キャラについて
リンク族と言われるリンクコンパチシリーズの一人。
『ゼルダの伝説』シリーズに登場する主人公の「リンク」。
この姿のリンクは原作シリーズでは『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』に登場している。
コキリの森にしか生息できず、永遠に子供のままであるというコキリ族の元で育った少年。
コキリ族はペアの妖精が与えられるのだが、リンクだけにはその妖精が与えられず、妖精なしと仲間から言われていた。
時のオカリナのオープニングではそのリンクにペアの妖精が与えられ、
妖精が毎作品で開幕ほぼ必ず寝ているリンクを起こし、デクの樹サマを助けて!というところからストーリーが始まる。
なんでもデクの樹サマが言うにはハイラルを狙う悪いヤツがいる。お前の使命はその悪いヤツの野望を止めること。
森でしか生きられないハズのコキリ族が森を出るのは死ぬも同然だがリンクだけはそれが可能らしい。
悪いヤツの瘴気に中てられて亡くなった親代わりのデクの樹サマの遺言を守るために、
自分が何者なのかを知るためにコキリの森を出るところから本格的に冒険が始まる。開幕ピーハットにビビるのはお約束
ゲルド族の王となる存在として生を受け魔王となったガノンドロフを最初に封印した因縁の相手である。
こんな姿ではあるがガノンドロフを封印しハイラルを救い、ムジュラの仮面では滅亡の危機にあったタルミナを救っている。
時を旅したなどの諸事情があるにせよ子供の姿の時点で二つの世界を救っているというマジモンの勇者。しかしその後は…。
ムジュラの仮面より未来の話である『トワイライトプリンセス』で亡霊として登場。原作をやれば分かるが、精神的に辛く未練が残る経験だったので、おそらくあの世に行く事が出来なかったのだろう。トワプリのリンクは彼の子孫である為、血筋を残せたのは貴重な喜びだったのかもしれない。本作では御先祖様として彼に剣術の指導を行った。ゲームのリンクとしては珍しく会話をするが、長年に渡り現生に留まった事もあってか、威厳のある口調である。
今でこそ大人リンクの方が目立っている感があるが、時オカ以前は少年リンクのみだった。なので生みの親の宮本茂氏も少年リンクの方が思い入れが深く、時オカ開発当初には大人しか存在しなかったリンクにわざわざ追加を要求した程*1。その後は大人リンク*2と少年リンク*3が登場する作品は分けられる様になった。
『子供リンク』という名称はスマブラ初出のものであり、原作でこの名称が使われることは基本的にない(『ゼルダ無双』など例外あり)が、
攻略本などでは便宜上子供時代大人時代(のカカリコ村のどこどこに黄金のスタルチュラが~等)と呼ぶことが結構ある。
マリオ64で距離感が難しく敵が倒しづらいといった3D作品の反省をZ注目という画期的なシステムによりとっつきやすくした伝説の作品。
キャラクターの性能
スマブラDXには出ていたがリンクの子供版という枠はXでトゥーンリンクにとって代わられリストラ。
ロイのようにForで復活ともならなかったが、SPでついに復活を遂げた。
元々DX(と64)に出ていたリンク本人ということで使用する体術、ワザはDX時代とほぼ全て同じだが、
当時の大人リンクと比較しても、今作の英傑リンク、トゥーンリンクとは全く別の使用感となっている。
特に全体的な機動力がうさぎずきんでもつけてるのかよという速さ。
(実際にムジュラのうさぎずきん状態とほぼ同じダッシュ感である)
空中機動もトゥーンのようなふわり感がなく、とにかくきびきび動ける。
拒否手段も英傑リンクに比べリーチこそ短いものの豊富でなおかつ性能も上という破格性能で、
おまけに飛び道具を持つため逃げ、刺し、引きはお手の物。
反面、それらを補って余りあるほどの火力不足。
いくつか使えるものがあるが全体的に英傑リンクと同じくらい隙が大きい上にリーチが短く、
トゥーンのデェヤー!のように気軽に振りまわせない。
というかリンク族唯一コキリの剣なのでリーチが非常に短い。
立ち回りで倒そうとすると200%まで粘られるということはザラ。
おまけにトゥーンより体重が軽かったりと防御面はリンク族では最も不安が残る。
