豚海兵

Last-modified: 2024-05-06 (月) 18:45:46

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概要

迎撃タイプ 衝突タイプに強い・汎用タイプに弱い
配置:前衛
移動型:海上 ホモビ族 ノックバック耐性:歩兵

解説

性能

・基本ステータス ※()内は個人スキル抜きの数値

Lvクラス雇用費HPMP攻撃防御魔力魔抵抗素早さ技術HP回復MP回復移動召喚数/LV
1豚海兵140100001005004004001605050151400/0(%)
15熟練豚海兵480170001008506806801606492151400/0(%)
25セルシオ方陣兵176022000100110088088016074122151400/0(%)

・耐性

属性近接長柄突撃弓矢銃撃魔力スキル
耐性-20+2-2+1-20+20+2-200
属性恐慌幻覚混乱石化麻痺沈黙能力低下即死
耐性+2+2-2-200000

・使用スキル

スキル使用可能Lv種別消費MP射程技中移動力攻撃力備考
長柄攻撃1~接近攻撃接敵時60%長柄・攻撃×90%[範囲攻撃:中](2回)[範囲攻撃:中]
長柄・魔力×5%[範囲攻撃:中](2回)
火・攻撃×95%[範囲攻撃:小](4回)
火・魔力×15%[範囲攻撃:小](4回)
移動力低下(8×4)付与
ノックバック(騎兵のみ)
遠距離攻撃200
整列1~回復技自分のみ100%移動力・固定値:20

・個人スキル

アイコンスキル使用可能Lv効果
戦列1.png戦列兵Ⅰ1~14HP+1000
防御+50
HP回復+50
砲撃耐性修正値:2
戦列2.png戦列兵Ⅱ14~24HP+2000
防御+100
HP回復+100
砲撃耐性修正値:2
戦列3.png戦列兵Ⅲ25~HP+3000
防御+150
HP回復+150
砲撃耐性修正値:2

運用

・雇用可能勢力
ヒゲクマ海賊団
・所属する人材
白豚

考察

ヒゲクマ海賊団にて運用される長柄兵科。
性能は大雑把に言うと移動タイプが海上になり炎属性攻撃が出来る代わりにグングニルの減ったRMLA役クッキー☆声優とでもいうべき性能。
炎属性による引き撃ちのような芸当も出来なくはないが肝心のヒゲクマ周りの勢力が原理やVVAN、材料屋など機動力のある勢力ばかりであり素直に炎属性槍兵として運用した方がいいだろう。
豚海兵が一番輝くのは最初にぶつかるであろう原理主義の原理RMLA役に有利をとれる点である。
炎ぐらいしか弱点がなく以前のヒゲクマ海賊団調教海賊を原理RMLAに狩られるだけだったのが豚海兵の登場で迂闊な突撃は彼らで火攻め出来るようになったからである。

ver.0.57以降オークション男から雇用できるようになったため間接的に全勢力で運用が可能となった。
他と違って活躍の場を選ぶ兵科ではあるがオークション男から雇える兵科で唯一の炎属性攻撃持ちなので覚えておくと活躍する場面があるかもしれない。

解説

セルシオ方陣
テルシオ方陣+セルシオ
テルシオ方陣とは1500年代付近に生まれ、正式には1534年から1704年までスペイン王国が採用していた
軍事編成『テルシオ』におけるもっとも基本的な戦闘隊形である。
スペイン軍では軍事編成側が『テルシオ』であり、戦闘隊形自体は『野戦方陣』と呼ばれていた。
一方の他国では戦闘隊形自体を『テルシオ』、あるいは単に『スペイン方陣』と呼んでいたため、
厳密には『テルシオ方陣』という呼ばれ方は存在しなかったりする。

編成のきっかけは1493年のイタリア戦争において、
剣と盾を装備した歩兵のロデレロ(またはエスパダチン)と軽騎兵のヒネーテで構成されたスペイン軍が、
セミナラの戦いにおいてフランス軍の重騎兵隊と、フランスに雇われたスイス傭兵のパイク兵に成すすべなくボコボコにやられたため、
それに対抗してスペイン側も歩兵装備をパイクを主軸にした編成に切り替えた際に誕生した。

