その他のテクニック

Last-modified: 2023-06-29 (木) 15:31:01

外交のテクニック

同盟勢力からの防衛要請への対応

要請を受けていち早く防衛対象の城付近に近付いて要請条件を満たし、
撤退しても防衛対象の城が落とされなければ名声を獲得できる(仮に落とされても名声は下がらない)。
ちなみに防衛に向かう部隊は兵力0の工作隊でもOK。
余裕がない場合はこれでよい。

余裕がある場合は、傷兵吸収および名声獲得のチャンス。
防衛対象の城から少し離れたところに待機し、敵部隊が城を殴るのを確認してから、
うしろから挟撃することで部隊壊滅させて傷兵を回収できる。
要請期間中であれば敵部隊を壊滅させるたびに名声が上がる。
この時に敵の援軍がないことを確認しないと自分の部隊が挟撃されるので注意。

若しくは、防衛対象の城で待機していると敵部隊が攻城を諦めて街並みをいくつか奪うだけで撤退するので、
敵が奪った街並みを回収する手もある。
この際は同盟勢力と道がつながっていないと街並みを制圧出来ないので注意。
回収した領地に支城を建ててしまってもよい。

同盟勢力からの攻撃要請への対応

余裕がない時はそもそも使者に会わない。

余裕がなくとも錐行の陣形で部隊(できれば騎馬隊)を派遣し攻撃対象の城の部隊と接触し、
要請に応えたというメッセージが出たらすぐに撤退すれば要請に応えたことになるため名声を稼げる。

先を見越した同盟

※下記は無印版のものです。PKではその限りではありません
COM大名家は、適宜、近隣の大名家との同盟を結ぶが、1つの大名家としか同盟を結ばない(イベントによるものを除く)。
今は接していないが、勢力が拡大すると後々困る大名家が応じるようであれば、同盟を結んでおこう。
相手は隣接する大名家と同盟を結ぶことが出来ず、全ての大名家を相手にしなければならなくなり、
勢力拡大速度が落ちる原因になる。最悪の場合、滅ぼされてしまうこともある。
なお、CPUの進路を完全に塞ぎ、相手のほうが兵力が高くなると同盟破棄してくることが多い。

攻める前に同盟状態を確認

※下記は無印版のものです。PKではその限りではありません
COM大名家は、適宜、近隣の大名家との同盟を結ぶが、1つの大名家としか同盟を結ばない(イベントによるものを除く)。
小規模の大名A、中規模の大名B、中規模の大名Cが隣接して存在し、
AとBが同盟中でCは同盟相手がいないとする。
この時、迂闊にAを滅ぼしてしまうと、BとCが同盟して脅威が増すことがある。
状況に応じて、Bから攻めるといった方法も検討しなければならない。
また、放っておいても同盟期間が終了した後にBが同盟相手をCに変えてしまう事もあるので
Aに軽く進軍し、Bが援軍を出して同盟期間を延長させるといった手も時には使える。

同盟勢力を利用した効率的な名声獲得方法

一大勢力圏を構築した中盤~終盤にかけて弱小大名を滅ぼさずにあえて同盟を結び、
上記の効率的な軍備を利用して同盟勢力の隣接地域に大量の兵と物資を用意しておきます。

弱小大名からの援軍要請を無条件承諾で名声+10、防衛成功で名声+10(援軍到着+5、満足+5)となり、
1度の援軍で最大20稼ぐことができ、これを繰り返すことで簡単に大量に名声を獲得することができます。
さらに敵勢力を弱体化することもでき、捕らえた武将を無条件で引き渡すことで、
さらに名声も稼ぐことが可能です。
できれば同盟を組む弱小大名が自国以外の筆頭勢力に隣接しているとより効果的です。
その場合、弱小大名の迎撃部隊を援軍、弱小大名の本城を砦に事実上扱え、
敵筆頭勢力に自国のみで立ち向かわずにすみます。

