訳は「人食い」。人を食べる動物を指す言葉でもある。
その名の通り人間系の敵に強い。
基本的には短剣に分類されている。
俗語として、男を魅了して「食い物にする」女性という意味もある。
FF5で色目でモンスターを魅了する踊り子の専用装備なのはそれに由来しているのかも。
FF5、6の攻略本のイラストでは、実在する短剣「ソードブレイカー」とよく似たデザイン。
FFシリーズ的にはマンイーターの方がFF5攻略本で先にこのデザインを与えられている。
- FF6攻略本ではマンイーターはFF5版のデザインで続投、ソードブレイカーはそちらとよく似ているが、細部の装飾が異なる。
マンイーターのイラストを変えればいいのに、と思わなくもない。 - マンイーターは植物系モンスターによく割り当てられる名前なので、当時としては実物を見るまでどのような武器かは不明だった。
FF5 
踊り子専用の短剣。非売品、攻撃力89。
リボン装備のアビリティで踊り子とすっぴん以外のジョブも装備できるようになる。
人間系の敵に対してクリティカル(防御無視+2倍ダメージ)となる特性があり、さらに装備者の全能力値を2ずつ上昇させる装備補正効果がある。
特攻の発生対象は正確には「人間系種族を設定された敵モンスター」であり、味方を攻撃しても通常ダメージとなる。
人間種族については以下を参考:データ解析結果(外部サイト)
「投げる」不可である以外は、短剣ではなく槍と完全に同じ性質。
ジャンプで倍率2倍補正を受け、短剣のような回避半減効果なし。
むしろグラフィックとSEが短剣と同じというだけで、内部的には短剣とはまったく別の武器。短剣でこれだけアビリティ的に気難しい武器はリメイク版を含めても珍しい。
- 槍と同じ性質を持つがアビリティ「槍装備」では装備不可。
- 槍と短剣の良いとこも悪いとこも取ってしまった武器。種族特攻乗ったままに魔法剣が乗ってたなら縛りプレイの歴史は変わっていただろう。
槍と同じ計算をするため通常の短剣とは攻撃力のバラツキ方が異なり、素早さによる倍率補正も受けない。
短剣なのに魔法剣がかからないという地味な弱点もある。
飛竜の槍のようにこちらから種族を押し付けることができたのなら、評価が違ったであろう武器。
- 魔法剣に関しては地味ではあるが効いてくる弱点。能力補正と種族特攻に加え高い攻撃力なら使われるケースはあると思われる。
種族特攻と属性特効を両立させるのが難しいからこその槍寄りの短剣なのだろうか。
入手タイミングが非常に悪く、以後人間系の敵は数えるほどしか出現しない上に踊り子専用。
イラストのデザインはいいのに残念な武器である。
次元城の宝箱ではあまりに遅すぎるので、その効果を試したければイストリーの滝を先に攻略して持ち帰るのが無難なところか。
人間系と戦う機会が多いのはフェニックスの塔。
お姉様方にジャンプや前列での剣の舞を発動させれば、いやらしい状態異常をスルーしながら余裕でカンストダメージを叩き出せる。
- マンイーターを二刀流して乱れ打ちすれば、シルビューヌを開幕KOできるので、ABP稼ぎが楽になる。すっぴん(ABP不要)か、ものまねしでしか実現できない点に注意。
入手時期的に実用できるボス関係ではカロフィステリやオーディン、ラストのエクスデスやネオエクスデス(左下)も密かに人間系。
- ものまねしにリボン装備をつける場合、二刀流させるとステータス上昇に加えて、ラスボス戦で凄まじいダメージを叩き出すとんでも武器になる(Lv99時にラグナロクで約5500前後、マンイーター2倍で約9000前後)。
