乗り物/【タイニーブロンコ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 16:46:07

ブロンコとはアメリカ西部の半野生の小馬のこと。スペイン語の「荒々しい」という言葉を語源に持つ。
タイニーな大きさで(水をかいて進めるほどの)荒々しい馬力があることから命名されたのだろう。


FF7

ロケット村にあった、シド所有の複葉機。
神羅の攻撃によって尾翼がやられたために飛行不可能になった。
その後は空を飛ぶこともかなわず、哀れにも浅瀬を渡るための手段にされてしまう。
プロペラ音がフィールドに空しく響く……。

  • これではもはや飛行機ではなく、羽の付いたカヌーである。
    • クラウド「だったら漕げばいいだろ!!」
      ……というほど乱暴な口調ではないが、クラウドの提案により壊れたブロンコはボート代わりに使われることとなる。
  • どうやら所有権は神羅にあったらしく、劇中ルーファウスが回収に来ていた。
  • 移動可能範囲は浅瀬+川。バギーとは異なり敵とエンカウントはしない。
    ゴールドソーサーエリア/ゴンガガエリア←→コスモエリア/ニブルエリア間は川を上って下ることでショートカットが可能。
    (浅瀬を通って世界一周してもいいが)
  • 本来の目的から大きく逸脱した使われ方をする、シリーズ屈指の不遇な乗り物。突然動かなくなってもおかしくない状態だが、そんなことはないのでクラウド達も安心。これだけ海に浸かってしまった以上、もう2度と空は飛べなさそうだが…。リストアより作り直した方が早そう
  • 撃墜されると炎上するあたり、もしやこの世界にしては珍しく化石燃料で動いている…?
    • まぁゲーム時点では魔晄技術が目立っているが、「この世界」という規模て「珍しい」技術てはないと思われる。例えばコレルは元々炭鉱で栄えた土地だし、作中の台詞で石油についても言及があるし、そもそもロケットが火を吹くし。

ハイウインド入手後はフィールドから消え去る。どこへいったんだろう…。

  • バギー共々、あったところで使うことはまずないのだけど。

うっかりミディールエリアに上陸し、全滅するクラウドも時々いる。
まあ逆にレベル上げに活用するクラウドもいるのだが。

  • コストパフォーマンスを考えると、ここでわざわざミディールへ行くよりニブル山で稼ぐ方がレベル上げは楽。
  • そうでもない。
    バイオ」さえあればかなり安定してシーウォーム狩りを行える。
    最初は少々時間が掛かってしまう点は否めないが。
  • キミはもう、レベル上げクラウドになったかい…?

『タイニーブロンコ、貸して』『ばか言っちゃいけねぇ』のセリフの流れが好き。


「いいな、これ」とこれを一目見て気に入るクラウド。
ここでキャラクターによっては(むしろかなりのキャラクターが)盗む気マンマンのセリフを言ってくれる。
何気にヴィンセントも「……見張っていようか?」と盗む方向で動いている。

  • クラウドがそういったことで「いいな、これ」って言うと、なんとなくザックスの性格or素のクラウドの口調の両方を髣髴させる。
  • いくらなんでも、人様の庭に置いてある物を盗もうとするのは肝が据わりすぎである。
    自転車などならまだしも、あんなものを勝手に飛ばしたら村中に気づかれるだろう。

しかしルーファウスはタイニー・ブロンコを接収して何に使おうとしていたのだろうか。
ゲーム中では「海を越えるため」と言っているが、海を渡るだけならハイウインドにゲルニカやヘリもある。
更に、たかが小型飛行機一機のために社長である本人自らが出向いているのだ。
おまけに、ブロンコがクラウド一行に奪われたと知った時は手がつけられないほど怒っていたらしい。
 
