三浦大輔が2012年7月4日の通算150勝達成試合のヒーローインタビューで残したコメント。
経緯
三浦は低迷するベイスターズで通算172勝184敗・防御率3.60・WHIP1.23という成績を残しており、現役時代から「普通の球団なら200勝している」「所属球団を間違えた」などと評されていた。
2008年のFA宣言では阪神が興味を示した*1が、最終的に「三浦大輔の原点は何かと考えたら、強いチームを倒して勝つこと。強いチームに勝って優勝したい」とコメントを残し残留。そして絶不調やチームの身売りを経てもなお横浜で投げ続け、節目となる150勝を達成した上でのこの発言は横浜ファンの感動を呼んだ。
記事
三浦 巨人斬り150勝「横浜に残って本当に良かった」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/05/kiji/K20120705003609830.html
地元ファンの祝福が心地よかった。「番長おめでとう!」の声が飛び交い、G倒でのメモリアル勝利を祝うボードが揺れる。3試合の足踏みを経てプロ通算150勝を達成した三浦は、お立ち台で素直に喜びを表現した。
「ファンの皆さんがこんなに喜んでくれて良かった。横浜に残って本当に良かったです!」
動画
3:50頃
その他発言
- 三浦は2012年11月29日にスポーツ番組のインタビューにて「違う球団にいたらもっと勝てたと思うか」という質問に対し「ない。俺は横浜の三浦大輔だから」と発言している。
- 2016年まで横浜一筋で現役を続け、引退試合の際も
「これからの人生も、横浜一筋で来られたことを誇りに頑張っていきます。今シーズンをもちまして現役を引退致しますけれども、これからも三浦大輔はずーっと横浜です。ヨ・ロ・シ・ク!」
とコメントした。この言葉通り、テレビ神奈川の解説者や球団アドバイザー職などを経て、2019年より現場に復帰。2021年からは一軍監督を務めている。
- こうした横浜愛の一方、引退時のインタビューにて「問題なのは球団だと思った。はっきり言って当時の横浜は“出て行きたいチーム”だったんです。他球団の選手からも“おまえのチーム、大丈夫か?”なんて心配されていましたから(笑い)」と当時FAでの流出が多かった状況に一定の理解を示している。
関連項目
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