ナルアディード

概要

「第65話　ステマ中」で登場。商業国家として有名。発展したきっかけは当時珍しかった砂糖を取り扱うようになったからである。*1
タリア半島と隣のカヴィル半島の間の湾に浮かぶ小さな島。本国の名前はカヴィル半島にある「マリナ」である。
商人であればどこの国の者でも受け入れ、中立都市を宣言している。
金貨の精霊ハシムと海の精霊セイカイを信仰している。
周辺で売っている主な燃料は「泥炭」とのこと。*2

アラウェイ家

「第112話　商売」で登場したジャガイモの取引をした商家。
かなり大規模な家のようだ。

島の元領主

「第140話　島」で登場したジーンが買った島の元領主。
息子と娘が４人いるらしい。港と船は悲願に近いようで、ジーンに島を売った資金で船を買う予定らしい。
ただし、ジーンおよびアウロたちの見解としては「商売に向いてなさそう」である。

ブレー神殿

「第323話　三人」登場した。精霊の力を使ってワインを作っている神殿。
ナルアディードでぶっちぎりで高級品として扱われている。

火の時代の精霊

「第496話　セイカイ」にて、火の精霊が目覚めたことの作用で内海の西側が干上がっていることが判明する。（外海のさらに西の方は雨が降っているようだ）

信仰の対象

海の精霊セイカイ

「第65話　ステマ中」で名前が登場。姿は「第496話　セイカイ」にて猫船長との契約時に登場。
ナルアディードで信仰されている。
「海の精霊」だが、影響範囲は「ナルアディードやエスが臨む内海とメールの地の周辺域」だろうというのがジーンの見立て(第517話　判定を丸投げ予定)
姿はイルカに乗ったポセイドン*3。ただし、しゃべるのはイルカの部分のようだ。
ジーンを「中央の精霊王」と呼んだ。

「第517話　判定を丸投げ予定」にてジーンと契約した。

金貨の精霊ハシム

「第65話　ステマ中」で名前が登場。
ナルアディードで信仰されている。

精霊の枝

「第306話　枝の心配をする」で訪れる。
小麦の形をした枝。金貨と人間の欲がなくならない限り、三分の一は誓いが守られるようだ。

トマス

「第306話　枝の心配をする」で登場した。『精霊の枝』の職員
登場時は職員Aであったが、「第306話　枝の心配をする」で名前がわかる。

アスモミイ

「第306話　枝の心配をする」で登場した。
きりりとした妙齢の女性。『精霊の枝』の責任者。麦の穂の枝への愛が重い。

アリーナ

「第308話　予想外」で登場。
アスモミイの姪。精霊が見えるようで、自身も真っ白いイタチの精霊につかれている。

真っ白いイタチの精霊

「第308話　予想外」で登場した。
アリーナについているらしい精霊。

リプア領

「第354話　自分でも集めてみる」で名前が登場した。私財を投げうつタイプの領主がいるらしい。
飢饉が起きて、一部を飛び地としてソレイユに売却した。
「第524話　生産拡大に向けて」で旱魃のせいで参っているようで、トマトの栽培に向けて話が進んでいる。

内海

「第496話　セイカイ」にて、セイカイから「我が体内に、火の時代の精霊が目覚め眷属を生み出しておる。その精霊を宥め、外に連れ出して欲しい」と依頼された。（ジーンは代わりに船長の船の無事を願った）
実際に訪問したのは「第510話　うふ」にて。依頼達成は「第516話　お土産刈り」となる。
どうやらこの体調不良がナルアディードのここ数年の旱魃の原因のようだ。*4

なお、海の中の精霊はあんまり大きさと精霊の力の大きさは関係ないとのこと（第511話　海中散歩）

• 精霊
  • うふ
  • カメ
  • でっかい魚の精霊（第511話　海中散歩）
  • 骨だけの魚の姿をした精霊（第511話　海中散歩）
  • オレンジ色の海老の姿の精霊(群舞している)（第511話　海中散歩）
  • ぷっくりしたクラゲみたいな精霊（第511話　海中散歩）
• 魔物
  • ツノのある魚（第511話　海中散歩）

うふ

「第510話　うふ」で契約した精霊。
『風と大気の系列の精霊で手伝ってくれる人募集！』でやってきた。「うふっ」と笑う。
成人女性より二回りくらい小さい女性の姿で、着ている薄物を長くたなびかせている。袖、裾、帯と大気に広がって溶けている。
南天を統べる大気の精霊であることが「第512話　嘆きの原因」でわかる。また「第521話　ただの真珠ということで。」で、セイカイよりも力が強い精霊であることがカーンから伝えられる。

カメ

「第511話　海中散歩」で登場したセイカイが道案内に派遣した蓑亀(みのかめ)の精霊。
カメのはなから漏れる気泡で甲羅の上にドーム型の空間ができるおかげで息ができる。（第512話　嘆きの原因）
内海一帯の海に引き込まれる砂粒の精霊らしい。（第512話　嘆きの原因）
火の精霊の影響で別なモノになるとこを助けたジーンに「望むところに砂粒の精霊を集め、赤白黒、望みの砂浜」をお届けするという。

黒糖饅頭（かりん糖饅頭）

「第512話　嘆きの原因」で登場した、セイカイの体調不良の原因。（もともとはマントルを流れていたようだが、何かが原因で地表まで出てきてしまったようだ*5）
海底に穴を掘って埋まり、ヴァンに対する文句をずっと叫んでいたが、本人はあったことがない。（第513話　かりんとう饅頭は沈みたい。）
溶岩の精霊で、沈むタイプと登るタイプがあるうち、こちらは「沈むタイプ」とのこと。
生まれたては燃える石の精霊だったらしい。

気分が落ち込むと物理的に「沈む」ので、ジーンにヴァンの恋愛話を強請った。
「第515話　達成」で無事にマグマに到達したようで、礼にジーンに精霊の雫、クリスに精霊金を渡した。

クリス曰く「深海の孤独な乙女」とのこと。

海綿（スポンジ）

海底にくっついた体中に孔のあいた生き物。（第516話　お土産刈り）
モクヨクカイメンとかユアミカイメンとか呼ばれる。
採取には「錘をつけて三十メートルくらい素潜りするのが基本」らしい。
なお、医師が「アヘンやヒヨスやマンドラゴラに浸した海綿で眠らせる」麻酔に使うとのこと。

潮涸珠列(しおふるたま)

「第517話　判定を丸投げ予定」にて、届かぬ海の底に何か落とした時に使うといいと、セイカイがクリスに渡した。
ジーンには「海水が引いて海底露出しそう」と思われている。

関連

• 精霊金の鎧