悪意を微塵も感じない純粋な笑顔を見せる白く輝く彼女の足元には、朱色の肉塊と血溜まり、そして気味の悪い生物が山のように積み重なる。
工事中
情報
異名 | 【白の魔女】【屍山血河】 |
---|---|
最強 | 【不死最強】,【蘇生最強】,【人形師最強】,【隷屍最強】,【製薬最強】,etc...? |
性別 | ?/女 |
性格 | ? |
人称 | 私/貴方 |
年齢 | 「教えませんよ?秘密です☆」 |
生年月日 | ?暦?年?月?日(?座) |
体格 | 187cm/48kg |
容姿(仮) | 基本的には白衣のみを着ている。私服を着ているところを見たことがある者は少ない。 かなり長く生きているにも関わらず若々しい姿なのは、彼女の【蓬莱薬1号】と、若返りの研究の成果によるもの。 |
好き | ティラミス,バニラアイス,タルト,知識を得ること |
得意 | 製薬 |
嫌い | 人の為にならない無駄なこと |
苦手 | ? |
出身 | 【?】/【?】 |
住所 | 【?】/【?】 |
所属 | 【ランシャー・エンゲール】 |
属性 | 【?】 |
種族 | 【?族】/【?】 |
【白の魔女】の血統の末裔である科学者。専門は生物学、特に生物工学と薬学を専門としているが、機械工学や原子物理学などにも精通している。
白衣とダークグレーのスタイリッシュズボンを着こなしており、青白の超ロングヘアーをたなびかせる。なにげにかなりの高身長。理由は不明だが、恐らく自身の研究が理由だろう。
常にリラックスしていて、口もよく微笑んでおり、誰にでも温かく接する優しい性格をしている。そして少々天然。
「科学とは人間という種族の持つ最大の道具である」という理論をよく広めており、「それを正しく扱い広めることは、人間にとって最も美しい姿だ」と思っている。
彼女の目的とは、「人を死という恐怖と不安から救い、世界を平和にする」ことであり、それに関する自身の研究に誇りを持っている。
しかし、その本質とは...
実態
だがその実態とは、
「人間の存続のために、同族の犠牲は仕方のないことだ」と人間と実験材料にしたり、
「不老不死になれる薬」と銘打っているが、効果こそあれど、実際はゾンビになってしまう本末転倒な薬を本気で完成品だと思っていたり、
「人間の最高のともだち」と言っておきながら、実際は宿主どころか人類の命運までもが脅かされる危険な寄生生物を作っていたりなど、
目的こそ達成しているが、それ以外の人徳や個人への配慮、安全性などが全く考慮しておらず、笑顔でそれらのことを平気で行う恐ろしい存在である。
【ドラエゴ】からは「着眼点だけはいいマッドサイエンティスト」と揶揄されている。しかし、彼女はそれらのことを異常とは全く思っておらず、寧ろ正しいことだと本気で考えている上、
自身の行動を否定する者には攻撃的な態度も厭わないなど、誰にも止められないある意味バーサーカーと化している。
かと言って他人が罪なき人々を殺したり虐待したりすることに対しては否定的な態度を採るなど、その良し悪しの基準がさっぱりわからないこともその異常さを加速させている。
「白の魔女」の肩書を持ちながら、その実態は「黒の魔女」と呼べる存在である。
その狂気っぷりは凄まじく、やばいやつに対しても結構強気の態度を採る【ソフィア】にさえドン引きされ、それなりの狂人も受け入れる【グレビレア連邦】の軍組織の一つ、【生物工学科】でさえ彼女の受け入れはキャンセルされている。
無論、【天魔連邦】では「要注意人物」としてマークされており、指名手配犯になる日はそう遠くないと言われている。
だが、その技術力自体は本物であり、【グレビレア連邦】の主力兵器【人形兵器】や【モビルスーツ】の開発において、重要部分で大きく貢献していたり*1、【蓬莱薬1号】は、かなり強靭な存在でなければ使用できないものではあるものの、その性能はピカイチと言えるもの。
専門分野であれば【ドラエゴ】を超える知識と感覚を持っているとも言われ、彼も「興味分野への執着心と行動力には頭が上がらない」と語っている。
他の科学者からも、「倫理観の無さだけが玉に瑕」とその能力の高さを惜しまれることが多い。
小ネタ
- 「糖分補給液」と呼んでいるコーラの100倍程の濃度の砂糖液を愛飲している。死ぬほど甘いように見えるが、実際の味はマウンテンデュー。*2
- 彼女の「魔女紋」は左脚のやや後ろの左側面にある。
詳細
経歴
彼女の生まれはよくわかっていないが、【天族三分の変】前後以降からは彼女の存在が確認されている。
