「○○アニキ(兄貴)」の省略形。
解説
野球界で「アニキ」と言えば元阪神タイガース・金本知憲の尊称である。
しかし、なんJでは2008年に金本がベンチ裏で喫煙をしていることが発覚した影響で「ヤニを吸うアニキ」を略したヤニキという蔑称に発展してしまった*1。ここから人物の後ろにニキを付ける命名法が発明され、蔑称・尊称両方で使える便利性もあり広まった。
2010年に阪神に入団した城島健司をジョニキと呼んだことで、特に阪神に入団する大物選手を○○ニキと呼ぶことが定着する。
ジョニキ以外では、マニキ(マット・マートン)、メセニキ(ランディ・メッセンジャー)、スアニキ*2(ロベルト・スアレス)など。
勿論この命名法は野球選手以外にも派生し、有能な人物には尊称として、キチガイ地味た言動を取った人物には蔑称として*3、あるいは本名が分からなければとりあえず、といった風に「○○ニキ」呼びが普及した*4。
なんJ民の中で有名な人物に3倍打点ニキ、フェニキ、チンコビンビンニキ、マグヌスニキなどがある。
2010年代後半になんJ文化がインターネット大衆に拡散するにつれ、お股ニキのように「○○ニキ」を自称する例も増えたが、本来の使い方とは間違っていることに留意していただきたい。
ネキ
ニキはその誕生から男性に対して与えられる名であり、女性にはアネキ(姉貴)の意味で「○○ネキ」とするのが一般的である。
しかし、吉田沙保里(女子レスリング)・澤穂希(女子サッカー)・伊達公子*5(テニス)など現役時代に逞しい身体能力と実力を見せつけたアスリートに対しては、敬意を表して「○○ニキ(またはアニキ)」とすることがある。
逆に、男性にネキが使われるケースも存在する。