供養た

Last-modified: 2025-03-21 (金) 23:12:48

千葉ロッテマリーンズOB・清田育宏の蔑称の一つ。由来は後述の「パズドラ事件」から。

本項では「パズドラ事件」を含めた清田の一連の不祥事・騒動について記載する。


概要・経緯

2015年9月、清田には愛人が存在し、さらにTwitter上で問い詰められていることが発覚。愛人を妊娠させる、子どもの名前を考える、とその気にさせた上で堕胎を強要していたという内容だった。
さらに清田が一切電話に出ず、球団関係者やマスコミに発覚することを恐れてか、ひたすらスマホ用ゲーム『パズル&ドラゴンズ』(パズドラ)*1上で謝罪を繰り返していた内容を愛人によりTwitterで暴露されてしまう。
そして「しっかり供養とかはする!」という一文から「供養た(供養田)」などの蔑称が誕生し、後の不倫を含めた一連の流れは「パズドラ事件」と呼ばれるようになった。
なお暴露した愛人のアカウントは即日削除され、続報も一切ないため真偽は不明である。

同時期には読売ジャイアンツ所属選手の賭博問題が他球団を巻き込んだ大騒動になっていたため、清田の不倫スキャンダルが大きく取り上げられることはなく、当時このネタは目立たなかったものの、その後じわじわと拡散される。さらには当の清田本人もやらかしに次ぐやらかしを続々と重ねていった(後述)ため、なんJでは「不倫」と言えばもっぱら清田、のイメージが定着している。

画像

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応援歌・AA

  • 応援歌その1

    おー 供養た 供養た 全力で堕ろせ
    おー 供養た 供養た パズドラで謝れ
    ラララ…(天国の太陽くんに思いを馳せ)
    今こそ供養た!イク宏!慰謝料払え!

  • 応援歌その2

    更なる供養 謝罪で逃げ回れ
    中絶狙え 今江敏晃
    今こそ謝罪 詫び石振りまいて
    電話に出ない 今江敏晃
    (供養た!供養た!供養た!供養た!)

  • 応援歌その3*2

    奨吾 奨吾 中村奨吾
    水子弔う一打を見せろ オオオ
    焼香 焼香 赤子に焼香
    供養とかしろ 奨吾

    ※その2とその3は歌詞からも分かる通り、元ネタはそれぞれ今江敏晃*3、中村奨吾*4の応援歌。言うまでもなく本人らは一切関係ない。3人とも名前がモーラ7個なので「清田育宏」を当てはめられるが、あえて「今江敏晃」「中村奨吾」はそのままにしておくのがお約束。
    ※「太陽」というのは清田が不倫相手に提案した名前。何の因果か清田は2017年に再生可能エネルギーに積極的に取り組んでいる会社のイメージキャラクターに就任し、しかも広告にソーラーパネルの画像とともにプレー中の清田が映っており、ネットを騒がせた。
    また太陽と不倫相手の側が提案した名前を合わせた「清田太陽a.k.a○○ パパは清田育宏でした」というTwitter(現在はX)アカウントが存在しているが、不謹慎な冗談や暴言、下ネタなどをよく呟いており、清田の行った行為に負けず劣らず問題のあるアカウントといえる。
  • AA
        ___      ――ごー供養たー
       ,;f     ヽ         
      i:         i       供養たー!!供養たー!!
      |        |  ///;ト, 供養たー!!
      |    ^  ^ ) ////゙l゙l;    ___
      (.     o  } l   .i .! |  ,;f     ヽ  
      ,,∧ヽ      | │   | .|  i:         i
    /\..\\`ニニ´ !, {   .ノ.ノ |        |  ///;ト,
    /  \ \ ̄ ̄ ̄../   / .|  |    ^  ^ ) ////゙l゙l; らー!ららーららー!
                      (.     o  } l   .i .! |
                     .,,∧ヽ      | │   | .|
                   /\..\\`ニニ´ !, {   .ノ.ノ
    


再びの不倫

2020年10月上旬、ロッテに新型コロナウイルス集団感染が発生し、感染により一時離脱した清田だったが、翌2021年1月にパズドラ事件の時と同じくフライデーされ2度目の不倫が発覚。
2020年9月末の札幌遠征時の不倫が報じられ、部外者との会食を禁じる球団の感染対策ルールを破っていただけではなく、口封じのために不倫相手の受診を止めていたことや、「部外者とは会食していない」と清田が球団に嘘をついていたことも発覚した。

