時間管理連邦共和国/レギオン

Last-modified: 2024-01-04 (木) 23:45:46

時間管理連邦共和国/陸軍に所属する、自動侵略兵器軍。

とある世界を観測中に発見した、二つの技術のうちの一つ。
無人戦闘車両、ほぼ全てが多脚歩行式故の高度な機動性に無人工場型レギオンによる尋常ではない量産性、そして地域制圧兵器として非常に高い対人・対戦車攻撃能力を有している。
敵国の地域を制圧する無人兵器として開発されたため、人間を含む既存の生物に類似した兵器や、無差別攻撃兵器である細菌兵器などの生物兵器の製造・使用を禁じるプロテクトが施されており、そのため味方でもナイフ1本有していただけで敵と認定されてしまい、友軍との共同作戦に一切使用できないというデメリットを有していたが、改造して、ある装備を保有している存在には攻撃しなくなった。
また、機体制御を担う人工知能は、大型哺乳類の脳髄を模した中枢処理装置が設けられており、万が一の暴走に備えてバージョン毎に6年弱でOS自体が自己崩壊を起こす変更不可の寿命プログラムが施されている、が、これには抜け道がある。

抜け道

「中央処理装置の構造図が失われるなら、別の構造図で代替すればいい。…代替となるものも、彼らの周りにすでにあるわけですから」
「哺乳動物の中でも特に発達した中枢神経系。人間の脳です」
種類
こうしてレギオンはエイティシックスの戦死者の脳を利用して構造図の代替を始めたのだが、それにも幾つかの種類が存在している。

黒羊(ブラックシープ)
戦死者の脳をスキャンして得た構造図が中枢処理組織に組み込まれたレギオン。
戦死して少し時間が経った者や破損の激しい死体の脳を利用しているため、性能は単に『羊』と呼ばれている従来の構造図を使っているレギオンより多少上程度。
また死亡直前の最後の思考もスキャンして組み込むため、複数機にて使い回しされる事が多い。

羊飼い(シェパード)
黒羊とは違い、生きたまま、または直ぐに死んだ者の脳髄をスキャンして取り込んだ構造図を持つ、人間と同等の思考能力を有したレギオン。
脳髄の構造どころか、人間の意識や記憶もコピーして構造図に組み込むため、生前の自我と思考が明確に残っており、人間並みの思考能力を持つ。
そのため、黒羊と違って複数機体に使いまわす事が出来ず、上級指揮官クラスの機体に限られるほか、撃破直前に予備機に構造図を移して残す機能が持たされている。

牧羊犬(シープドッグ)
羊飼いの下位互換型・黒羊の上位互換型ともいうべきレギオン。
これまで構造図の量産を難しくしていた人格の存在を、記憶中枢の破壊・削除によって実現しており、生産にはさしたる抵抗も出来ず捕獲された人間の脳髄が利用されている。
牧羊犬の実用化後、黒羊は完全に廃棄された模様。

仔羊(アグヌス)
高機動型(フォニクス)を始めとした規格外機体の運用データを基にアップデートされた羊飼い。
特筆すべき点はその不死性であり、搭載機が撃破されても構造図の流体マイクロマシンが無数の蝶に変貌し脱出する。これにより貴重な羊飼いの喪失率を劇的に低下させる事が可能となった。

斥候型(アーマイゼ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高2.8m
    全幅3.2m
    全長5.3m
    重量10t
    装甲
    武装7.62ミリ汎用機関銃×2
    14ミリ重機関銃×2
    視認性48

  • 解説情報
    『蟻』の名を与えられた6脚レギオン。〈斥候型〉という名の通り、本隊から離れて敵勢力の偵察や監視、地形把握といった情報収集に加え、敵歩兵戦力の掃討といった任務を担当する。後方に控える戦車型(レーヴェ)や長距離砲兵型(スコルピオン)に対し、射撃目標を指示する役割も果たす。
    高精度カメラを装備しており、主に味方レギオンの射撃観測や対人掃討任務を行う『戦場で最も目にするレギオン』。

近接猟兵型(グラウヴォルフ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高4.2m
    全幅3.6m
    全長5.7m
    重量18.1t
    装甲
    武装高周波ブレード
    六連装76ミリ対戦車ロケットランチャー
    視認性48

  • 解説情報
    『狼』の名を与えられた6脚レギオン。近接戦闘に特化したタイプ。
    前脚部に備える大型の高周波ブレードを特徴とし、高い機動性を生かして急速接近、ブレードで敵機装甲にダメージを与える戦法を得意とする。また背部にロケットランチャーを搭載しており、拠点爆撃や砲撃戦も可能となっている。一方、運動性を維持するため、装甲が薄いのが弱点。

