元々は西洋建築の魔除けの石像。
意志を持った石の怪物という設定は、おそらくD&Dやウルティマからだろう。
- あまりの恐ろしさに悪魔すら逃げ出すことから、主に教会など宗教に纏わる重要施設に用いられる。
日本で言うところの鬼瓦みたいなもの。
うがいをする者、という意味。「喉」の意であるラテン語のgurgulioに由来。
石像要素ばかりクローズアップされがちで、
FFシリーズだけでなくゲーム全体で見ても水属性の技はあまり使わないようだ。
- 雨樋の先端にガーゴイルの大きく開けた口が直結している事が多く、雨が降ればマーライオンのごとく口から水を吐き出しているため。
日本でもうがいを「ガラガラペッ」というように、英語でうがいをするという意味の「gargle(ガーグル)」が訛った結果「gargoyle(ガーゴイル)」となった。 - 用途の関係で必ず吐水口がある。
しかし、突然動き出す悪魔型の石像モンスターという使われ方が有名になり過ぎ、門前や塀の上、果ては屋内や洞窟内など明らかに雨どいの役割を果たしていない吐水口を持たない悪魔型の石像までガーゴイルと呼ばれてしまっている。
その手の石像は「キメラ」、または「グロテスク」、続けて「グロテスクキメラ」が正式名称。
そもそも言葉の意味からして水音に関するモノであるため、ただの動く悪魔型石像モンスターでは意味が通じなくなっている。
FF1 
沼の洞窟やアースの洞窟などで登場するザコ敵。
大して強い訳では無いが、大抵4~6体の群れで同時に出てくるため厄介。
逃げようとしても結局攻撃を食らう事になるので、経験値のために倒すのも手か。
FC版では座ったポーズだが、WSC以降はデザインが変更されて、空を飛んでいる。
なぜかPSP版ではFCと同じポーズで空を飛んでいる。
攻撃ヒット数の多さが特徴。防御力が低いと大ダメージになるので注意。
カオスの神殿(現在)の神秘の鍵で閉ざされた部屋の中でも固定出現する。
種族がなぜか「魔法使い」なので、ルーンブレードによる攻撃が有効。
FF3 
ドーガの館周辺やその空域等でエンカウントする。
殴ることしか能がない羽の生えたサルである。
ただの雑魚なのでとっとと倒してしまおう。
FF4 
ホブス山とファブール周辺に出現。トルネドを使用する。
ファブール防衛イベントの第4戦目で強制戦闘になる。
- モンク僧に化けて折角閉めた鍵を開けた奴である。
この事から、もしや「石膏」像と「斥候」を掛けたのだろうか?
因みに、「斥候」は敵情偵察の役割を担う兵士・将校の事。
ラミアの竪琴で混乱させると敵側にトルネドを使ってくれて楽に倒せる。
種族は意外にも爬虫類になっている。
即死・小人・豚に耐性がある。
ポーションを盗めるがアイテムドロップはしない。
戦闘画面で唯一、アニメーション演出が加えられている飛行タイプのモンスターの1体。
上下にふわふわ浮くのに合わせて地面に移っている影が伸び縮みを繰り返す。
- 上下するモンスターは他にもいるため唯一ではない。
FF4(GBA版) 
月の遺跡のオリジナルフロア(3エリア目のモンスターの巣窟のシンボルモンスター)、「ホブス山の記憶フロア」にも出現する。
FF4(DS版) 
発生率は5%と低いが、通常攻撃に呪いが付与するようになった。
土属性を無効・闇属性を半減するようになり、その影響で暗黒騎士セシルの通常攻撃が通りづらくなっている。
HP240と高く、ST異常も眠りや毒などにも耐性を持つようにもなったので、オリジナル版と同じ感覚で戦うと出鼻を挫かれるだろう(一応、小人耐性だけはなくなったが)。
然し、経験値は810と多くなり、ポーションを普通に落とすようになった。
ファブール城の4戦目を除けば、ホブス山の5合目(セーブポイントのあるエリア)でしか出現しなくなった。
2体ずつ出現するとは言え出現率は高くなく、アラームでも呼び出せないので、撃破数稼ぎに挑戦しようとすると骨が折れるだろう。
ただ、コカトリスも出現するので、同名の隠し召喚獣も一緒に狙う気概でいれば、然程苦にはならない…かも?
