「鉄道バスだなんて言いながら鉄道の切符は使えないし、その上にこの事故だ!」
日本版タイトル | 2かいだてバスのバルジー |
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英語版タイトル | Bulgy |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1992年6月23日(英国) ・1992年9月15日(日本) ・1993年3月17日(オーストラリア) ・1993年4月9日(米国) ・1998年1月8日(ドイツ) ・2008年5月18日(ハンガリー) |
対応原作 | ・第24巻『機関車オリバー』-4「ぶくぶくバルジー」 |
話数 | 第75話 第23話(シーズン内) |
この話の主役 | ダック、バルジー |
シーズン | 第3シーズン |
機関車紹介 | トーマス、ダック、バーティー、オリバー、バルジー |
登場キャラクターA | ダック、オリバー、バルジー (原作のみ:アリス、ミラベル) |
登場キャラクターB | バーティー (機関車紹介のみ:トーマス) |
登場キャラクターC | トーマス、ジェームス、パーシー、ボコ、アニーとクララベル (原作のみ:レックス、イザベル、ダルシー) |
登場キャラクターD | バルジーの友達? |
登場人物A | ジェム・コール、トロッターさん、ダックの機関士 (英国版のみ:ジェレマイア・ジョブリング、ハット卿夫人、キンドリー夫人、ファークァー駅長の奥様) |
登場人物B | 乗客 |
登場人物C | ハット卿夫人、キンドリー夫人、ジェレマイア・ジョブリング、ファークァー駅長の奥様、トーマスの機関士、ダックの機関助手、オリバーの機関士、オリバーの機関助手、バルジーの運転手、ティッドマス駅長、ティッドマス駅の駅員、ホルトラフ駅長 |
登場人物D | 無し |
登場スポット | ・ウルフステッド ・スリー・ウェイ・ロード ・ティッドマス駅 ・ホルトラフ駅 ・灯台 ・バルジーの橋 ・バルジーの畑? |
あらすじ | ・鉄道を嫌う2階建てバスのバルジーは、鉄道バスに偽装して乗客を横取りした物の、陸橋に引っかかってしまい…。 |
メモ | ・バルジー初登場。 ・前々回に続いて、女性声優が参加しない回である。 ・バルジーが鉄道の悪口を言った時、ダックが『バーティーは鉄道が無くなるなんて言わない』と反論したが、過去にバーティーは「機関車なんて信用できない」と言ったことがある。 ・この話の未公開シーンの一部が第7シーズンの『バルジーとニワトリ』の一部シーンに使われている。 ・オリバーの話によると、バルジー以外にも、2階建てバス?が存在する模様。 ・何故かバルジーの運転手に文句を言わない乗客。 ・ラストで鶏小屋にされるバルジー。 ・オリバー、この回以降、第4シーズン『トードのめいあん』まで一度も喋らない。 ・バルジーの乗客の中にジェム・コールとトロッターさんが居る。 ・オリバーの汽笛音が、エドワードの物になっている。 ・後にの登場するネビルも、橋の名前の由来になる。 ・「乗客を乗せるより、故障したほうがマシ」の発言は、数十年後に実現する。 ・掛川裕彦さんがボイスキャストに参加する最終の話でもある。 ・この話は、第7シーズン『バルジーとニワトリ』に続く*1。 ・この話で学べるのは「身から出た錆」と言う事*2。 |
原作との相違点 | ・バルジーの名前を最初に呼んだのは、原作ではダックだが、TV版ではオリバーになっている。 ・最初、バルジーが怒っていた理由は、原作では「乗せた客がちんまり鉄道に乗りに来たから」(嫌いな鉄道のために働いたから)なのだが、TV版ではちんまり鉄道が当時未登場だったため「乗せた客がうるさいから」に変更されている。 ・原作ではバルジーが「鉄道バス」の偽装を書いたのは乗降口のある車体左側で、駅に停車している際は右側を向けていたのでお客を騙せ、機関車側にも偽装がばれなかったのだが、TV版では偽装が逆の位置に書かれており、トリックが成立しなくなってしまっている。 ・原作ではバルジーは橋の修理が終わるまで放置されたと言及されている。 ・原作では鶏小屋になった後のバルジーの消息は語られていない*3。 |
