ヤノキ

Last-modified: 2025-05-05 (月) 04:38:14

矢野燿大*1(元中日→阪神)の別称、蔑称。

概要

矢野の前任の阪神一軍監督だった金本知憲の別称、「ヤニキ」をもじったもの。
もともと両者は同い年で、共に東北福祉大に進学*2*3した親友関係にあり、矢野が金本の後を継ぐ形で2019年から阪神の一軍監督に就任したことでほどなくこの別称が誕生した。
ちなみに、矢野も初日からヤネキを彷彿とさせるオネエ口調(に字面では見えるセンテンス)*4でコメントを残し「矢ネキ」とも呼ばれていた。

2019年~2022年まで阪神一軍監督を務め、「カイザー田中」こと田中義雄(1958~1959)以来となる阪神一軍監督在任期間中全シーズンAクラス入りを果たした*5。しかし、監督としてはここ一番での勝負弱さなどもあり非常に毀誉褒貶が激しい*6*7ものの、「金本と共に勝てるチームの基礎を作ってくれた」と感謝している阪神ファンも少なくはない。

先代の金本と比べ当初は影が薄かった矢野だが、最終年の2022年に予祝無敵の人、シーズン最終戦の全員野球*8など一年を通して衝撃的な行動・采配を多く残し、日本ハム監督1年目のBIGBOSS(新庄剛志)と並び2022年シーズンのネタ枠監督として扱われた。矢野先生という別称も生まれている。

関連項目

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*1 本名は輝弘(あきひろ。読み方同じ)。2008年からの登録名。
*2 なお金本はいろいろあって浪人したため大学では矢野の一学年後輩である。
*3 加えて共に在籍2球団目が阪神という共通点も持つが、1球団目は金本は広島、矢野は中日と異なっている。一方、この組み合わせは金本を兄のように慕っていることで知られる新井貴浩の2球団目までの在籍歴が金本と、貴浩の実弟である良太のそれが矢野と共通するという偶然も生じている。
*4 なお金本のそれは広島弁の特徴によるものだったが、矢野の場合は大阪弁によるものなので微妙に異なる。
*5 なお後任の岡田彰布(二期目)は2024年に退任するまで2年間監督を務め、こちらも2年ともにAクラス入りを果たしている。但し岡田は一期目の2004年に一度4位を経験している。
*6 2019年と2022年の逆転CS進出や、ドラフトで有力選手を多数獲得したこと、機動力を底上げしたことが功績として挙げられる。一方、カルト的概念を持ち込んだことや、特定選手の出場に拘ったこと、大山や佐藤輝明などに複数ポジションの守備を行わせたり、長年の課題の拙守を改善できなかったことなどから懐疑的に捉えるファンも多い。
*7 その一方で矢野は兄貴分として選手に寄り添うスタンスを取っており、モチベーターとしては有能と見られることも多いことため、「とにかく勝利を求められる一軍監督より、選手育成がメインである二軍監督のほうが適正ポジションなのではないか」という意見は根強く、「再建期のチームには岡田彰布落合博満のような勝負師タイプよりもモチベータータイプの監督のほうが適任」という意見もある。
*8 文字通りベンチ入りの野手と投手を9回で使い切った。しかも延長戦になったため、危険球などによる退場者が発生した時点で没収試合になる可能性があった。