城塞都市

概要

「第87話　普通の成功者」で登場。
テオラール国の中にある都市で*1、魔の森に面しており、名前は「アノマ」*2という。
魔物肉が名物*3で、またいろいろな樹液の砂糖やシロップが有名だという。*4

守護

本物の精霊の枝の代わりに、領主の『金の鳥』、『至高の座』、長い年月強い精霊の側にあり精霊が宿ったフェイクの『枝』、『神像』が、魔の森からの守りの役目をしていたが、『金の鳥』は勇者の人形に食われて黒魔物化し、『至高の座』と神殿の精霊の多くはジーンによって解放され、神像に力を移す女神も留守で守りが弱くなった。*5

金ランク一家

「第303話　行動理由の推測」でシュルムの間者がチーム内に入り込んでいたことが判明。
その人物の誘導のせいか、ジーンから見て行動がちぐはぐに見えていたようだ。

アメデオ

「第59話　ほんの少し」で名前が登場。
金ランクの冒険者。精霊が見えることで有名。
プレイリードッグのような精霊が付いている。

「第301話　対処前に終わってた」にて精霊剣絡みで勇者に目をつけられていたこと、「第303話　行動理由の推測」で精霊剣を奪われたことがわかる。

ローザ

ローブの女性で、回復の使い手。
「第73話　水盆」で登場。名前は「第79話　どうやら無関係」でわかる。
少女型の光の精霊を連れている。精霊が見えているようだ。
勇者を召喚したシュルムトゥス王国と因縁があり、ルフを探しているらしい。*6
この他、精霊が見えるもの、精霊つきを多く集めたがっているようだ。

ニーナ

弓使いの女性
「第73話　水盆」で登場。名前は「第79話　どうやら無関係」でわかる。
風と緑の精霊を連れている。精霊は見えていないらしい。

レディローザ

「第352話　完成間近」で登場した。
青の精霊島との取引をする予定だった。
資金（冒険者パーティーの資金ではなく、自国の復興のための資金）調達担当であることが「第353話　情報収集」でわかる。
「第429話　結局食い物中心の視察」で亡国の貴族であったことが判明。
「第534話　現在の中原」で再び名称が登場、シュルムの隣国に食い込んでいるとのこと。

娼館

『月楽館(げつらくかん)』

「第91話　酔っ払い」で登場した高級娼館。ディーンのひいき。

『天上の至福』

「第91話　酔っ払い」で登場した高級娼館。クリスのひいき。
かつて勇者が作ったものをもとにしており、「日本人」が快適に過ごせる清潔さを保てるのは高級娼館しかないようだ。*7

エンダ

「第222話　娼館通いの理由」で名前が出たディーンのお気に入りの娼婦。

冒険者ギルド

イスカル

冒険者ギルドの副ギルド長。白蛇の精霊がついている。
「第252話　迷宮入場」で登場。ディーンたちの試験についてくることになった。
名前が出たのは、「第254話　眼鏡の理由」で、ついてきた理由もここで判明する。

ネフェル

イスカルについた白蛇の姿をした精霊。風と光の精霊
盗み聞き防止の魔法を使うと歌うようだが、音痴疑惑がかかっている。*8
「第257話　ライト」で明らかになった。
「第265話　イスカルさんちのネフェルさん」で名前が判明した。

トーム

書籍6巻「外伝1　副ギルド長イスカルの場合」で名前が登場した冒険者ギルドの副ギルド長。
国から派遣されているらしい。

アビ

書籍6巻「外伝1　副ギルド長イスカルの場合」で名前が登場した冒険者ギルドのギルド長。
体格がよく、脳筋気味だが、精霊が見えるようだ。

冒険者

ジャスミンの夫婦

「第257話　ライト」で名前が出た冒険者。

ビックス

「第257話　ライト」で名前が出た魔法使いの冒険者。

ベア

「第258話　依頼」で名前が判明したアノマ所属の冒険者。
二十層まで一緒に来ていたパーティのリーダー。

メイケル

レナードのパーティの案内役。
「第276話　座布団」で名前が判明した。レッツェと顔見知りのようだ。

神殿

ナミナを主神としている神殿。
地下に古い精霊の道があったのだが、勇者迅とジーン両者により消えた。

『至高の座』

座布団のこと。
城塞都市の守りの一角を担っていた。

ヘインズ

前々代の神官長で、50年間、城塞都市の神殿で光の精霊ナミナに仕えていた。*9
出自がはっきりしない前代の神官長（レナードの父親）の後ろ盾になるために早くに引退した。*10
精霊ナミナに仕えることに迷いが生じ、ナミナを直接目にするために、トマスとオルランドを連れてシュルムに向かったが、信仰心は戻らなかった。*11

詳しくは青の精霊島を参照。

サラ

「第130話　大福」で登場した女性。
ホワイル（ダイフク）と共にいた女性。
ローザにスカウトされていたのを断っていた。ホワイルにつかれており、一日で二刻ほどしか起きていられなかった。
『精霊の蕾』だったらしい。

レナード

白いローブに金糸で刺繍したような格好の十六、七の男。
名前がわかったのは「第280話　一応解決」にて。
神殿の神子で、前の神官長の息子。
魔力を増強する術を施されており*12そのため黒精霊が寄ってくる体質に変わっていた。
欠損すら直す治癒の能力を持っていたが、ジーンが座布団の精霊を解放してしまったため、以降はどうなったか不明。

領主一族

「第428話　ショック療法？」からの一連のレッツェ、アッシュ、ディーン、クリスが受けた依頼で登場した。
存在しないはずの三女が出てきたりと、いろいろと不穏さを見せていた。
「第444話　不参加のはず……」でヒゲ（おそらく領主？）の部屋が爆発し、屋敷が炎上。ジーンの意向を察した精霊が消火を助けなかったため領主一家は全員神殿行きとなった。

『光の鳥』

「第438話　黒精霊憑き（暗め注意）」で登場した。おそらく領主一族と契約していた精霊。
シュルムの密偵に器が壊され、勇者迅に襲われ、力を失って黒く染まった。
その後、冒険者たちに倒されたが、ジーンによって力を戻された。

マルティナ

登場は「第433話　一方その頃森の中（レッツェ視点）」にて、名前判明は「第437話　よい夢を」。
黒精霊に精霊の「雫」を魔の森に返すためにレッツェたちとともに同行した領主の「三女」。
一応領主の血をひいてはいるようだが、レッツェの見立てでは町娘であるようだ。
精霊に雫を返却後、黒い残滓を森にとどめるために殺されかけたところをレッツェたちに助けられる。
「第443話　方針」でクリスに「エメラルドのお嬢さん」と呼ばれているところから、おそらく精霊が見えると思われる。