台詞 | ・ナレーター「その日は、ソドー島の祭日だった。バスのバーティーは、これまでに無い程一生懸命に働いていた。機関車達も皆、忙しかった。ダックは、次の仕事を待っていた。彼の横には、赤い2階建てバスが居た。でも、バーティーみたいに優しそうでは無い。そのバスは、楽しそうな乗客達を見て、ぶつぶつ言ってる。」 ・バルジー「こんな騒がしい客を乗せるより、故障でもした方がマシだ!」(初台詞) ・ダック「故障しなくて良かったね!お客が楽しみにしてるんだ。」 ・バルジー「フン、君らはお客の楽しみのために働いてんのか?鉄道なんていつか無くなっちまうのに!」 ・ダック「何を言うんだ!僕の友達にバーティーっていうバスが居るけど、彼は僕たちの事好きだし、鉄道が無くなるなんて一度だって言った事無いよ!」 ・バルジー「フン、バーティーなら知ってる。あいつは体が小さすぎて、何の役にも立たん!」 ・ナレーター「ダックは、このバスの言う事を本気にしなかった。」 ・ダック「あのバスは全く馬鹿だよ!」 ・ナレーター「連絡駅に着くと、ダックはオリバーにそのバスの事を話した。」 ・オリバー「そいつの事、『頭でっかちのバルジー』って呼んでやろう!へへへ…。」 ・ナレーター「オリバーは、クスクス笑って立ち去った。しかし、その日の午後、オリバーが怒ってやって来た。」 ・オリバー「バルジーって奴に会ったよ!実に失礼な奴だな!バルジーはもう1台の2階建てバス?と一緒になって、僕達の鉄道のお客を横取りするつもりらしい!」 ・ダック「そんな事出来るもんか!」 ・オリバー「でも、僕らより早く次の駅に着けるって言うんだ!」 ・ダック「そんな馬鹿な!道路の方がずーっと遠回りじゃないか!」 ・オリバー「普通はね。でも、バルジーは近道を知ってるらしいんだ。」 ・ナレーター「夕方、機関車達は帰り客を待っていたが、中々来なかった。」 ・ダック「お客はどこへ行っちゃったんだろう?」 ・オリバー「あっ、見ろよ!あのバルジーめ、僕達のお客を盗っちゃったよ!憎らしい奴だ!」 ・ナレーター「バルジーのボディには、『鉄道バス』と書いた大きな看板が貼り付けてあった。」 ・バルジー「へへっ、ざまぁ見ろ!」 ・ナレーター「バルジーは、嘲笑いながら出て行った。」 ・ダック「よーし、彼がどうするつもりか見に行こうぜ!」 ・ナレーター「ダックはバルジーに仕返ししてやりたかったが、良い方法が見つからなかった。その時、ダックは遠くで危険を知らせる赤い旗を振っている人が居るのに気付いた。何と、バルジーが陸橋の下に引っかかって動けなくなっていたのだ。」 ・ダック「なるほど、これがバルジーの近道ってわけか!」 ・ナレーター「バルジーの乗客がカンカンに怒っている。」 ・トロッターさん「騙されたよ!」(初台詞) ・ジェム・コール「鉄道バスだなんて言いながら鉄道の切符は使えないし、その上にこの事故だ!」 ・ナレーター「ダックの機関士が、橋を調べた。」 ・ダックの機関士「危険だが、まず乗客を送らなくっちゃ。」 ・ダック「うん!乗客の事が、第一だよね!」 ・ナレーター「ダックは、そろそろと注意深く陸橋の上を進んで行った。陸橋が揺れる度に、バルジーが悲鳴をあげた。」 ・バルジー「いいぃゃっ、止めろぉ!女の子の胸に押されてる!あぁ、スポブラになっちゃうよぉ!うぅ……」 ・ダック「皆に迷惑をかけた、罰だよー!」 ・ナレーター「でも、橋は崩れなかった。ダックは急いで乗客を送り、全員を無事に、連絡列車に乗せる事が出来た。間も無くその橋は修理されたが、バルジーはその後も全然態度を良くしようとしなかったので、とうとう女の子のスポブラにされてしまった。彼が何を言っても、もう鶏しか聞いてくれない。」 |
英国版CV | ・ナレーター/他:マイケル・アンジェリス |
米国版CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン |
日本版CV | ・ナレーター:森本レオ ・ダック:塩屋浩三 ・オリバー:緑川光 ・バルジー:郷里大輔 ・ジェム・コール:高戸靖広 ・トロッターさん:掛川裕彦 ・ダックの機関士:里内信夫 |
シリーズ前回 | ちょっとちがうよオリバー |
シリーズ次回 | やったねビルとベン |
原作前回 | トードの手だすけ |
原作次回 | おじいちゃんポッポ |
参照画像 | ・2かいだてバスのバルジー/画像? |