同盟の延長

延長の際には(勢力保有の家宝がない場合)保有する金銭の1割を要求される。
この時軍団を新設し、第一軍団の金銭を1000~10009の間に減らすことで、
相手の要求額を最低限の1000にすることができる。
もしくは延長の使者が相手大名に到着する寸前あたりで
待機中の武将に遠方に支城を建てる命令や商館で購入する命令を出して一時的に手持ちの金銭を減らし、
延長成立後に命令を取り消して金銭を戻すという手もある。

なお所持金が999以下だと延長に失敗する。
奉行を設定しているといつの間にか金銭が1000を割っていることもあるため注意。

勧告にまつわるテクニック

勧告のメリット

  • 敵勢力の拠点および拠点の兵力・物資、街並みおよびその施設が丸々自勢力のものになる
    • 拠点奪取後の内政をする必要がほぼない
    • 出陣中の敵勢力部隊の兵力・物資は消滅する
  • 戦に伴う消耗が起こらない
    • 兵力・物資の消耗、兵糧の消費、侵攻先拠点の損傷、街並みの施設の破壊、武将の討死の可能性、時間的ロス、その他
    • ただし、勧告のための条件を作る目的で戦が必要な場面は多く、それがらみの消耗は覚悟すること
  • 相手側の武将を確実に配下に加えることができる
    • 嫌悪設定で登用できない武将も配下にできる(その武将が敵大名である場合は勧告自体ができないため*1不可)
    • 忠誠が(捕虜から登用した時に比べ)概ね高い*2
  • 勧告相手勢力が保有する(武将に与えられていない)家宝を獲得できる
    • 敵を武力で滅亡させた場合、勢力保有の家宝は文化人の手に渡る