総じて非常に器用に立ち回れるものの、撃墜と復帰両面に不安が残る軽量級ファイター。
魔王様が時オカ仕様となった為時オカ仕様の彼は実は最もライバルとして相応しい相手かも知れない。
余談だが、今回初披露の登場演出は『初代64』のリンクの物と同じである。
長所と短所
長所
- 空Nが強い
- NBも強い
- 全体で見てもかなり操作性が良く間合い管理が得意。
- 技の後隙がどいつもこいつも小さい。固められると反撃が困難。
特にガノンのようなキャラには。 - コンボ始動技が豊富で、火力稼ぎから撃墜コンボの始動技まで。
- 盾を用いた飛び道具の無効化
- ガーキャンからの切り返しが豊富
- 撃墜コンボ持ちのブーメラン
- バクダンの自由度と復帰力
- 空nや空下の存在から着地狩り耐性もある程度備えている。
- 回避関連が全体的に優秀。
- 空中回避発生が2F組であり、前方回避や後方回避の後隙も少なめ。非常に掴まえ辛い。
短所
- 全体的に技が大振り
- 大ぶりな割にリーチが短い
- バースト力が皆無
- 全体的な火力が低め
- コンボ耐性が低い
- 復帰力もこの手のキャラにして低い
- 崖つかまり関連が全体的に劣悪
- 回避上がりの移動距離も攻撃上がりのリーチもワースト。
ガノンの下強先端位置ぐらいで待機されると攻撃も届かない、回避上がりしてもめくれない、
通常上がりしても前転登りするせいで半歩前進するため引き攻撃に当たりやすいと行動すべてがハイリスクになってしまう。
- 回避上がりの移動距離も攻撃上がりのリーチもワースト。
技・用途解説
- 弱攻撃(薙ぎ払い→返し→突きor幻影突き→フィニッシュ 発生4F)
百裂と3段弱を使える唯一のリンク族。
剣持ち系の弱にしては出が早い方であり密着したら拒否のために、隙を見せたら刺すためにそこそこ振ってくる。
注意してどうにかなるもんではないがコレを振られる距離は魔王にとって好ましくないことが多々。
上手くガード出来ても2段目で止められると反確がないため一旦下がろう。
- ダッシュ攻撃(たたき斬り 発生8F)
DX時代と同じでダッシュして上から叩き付けるようにして斬る。原作ではこどもリンクもジャンプ斬り使えるのになぜかこのまま
こどもリンクの機動力のおかげで魔王が空NAスカしたら見てからこの技で反確余裕でした^^という間合いがある。
中近距離でブーメランや爆弾に当たるとこれの追撃がまず来る。
- 下強(草なぎ 発生8F)
下段を薙ぎ払い切り。
全体動作が短くちょっと上に飛ばすため立ち回りでちょくちょく振ってくる。
先端なら反確技ほぼなし、根本ガードでも横Bを入れ込んでると
ガーキャン掴みをブーメランを投げる振りかぶり動作でモーション避け出来ると優秀。
一部キャラの崖捕まりに当てられ空前でバーストする連携があるが魔王様は当たらないため安心。
- 横スマッシュ攻撃(スマッシュ斬り→二段スマッシュ斬り 発生15F)
1段目は吹っ飛ばし固定。
ガード出来たらディレイをかけて2段目を出したり出さなかったりするのでそこは読み合い。
- 上スマッシュ攻撃(三段斬り 発生10F)
上方向に3回剣を振る。撃墜は勿論、対空や低%の下投げコンボでのダメージソースに。
一度出したら止まらないので安易には出してこないが着地狩りではこの長い持続で刺してくる。
こちらの高%帯で読まれると空NAに対しガーキャンで出してくる。ガードを固め始めたら要注意。
- 下スマッシュ攻撃(前後足もと斬り 発生9F)
足元を前後に斬り払う。崖掴まりに刺さる。
バースト力もそこそこあるがなんといってもベクトルが危険。
後ろ側は吹っ飛ばしが下がる。
余談だがDXでは巻き込み型下スマ(魔王の下スマと同じで前ヒット→後ろに引き込む→二段目もヒット)だった。
- 通常空中攻撃(リンクキック 発生4F)
名前は酷いがこどもリンクでも最強通常技。64時代からのスマブラキックと呼ばれるアレ。
判定は下半身全部を覆うようについており固く、持続も24Fと長く、驚異的な着地硬直の少なさが売り。
なんと最低空ガード不利は2F。キャラによってはジャスガしても反確がない。全体的に発生が遅いガノンも反撃は困難。