戦車型(レーヴェ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高6.3m
    全幅5.4m
    全長8.2m
    重量60t
    装甲
    武装120ミリ滑腔砲
    108㎜軽機関銃×4
    視認性48

  • 解説情報
    『獅子』の名を与えられた重量級レギオン。
    レギオン機甲部隊の主力を担っており、8本の太い肢によって支えられた巨体は高い防御性を誇る。
    あらゆるものを粉砕する圧倒的な火力による砲撃戦に加え、巨体を活かした殲滅戦が得意。センサー能力は低いため、砲撃の際には斥候型(アーマイゼ)からの情報伝達を必須とする。

重戦車型(ティノザウリア)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高18.4m
    全幅14.5m
    全長23.4m
    重量100t
    装甲
    武装155mm滑腔砲
    主砲同軸75mm副砲
    12.7mm機関銃×6
    視認性48

  • 解説情報
    『恐竜』の名を冠された8脚レギオン。総重量100トンの巨体に主兵装155ミリ滑腔砲と主砲同軸75ミリ副砲、副兵装に12.7ミリ機銃6基を装備と戦車型以上に強力。通常配備のレギオンの中では最強の機体であり、《羊飼い》は基本的にこの機体を使用する。センサ性能は戦車型同様低く、斥候型との連携を前提にしている。
    戦車型を凌駕する155ミリ滑腔砲は、現代の主力戦車ですら裸足で逃げ出すレベルの火力を誇る。

阻電攪乱型(アインタークスフリーゲ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高0.1m
    全幅0.1m
    全長0.1m
    重量2g
    装甲
    武装光学迷彩
    妨害拡散電磁波発生器
    視認性48

  • 解説情報
    『アゲハ蝶』の名を冠されたレギオン。
    あらゆる電磁波と可視光を吸収し屈折し撹乱するレギオン。蝶の姿と大きさをしており、先発部隊として戦域に展開し敵のレーダーを欺瞞したり、ジェット機のエアインテークに飛び込んでエンジンを無効化したりする。この機体の存在によって無線通信やレーダーは軒並み使用できず、レギオン支配地域の偵察も事実上不可能。逐次焼き払えば限定的ながら通信とデータリンクを機能させることができる。

対空自走砲型(シュタッヘルシュバイン)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高1.8m
    全幅0.9m
    全長2.2m
    重量15t
    装甲
    武装14.6mm対空重機関銃×2
    視認性

  • 解説情報
    『山猫』の名を冠された4脚式の
    起爆前のミサイルや長距離砲兵型のスコルピオンを狙ったミサイルを撃ち落とすことで、制空権を完全に支配できます

対戦車砲兵型(シュティーア)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高1.8m
    全幅1.2m
    全長3.4m
    重量21t
    装甲
    武装210mm双発長距離砲
    視認性48

  • 解説情報
    対戦車自走砲に当たるレギオン。近~中距離での対戦車攻撃を行う待ち伏せ専門の機体だが、防御力が低いため前線に出ることが少なく、

長距離砲兵型(スコルピオン)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高2.2m
    全幅5.5m
    全長11m
    重量32t
    装甲
    武装155ミリ榴弾砲
    多連装ロケット砲×4
    視認性48

  • 解説情報
    『蠍』の名を冠された4脚レギオン。
    重砲型のレギオンで、戦域の遥か後方より155 mm榴弾砲、もしくは多連装ロケットシステムで砲撃支援を行なう。その高火力は超装甲級超獣戦車でも直撃すれば大破は免れない。
    その役割から通常は前線に出てこない。

電磁加速砲型(モルフォ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高13.2m
    全幅11.2m
    全長42.3m
    重量124.8t
    装甲
    武装800ミリレールガン砲
    40ミリレールバルカン砲×4
    超電磁ワイヤー×8
    視認性48

  • 解説情報
    『モルフォ蝶』の名を冠された超多脚レギオン。
    800ミリレールガン砲という完全に泥酔しながら開発されたとしか思えぬ超兵器で、射程距離は数百キロにも及ぶ。
    機体そのものの防御兵装も強力で、40ミリレールバルカン砲や超電磁ワイヤーを近接格闘装備として有している。

電磁砲艦型(ノクティルカ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高32m
    全幅120m
    全長300m
    重量100,000t
    装甲
    武装800ミリレールガン×2
    155ミリ電磁速射砲×22
    40ミリ対空電磁回転機関砲×54
    視認性48

  • 解説情報
    正式名称「試作案・強襲揚陸戦艦型」
    全長300メートル、10万トンを超す大型兵器。原子炉で稼働していると想定され、電磁加速砲型と同様の800ミリレールガン2門に加え、22門の155ミリ電磁速射砲と54門もの40ミリ対空電磁回転機関砲を搭載する。劇中では専ら艦艇として海上を移動したが、脚部の存在から限定的ながら陸上歩行が可能と想定される。

