設定/【ミミック菌】

Last-modified: 2021-11-27 (土) 14:57:38

FF12

イヴァリース全土の地表を覆っている細菌。
人体に影響はないが、汎用的に使用される金属を腐食させてしまう。
これにより地上では機械が発達していない。


バルハイムの鉄道跡や金属武器があることから、ある程度の機械や金属製品は使えるレベルの腐食のようだ。
飛空艇などの精密機械が故障しやすいのかもしれない。
バルフレアシュトラールを上空に浮遊させアンカーを下ろして停めていたが、
飛空艇が地上に降りるシーンがあることから、一時的に降りるだけなら大丈夫らしい。

  • 飛空艇に乗り込む際に服や靴に付着したミミック菌を落とすような描写もない。地上から離れた環境では生きていけないのか、それともこまめに殺菌しているのだろうか。

ミミック菌の影響により戦争では航空戦が主になる。
ただし魔法障壁というバリアを展開できる拠点での戦闘は事情が異なる。
魔法障壁を城塞や都市といった拠点の上空に展開すれば、上空からの爆撃や侵入を完全に防ぐことができる。
この魔法障壁を取り除くには、拠点内部で魔法障壁を展開している魔道士達を倒さなければならない。
魔法障壁のある上空からの侵入は不可能なので、拠点内部に侵入するにはミミック菌の漂う地上から攻めかかるしかない。
そのため無数の飛空艇が飛び交う下で壮絶な白兵戦が繰り広げられることになる。
こうしたFF12の戦争形態を表したものが、オープニングムービーのナルビナ城塞における戦闘シーンである。


某ロボットアニメの某粒子のように、白兵戦と高度な兵器を両立させるために作られた設定かと。
しかしミミック菌はハントカタログ内しか説明がないため存在すら知らない人がほとんどだろう。
そのため地上戦と航空戦の文明レベルのギャップに疑問を持った人も多いはず。

  • でもその世界の人間にとって常識なら
    いちいち主人公が「ミミック菌ってなんだ?」とか聞いてもアホの子にしか見えんし。
  • あえてギャップを強調してプレイヤーの疑問を大きくさせ探求意欲をそそっているのかも。
    松野氏はプレイヤーが能動的に関わることで様々な謎が解けると語っていたので。
  • 文明に対し、大きな制約を齎している訳だが(まぁ、空中に飛空艇がある点で充分凄いけど)、これもオキューリアの差し金だったりするのだろうか。

原理が冬虫夏草に似ている。


腐食するのは「汎用的に使用される金属」とあり、錆びやすい金属とそうでない金属がある様子。

鉄甲殻の解説に「鉄を使った合金で作られているため手入れをおこたるとすぐサビてしまう」とあるが
材質によってはかなり錆びやすく、入念なメンテナンスが必要になるようだ。

ミスリルは「強い魔力を帯びた銀の一種で、兵士の武具によく用いられる」とある。
鉄鉱は売値1043ギル、ミスリルは売値1531ギルだが、高価なミスリルがよく用いられるのは、
錆びにくい金属でメンテナンスが楽という理由が考えられる。

逆に言えば、メンテナンスさえ怠らなければ地上でも汎用の金属は使えるとも読み取れる。
実例としてはバルハイムの鉄道がある。
飛空艇が主流になって廃棄されたのも、莫大なメンテナンス費がかかるためと考えれば合点がいく。

  • そもそもその「鉄道」も便宜的に鉄道と呼んでいるだけで別の金属を使っていた可能性もある。
    いきなり「ミスリル道」と呼ばれても意味分からんしね。
    何にせよ、頻繁にメンテナンスのいる金属を地上で使うより空へ、というのは理にかなっている。
  • 鉄甲殻のようなサビやすい金属の手入れとは、メッキなどを施したりするのだろうか。
    • メッキは多分効果的な方法だけど、メッキが剥げるたびにメッキを施すのは難しいだろうから
      取り出して磨くとか、油を塗るとか、水分がつくたびに乾ききるまで拭くとか
      そういう普通の手入れを現実よりも頻繁に行う必要があるということだと思う。

現実にも金属を腐食する細菌は存在しているらしい。
タイタニック号の残骸がその細菌に食われているとか。


そういえば何故ミミック菌と言う名前なのだろうか?
菌の作用にミミック要素は一切ない気がするのだが。
最初に発見されたのがミミックの体表とか、そんな感じなのだろうか。


飛空艇には高度な機関銃がついているのに、武器として扱えるは火縄銃のような前世代的な銃しかない。
これも恐らくは、銃身すべて金属だったり、複雑な機構の銃では壊れやすいということだろう。
ちなみに銃弾は、なんと全て非金属(金属度0)である。
金属の銃弾は弾詰まりの危険性が高いのかもしれない。

  • 現実の銃でも銃身内に弾丸表面の素材がこびり付いて、故障や暴発の原因になることもある。
    さらに腐食のリスクも加わるとなると、非金属なのは当然と言えるかも。

イヴァリース全土は、地表を通称ミミック菌とも呼ばれる細菌がおおっている。
これらは人体に影響はないものの、汎用的に使用される金属を腐食してしまう。
このため、空中を移動する飛空艇が発展し、逆に地上を移動する類の乗り物は衰退していった。
そのため地上での移動手段はチョコボ、またはチョコボに牽かせた馬車が主流となっている。
 

ハントカタログNo.37-賢者の知識No.10「地上の乗り物」より

このミミック菌はタクティクスの時代にも漂っているのだろうか?