FF5 
Lv33、HP5000、MP300、種族:人。
攻撃力58、物理倍率9、素早さ34、魔力50。
防御力13、回避力10、魔法防御12、魔法回避35。
弱点・無効化なし。吸収属性:聖。カテゴリ弱点:遠距離。
有効な状態異常:蛙、小人、混乱以外有効。
行動:
通常時
- 1ターン:たたかう/たたかう/クリティカル(1.5倍撃効果なし)
2ターン:たたかう/たたかう/クリティカル
3ターン:たたかう/たたかう/クリティカル
4ターン:たたかう/たたかう/クリティカル
5ターン:融合/たたかう/クリティカル
自分以外のモンスターがいない
- 1ターン:倒れたガーゴイルがHP全快で復活
操る:不可。はなつ:不可。
盗み:通常枠ポーション/レア枠フェニックスの尾。落とすアイテム:ハイポーション(6.25%)。
EXP:0。獲得ギル:0。
得意技>クリティカル(1.5倍撃効果なし)。
ボス系耐性持ち。
第三世界でピラミッドなど、4つの石板の眠るダンジョンの扉を守護する石像。
必ず2体で登場し、片方を倒しても、どちらかが生きていれば次のターンで復活してしまう。意外な事に人種族である。
聖属性を吸収し、弱点はないので強力な全体魔法で攻撃。
レベル33なので、レベル3フレアは手軽で強力な攻撃手段として有効。。
- 色違いの全然別のモンスターであるベルフェゴールは操ったときのみハリケーンを使える。
ガーゴイルはハリケーンではなく「融合」を使う。 - 5ターン目に唐突にゆうごうを使用してくるが、こうなると一気にプランが狂い面倒なことになる。
2匹生きていれば攻撃、片方が倒されていれば復活という行動を取る。
なので睡眠状態にしてしまえば、片方を倒されても行動できないので復活しなくなる。
封印を解いたばかりのエクスカリバーやホーリーランスで、
意気揚々と試し切りしたら回復されてしまった人は多かろう。
即死耐性がないものの、オーディンの斬鉄剣は効かない。
かといって短い間隔でやデス(非必中、命中率80)で秒殺しようとするとミスることが多く、
おまけにこっちが即死攻撃をミスってる間に復活されて大変。
素直にレベル3フレアで2匹同時に沈めたほうが楽。あるいは必中のデスポーションを連続で使う。
- 倒すと10ABPがもらえる。
魔法剣ブレイクで確実に瞬殺出来る。元々石像の筈なのに「動く石像」が「動けない石像」になった。
というわけで、低レベルでも恐るるに足らず。魔法剣スリプルで眠らせて復活を妨げるのも有効。
身も蓋もないが、銭投げで2匹いっぺんにどうぞ。
第一世界ではピラミッド(同じグラフィックというだけだが)前には設置されていない(GBA版まで)。
- 旧スマホ版、ピクセルリマスター版では設置されている。
- また、旧スマホ版のみ大海溝のガーゴイル設置区域でエンカウントが発生するよう変更されている。
ガーゴイル用のアビリティでアンデッドの「正体不明」に手間取らないよう注意。
FF7 
大空洞に出現。まともに戦っても毒にも薬にもならない敵なので逃げたほうが良い。
石の間は無敵状態のうえ、死に間際にレベル4デスを使用する厄介な相手。
- 自然解凍する前に殴ると、徐々に石化効果付きの攻撃でカウンターしてくる。
- レベル99ならAP稼ぎに倒すのもいいかと…思うが…特に経験値が高いという敵でもない。
- エンカウント直後はしばらく石化状態になっているが、これは「金の針」等で解除できる。(検証済み)
- 無敵状態のときに魔法乱れ打ちをすると、存在判定がおかしくなるバグがある。