さらに、

  • 清田の不倫とロッテの集団感染の時期が潜伏期間と重なる
  • 感染した8選手中7選手が野手*5、かつ清田とロッカーが近い選手たちだった

という事実から、「ロッテの感染源は清田ではないか?」との憶測も飛び交い、ソフトバンクとの優勝争いに敗れた戦犯として扱う向きも出てきた。

2021年1月15日、清田に球団から無期限謹慎処分が下されたが、その後選手会の弁護士から労働契約違反とのクレームが入った事もあり、5月1日付で謹慎解除、12日には実戦復帰に至った*6

なお、2021年1月21日発売の『フライデー』2月5日号において、不倫相手への愚痴の1つとして代打を出されたことに腹を立て「マジムカついた、だったら最初から出すなよって感じ」とLINEで監督の井口資仁に対する采配批判*7を行っていた事も報じられており、余計にぐう畜ぶりがクローズアップされる事となってしまった。

余談であるが、無期限謹慎処分から12日後の1月27日、2021年シーズン向けに野球規則が改定され、その中の6.04(d)で「出場停止中の者は試合中、新聞記者席や放送室の中に入ることはできないが、スタンドから試合を見ることは許される(要約。原文)」との条文が加えられ、「清田ルール」と揶揄されることとなった(ただし、この条文は原注、すなわちメジャーリーグの野球規則の注をそのまま訳したものであり、清田との関係は無い*8)。

記事

ロッテ・清田 遠征先で部外者と会食 球団に虚偽の説明(デイリースポーツ)


 ロッテの清田育宏外野手(34)が昨年9月末に遠征先の札幌で、禁じられていた部外者と会食していたことを球団に報告せず、虚偽の説明をしていたと写真週刊誌「FRIDAY」(電子版)が7日、報じた。球団広報室は「重く受け止めている。内容を精査させていただき、事実確認をした上で厳正にしかるべき処分を行う」とコメントした。

 ロッテは札幌遠征を終えた後の10月上旬に1軍の8選手を含む計13人が新型コロナウイルスに集団感染していることが判明。清田も陽性と判定されていた。球団は、遠征時の会食は部外者を含まない4人以内とするなど感染対策を行い、ルールを破った選手はいないとしていた。

ロッテの主力・清田育宏 不倫相手との「札幌同伴遠征」(FRIDAY DIGITAL)


その後、清田は10月6日に感染が発覚。A子さんは紛まぎれもなく濃厚接触者である。しかし、清田はA子さんの存在を隠し、「部外者との会食はしていない」と球団に報告したのだ。

さらに清田は、保身のためにA子さんにこんな「お願い」までしてきたという。

「清田の感染が発覚した頃に、A子も発熱した。しかし清田は、そんな彼女に『病院には行かないでほしい』と頼んできたんです。A子は不安を訴えましたが、彼は『自宅用の抗原検査キットを買ってそれで検査してほしい』と」

A子さんが病院に行けば、誰と濃厚接触したのかを説明しなければならない。清田は、球団についた嘘がバレることを何とか避けたかったのだろう。

「検査キットの結果は陰性でしたが、その後もA子の熱は下がらなかった。それでも、A子は清田の『病院に行かないでほしい。自分のことは言わないでほしい』という頼みを守って、2週間自宅に籠こもって隔離生活を送っていました」

清田の口止めの様子
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フライデー記者のインタビューに対して

ロッテの主力・清田育宏 不倫相手との「札幌同伴遠征」(FRIDAY DIGITAL)


―A子さんと不倫関係にあったのは事実でしょうか。

「(天を仰ぎフーとため息をつきながら)いや、これはちょっと……。マズいッス」

―清田選手の感染が明らかになった後、A子さんに「病院に行かないでほしい」と伝えたのは事実ですか。

「いや……病院に行かないでほしいとは言っていないです」

―検査キットで検査してほしいと伝えたのは記憶にありますか。

「はい……。(道端に座り込みながら)あぁ、もうホントに勘弁してください」

―昨年9月末の札幌遠征中、A子さんと外食に行ったことを球団に報告しなかった?