魔法メインの場合は片方をウィザードロッドやエアナイフ等にしてどうぞ。 - Lv99マンイーター二刀流という最もシンプルな条件下でも力が最低44になるので、片手最低6400ダメージは確定する。
いっぽうLv99バッツ+リボン装備+モンクマスター+マンイーター二刀流+リボン+力だすき+カイザーナックルで力71という事前準備可能な最大値まで高めた場合、最低9968ダメージと惜しくも常時カンストとはならない模様。 - ものまねしゴゴも人間系。
彼を力押しで倒そうという場合は使ってやるのも悪くない。
その性能を最大限に活用する前提なら、むしろ孤島の神殿やフォークタワーをすっ飛ばして、飛空艇入手直後に次元城の宝箱を目指したい。
次元城でも最奥部の宝箱にあるうえ強敵だらけの道中になるが、首尾よく持ち帰れば活躍の場が一気に拡がる。
- レベル30の踊り子+格闘で人間系モンスターに前列2400ダメージを叩き出すため、孤島の神殿ではスローニンとイグゼクレーターが一撃、HPの高いシャドーダンサーでも二撃。
- フォークタワーでも右側の力の塔ではアイアン・デュエルナイト・バーサーカーとすべてのザコを一太刀のもとに沈められる。ついでにボスのミノタウロスも人間種族。
イストリーの滝で入手しようとするとどうやってもこれらのダンジョンでは装備させられないし、入手にかかる時間も次元城にすぐ向かうほうが圧倒的に早くなるので、他の装備の回収作業も含めて石板集めに優先するメリットは大きい。
勿論イストリーの滝でも周辺のドルイドをはじめ大活躍。
すっぴん魔道士の場合、魔力の強化に加えてMP節約のために物理攻撃することも可能とかなり有用な武器となっている。
さすがに火力はブーストと比べて大きく劣るが、こちらは素早さの強化もあるので手数も増えるメリットもある。
- チキンナイフも素早さ+5なので有用。(チキン+魔力ブースターの二刀流とか)
- 「魔道士系すっぴん」の最終装備はおそらく「ルーンのベル+ブラッドソード」だろうが、これは本当にゲーム最終盤の装備なので、それまでは確かに上記の装備例達がバランス良いかもね。
正直、ポジション的に攻撃力89は釣り合ってないと思う。同時期の他のジョブ専用武器の面々を考えれば100超えててもおかしくは無いはずなのだが…
- この89という数値を槍として見た場合、実はパルチザン(62)とホーリーランス(109)の間にスッポリ収まる絶妙な位置になる。
竜騎士は12武器入手までのかなり長い期間をパルチザンで戦わねばならず、つまりもし入手時期さえ前倒しされれば、マンイーターが「リボン装備をセットしてでも使うべきジャンプ武器」になっていた可能性は高い。
ホーリーランスのように邪魔な属性もないし、もちろんリボンも使えるしで、恐らくは竜騎士自体の使い勝手も違っていただろう。
売値は1ギル。
FF5(GBA版) 
追加ダンジョンに「用心棒」や「ソードダンサー」等の次元の狭間に出てきた面々や、かの凶敵「フレアー」といった旧来の強豪人間系モンスターに加えて、「アサシン」「デュエリスト」「メデューサ」といった新規モンスター勢にも人間系モンスターが幾つも含まれているので、活躍の場は俄然増えたと言える。
FF6 
短剣。攻撃力は146。
本作では店売りの武器として登場し、世界崩壊後ジドール,サマサで11000ギルで購入できる。
魔法回避率+10のボーナスあり。人間系の敵にクリティカル効果で2倍のダメージを与える。
- ダリルの墓の宝箱からも入手可能。彼女が生前使っていたのか?
