伊藤大海が孤軍奮闘している状態の北海道日本ハムファイターズを揶揄した言葉。
概要
伊藤は2020年のドラフト会議で日本ハムから1位指名を受け、苫小牧駒大から入団。日本ハムが北海道へ移転して初となる地元出身ドラフト1位の投手となった。ルーキーながら開幕ローテーションに入り、5試合目の登板で初勝利を決めたが、そこまでの4試合では以下のようなムエンゴとザル守備に泣かされていた。
そのため、「伊藤最大の敵は対戦相手ではなく、味方の打線と守備、さらには試合によっては後続投手も」との認識が深まっていき、不甲斐ないチーム状況を見て親会社のライバル会社の伊藤ハムになぞらえ「北海道伊藤ハムファイターズ」と皮肉られることになった。
初登板から初勝利まで
日付 | 対戦チーム | 球場 | 個人勝負 | 投球回 | 投球数 | 被安打 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 援護点 |
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3月31日 | 西武 | 札幌ドーム | - | 6 | 102 | 4 | 8 | 1 | 1 | 1 |
4月7日 | ソフトバンク | 敗 | 7 | 118 | 4 | 11 | 3 | 2 | 2 | |
4月14日 | 西武 | メットライフドーム | 敗 | 6 | 109 | 7 | 9 | 2 | 2 | 1 |
4月21日 | ロッテ | ZOZOマリン | - | 7 | 119 | 5 | 10 | 3 | 3 | 5 |
4月28日 | ソフトバンク | PayPayドーム | 勝 | 6 | 102 | 4 | 3 | 0 | 0 | 4 |
- 3月31日 対西武戦
プロ初登板初先発のマウンドで6回1失点9奪三振の好投を見せるも、満塁の好機を打線が4回も潰す*1拙攻の結果、1-1で勝敗がつかず。
- 4月7日 対ソフトバンク戦
7回1死一・三塁のピンチで中村晃をピッチャーゴロに打ち取りダブルプレーで攻撃終了…とならず、遊撃手・中島卓也による痛恨の捕球ミスで三塁ランナーが生還し同点。直後に松田宣浩に勝ち越しタイムリーを浴び、7回3失点11奪三振(自責点2)で降板した。試合はそのまま2-6で敗戦し、当然ながら伊藤は負け投手に。ベンチでは1人頭を抱え涙を流す姿も見られた。
- 4月14日 対西武戦
6回2失点9奪三振の成績を残すも、相手のエラーによる1点しか援護を貰えず、2敗目を喫した。試合後、栗山英樹監督が「打たなくても勝たなくちゃいけない」と発言したことも話題を呼んだ。
- 4月21日 対ロッテ戦
珍しく味方から5点の援護を貰い6回まで無失点に抑えるも、7回に2ランを浴びるなど3失点。それでも7回3失点で4試合連続のQSを達成して後続に託したが、8回に1点を失い、9回は杉浦稔大が2アウト一塁まで漕ぎ着くも、かつてファイターズに所属していた岡大海に逆転サヨナラ2ランを被弾し、伊藤大海の勝ち投手の権利もサヨナラとなった。
- 4月28日 対ソフトバンク戦
計4点の援護をもらい自身も6回無失点の好投。5試合連続のクオリティスタートにしてようやくプロ初勝利を挙げた。
なお、継投直後の玉井大翔がすかさず1失点、守護神・杉浦が2被本塁打であわやの場面まではいった模様。
関連項目
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