当時、彼女はある宗教の影響で、「他意的な死とは、天から人生という試練の終了の合図である」という観念を持つことになり、彼女は現在に至るまでそれを信じて疑わなかった。
それに基づき、彼女は「死」のことを「救済」と呼ぶことにしている。そのため、彼女にとって死とは特に恐れる必要の無い代物と考えている。しかし、彼女にとって「死」には別の問題があった。
「人生を楽しんでいる者にも死は平等に訪れてしまう」ことだった。「人生を楽しんでいるのにそれを邪魔されるのはかなわない」と思った彼女は、そこから不老不死の研究を始めることにした。長年の研究の末、彼女は(恐らく)世界で最初の不老不死の薬である【蓬莱薬1号】を開発。自身を実験台として使用し、彼女は不老不死の肉体を手に入れることに成功した。しかし、この薬にも問題はあった。
一般人にはとても使えない程の副作用があることが人体実験で明らかとなったのだ。彼女の目的は、「生きることを望む世界のみんなを不老不死にすること」のため、彼女は更に改良を進める。しかし、どこまでやっても改良型は完成しなかった。そのほとんどが少々強靭になるだけの非力なものか、即死レベルの副作用を持つ代物かどちらかにしかならない。
伸び悩みつつも、彼女は実験を繰り返した。マウスや猿の実験では正しいデータが得られないため、彼女は人間を連れ去ったりして実験を繰り返していた。魔女であることも相まって、彼女は次第に不気味がられるようにもなっていったが、「そう考えるのは死の恐怖を知らないから」「これは人類の為になること」と自身の研究の意義を信じ、続けた。辛抱強く続けた結果、遂にある程度効果がある【蓬莱薬22号】が完成。これは投与した者の生命力を不老不死にも近しい数万倍にも高め、そして寿命という概念を消し去ってくれるやっとの半完成品だった。しかし、副作用が酷く、投与された者はゾンビのような状態になってしまうという、安全性で言えば失敗作と言えるものだった。
だが、彼女はそんな些細なことなど気にしなかった。文字通り誰でも不老にはなれる薬を完成させたのだから。彼女はこれを人が集まった【天機事変】の際、世界中にばら撒いた。「これで生き続けたいと思う者が救われる」。本当にその純粋な気持ちだけで、人間側に散布した。
結果はお察しの通り。至るところでバイオハザードが始まり、人間側はゾンビ対人間の事実上の同士討ちを始め、回り回って天使側の勝利に繋がってしまった。*3戦後はその実力を買われ【ランシャー・エンゲール】に入団。「救済」を与えるあの宗教の神を【シヤ】と重ね、「神の仕事を減らす」という名目で、今日も人々を「不老不死」という名のゾンビへと変えていく...
世界で最初に確認された不死族(或いはそれに近しい存在)は、彼女の実験によって生まれた失敗作である説が有力である。
作成品
【蓬莱薬1号】
彼女の作り出した最初の不老不死になれる薬。最初期に作られた薬でありながら、その完成度は異常に高く、本人も「これを超える物は恐らく二度と設計できない」と断言する程の代物である。
しかし弱点として、相当強靭な肉体、精神が無ければ魂ごと崩壊してしまうという重大な欠点を抱えている。それは彼女の目的である、「世界中の人達の不老不死化」を達成できないため、本人はこれを「未完成品」と称している。
【蓬莱薬2号】
【蓬莱薬1号】の直接的な改良型。副作用を軽減させたが、その分その不老不死の効果が激減しており、ただタフになれるだけの薬と化している。
無論目的にそぐわないため、「失敗作」の烙印を押されてはいる。が、単純な戦闘力強化薬としては非常に出来がよいため、彼女はこれを基に、戦闘力を強化する新型薬を開発している。
【蓬莱薬3号】~【蓬莱薬21号】
これらは全て失敗作。どれも不安定な性能であり、彼女を満足させるには至らなかった。
【蓬莱薬22号】
22番目に作り出した蓬莱薬。誰でも通常の生活ではまず死なないほどの強靭で不滅な肉体を得ることができる薬。まだ老いを止める機能は搭載されておらず、戦闘には耐えきれない程の強靭性しか獲得できないため、彼女的には試作品。
しかし、副作用として投与された者はゾンビ化してしまうという重大なデメリットを抱えている。が、彼女はそれを修正しないどころか、「かえって非投与者が分かりやすい」とむしろ喜んでこの副作用を残している。
【蓬莱薬23号】
23番目に作られた蓬莱薬。22号でも失敗した寿命の永久化をとうとう達成し、最も重要な項目である不老になることが可能となった。
しかし、22号に残ったゾンビ化の問題はそのまま...どころかむしろ強化されている。彼女的には「ゾンビになってくれると、感染という形で非投与者も不老になってくれる」という構想の元、残したらしい。
