「貴方は、トップハム・ハット卿の所の機関車ですか...?」
日本版タイトル | オリバーのだっしゅつ |
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英語版タイトル | Escape |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
対応原作 | ・第23巻『機関車のぼうけん』 (第3話『大脱走』&第4話『小西部鉄道』中盤から後半の一部を使用) |
放送日 | ・1992年6月9日(英国) ・1992年9月1日(日本) ・1993年3月15日(オーストラリア) ・1993年6月25日(米国) ・1998年1月6日(ドイツ) ・2008年5月17日(ハンガリー) |
話数 | 73 |
この話の主役 | ダグラスとオリバー |
登場キャラクターA | エドワード、ゴードン、ジェームス、ダック、ダグラス、オリバー |
登場キャラクターB | ディーゼル機関車軍団、トード、トレバー (機関車紹介のみ:トーマス、ヘンリー、パーシー) |
登場キャラクターC | トーマス、ヘンリー、パーシー、ディーゼル、ボコ、メイビス (原作のみ:フライング・スコッツマン、くま、イギリス国鉄のディーゼル機関車達、イザベル) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、イギリス国鉄の作業員、ダグラスの機関士 |
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人 |
登場人物C | ジェム・コール、エドワードの機関士、エドワードの機関助手、ダグラスの機関助手、ダグラスの車掌、オリバーの機関士、オリバーの機関助手、ティッドマス操車場の作業員、修理工場の作業員 |
登場人物D | ウェルズワーズの牧師(言及のみ) |
登場スポット | ・ティッドマス操車場 ・ヴィカーズタウン貨物停車場 ・ヴィカーズタウン貨物駅 ・修理工場 ・ファークァー機関庫 ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス駅 |
あらすじ | ダグラスは、エドワードがトレバーを助けたと言う話を聞き、ディーゼル機関車だけが働く駅の支線でスクラップにされそうな機関車のオリバーに出会う。 |
メモ | ・オリバーとトード初登場。 ・ダグラス初の単独回。 ・ダグラス、エドワードと初めての会話と喧嘩*1。 ・ダグラスがエドワードとトレバーの会話を指摘されるシーンで、エドワードがアップで映るシーンをよく見ると、エドワードの汽笛がひどく曲がっている。 ・トレバーとトードは台詞無し。 ・未だにあの時の事がトラウマになっているダグラス。 ・前回の錆びた炭水車?を所持しているディーゼル。 ・オリバーは自己紹介しているのに、ダグラスは何故か自己紹介しない*2。 ・今回はカメオ出演のキャラも最後に紹介されている。 ・この話は後に冒険談としてオリバーが一緒にいたトードにしつこく話す*3。 ・この回のメイキング画像に、デヴィッド・ミットンがオリバーとダックが走っている後ろで映っている画像が存在する。 ・この話は次回の『ちょっとちがうよオリバー』に続く。 |
台詞 | ・ナレーター「ある日、エドワードとトレバーがお喋りをしていると、ダグラスがやって来た。重そうな貨車を牽いている。」 ・ダグラス「ほらほらエドワード!仕事中に無駄話はいけませんなぁ!」 ・ナレーター「エドワードはムッとした。後でエドワードはダグラスに文句を言った。」 ・エドワード「トレバーは古い友達だし、君もトレバーに似た所があるじゃないか!」 ・ダグラス「へーっ、どんな所?」 ・エドワード「スクラップになりかけた事さ!」 ・ダグラス「あっ、あぁっ、その事は言わない!車輪がよろよろしてきますよ...」 ・エドワード「トレバーもね、危うくスクラップになりそうだった所を、僕と牧師さんが助けてあげて、僕らの仲間になったんだ!ところで、トップハム・ハット卿がもう1台、機関車を欲しがってるよ?」 ・ダグラス「本当にもう1台あると、有り難いですよね…」 ・ナレーター「その晩、ダグラスは夜行の貨物列車を牽いて遠くの駅までやってきた。そこはディーゼル機関車しか働いてない駅だった。彼が支線に入り帰り支度をしていると『シューッ』と言う音が聞こえてきた。」 ・ダグラス「おや?蒸気機関車の音?」 ・ナレーター「また、『シューッ』と音がする。」 ・ダグラス「そこにいるのは誰です?」 ・オリバー「貴方は、トップハム・ハット卿の所の機関車ですか...?」(初台詞) ・ダグラス「えっ、えぇ!そうですよ。」 ・オリバー「あぁ、良かったぁ…。僕はオリバー、一緒にいるのはブレーキ車のトードです。」 ・ダグラス「何をしてるんですか?」 ・オリバー「逃げ出す所です。」 ・ダグラス「えっ!またどうして?」 ・オリバー「スクラップにされそうなんですっ....!」 ・ダグラス「えっ、えぇーーっ!?」 ・ナレーター「ダグラスはエドワードがトレバーを助けた話を思い出した。」 ・ダグラス「よぉし!私が助けてあげましょう!ちょっとした工夫が要りますがね!まぁ、任しておいて下さい!」 ・ナレーター「ダグラスの機関士達も協力してくれる事になり、準備が進められた。」 ・ダグラス「さあ、私が引っ張りますからね。付いて来て下さいよ!」 ・ナレーター「ところが、駅を抜けようとした時、作業員に呼び止められてしまった。」 ・イギリス国鉄の作業員「おやっ、これは大西部鉄道の機関車じゃないか!これを引っ張っていっちゃいかん!」 ・ダグラスの機関士「いやぁ、このスクラップを引き取る所なんですよ。」(初台詞) ・ナレーター「ダグラスの機関士そういわれて、作業員がオリバーをジロジロと見回した。」 ・イギリス国鉄の作業員「....どうやらそのようだな。よし、通ってもいいぞ!」 ・ダグラス「いやぁ、危ない所でしたな!」 ・オリバー「有り難う!本当にドキドキしちゃったよ...!」 ・ナレーター「彼等の冒険が終わったのは明け方だった。」 ・ダグラス「やっと着きましたよー!」 ・ダグラスの機関士「しーっ!まだ皆眠っているよ。オリバーが泊まれる所を見つけてやらなくちゃ。」 ・オリバー「色々有り難う。命拾いしたよ。」 ・ナレーター「次の日、ダグラスは皆にオリバーの事を話した。」 ・ジェームス「トップハム・ハット卿に知らせなくっちゃ!」 ・ゴードン「そうだな、ダグラスが言うんだな。」 ・トップハム・ハット卿「うぉっほん!わしならここにおるぞ。どうしたんだ?」 ・ダック「あのぅ…もう1台、機関車を増やしてくれませんか?」 ・ゴードン「そう、それも蒸気機関車がいいなぁ!」 ・トップハム・ハット卿「スクラップになりそうなのでもいればなぁ…」 ・ダグラス「ぴったりなのがいますよ。オリバーです!」 ・トップハム・ハット卿「ははははっ!君の機関士から聞いて全て知っていたんだよ。そのオリバーは今、修理工場にいる。」 ・一同「わーい!!やったぁー!!」 ・ナレーター「オリバーとトードは大西部鉄道の機関車に相応しい色に塗り直して貰った。今、オリバーはダックの支線で楽しく働いている。皆はその支線を『小さな大西部鉄道』と呼ぶようになった。」 |
原作との相違点 | ・人形劇ではエドワードとダグラスの会話からスタートするが、原作絵本ではダグラスとオリバーの出会いから始まる*4。 ・原作絵本では客車のイザベルが登場する*5。 ・オリバーは人形劇では当初、ボディが赤錆色に汚れていたが、原作絵本では赤錆色に汚れず、緑のままである。 ・原作にはオリバー達を逃がす為スクラップを輸送しているように偽装する場面や2台が出発しようとする際にディーゼル機関車に見つかる場面やダグラスの機関士が作業長に書類を見せてごまかす場面があるが、TV版ではいずれも省略された*6。 ・他にも原作ではソドー島を訪問していたフライング・スコッツマンが本土に帰るシーンや、ソドー島に新しく来た7101号が本線で働く事になるシーンがあったが、これらのシーンはなく、完全に独立した話になっている。 |
英国CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス |
米国CV | ・ナレーター:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・エドワード:高戸靖広 ・ゴードン:内海賢二 ・ジェームス:森功至 ・ダック:塩屋浩三 ・ダグラス:遠藤武 ・オリバー:緑川光 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・ダグラスの機関士:佐藤浩之 ・イギリス国鉄の作業員:小林俊夫 |
シリーズ前回 | たんすいしゃがほしい |
シリーズ次回 | ちょっとちがうよオリバー |
原作前回 | ヘンリーの大かつやく |
原作次回 | ドナルドのあひる |
参照画像 | ・参照はオリバーのだっしゅつ/画像? |