「そうですね。球団は何も知らない」

―A子さんの他にも不倫していると聞いています。

「覚えてないです。わからない」

―何かほかに弁明はありますか。

「(約30秒、無言が続いた後)ちょっと待ってくださいよ。ホントどうしよう」


猛不倫賞達成、そしてクビ

2度目の不倫時に受けた無期限謹慎処分が解除されたが、清田の不倫反省も同時に解除。実戦復帰を果たした矢先の2021年5月19日、『フライデー』6月4日号の内容が予告され、清田の3度目の不倫が判明。今回はよりにもよって、謹慎明け復帰戦の帰路の所業だった上、帰りは150㎞/hの猛スピードで高速道路を爆走したおまけまで付いた。
そして5月23日、球団による事実関係確認の末に「度重なる不適切な行為及び球団への背信行為により契約を維持できない」という理由から、同日付で契約解除。28日には自由契約公示がなされ退団となった*9
この発表は、一軍の試合中*10という異例のタイミングであったが、2度目の不倫騒動時に清田を擁護した選手会もさすがに今回ばかりは球団への抗議等を行っていない*11

なんJではこれら一連の行動により「悪事を働いている意識がなく善悪の認識ができていないのではないか?」という指摘の声が上がり、清田は純粋悪認定を受け、清田が大卒社会人であるという事実と合わせて教育の無力さを語る声も上がった。

生え抜き選手では同期入団かつ同学年の荻野貴司に次ぐ年長者だったにも関わらず、問題行動をさらに積み重ね遂には契約解除にまで至った清田はロッテファンからも見放され、ロッテの背番号1の選手は大嶺祐太以来誰もいなかった*12という扱いになっている。

また、野球選手を含む有名人が女性問題を起こすたびになんJ内外で綾部翔と並んで引き合いに出され、アウトセーフの判定が行われるようになっている。

しかし、清田が行った一連の行為は問題行動ではあるが犯罪は犯しておらず、日本人選手だけでも殺人事件を起こしたOB*13までいるロッテOBの中ではこれでも比較的マシな方だとする意見もある。

記事

懲りない男…ロッテ・清田育宏が復帰早々の「不倫デート」!(FRIDAY DIGITAL)


5番DHとして謹慎明け二軍公式戦初出場を果たした5月12日の夕方5時。試合を終えたロッテ・清田育宏(35)が向かったのは、妻子が待つ自宅……ではなく、目黒区内のマンションだった。

(中略)

再び清田が姿を見せたのは、3時間以上が過ぎた夜8時半。隣にいるのは、女優の黒木メイサを思わせるスレンダー美女だ。手をつなぎ、女性が清田の顔に唇を寄せるなど、楽しそうな雰囲気である。仲良く寄り添って歩いて行った二人は、駐車場に停めてあった清田の愛車に乗り込んだのだった――。

(中略)

二人が乗り込んだ車は、わずか100mほど先のB子さんのマンションの前で停車。車を降りた彼女に清田は何かプレゼントを手渡し、別れの挨拶を交わした。その後、高速に乗るや150㎞/hを超える猛スピードで爆走を始め、自宅のある千葉県方面へと走り去った。

フライデー記者のインタビューに対して

懲りない男…ロッテ・清田育宏が復帰早々の「不倫デート」!(FRIDAY DIGITAL)


――フライデーです。B子さんとの関係についてお伺いしたいのですが。

「あ、あ、全然知らない人です

――いま一緒にいるじゃないですか。知らない人を車に乗せていたんですか。

何も知らない人です

――B子さんとは`19年から不倫関係にあると聞いています。

「いや、知らないです」

――先日は彼女のマンションに行き、手をつないで出てきていましたが。

「あー、あー、もう。あー」

この後、記者から逃げようとしたのか、清田はまったく関係のないマンションに入ろうとするなど、右往左往し始めた。しかし、何かを観念したのか、しばらくして記者に自ら話しかけてきた。

これってフライデーに載るんですか? 勘弁してください」

――では、ちゃんと話してください。

「話しても意味ないですよ。復帰初日なんですよ。もう死にます

――不倫という点に反論がある?

「反論とかじゃなくて……もう終わりですよ。これで球団もクビ、家族にも迷惑がかかる……


ロッテとの裁判、その後

それでも諦めなかった清田は契約解除を不当としてロッテ球団を東京地裁へ提訴するという驚きの行動を仕掛け、クライマックスシリーズ直前の11月4日に第1回口頭弁論が実施されたことで発覚した。

なお、ロッテOBであり退団後の清田を支援していたG.G.佐藤によると、裁判開始手続きはすでに9月末の時点で終わっていた*14ため、CS直前に事が露見したのは偶然であり、清田本人も第1回の口頭弁論が11月4日であったことは忘れていたとの事。
プロ野球選手が契約解除を理由に球団側を訴えるのは80余年のプロ野球の歴史上初めて*15の出来事で、かくして前代未聞の法廷闘争が始まってしまい、「清田もCS参戦*16」などとネタにされた。
この契約解除に関しては選手と球団の契約の根幹に関わる問題であることから選手会も清田側に立って協力していたことや、裁判の被告であるロッテ側が「そもそも複数年契約はしていない*17」という、プロ野球の複数年契約の存在自体を否定する主張で対抗したことが注目を集めた。
その一方で2022年4月12日、BCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズの公式解説者に就任。引退表明こそしていないものの事実上の引退と見られ、音沙汰もその後しばらく無かった。

