概要
【Final Fantasy Tactics Advance】の続編にあたる作品。
イヴァリースシリーズとしては6作目。
ニンテンドーDSのゲームだが元々は前作同様、
ゲームボーイアドバンスで発売される予定だったらしい。
名前についている「A2」はその名残と思われる。
金夏の月20日 晴れ
僕は不思議の世界で冒険を始める
「FFT-A」シリーズの最新作が、ニンテンドーDSで登場!
主人公ルッソが図書室で見つけた不思議の本の力で異世界“イヴァリース”に!
新たな冒険の物語が始まります。
新たにシーク族とグリア族が追加された。
メインのストーリーは前作に比べて薄い。
スタッフのコメントや主人公のセリフからもサブクエストを前提にしていることが伺える。
実際、サブクエストには個性的なキャラクターが多く、
別のクエストで出会ったキャラクターと何度も戦ったり、
画面の端をうろついている等、かなり力が入っている。
また、システム面ではロウのペナルティが軽くなり、
破っても大して問題無いものになっている代わりに敵は守る必要が無くなっている。
更に日替わりでは無くなっているので、
前作の癖でロウを厳守しようとするとかなりストレスが溜まるので注意。
何故かメンバーの名前が覚えにくいという評判で、
初期メンバーなのに名前を覚えられないユニットがいる。
- ちなみに前作と違い初期メンバーは種族こそ同じ(汎用ヒュム×1、ヴィエラ×1、ン・モゥ×1、モーグリ×1、バンガ×1)だが名前はランダム。
タイトルが「A2」なのは、FFTAの続編なので本来は「Advance2」とすべきだったが
発売されるハードがDSになってしまったので「Advance」とするわけにもいかず、
やむなく「A」だけ残した、なんて話だったはず。
- 補足:ディレクターの村澤裕一氏が以前にこう応えている。
A2のAの意味はエースだったりアドベンチャーであったり、 前作のアドバンスという意味もあったり、色んな要素の意味を持ったAです。
FFTAの続編だが、FF12の影響が強い。
- というより時間軸がFFTAのはるか昔なので仕方ない。
また、12の数年後の物語なので12のキャラが何人か出てくる。 - ゲームにおける現実世界ではFFTAの十数年後である。
MPシステムが大幅に変更。戦闘開始直後ではMPが0であり、ターンが回る度に10ずつ回復していく。
よって、今作の最大MPはほぼ死にステータスである。
これにより、素早い上にHP消費魔法を覚えるヴィエラは前作よりさらに強化された。
逆にン・モゥは、さらに(´・ω・`)ショボーンな事態に。
- 逆に考えれば、MPを効率的に補給する方法の戦術的価値が高まったともいえる。
エーテルは非売品な上に回復量がイマイチ(「薬の知識」が無い場合)なため軽々には使えないが、
その他にもいろいろな手段がある。 - エーテルは非売品ではあるが、ロウを守って戦っていれば結構たまる(ロウボーナス)。
敵のMPは基本的にターンの回復を待つのみであるため、恒久的な回復手段の確保は
圧倒的なアドバンテージの確立に繋がる。
- せめて最大MPの10%とかなら良かったのに…。
- 基本的には同意だが、序盤のMP確保が非常にキツイことになると思う。
- じゃあ基本回復量10+最大MPの10%で。
- ハーディの「詩う」にある「マジックバラード」を活用すると調度良いバランスになる。
- 基本的には同意だが、序盤のMP確保が非常にキツイことになると思う。
「初期状態ではMPが0、時間の経過と共に回復」というシステムは、
FFTシリーズの原形であるタクティクスオウガから継承されている。
このゲームは個人的に神ゲー。FFTA2の良いところを挙げてみた。
- 例のアイテム増殖以外に目立ったバグも無い
- 財宝オークションを利用すればアイテムコンプも難しくない
- 通信機能はあるが、クラントライアルを使えば同様の報酬(クランアビリティ:ライブラ)が得られる。
- 難易度が低いと言う人もいるが、「ハードモード」もあるため飽きない。
- ストーリーが薄いと言う人もいるが、メインに拘らず
サブクエストも派遣を使わずやってみれば薄いとかそんなことはない。(特にデュアルホーン) - ジャッジ&ロウシステムの改良。FFTA2を先にやった人はFFTAはやらない方がいいです。
- ジャッジとロウは前作とまったく違うものだと思った方が早い。
- エンカウントエンゲージのモンスターのレベルが、パーティの平均レベル。
つまり、バトルを楽しみたい人はレベルを上げまくってもヌルゲーにならず、
逆に戦闘をサクサクこなしたい人は低レベルの汎用キャラを大量に用意すれば良い。
ちなみにエンカウントエンゲージではEXPが必ず60以上もらえます。 - 公式サイトのサイドストーリーも良い。
- 個人的にVSネタがあったのを評価したい。後何よりモーグリ兄弟が可愛い。
ちなみに公式の攻略本の巻末にも載っていた。
(現在は公式サイトが無くなってしまったので読みたい場合はその攻略本を探すしかない)
- 個人的にVSネタがあったのを評価したい。後何よりモーグリ兄弟が可愛い。
- 言う間でもなく下記の通りBGMが神。
- 前作での反省点を多く改善しているところはポイントが高い。
ただヴィエラの優遇は相変わらずだが……
前作では愛が無ければ使いづらい感もあったバンガやン・モゥが
普通に一線級の戦力となったのは評価できる。
(ン・モゥはMPの仕様が変更になったのがちと痛いが、それも運用次第)
- ン・モゥはグリアのソウルクラッシュとセットで本領発揮
上画面を下画面はコンフィングで逆にできる…。
あえて書くが、私的にヴィエラ族のキャラグラがかなり微妙になった。
前作の赤魔やアサシンはかなり可愛かったのに…
>名前についている「A2」はその名残と思われる。
- タッチペンを一切使用しない(できない)ことからも元はアドバンスで…、
ということが推測できる。- FFTA2はFFTAの3カ月後に製作がスタートしたが、
FF12の開発の影響で一旦停止し、後に再開した経緯がある。- 3ヶ月後って滅茶苦茶早くないか。TAが海外でミリオンだったのが大きいのかな?
- タッチペンには敢えて対応していない。
理由はタクティクスタイプのシミュレーションだと、かなり無理な操作になるため。
- FFTA2はFFTAの3カ月後に製作がスタートしたが、
音楽について
BGMはDSの中ではかなりの高音質。また、12RWなどと共通の音楽も多い。
- 12とTAの曲が半分、後はオリジナルと言ったところ。戦闘テーマはストリーミングらしい。
上記のように音楽はかなり良いが、サントラと聞き比べるとやはり雰囲気が変わる曲もある。
初めて買ったDSソフトがこれだったので他のソフトの音質に・・・orz
- 音楽に関しては崎元氏のこだわりのようだ。前作のTAもGBAにしてはいい音だった。
Ivalice Alliance
イヴァリースアライアンス | |
1作目 | Final Fantasy XII Revenant Wings |
2作目 | Final Fantasy Tactics 獅子戦争 |
3作目 | Final Fantasy Tactics A2 封穴のグリモア |