勧告の法則

勧告させるために必要な条件など

  1. 隣接国支配
    • 国の支配条件としては、本城はもちろん、支城のみの支配でも可
    • 同一国の本城と支城、もしくは支城同士を互いに支配している場合も条件を満たす
      (この場合「隣接国支配」ではないが、条件が成立するので同様のものとして扱う)
    • 南肥後-日向など、隣接していないが街道を敷く事で隣接する場合もある
      • 隣接させるだけなら国境の通行不能な山に街道を敷き通行可能にするだけで良く、町並まで繋げる必要はない
  2. 地方支配
    • 勧告相手と同じ地方の本城を支配すること
      • 例:S2織田家は初期状態で北畠家と隣接しているが、清州城(尾張)と霧山御所(伊勢志摩)は地方が違う*3ので降伏させることはできない
    • 上記の「隣接国支配」が同一地方である必要はない。同一地方でない隣接国と同一地方の非隣接国を両方支配している状態である場合も合わせ技で勧告できる
      • 例:S3織田家は初期状態で北畠家と隣接している。清州城(尾張)と霧山御所(伊勢志摩)は地方が違うのだが、S3織田家はS2織田家と違い、霧山御所と隣接していないが同一地方である観音寺城(南近江)を支配しているため合わせ技が成立、北畠家を降伏させ得る
    • 地方は、蝦夷陸奥出羽、関東、甲信北陸東海、近畿、山陽山陰四国、九州、の6地方に分けられる*4
      • 蝦夷陸奥出羽
         蝦夷・東陸奥・西陸奥・陸中・北陸前・南陸前・磐城・岩代・羽後・北羽前・南羽前
      • 関東
         常陸・下総・安房上総・下野・上野・武蔵・相模伊豆
      • 甲信北陸東海
         甲斐・北信濃・南信濃・北越後・南越後・越中・能登・加賀・越前・駿河・遠江・三河・尾張・美濃・飛騨
      • 近畿
         伊勢志摩・北近江・南近江・山城・丹後若狭・丹波・河内和泉・摂津・伊賀大和・紀伊
      • 山陽山陰四国
         播磨・備前備中・安芸備後・周防長門・因幡但馬・出雲石見・讃岐・阿波・北伊予・南伊予・東土佐・西土佐
      • 九州
         豊前・豊後・筑前・筑後・北肥前・南肥前・北肥後・南肥後・日向・薩摩・大隅
    • 地方が異なる隣接地は以下の19通りの組み合わせである
      • 磐城-下野
      • 磐城-常陸
      • 南羽前-北越後
      • 岩代-北越後
      • 上野-南越後
      • 上野-北信濃
      • 武蔵-甲斐
      • 相模伊豆-甲斐
      • 相模伊豆-駿河
      • 尾張-伊勢志摩
      • 美濃-北近江
      • 越前-北近江
      • 越前-丹後若狭
      • 丹後若狭-因幡但馬
      • 丹後若狭-播磨(街道敷設により隣接)
      • 摂津-播磨
      • 河内和泉-讃岐
      • 南伊予-豊後
      • 周防長門-豊前
  3. 相手が1つの地方の国しか支配していない
    • 史実シナリオの開始時の大内家*5周防長門豊前)や本願寺家*6加賀摂津)のように、2つ以上の地方を支配している勢力はそのままの状態では勧告には応じない(城を奪って1地方のみの状態にすればよい)
    • PKS3徳川家は初期状態で5か国*7を有する大勢力であるが、いずれの国も同じ地方(甲信北陸東海)に属しているため、他の勧告の条件をきちんと満たしてしまえば、徳川家の領土がそのままでも降伏しうる。
  4. 兵力が圧倒的に上回っている
    • 隣接兵力が「勧告対象の隣接国」に必要数あること
      • 兵力は拠点にある必要はなく、その拠点に所属する武将が出陣中である場合はその率いている兵力(傷兵含む)もカウントされる
      • 後方の拠点(相手勢力と隣接していない拠点)にいくら大量に兵力があってもそれはノーカウントになる
    • 必要数≧(勧告相手の勢力兵力)×(相手大名の格付け)
      • 格付け:S…11、A…9、B…7、C…5
    • 相手兵力が5000未満の場合でも勢力兵力は5000あるものとして計算
      • 5000未満の場合の必要兵力
        S…55000
        A…45000
        B…35000
        C…25000
    • 相手兵力および隣接兵力には傷兵も含まれる
  5. 名声が上回っている
    • 名声が勧告相手以上(同値含む)
  6. 相手大名に嫌悪されていない
    • 相手大名が自勢力を勢力嫌悪している場合は勧告は成功しない
    • 相手大名が自勢力の大名を武将嫌悪している場合は勧告は成功しない
  7. 悪名が広まって信用が失われていない
    • 同盟破棄等で一定期間外交が必ず失敗する状態では勧告も成功しない

その他

  • 難易度に影響されず初級も上級も同じ条件である。
  • 名声もしくは必要兵数の一方が過大でも他方の条件が緩和される事はない。
  • 隣接国(つまり前線)の兵数が基準になる為、勧告の使者が向かっている間に相手拠点を攻略することで、
    基準を満たしていた隣接国が後方国になってしまい、勧告に失敗するケースもある。
  • 勧告に失敗すると相手の名声が10上がってしまう。
    よって名声が大差ない状態で、推薦が出ているからといって複数の武将を同時に勧告の使者にすると
    場合によっては名声が逆転して、成功するはずの勧告も通らなくなってしまうことになるので注意。
  • 今作の天道は、前作の革新と違い相性最悪で尚且つ勧告する大名の格付けがSランクだと、
    ほぼ100%勧告は無理である。
  • 兵力や名声がボーダーラインよりはるかに上回っている場合に、勧告の成功確率が上昇するかについては要検証

