
  • アーヴァイン…部屋に飾ってあるゼルの祖父の旧式の銃を暴発させる。

探索犬を使って指揮官である雷神を見つけてバトルした後、続けて復活した雷神と風神コンビとのバトルに突入する。

  • この風神雷神とのバトルに至る経緯には3つのルートがある。
  1. 雷神が魚を釣って焼いて食うという話を聞いた後、ディン邸でディンお母さんに話しかけてから、港にいる探索犬ににおいを追わせて尾行し、列車から雷神を追い立てる
  2. 雷神が魚を釣って焼いて食うという話を聞いた後、ディン邸でディンお母さんに話しかけてから、列車の乗降口で倒れている兵士に10回話しかけ、列車に直接乗り込んで雷神を追い立てる
  3. ホテル前と他のマップを何度か往復し、雷神がやってくるのを待つ(時間切れ)
  • 最も評価が高く、且つ分かりやすいのが1.のパターン。最も分かりづらいのが2.のパターンで、アルティマニアを読んで初めてルートの存在に気付いたプレイヤーも多いことだろう。最も評価が低いのが3.のパターン。予備知識の無い初見プレイヤーの多くがこのパターンに陥ったものと思われる。

バトル後、スコールはかつてのガーデン仲間を「でも、もう、手を引けよ。これはガーデン内のケンカとは違う」と諭す。
しかし風神と雷神は「俺たち、いなくなったらサイファー、仲間いないもんよ……」と話し、ゼルが「仲間だったら……サイファーにバカなことやめさせろよ!」と叫ぶも、「そんなペラペラな仲間じゃないからサイファーのこと全部認めるもんよ!」とあくまでサイファーについていく決意を揺るがせなかった。
スコールは2人の気持ちを(……仕方ないよな?仲間ってそういうことなんだろ?)と肯定し、それ以上の説得を諦めて敵対の覚悟を決める。それでいいのか、と問う仲間に対しスコールは「誰が敵で誰が味方になるかなんて流れの中でどうにでもなってしまう。俺たちはそう言われて育ってきたんだ。だから……特別なことじゃない」と答えながらも、心の中では(特別なことじゃない……ほんとか?だったらこの気持ち……なんだ?)と戸惑いを呟く。
「もう話したくないもんよ!なんかつらいもんよ!」と言って走り去った雷神と風神を含め、戦いのプロである傭兵でありながらも、彼らが精神的にはまだ未熟な『十代の少年少女』であることが窺い知れるイベントである。
その後、ガルバディアガーデン潜入時は見逃してもらえるが、最終決戦で二度目の対決を行うことになる。
だが…

  • 逆に他のシリーズでは年齢とは裏腹に精神年齢が低い場合が多い。

イベント後、セルフィを自由にパーティインさせることが可能となる。
そのセルフィの頼みで次はトラビアガーデンに向かうことになるのだが、実は今回がフルメンバーで世界ツアーに出られる(エスタ大陸と海上除く)最初のチャンスである。
そのため、かつての母校が心配でならないメンバーをよそにサブイベントをこなしに行く薄情な委員長がいたりいなかったり…。
ちなみに、リノアの長期離脱などがあるため、2度目にして最後のチャンスはDISC3終盤、「愛と友情、勇気の大作戦」決行前になってしまう。
タイミング悪いような…。


このイベント時、ガルバディアガーデンはバラムに横付けされている。
バラムガーデンの場合は偶然動かせることを発見したわけだけど、ガルバディアガーデン側は昔から操作方法とかちゃんと把握していたのかな…。