持続当てで掴み確定、高%ならダウン展開、崖攻めではジャンプ上がりとその場上がりをまとめて潰し、着地の暴れとしても速い急降下と相まって優秀。
当たろうがガードしようがこの技に付き合った時点でかなりの不利を押し付けられる。
ガード不利こそ1F増えているものの発生は3Fも早くなっておりガーキャンの拒否性能が段違いに上がっている。
剣士の癖に蹴り技が一番強いのかよ広大なハイラルとタルミナを所狭しと駆け巡った強靭な足腰こそ勇者の証なのだ。
幸いリーチが死んでいるため英傑リンクのモノに比べて相打ちが取りやすい。真空判定なら一方的に打ち勝てることも。
爆弾離し空Nは更に凶悪でガードしてしまうと反確どころか安定行動すらない。
- 前空中攻撃(螺旋斬り 発生14F)
前方に二回斬る。発生は遅いが、撃墜力に優れる。撃墜は中央144%(二段目のみ)。
相変わらずリーチは死んでいるが恐るべきは後隙で、英傑リンクのモノと比べて短く根元当て硬直差は12Fしかなく全キャラ最優秀。
最低空のガード硬直差も2Fでありまず反撃できない。リンク族の中では圧倒的な性能。
こどもリンクが何らかの攻撃に刺すのは大体これでありそれでいてバースト力もそれなりにあるため対策必須。
魔王様の身長だと小ジャンプから顔面に刺さるので注意。主な用途は以下の通り。- 置き技
- 飛び道具を回避するために跳んだところを狩る
- 崖のジャンプ上がり読み
- 自身の崖上がり
- 大ジャンプ急降下で対地攻撃
- ブーメランや弓矢からのコンボ
特に空ダブーメランからの撃墜コンボは意識しておきたい。 - 小ジャンプバクダンその場落とし→空前一段
床と爆弾がある限り殴られ続ける(相当難しいが)。
- 後空中攻撃(二段蹴り 発生6F)
後ろに二回蹴る。6Fで出せて後隙も短くローリスク。用途はめくり、ガーキャンなど。
- 上空中攻撃(上突き 発生5F 持続45F)
剣を上に突き出す。リンクの冒険から続くリンクの伝統的ワザその一。
縦軸を合わせる必要があるが、持続を活かした対空や着地狩りは非常に強力。
リーチが短いため一部技と相打ちが取られやすくなっているが相変わらず強力。
- 下空中攻撃(下突き 発生13F)
剣を下に突き出す。リンクの冒険から続くリンクの伝統的ワザその二。
英傑のものと違いメテオは無いが、純粋なふっとばし力はこちらが上。1on1だと出始めは21.6%という重量級涙目の火力と吹っ飛ばしを誇る。どうなってんだこいつの剣は。こどもリンクの貴重な撃墜技。
一度当たるとバウンドしてもう一度攻撃判定が出る。ただし、急降下中はそのまま貫通する。後隙もモーションの割に地味に短く、daなどで着地狩りしようとしてもガードされたり回避されたりで反撃をもらうこともしばしば。
これのせいで安易な着地狩りは拒否できるため、着地狩りをするときは横方向からを意識。
開幕1Fにメテオ返し不可の炎メテオがあった特殊判定はなくなった。もどして
- NB 炎の弓矢
炎を纏った矢を放つ。構えるのは大差ないものの他のリンク族より後隙が少ない。
空ダすると く の字を描いて飛ぶ。
他のリンク族のより後隙が少なく連射性能があり溜めきり(最大威力までの時間)までが早い。
こちらがガードを固めると連射してくる。
避けたあとに攻撃を置いてくることが多いのでよく見ること。
高%になってくると降り炎の弓矢から空Nやジャンプ回転斬りが繋がったりと大変危険。
総じて全キャラ比較でもトップクラスのNBであり、まずはこれをどうにかすることがこどもリンク戦の課題。
前投げで直接倒される%まではガード多めの方がいいだろう。原作では魔王には光の弓矢しか効かなかったのに・・・
剣士の癖に弓も強いのかよ原作の英傑リンクの矢は重力に従い山なりに飛ぶが時オカムジュラ時代は有効距離なら真っ直ぐ飛ぶ精度の差がスマブラに現れていると言える。
- 横B ブーメラン
序盤→上スマ、中盤~終盤→空前と、基本どの%でも技が確定する危険な技。
避けると戻りを考える必要があるため出来れば行きをガードしたいが、
大抵NBをジャンプで避けた先用に下投げ(近いと上投げ)しているのでガード出来たらラッキーである。
- 下B バクダン