これによって生まれたゾンビは22号のものよりも更に強靭且つ永遠に死滅しないため、厄介極まりない。少なくともLv9999の勇者一人では数の暴力で簡単にミンチにされてしまうだろう。
本人はこれを完成品とし、これ以降のバージョンは開発していない。
【伊弉諾桃1号】
【蓬莱薬2号】を基に開発された薬。飲むと永久的に戦闘力が強化されるという便利な代物である。副作用も程度がしれたものだが、強者達と比べると見劣りする程にしか向上しない。
【伊弉諾桃2号】
【伊弉諾之桃1号】の効果を大きく高めた代物。強者達にも劣らない戦闘力を獲得できるが、強い依存性と禁断症状が存在しており、定期的に飲まなければ最悪の場合死に至る危険な代物である。
一度飲ませると一生その副作用は治らない。
彼女はこれを、自身を護衛する【ヒューマ・ドール】達に飲ませており、これによって、ドール達は【ウォーターシップ・ダウン】の面々とも渡り合える戦闘力を獲得している。
【伊弉諾之桃3号β】
【伊弉諾之桃2号】の副作用を改善した代物。依存性が大きく低減され、1ヶ月に一回程度飲むだけで維持が可能など、かなり安定している。強化率も少々低下したが、それでも使う価値を十分に残している。
彼女はこれを飲用しており、元々高かった戦闘力を底上げしている。
【F.E.C.T.E.R.】
「人は一人では弱い、ならば人に永遠に寄り添ってくれる最高の友達を作ろう」という純粋な気持ちと、"ちょっとした"好奇心から生まれた...化け物の総称。最も弱いいわゆる「幼体」の卵は、ウイルス型の卵であり、空気中で拡散し、生物の体内で孵化、そして成長し、その後食い破りなり寄生するなりで地上に現れる。
目的だけ見れば、ただのペットを作ったかのようにしか見えないが、実際は人間に脳から寄生し、そのコントロールを奪ってしまう上、後述の【蓬莱薬】の副作用、そしてこの【フェクター】の変異の性質により宿主を怪物へと変貌させてしまうというバイオハザード級の超危険寄生生物。
不老不死の能力も付与するため、【蓬莱薬22号】*4をベースに造られている。
【天機事変】時には完成しなかったため未だ実戦投入はされていないが、もし投入されていれば、天使側は人間側ではなくフェクター側と戦うことになっていただろう。
フェクターという名はinfectをもじったもので、彼女ではなく、これの存在と、その本質を聞いた【ヘルディエム?】が恐怖しながらも名付けたもの。
本生物に寄生され、宿主の細胞がフェクターと同化すると種族名に【同化~】が付く。
関係
「素晴らしい人ですよ!!」
- 【ドラエゴ・フィボナッチ・ヴェルナンデ】
面識は薄いが、【グレビレア連邦】の【兎之巣】で面会。*5
お互い研究者と分かる服装だったため互いに自身の研究について丸6時間語った。
彼女としては「あらゆる面で尊敬する存在」らしく、「彼に比べれば私なんてただの海藻」と、よくはわからないがとりあえず自身が格下であるという例えを述べている。 - 【北風 菘】
昔、【有機人形】の初期型を開発する際に専門家としてスズナが招いた。
「機械人形と規格を共通化しつつ人体構造もそのままにした交換可能生体部品パーツの開発」という難題に遭遇していたスズナの大きな助けとなり、彼女のおかげで今の有機人形が出来ている。
ジュヴェーレ的にはかなり難解なプロセスに取り組んでいることへの驚きと、そこまで到達した彼女の技術力の高さに「人間族もここまでできるのか」という尊敬の念を示している。
元々彼女も、不死の研究の一環として、「肉体を交換可能にすれば実質不死になれる」という観点から有機人形に相当するものを開発した経験があり、彼女の近衛兵などはこの人形である。
「面白い人ですね」
- 【天我羅 神紅慧】
直接的な面識は無けれど、互いに存在は知っている。
ヴェーレ的には不死存在である彼を「研究対象」としても見ており、「いつかは情報共有をすることと、データを取る機会があればいいな」と思っている。
台詞
- 「死とは“救済”です。でも救済されれば、人はそこで全てを終えてしまいます。それでは悲しい。きっと、もっと生きたいと思っていると思うんです。」
「でも、みんなが不死身の存在になれば、そんな死という恐怖、そして不安という恐怖からも開放される。そして、時間を掛けて、多くのことを考えられる。」
「そうなれば、全人類は相互理解し合えると思うんです。戦う必要のない世界...そう、完全な『平和』が生まれるでしょう!」