パイク兵の長大な方陣を形成して陣形の中心に据え、それを囲むように銃兵を配置し、
さらに四隅にも小規模な銃兵隊を配置した初期の物が現在で最もよく知られているテルシオ方陣である。
この陣形の最大の強みはその圧倒的な防御力であり、
きちんと統率が取れていれば重騎兵は勿論、身軽な歩兵でさえも近づくことが出来ないほどの強さを発揮した。
さらに、陣形維持のために志願制による長期編成を軸に据えていたため士気が高く、
当時の傭兵主体の軍の中ではずば抜けた規律があり、テルシオを追い詰める前にあまりの硬さから敵側が逃げ出すことすらあった。
一方で飛び道具には弱かったものの、当時の銃や砲は命中率が悪かったため主軸とはなり得ておらず、
いまだに白兵戦が主流だったことから16世紀の間はあまり問題とはなっていなかった。

その一方で欠点も明白であり、極端なまでに防御に特化した陣形であったため機動力は鈍重そのものであり、
更に自発的な追撃はほぼ不可能だったことから戦闘の長期化を招く結果となった。
また、常備軍的な性格が強かったことから兵士の賃金が高いのも欠点であり、
特に本元であるスペイン王国では維持費が捻出できずに何度も破産宣告を出すような有様だった。
なお、ここまでを一言で纏めてしまえば近代的になったファランクスである。

テルシオは1503年のチェリニョーラの戦いにおいてフランス軍を打ち破る鮮烈なデビューを遂げ、
以降の16世紀においては年が経つにつれて編成比率が少しずつ銃兵軸に切り替わるという微調整こそあったものの、
ヨーロッパ全土において最もよく使われていた主力戦術となった。
だが、17世紀初期においてネーデルラント総督マウリッツ・フォン・ナッサウがテルシオへの対抗策としてオランダ式大隊を発案し、
これを発端にしてヨーロッパ各国でテルシオを打ち破れる編成を編み出す軍制改革の波が押し寄せることとなった。
その後、スウェーデン王グスタフ2世アドルフの手によってオランダ式大隊を改良したスヴェーデン式旅団が発案され、
1631年のブライテンフェルトの戦いにおいてプロテスタント軍がこの陣形を用いて神聖ローマ帝国のテルシオに圧勝し、
1643年のロクロワの戦いにおいてフランス軍が本家であるスペイン軍のテルシオを打ち破ったことでテルシオの軍事的価値は低下の一途を辿った。
その後は銃剣の開発によってパイクが時代遅れの武器となり、野戦砲の普及・銃器の有効射程向上によって
これまでは鉄壁だった槍兵密集戦術はただの的にまで成り下がったため陣形としてのテルシオはほぼ消滅し、
スペインではスヴェーデン式旅団の技法などを取り入れて改良を加えられながら軍事編成としてのテルシオは続けられていたものの、
1704年にルイ14世の孫フェリペ5世がテルシオに代えて連隊と大隊の編成を採用したことによって、
軍事編成・陣形の両方の意味でテルシオは消滅することとなった。

VT界隈においてはハルスベリヤ叙事詩2において特に有名であり、
著明な戦闘では陣形の側のテルシオで戦う物まで用意されている。
ちなみにその戦いの操作側は男の世界と名高いガルベシア。
敵も征伐騎士の男衆とまさに女人禁制の迫真の死闘を演じる事となるだろう。
作中正史では敗北・壊滅するが、それも男の世界だ。

なお、テルシオの天敵と言える野戦砲はすでに普及が進んでおり、
著名な戦闘では方陣を丸ごと切り伏せるような怪物が突っ込んでくるため、
作中でテルシオの防御力が発揮される事はあまりなかったりする。

使用者がヤバい突撃ラッパはともかく、囚人の投石に怯んで容易に潰走する?…なんのこったよ。

コメント

  • おお -- 2023-11-25 (土) 09:57:44