- 経験値は800、APは80と少ないが、金は2500ギルと大空洞内部の敵では比較的多い方。
戦利品はエクスポーションを盗め、倒すとこれか万能薬を落とす(へんかでは何も手に入らない)。
所持金と戦利品については悪くないが、倒すのに手間がかかるのが難点。
盗んで逃げるのが最善策だろうか。
CCFF7 
HP6668/MP999
ファイガ・サンダガ・ドレイン・アスピル・バリア・ケアルラを使用。
魔力の魔晄石・エルメスのくつを盗めて、イヤリング・サークレットを落とす。
ストーリーの脱走後の神羅屋敷1階に出現し、
ミッションのニブルヘイムIIではファニーフェイス2体・ガーゴイル2体でボスとして出現する。
FF9 
イプセンの古城にアガレスとセットで出現。
石の状態の時は無敵であるが、金の針を使用又はアガレスを倒せば石の状態のまま倒せる。
金の針で消しても、アガレスを先に倒して倒れても経験値等は入ってしまう。
FF11 
デーモン族に属する一種族。メトロイドのリドリーにちょっと似ている、気がする。
一定時間ごとに飛翔モードと着地モードを切り替える。使用する特殊技はモード毎によって異なる。
一部の特殊技はラーニング可能。
内部的に彫像のようなポーズの座りモードの存在も確認されていたが実装は数年後のことであった。
古代の遺跡「ソ・ジヤ」に出現する魔法生物「ドール族」のノートリアスモンスター。
詳細はこちら→ガーゴイル
FF12 
悪魔でさえ目を背ける邪悪な風貌をもつ彼らは、教会や神殿などに飾る悪魔払いの彫像として作られた。
以降、それらは世界中の多くの建築物に飾られ、あらゆる場所でその姿をみかけるようになった。
しかし、人々のそんな行為が悪魔の悪戯心に火をつけ、自らを彫像と同じ姿へと変えたといわれている。
モンスターの種族の一つ。同名のモンスターはゴルモア大森林に出現する。
種族としての主な特徴は魔法攻撃の他、かみつきや吸血による単体攻撃、衝撃波などの範囲攻撃系の技を使用する。
リンクしやすく、群れて襲いかかってくる傾向がある。
FF14 
妖異綱ガーゴイル属のモンスター。ゼーメル要塞のボス「バトラール」等が代表的。
巨大な剣を二刀流した悪魔で、石像要素は殆ど感じられない。
……と、思いきや、新生ではダンジョン「アムダプール古城」にて、
近づくとガーゴイルへと変化する石像が要所要所に配置されている。
FF15 
「シガイ」の一種。白みがかった悪魔のような姿をしている。
第12章のみに登場するモンスターで、列車がトンネルを通過している際に大量に出現する。
- ただエネミー図鑑によれば、二フルハイム帝国が「帝都防衛機構」の一種として運用しているらしい。
それがテネブラエへの道中に出現したという事は、他のシガイと同じく制御できなくなっていたという事か。
主な攻撃技は、左腕の刃での攻撃「斬りつけ」で、そこから「振り向き斬り」に繋げる事が多い。
両腕の刃で挟み込むように斬る「両腕交差斬り」は、当たると高確率で吹っ飛ばされる。
飛翔してからの突進から成る「突進振り下ろし」と「突進なぎ払い」という技にも注意。
コイツを始めとするガーゴイル系のシガイは背中にのみ部位破壊が起こり、破壊時のステータス減少が大きい。
エネミー図鑑によると、ニフルハイム帝国が兵器として利用しているシガイの一種。
人に似た姿に、一対の歪な翼を備えている。侵略兵器としてではなく、
帝都防衛機構の一部として運用されており、侵入しようとする不審者を抹殺する役目を負っている。
FFCC 