ブーメランと同じく大体何でも確定する、こちらはガードすれば爆発しないのでガードして投げ返してやろう。
復帰時にバクダン下投げに当たるともれなく空前が付いてくる。
立ち回りでこちらにポイポイ投げてくるのはガード、ジャンプでよい。ただし爆弾を持っているこどもリンクに迂闊に攻撃しないこと。
ガードはアイテム投げでキャンセルできるため。トゥーンと違って自爆ダメージがあるため頻繁にはしてこない。
復帰阻止に爆弾をもって飛び出してきた場合はかなり深追いしてくるとみて良い。
台上で爆弾→ジャンプで飛び出す→上Bまたは爆弾落としキャッチ空NA→(この辺で爆発)→戻り空中ジャンプ→再度上Bで復帰が間に合う。
ガードを割ったと思っても爆弾を持っていると自爆で避けられることがある。非常に危険。
- 上B 回転斬り
ガードの弱体化と発生の高速化により、ガードキャンセルとしての価値が今作で大幅に上昇した技。
リンク族では発生が最も遅いが発生9Fで前後を攻撃でき、かつ多段攻撃のためその場回避などにも強い。
おまけに最終段が弱いふっとばしのためかなりの%まで上突きが繋がる。ガードする場合はしっかり最後までガードしきること。ただ後隙はリンクのものと比べてかなり少ないので、反撃する時はしっかり間に合う圏内の技で。基本はガードするよりも透かしてリーチ外から叩くのが安全か。
真正面でリンクがガードしているときに攻撃すると上Bで反撃されやすいので、横Bを多くしてみると良い。
復帰技としては上昇が弱めなので、しっかり空下などで頭を殴れば狩れる。横には割と強いので巻き込まれないように。
- 空中フックショット
空中で掴みを入力すると出せる技。横のリーチが長く、隙も少ない。先端はほぼ反撃不可能。
あたるとDAや投げ、ダウンしてしまうと弱ダウン連から横スマなど手痛い技に繋がる。
SJ後、上りで攻撃を出さなかったこどもリンクは距離があると下りに使ってくることが多い。
攻撃しないSJが見えても迂闊にステップしないこと。 - 掴み フックショット
飛び道具をガードしっぱなしだと捕まれる。ブーメランの戻りなどは注意しよう- 下投げ ヒジ打ち
上突きがほぼ確定。空中横回避なら範囲から逃げられるため頑張って逃げよう。 - 前投げ 蹴り飛ばし
こどもリンクのバースト手段の一つ。魔王側が崖背負いなら145%でバーストできる。
投げバがないと思ってタカをくくってるとこれでお仕置きされる。
- 下投げ ヒジ打ち
立ち回り
他の飛び道具持ちと基本は変わらない。
基本は矢、バクダンはガード。ただしNBの回転率が上がっているため頑張って避けよう。
特にNBはリンクのモノと違い当たったらどの間合いでもほぼ追撃される。
こちらの蓄積があるとNB→空前の撃墜コンボがあり得る始動技なのでまともに当たってはいけない。
ただし英傑リンクのモノと違い火が出ていてやや遅いので軌道は視認しやすい。
ブーメランは行きをガード。あんまりジャンプしない。基本下投げなのでガード出来ない。
ブーメランをジャンプで避けてしまうと立ち回りが制限されてしまう。
これも英傑リンクと違うのは追撃率の差。
英傑リンクなら距離次第ではブーメランのみで安く済むもののこどもリンクはそんなことはなくほぼ追撃がとんでくると思ってよい。
安易なジャンプ飛び越しは空上やDA置き。
復帰阻止には行った方が良い。
やっとのことで寄ったと思っても至近距離は絶対NG。
リーチが短い欠点が解消され、ガーキャン空Nからのコンボがとにかく痛い。
ただしこどもリンクの苦手な間合いは弱や空Nが届かないが相手の攻撃は当たる距離である。
この距離は丁度魔王様の弱や下強、空Nの有効間合いであるためこの辺りを維持したい。
(余談だがこのせいでこどもリンクは英傑リンクとの相性は悪い。お互い飛び道具の有効間合いがほぼ同じという事情から機動力という欠点も解消されてしまう。)
つまりいつも以上に基本に忠実な動きが求められる。流石はストーリー上の宿敵と言ったところ。
また、これらの事情や崖登り性能が全て劣悪なのと相まって崖展開が非常に苦手なので崖に追い込んだら逃がさないように。
いつも通りに地に足をつけ下強を的確に刺していこう。