攻性工廠型(ハルシオン)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高40m
    全幅230m
    全長700m
    重量32t
    装甲
    武装800mmレールガン×5
    155mm電磁速射砲×110
    40mm対空電磁回転機関砲×270
    視認性48

  • 解説情報
    超巨大レギオン。全長700メートル、全高40メートルの巨体に基を装備。時速数キロと低速ではあるが完全な陸上移動能力や欠損した流体マイクロマシンの再生能力など、自動工場型に由来する機能を有する。

回収輸送型(タウゼントフュスラー)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高3.6m
    全幅5.4m
    全長6.3m
    重量19t
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    レギオン側の資源回収を担当する。必要とするものは何でも回収し、《黒羊》や《羊飼い》とするために人間を回収することも珍しくない。

警戒管制型(ラーべ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高13m
    全幅122m
    全長82m
    重量
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    上空20キロを飛行する航空機で、早期警戒機兼指揮管制機。阻電撹乱型の親機でもあり、阻電撹乱型から中継されるレギオン間の通信を統合、分析し、管制下のレギオンに対応を指揮する役割をもつ。

発電プラント型(アトミラル)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高18m
    全幅1300m
    全長960m
    重量1039t
    装甲
    武装800mm電磁加速砲×12
    視認性

  • 解説情報
    『タテハ蝶』の名を冠するレギオン
    街一つほどの大きさの巨大な蝶型レギオン。大多数は翅に敷き詰めた太陽光発電パネルを用いるが、中には地熱発電や核融合反応による発電を行う機体も確認されている。
    電磁加速砲の開発は膨大な電力を確保できる発電プラント型へ搭載する形で行われており、電磁加速砲型は発電プラント型をダウンサイジングした派生形となる。

自動工場型(ヴァイゼル)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高40m
    全幅300m
    全長700m
    重量540t
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    『女王蜂』の名を冠するレギオン。
    流体ナノマシンにより卵を生み出すようにレギオンを生産し、故障や損傷なども治す。

発電子機型(エデルファルター)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高0.0013m
    全幅0.18m
    全長0,11m
    重量4g
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    『蝶』の名前を冠する蝶型レギオン。
    前述の電磁加速砲型、発電プラント型の隷下に入る太陽光発電パネルの翅を有する手の平大の蝶型レギオン。

射撃子機型(ビーネ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高1m
    全幅1m
    全長1m
    重量1t
    装甲ルール・オブ・ゴッド
    武装
    視認性

  • 解説情報
    発電プラント型が防御兵装として従えるレーザー射撃機。

自走地雷

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高1.8m
    全幅0.6m
    全長0.4m
    重量120t
    装甲
    武装
    視認性8

  • 解説情報
    レギオン対人・対装甲兵器の一種。人の形を模しており胴体部分に爆薬が詰まっている。対象に組み付く形で相手を巻き込み自爆・攻撃する。

高機動型(フォニクス)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高1.2m
    全幅1.7m
    全長2.6m
    重量21.3t
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    阻電撹乱型を利用した光学迷彩と特殊な形状の高周波チェインブレードを装備する新型と思しきレギオン。レギンレイヴを上回るほどの非常に高い運動性能かつ超軽量である。中枢処理系を分解し敵性存在より逃走、再構築することが可能。また、レギオン内では例外的に漆黒の装甲に覆われている。

高機動型・改

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高2.1m
    全幅1.9m
    全長2.6m
    重量43.9t
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    羽のような材質不明のダイラタント流体金属を纏った改良型。高機動ゆえの弱点だった装甲を補強、耐弾・対破片防御力が向上している。流体装甲は自在に形状を変え、中空装甲や拘束装甲として瞬時に対応する。また、装甲をフレシェット弾として撃ち出すことも可能である

電磁射出型(ツェンタウアー)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高32m
    全幅24m
    全長83m
    重量870t
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    軽量級のレギオンを電磁カタパルトで打ち出すための支援用レギオン。数機で90メートルにもなるレールを背負い、戦場の遥か後方から空挺部隊を射出する。

衛星砲弾(オペレーション・ディエス・イレ)

  • 詳細情報
    分類侵略兵器
    全高3m
    全幅1m
    全長1m
    重量480t
    装甲
    武装
    視認性

  • 解説情報
    レギオンの対地攻撃用人工衛星。
    通常は衛星軌道上を周回しているが、攻撃命令を受けると加速しつつ大気圏へ突入。超高速質量弾として目標地点へ着弾する。
    全ての探知機で一切の探知が出来ず、落下寸前まで存在の感知が出来ない。

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