ジャック・モキートの館、レベナ・テ・ラに出現。
石像のふりをしているが近づくと飛びあがり襲ってくる。
HPは低いのだが飛行系かつ高い防御を誇るため、グラビデをかけなければダメージを与えるのも難しい。
倒すと各種鉱石を落とす。
岩系でもあるため、与えられるダメージは常に1。
しかもグラビデを当てても落下だけで、岩系なのにHP半減効果が出ない。
レベルが上がるとこの頑丈さに対処法が無くなり、大変うっとうしい。
FFUSA 
溶岩ドームに出現するモンスター。2本の剣を構えている。
耐久力が高く、レッドの攻撃でも一撃では倒せない。
2体以下であればホーリーで一掃が可能。
「ぶきみなわらい」で混乱させてくる嫌な敵だが、無駄行動の「ちんもくのうた」を使ってくれることもある。
瀕死になると、持っている剣が折れてしまう。
ちなみに海外版ではこの敵の名前は「Avizzard」になっていて、
上位の敵であるアバイの方が「Gargoyle」として登場していた。
聖剣伝説 
デビアスの館やグランス城などに出現するモンスター。
元が石像だからか、効かない武器が多い。
同じく効かない武器が多いレッドウィスプと一緒に登場することが多い。
- 単に効かない攻撃が多いだけでなく、効く攻撃でさえ前からだと無効。
要は盾持ちと同じ防御能力を持っているのである。
しかし、常に正面を向いているこいつのグラフィックの、どっちが前なのかを見極めるのは至難の業。
止まっているときなどは、方向など分かるはずもない。
それでも倒したいというあなたは、動いているときに後ろから攻撃しましょう。
光の4戦士 
天空への塔に出現する敵。
「シェル」「てつのひじゅつ」を使う。
初登場の時期が一人旅の期間に被るので、クラウンの種類によっては鬱陶しい。
FFL 
FFRK 
FF4、FF12からザコモンスターとして、FF5からボスとして登場している。
FF5のガーゴイルはノーマルダンジョンでは「ピラミッド」と「大海溝」のボス。
2体ペアで登場するボスで、「ゆうごう」で自分のHPを0にする代わりにもう片方のHPを全回復し、
「ぶんり」でもう片方を全回復した状態で復活させる。
チョコボの不思議なダンジョン2 
ガーゴイル種Lv1のモンスター。台座に乗った悪魔という、いかにも石像っぽいデザイン。カラーは青色。
海底遺構ダンジョンの18~21Fに出現する。
石化して固まって階段を囲んだ状態で相手を待ち構え、相手が近づいてきたら襲いかかる(然し、即座に離れた場合に限り再び石化した状態に戻る)。
本格的に襲ってくると、噛み付き攻撃の他に2ターンがけで「はばたきエアロ」でその魔法と同等の遠距離攻撃を仕掛けてくる。
状態異常耐性も高く、スリプルやコンフュ、デス等は無効。ドレインも効かない。スロウ辺りで対処したい。
石像のモンスターではあるが、何故かエキスを採取可能(採取できるのはツバサのエキス)。
石化した状態だと防御力が高くなるが、魔法は有効なので遠距離から攻撃して仕留めるといい。
ある程度強くなったら石でも可。
倒すとたまにコンフュカード、リペアカードやツヤ出しカード等の武具類に使うカード類を落とす。
上位種にマーゴイルとデスウィングがいるが、前者は自然発生しないので注意。
とはいえ、同フロアに出現するネオンの存在故に偶然見かける事も少なくは無い。
- 階段付近で待ち構えるのは18-19Fのみで、そこでは最初にいる3・4体以上は自然発生しない。
しかも、プレイヤーキャラの初期位置が階段部屋、もしくはその付近だと何故か初期配置すらされない。