- 「そこの『したい』...?ああ、亡骸のことですね!彼らは私の大失敗した実験によって「救済」されてしまった存在です。まだ生きて、多くを知りたかったろうに...」
「でも、彼らの“救済”は無駄にはなりません。今度こそ【蓬莱薬】を完成させて、彼らの分を生きましょう!!」
- 「どうして貴方達は戦うのですか?戦って“救済”されてしまっては、そこで終わってしまうのに。」
「...あ!戦うことで何かを『知ろう』としているんですか!?なら私の薬を飲めば...え。要らない?」
- 「意思が残ってさえいれば、それは貴方なんです。例え肉体が機械になろうと肉の塊になろうと...そう、その意思さえあれば。」
- 「永遠...世界で最も美しい終局点...誰にも否定できない最高の形...それはまるで真球...」
- 「私には望む世界の姿があります。貴方にはありますか?」
- 「『人類を幸せにする』私の計画を邪魔する者が居るようですね...」
- 「どうやらどう足掻いても理解してもらえないようですね...ならば、神には悪いですが...貴方を天国へ送り返します。」
- 「あれ?“救済”されていない...?...あぁ、素敵!まだ生存意思を残しているのですね!!」
「そうですよ~。今の貴方は正しい。“救済”から逃れ、まだ生きることを望んでいるんですから。私、貴方のためになれたと思います!」
- 「さっきまで死んでいたんですよ、彼ら。私がちょっと薬を与えるだけで...こんなに元気になって!!」
「彼らはまだ生きたいんです。私はその意思を尊重し、助けた!その意思、報われると良いですね。」
- 「人の『生』とは、生きて、全てを知り続けること。貴方はそれを望んでいますか?」
- 「糖分不足?なら、今度、私の愛飲している糖分補給液の製法を渡しましょうか?あ、それもデジタルで。」
- 「好奇心にはご用心を。好奇心は全てを可能にします...良いことも、悪いことも。」
- 「どうして否定するのです?ゾンビであれば、人は不安に苦しむ必要さえも無くなる。人の対立は不安から生まれるのですから、これが最善な選択でしょう?あ、見た目だけは少々私も難ありだとは思っていますが...」
「それに、ゾンビ達にも意思はあります。ほら、あそこで人間を使って遊んでるあの子のように...」
- 「わあ、被検体がこんなにも!?」
- 「私が『不老』という考える時間を、せっかちな貴方達に差し上げましょう!!」
- 「わあ!可愛い子ね、貴方。」
- 「大丈夫よ、貴方が大人になる頃には、この鬱屈とした世界を、みんなが幸せな世界に変えて見せるからね。」
【ウララ・ソピラノス・アイ】~に対して
- 「こんにちは、ソフィアさん」
- 「貴方に私の薬はいりませんね...既に永遠の存在ですもの」
「あ、でも...もし愛している存在の生きる時間が有限ならば、この【蓬莱薬1号】、もしただの人間なのでしたら、こっちの【23号】を飲ませてあげてください。ずっと貴方と一緒にいれますよ?ふふっ...え、要らない?そうですか...」 - 「貴方は神ではありませんね。でも、神に等しい天使であり悪魔である気がします。とりあえず、膝枕になったら落ち着けそうです。」
戦闘情報
余談
名前
ミドルネームのイペリットとは、WW1で使用された「マスタードガス」の別称。
コメント
- 神宮寺光子さんについてコメントお願いしますー -- 豆腐 2024-06-20 (木) 23:01:17
- 「貴方も事実上の不死の存在?ふふっ、やはり科学者は、皆不死身になりたがるものですね。だって永遠の知識欲と、永遠の思考欲を満たす最高の方法ですもの。貴方も、世界の全てを考えることを望んでいるのですか?」 -- ジュヴェーレ 2024-06-20 (木) 23:58:01
- 「世界のすべてを考えるために不死になった……確かにそうかもしれないわね。もっとも,私が不老不死になったのはあいつがきっかけなわけだけど。
それに,私はあいつ,瑞谷砂羽や貴女みたいなマッドサイエンティストになる気は毛頭ない。」 -- 神宮寺光子 2024-06-21 (金) 19:51:58 - ナプロスティ・パドーについてコメントお願いします。 -- 甘味崎名港 2024-06-24 (月) 02:03:22
- 「なんて酷いことを...それによって、貴方は何かを得られるのですか?私はそうとは思いませんけどね...」 -- ジュヴェーレ 2024-06-24 (月) 20:51:07
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Tag: ランシャー・エンゲール maririon