キャラクター/【グラミス・ガンナ・ソリドール】

Last-modified: 2021-05-15 (土) 19:43:39

FF12

アルケイディア帝国第11代皇帝。ソリドール家の皇帝としては4代目。
31歳で即位し、現在63歳。
かつては武人として名を馳せ、即位後も周辺国を侵略するタカ派だった。
バッシュガブラスの祖国であるランディス共和国も、19年前にグラミスの侵略を受け滅亡している。
4人の息子を持つが、長男と次男は反逆を企てたため、三男ヴェインに命じて処分させている。
このように過激な政策を執っていたが、死病に冒されてからはハト派寄りになる。
ここ数年は衰え著しく、後継について囁かれるようになると、
ラーサーを後釜に据え、その後見人として実権支配を狙う元老院の暗躍に頭を悩ますようになる。
ヴェインのナブラディア&ダルマスカ侵略とナブディスの爆発事件以降はヴェインを警戒し、
ガブラスにヴェインの動向を密かに監視させている。


息子達への負い目もあったのか、最終的には元老院を失脚させるためのヴェインの策略に乗り、
服毒自殺を図り、死亡する。

  • グラミスとヴェインはソリドール家の存続を第一に考えている
    ヴェインは第8艦隊を失った責任を元老院に糾弾され失脚寸前、グラミスは余命幾ばくもない状態で
    残るラーサーには元老院の圧力に抗う力がないため、ソリドール家は風前の灯だった。
  • グラミス派のドレイス曰く、ラーサーは元老院の思い通りになるような人物ではないとしているが、ガブラスは思い通りにならぬなら元老院が潰しにかかる(アルケイディアの制度上、皇帝家の人間でなくても皇帝になるのは不可能ではないため)と説明しているため、ロザリアの侵攻の気運が高まっているのに内紛の危機が迫っているという、ソリドール家どころかアルケイディア帝国自体がかなり危うい状況であったともいえる。
    • ガブラスはグラミスとヴェインから、『グラミスは死病を患い、ヴェインは元老院に目の敵にされており、ラーサーは元老院に利用されかねない』と教えられているので、ソリドール家が危機にあることがわかってはいたようだが、他のジャッジマスター達は、ドレイスのように何も気づいていなかったのだろうか?かなり馬鹿では
      それとも、所詮お偉方の権力争いに過ぎず、誰がトップになっても帝国は我々が支えるから安泰だ、という自負でもあったのか...

長男と次男を三男ヴェインに処分させた件について、ヴェイン側の心境ははっきり示されていない。
しかし父が息子の目的を全く分かっていないので、お互いに疎遠になっているのは間違いない。
グラミス側は、ヴェインは自分を恨み復讐を考えているのではないか、と思っている。

  • 11年前にヴェインに兄たちの処断を命じて以来、疎遠な関係になってしまい、ヴェインがグラミスの与り知らぬところで秘密裏に行動するようになり、公務以外でグラミスに会うことを避けてすらいるような状況になってしまっているので、そう考えてしまうのも仕方なかろう。支配者体質云々以前にヴェインが自分の死を悲しむと思える要素が微塵もない。
  • アルケイディアの民にとっては間違いなく名君なのでね。たんに君主として祖国と自家の利益のために、作中の状況下では強硬路線より穏健路線のほうがその目的にかなうと合理的に判断してるだけで日和ったわけでもないし、かつての侵略行為とかを後悔している節もない。ただ道を誤った兄らの処断を命じてから、ヴェインが目的のために手段を選ばないほど冷徹になったことには例外的に罪の意識を感じている、
  • ヴェインに実の兄を2人とも処断する役目を負わせたということは、グラミス派のドレイス曰く「人とは思えない」ほどの汚れ役を命じたことになるが、加えて、当時既にラーサーが産まれていたため、汚れ役にしたヴェインのことは兄2人とともに切り捨て、後継はラーサーにすると宣告したようなものでもある。ソリドール家はアルケイディアにおいて王族のような一族であるから、国を守るために後継を温存しておくのは当然だが、当時まだ15、6歳だったヴェインに恨まれていると思っても仕方がないだろう。
    それにしても、元老院牽制のためだったとはいえ、皇帝が誰にも看取られずに服毒自殺、というのは、あまりにも寂しい最期だった。お互い立場上冷淡な態度をとるしかなかったのだろうが、皇帝の前でなければ、ヴェインも父親を気遣う素振りを見せていたのに...
  • グラミスがヴェインに対して「復讐のつもりか」と言っている「復讐」の相手は、グラミスではなく、ソリドール家を潰そうとしている元老院のことでは?
    たとえヴェインが長男・次男と仲が良く、命令に従い国のために兄弟を処断したことを後悔していたとしても、同じく国のために働いただけのグラミスを殺すことが彼の「復讐」になるとは思えない。国を思い冷静な判断を下している訳ではなく、ソリドール家を支配すること自体が目的となってしまっている元老院に対しては、断罪の機会を狙っていたかもしれないが。

ガブラスのことを、非情だと勘違いしている。
ガブラスは非情なのでを殺す覚悟ができているのではなく、むしろ恨んでいて、積極的に殺したがっている。

  • 非情と言うより激情というべきか。ただ、劇中を見る限り、バッシュや過去に触れる言動をしなければ忠実で冷静に任務をこなしている様なので、グラミスからすれば冷徹な懐刀、位にしか見えていないのかもしれない。
  • 兄たちを処分させたことでヴェインに恨まれている、と考えているから、非情に見え、肉親を殺すことをなんとも思っていなさそうな部下をそばに置いておきたかったのだろうか。
    結果ガブラスに、ずっと自分を支えてきた息子を殺され、元老院の思惑通りに動くラーサーが後継となってしまったが、ソリドール家としてはそれでよかったのだろう。