…単純に趣味としてブロンコが欲しかっただけなのかも。

  • あのルーファウスが「手がつけられないほど」怒る様……なかなか想像しがたいものがある。
    ますます謎だ。
    • 色々考えると、セフィロス云々は全くの建前で、個人的に欲しかっただけに違いないと思える。
      後のACでクラウドにも嘘を吐いたのは作戦というだけじゃなくて、この件の恨みがまだ残っていたからのかもしれない。
    • もしかして純粋な航空機マニアとかなのかも。好きな機体がテロリストに奪われた末部下に撃たれて航行不能のジャンクになったら怒り狂いもするだろうな。
  • ルーファウスたちも次の目的地が古代種の神殿だと気づいたが、その時点で一番近くにあった海を越えられる乗り物がタイニー・ブロンコだった、ということではないだろうか。
  • クラウドが開口一番に「いいな」と言う。金持ちのルーファウスがあれほどまでに欲しがる。現実世界でいうロールスロイスみたいな、持っているだけで自慢できる憧れの乗り物なのかもしれない

このプロペラのつきかたはこいつを連想させるw

  • ティルトローターのそいつならともかく、固定プロペラっぽいこいつでどうやって飛んでるのかは謎。
    • 滑走路なしの柵に囲まれた庭で垂直離着陸ができてるから、固定プロペラは離着陸・高度調整を担ってて、見えないところに水平飛行用のエンジンが搭載されてる複合推進式の機体なのかもしれない。

これに乗れるようになった時を境にゴールドソーサーバトルスクェアの景品の内訳ががらりと変わる。
まぁ特に他で入手不可能になる物はないし、引き続き景品になっている物の交換レートも大幅に引き下がったりもするので
大して気にする程の事ではないが。


意外なことに、タイニー・ブロンコでは、コスタ・デル・ソルに行けない。
そのため、タイニー・ブロンコ入手後にコスタ・デル・ソルへ行くには、ニブルヘイム近くに置いてあるバギーに乗り換えるか、または、ジュノンから運搬船に乗らなければならない。(普通は行く必要ないとは思うけど。防具フォウスロットはメテオ前のコスタ・デル・ソルでしか売ってないので。)
同様に、オヤジ小屋にもタイニー・ブロンコでは行くことができない。
こちらはバギーに乗り換えて運搬船で海を渡るしかない。


チョコボファーム近辺に小島があり、大陸との間に挟まってハマることが…。


タイニーブロンコ発進のムービーで足場にぶつかってる気がする…


タイニーブロンコを強奪する際に流れる曲はその名の通り「タイニーブロンコを奪え!」なのだが、一部CDでは曲名が「タイニーブロンを奪え!」になってしまっている。


元ネタは名前と特徴的な尾翼構成を見るにノースアメリカン OV-10ブロンコか。

FF7R2

本作でもシド所有の小型飛行機として登場。
シドと共に登場が早まり、ゴンガガエリアからコスモエリアへ移動するためにゴンガガ空港へ呼び出されて御披露目となる。
なお通信手段は「のろし」である。


本作ではコスモエリアとニブルエリアが他のエリアと地続きではないため、タイニーブロンコでの飛行移動が必要になっている。
この時、実際にフィールド上空をシームレスに飛行する場面があり、「世界が全てシームレスに繋がっている」というのが本当であることを実感できる。


ニブルエリアのストーリーを終えて一旦ゴールドソーサーに戻ることになるが、その飛行中に突如としてエンジントラブルが発生、どうにか墜落は避けられたがコレル山の渓流へ不時着してしまう。
その後しばらく応急修理のシーンが入り…タイニーブロンコは「羽の付いたカヌー」として再誕するのであった。
コレル渓谷を抜けてコスタ・デル・ソルに到着以後、ミドルオーシャンと呼ばれる内海エリアと各地の港をタイニーブロンコで移動できる(もちろんシームレス)ようになり、さらにエリアを跨ぐファストトラベルも完全に解禁される。


エンディングの時点で飛行が可能な状態まで修復されており、3作目でハイウィンドより早く自由な飛行移動手段を使える可能性が出てきている。

BCFF7

15章エピソードのミッション1で登場。
アバランチからタイニーブロンコを取り返すが、既に離陸した後だったため主人公が操縦することになる。
セレモニーの花火を避けながら飛ばなければならず、被弾すると任務遂行度が下がってしまう。
冷静に操縦し、危ないときは加速で避ければおk。ただし加速する時は燃料残量に注意。

FF14

新生編序盤に登場。ビッグス&ウェッジが第七霊災後シド不在の間に作った試作飛空艇。
こちらも哀れ帝国軍の攻撃によって撃墜されてしまうが、応急修理によって航行可能となる程度の損傷具合で済んだ。