最終的には2023年2月8日に自身のInstagramにおいて、清田側が訴訟を取り下げることで球団と和解が成立*18した旨を発表した。

2023年3月8日には埼玉武蔵と選手契約を結び、2年ぶりに現役復帰。同年限りで現役を引退したが、翌2024年からもコーチとして在籍し、同年11月には監督への就任が決まった。
なお2023年に育成ドラフト4位でオリックスに入団した芦田丈飛、同じく同年に育成ドラフト4位で西武に指名された金子功児などのプロ入りした選手に感謝されるなど指導者としての手腕はある程度高い模様。

関連項目



Tag: ロッテ ゲーム 蔑称 絶許 AA


*1 ゲーム内のメッセージを送受信できる機能を介したと思われる。また、運営元のガンホーは後にロッテのユニフォームスポンサーになった。
*2 なおこちらは広島東洋カープの中村奨成が2022年、2023年に女性スキャンダルが報じられた際にも1文字しか違わないことから奨成バージョンの替え歌も作られてしまった。
*3 2011~2015。原曲はゲーム『ソウルキャリバー』シリーズの楽曲『Brave Sword,Braver Soul』。
*4 原曲は角田信朗『よっしゃあ男唄』。
*5 投手と野手は練習メニューの都合上、別行動が多い。
*6 この日、イレブンスポーツ公式が清田の実戦復帰を「パズドラ🍮(不倫)」の縦読みを添えて報じ炎上。削除、謝罪に至った。
*7 2020年7月3日の楽天戦とする説が有力。この日、清田は3番指名打者で先発出場。3打席立って三振・犠打・四球という内容で、8回に打席が回った際に福田光輝を代打に送られ交代。その福田光は初球外角低めに大きく外れる球を見逃した後、3球連続インハイの真っ直ぐを空振りして三振という内容だった。
*8 OFFICIAL BASEBALL RULES 2021 Edition "Rule 6.04(d) Comment"以下、"Suspended personnel also are not permitted in the press box or any broadcast areas during the course of a game, but are permitted to watch the game from the stands or suite level."が、当該原注の原文部分。
*9 同年7月8日に発売されたプロ野球スピリッツ2021では、12球団どこでもない「フリー」枠に登録されている。
*10 ZOZOマリンスタジアムでデーゲーム楽天戦を行っていた。
*11 これについては当初、「無期限謹慎処分解除と引き換えに球団が契約に何かの条件を盛り込んでいて、3度目の不倫でそれに抵触したために契約解除に至った」可能性が挙がっていた。ただし後述の通り契約解除をめぐる裁判では一応清田を支援している。
*12 大嶺自身は不祥事こそ起こしていないが、思うような成績が残せなかった事や実弟の大嶺翔太(同じくロッテOB)が問題児という事もあってかついでにいなかったことにされてしまい小坂誠が前任者であると書かれたこともあった。
なお、大嶺翔太が清田のドラフト同期であるため「同年のドラフトはトヨタ自動車野球部から2人指名だった」と言われたこともある。

*13 ロッテオリオンズ時代に速球派投手として活躍した小川博。現役引退後の2004年、金銭に困り勤務先の社長宅に訪れ、借金を断った家政婦を殺害した。無期懲役が確定し現在も服役中。
*14 佐藤はこの段階で報告を受けており、裁判そのものの存在は知っていた模様
*15 コーチ職では、選手への暴行が発覚したことを理由とする契約解除の無効などを求めて埼玉西武ライオンズを提訴(2012年に楽天一軍打撃コーチへの就任を打診された際、訴訟取り下げが条件とされたため請求放棄)した大久保博元の事例が存在する。
*16 偶然にも、「民事訴訟」の英語表記は「Civil Suit」である。
*17 不祥事の暴露記事が発表されるよりも前に清田とは複数年契約を明記した契約書を取り交わしていたが、球団側は「契約書はあくまで単年契約に関するもので、複数年契約の存在は了解していない」と主張した。清田側は契約書の文面も公開しており一部球団側への非難もあったものの、和解で決着したこともあり結局有耶無耶のままである。
*18 なお、清田とロッテの間では和解が成立した一方で、清田の妻と不倫相手の間で別途訴訟が提起されていたことが後日発覚した。また「不倫相手が週刊誌に清田との不倫をリークしたことで清田が契約を解除された」という訴訟理由は発覚当時話題になった。