FF6には種族がアンデッドと人間しかない。
しかも、アンデッド特攻の武器は存在しないので、これが作品を通して唯一種族特効を持っている武器となっている。
- 対象は多いため、埋もれさせず扱える。
前作5のような全般的なステータス値の装備補正効果はなくなってしまった。
しかし種族特効は継承されており、FF6では「人間系の敵」も結構いるため、武器としてもそこそこ使える。
本作のラスボスであるケフカ(人間種族)にもこの武器の与ダメ2倍効果が適用されるので、案外最後まで持ち込んでシャドウあたりに装備させても使えるかもしれない。
- アムドゥスキアスのような、MPを0にしても斃せる魔法生物にも通用することから、「人間」そのものということよりも、「人間型」の敵に有効ということなのだろう。
- 神々の像の内、「顔」「殴る」「魔法」「眠り」も種族が人間。ラストの前座でも活躍が期待できる
- 非力なキャラであるリルムなどもこの「人間系特攻効果」の補正ダメージを合わせると結構な与ダメージ量になる。
仲間にも2倍のダメージを与える。混乱したとき等は注意が必要である。
全ての短剣を装備できないマッシュ、カイエン、ガウ、ウーマロに加えて、モグも装備できない。
- もし前作のような仕様だった場合&モグが装備出来てたらホーリーランスもグローランスも真っ青な性能になっていたかもしれない。
FF6の「なげる」には武器の属性効果が乗るが、マンイーターの種族特効は投げるには乗らない。
最強の短剣はグラディウスだが、無属性、魔法回避率+10、人間系特効という性能から、汎用性はこちらのほうが高いと言える。
ただしこれ一本では大抵他の武器に負けてしまう(バリアントナイフ、影縫い、ウィザードロッドなど)ため、二刀流の二本目として持たせるといい。
- GBA版以降なら対抗馬はソードブレイカー、魔法回避と人間系特効or高い物理回避のどちらを選ぶかである。
コロシアムで強力なアイテムを入手しようとした場合、インビジブルやアウトサイダーなど人間種族の敵と対峙する事も多いので、幅広く役に立つ。
人間系の敵の内訳はこちらへ。
FF6(ピクセルリマスター版) 
Ver1.0.5では人間特効が武器を「なげる」時と、二刀流で逆手に持った武器にも乗っていたが、ver1.0.6では乗らなくなった。
FF11 
なぜか短剣ではなく、片手斧として登場。
モンスターの分類上、「人間系」というカテゴリはないので、「とりあえず名前だけ引っ張ってきました」的な武器。
ただし「TPが100%未満の状態だと武器能力が上がる」という不思議な特徴を持ち、高性能な武器である。
そのため斧を得意とする戦士、獣使いがよく用いる。
詳細はこちら→マンイーター
FFCC 
アーティファクトとして登場。こうげき+1。
DFF 
分類は短剣。レベル36以上装備可能。ATK+26、バトル開始EX+15%の効果がある。
ショップでトリトンダガー、黒虎の牙と10200ギルでトレードできる。
この作品では一部を除きほぼ全員が人間系なのだが特に何もない。
DDFF 
装備Lv30以上の短剣。
ATK+29、DEF+2、バトル開始EX+5%の効果がある。
トリトンダガー、スケルトンの骨片、34900ギルでトレードできる。
FFL 
序盤の短剣。やはり人間系に強いが、攻撃力自体は低い。
アヴォイダー戦には有効。
- このゲームは帝国と戦うというストーリーのため、人間系の敵ばかり出るダンジョンも多い。
場所を選べば活躍できる武器。
FFRK 
FF1、FF2、FF4、FF5、FF6共鳴の短剣として登場。
- 「マンイーター【I】」
レア8。風属性強化【小】の効果を持つ。
シーフ(I)のオーバーフロー神技「神威・シーフ(I)?」付き。
2023/4/7、「クリスタルダンジョン(シーフ)」装備召喚第1弾で追加された。 - 「マンイーター【II】」
レア7。毒属性強化【小】の効果を持つ。
レイラのデュアル覚醒奥義「覚醒どくぎり16」付き。
2021/11/19、「ラビリンスダンジョン(毒属性)」装備召喚第1弾で追加された。 - 「マンイーター【IV】」
レア7。風属性強化【小】の効果を持つ。
バルバリシアのリミットブレイク・オーバーフロー「ぼうふう?」付き。
2020/4/30、FF4イベント「覚醒せし真なる矜持」装備召喚第1弾で追加された。 - 「マンイーター【V】」
レア6。風属性強化【小】の効果を持つ。
バッツのオーバーフロー奥義「集いしクリスタルの心?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
Lv25時のステータスは攻撃力170、命中95。
2018/1/31、FF5イベント「水晶に託されし探求の心」で追加された。 - 「マンイーター【VI】」
レア4。ステータスは下記。()は共鳴時。Lv 攻撃力 命中 回避 1 38(60) 92 5 15 58(115) 20 65(136) 25 72(157) 30 80(179)