ロサンゼルス・エンゼルスの投手陣(特に中継ぎ)のこと。
天使達*1、あるいは悪魔達とも*2。
発祥
発祥は以下のツイート。
このツイートが行われた日、先発の大谷翔平は初回に4失点したものの2回以降は無失点と持ち直していた。
5回を投げ勝利投手の権利を得た大谷は75球と余力を残してマウンドを降りる。
上記のツイートを翻訳すると、「大谷にあと1回投げさせてください。ブルペンは悪夢です」となるが、これは「不安定な中継ぎに後を託さないでほしい」という意味が込められている。
実際のところ、この試合時点でエンゼルスの直近5試合の救援防御率は8.86という体たらくだった。
幸いにもこの日の中継ぎ陣は無失点だったものの、この日以降は大谷ら先発投手陣の勝ちを消す試合も頻繁に見られるようになってしまい日本では全盛期の「俺達」や「UNKO」と同類扱いされるようになった。
2021年7月20日 アスレチックスvsエンゼルス
ナイトメアを象徴する試合。
この日、先発の大谷は6回無失点8奪三振と好投するも(ジエンゴも含めた)援護点が無く勝利投手の権利を得られずにマウンドを降りてライトの守備に就く。
すると7回に登板したスティーブ・シーシェクは2つの四球を与えると先制スリーランホームランを被弾してしまう。
さらに8回にはアレックス・クラウディオもソロホームランを被弾。9回に1点を返すも焼け石に水でエンゼルスは敗戦を喫した。
なおアスレチックスのメルビン監督は、『オオタニを早くマウンドから降ろせばいい、そうすればリリーフを打てばいいんだから』と選手達に話しており、これが功を奏したと思われる。
画像等
真ん中はエンゼルスの外野手のマイク・トラウト。MVP3回、シルバースラッガー賞9回を獲得し、300本塁打200盗塁を達成するなど、大谷同様球界を代表する名選手でありながら、ポストシーズンに進出したのはエンゼルスに入団した2014年の一回のみと、大谷と共にチームの不甲斐なさに苦しめられている。
上記のネタのアップデート版。2023年WBCで大谷がいる日本は1位、トラウトがいるアメリカは2位を獲っておきながら、両方ともいるエンゼルスは2022年シーズン73勝89敗、勝率.451、球団ワーストの14連敗を記録。
2021年7月のエンゼルス投手陣の防御率を先発とリリーフに分けて示したテロップ。上段は先発投手の値で防御率1.16なのに対し、下段のリリーフ投手の防御率は8.38。リリーフはほぼ1イニングに1点を失っていたことになる。
こちらは2023年WBCで各国代表に派遣されたエンゼルスの選手*3*4が敗退しチームに復帰することを揶揄した画像。国内外問わずエンゼルスが「監獄(Prison)」扱いされ、代表派遣選手が「脱獄囚」や「仮釈放」、そして上記のように敗退又は大会終了でエンゼルスに復帰することを「再収監」扱いされるネタも散見された。