自家を強くするより敵を戦で弱らせる

勧告を仕掛けるためには上記にあるように成立条件がいくつかあるが、
その中で最も肝になるのが隣接兵力であろう。

例えば相手大名の格付けをBと仮定すると、勧告するためには相手の総兵力の少なくとも7倍を自勢力が持っていないといけない。
すなわち、勧告という要素の中で言えば、相手(被勧告勢力)兵力の価値が自分(勧告勢力)の兵力の7倍の価値を持つということである。
そのため、相手が自然に募兵をして兵力を着実に増やしていく中では、
その7倍を超える兵力を調達してこないと勧告の条件を満たせないということであり、それは現実的にかなり厳しい。
しかし、相手兵力の価値が7倍であるということは、逆に相手が兵力を減らす分にも7倍の意味を持つということである。
相手の兵力を減らそうとするのであれば、基本的に合戦よりない。
例えば、自分側の拠点を手薄にして相手に攻めさせたり、こちらから侵攻する場合でもうまく野戦に持ち込めば、
退路を塞ぐなどして敵部隊を総壊滅させることで敵出陣兵力の4分の3を削ることができる。
当然戦をすると自分側にも損耗が発生するが、敵部隊壊滅により傷兵を獲得できるし、
そもそも自勢力側の兵力の価値は相手に比べて7分の1であるので大したことではない。
相手が2拠点を持っている場合はわかりやすく、片側の拠点を攻めてもう一方からの援軍をできるだけ呼び込み、
まとめて制圧してしまえば傷兵は総取りで、相手の残った拠点にある兵力は雀の涙という状態にできるため、
そのまま勧告成立、という流れに持っていきやすい。

以上からいえることは、全く戦をせずに相手を降伏させることは一般論としてまず難しいということである。

“制圧”⇒“勧告”の流れで隣接兵力を水増しする方法

勧告を行うのによくあるパターンは、
複数拠点を持つ相手の拠点を大軍で制圧した際に相手がほとんどの兵力を失うことで、
隣接兵力の条件を満たし勧告が成立する状態となり、勧告に至るという流れである。

しかし、そんな場合でも勧告に至れないことがある。
具体例としては、以下がある。

  1. 相手を大きく削ったといってもまだ1万や2万程度の兵力が残っている場合
    もともと3か国以上持ちの勢力を攻めた場合、または攻め込んだ城にうまく敵援軍を誘え込めなかった場合によくあるが、
    敵城を制圧し大きな打撃を与えたはずであるがそこそこ敵兵力が残ってしまった状況である。
    相手大名の格付けをBと仮定すると、相手の兵力が2万残っている場合には7倍の14万の隣接兵力が必要となる。
    14万の隣接兵力の条件を満たすには、あらかじめ相当の大軍で攻め込むか、敵から傷兵を多く奪い取るかでもしない限り難しい。
  2. 制圧から勧告までのタイムラグの間に相手が募兵で兵力を増やした場合
    例えば、相手大名の格付けをBと仮定し、
    残り兵力を5000に追い込んだ相手には必要隣接兵力は35000であるため、隣接兵力が45000の状態であれば十分勧告が成立する場面に思える。
    しかし、勧告の命令を出してから勧告の使者が到着するまでの間に相手が募兵で兵力を1500増やしたとすると、
    相手の総兵力は6500となり、それに対する必要隣接兵力の条件は45500となるため、
    わずかではあるが条件満たずで勧告できないということになる。

こうなってしまうと、以下の方法で何とかしないといけなくなる。

  1. 後方の拠点から兵力を輸送して隣接兵力の条件を満たす
  2. さらに敵を攻め、敵兵力を削ることで隣接兵力の条件を満たす
  3. 勧告をあきらめ、力攻めで敵を滅ぼす

1の方法は輸送中に敵側が募兵で兵力を増やすとさらに条件が厳しくなるし、
2・3の方法はこちら側の消耗を伴う解決方法である。

実は、敵拠点を制圧したタイミングに限るが、勧告のための隣接兵力を水増しする手段が存在する。
結論を先に書くと、

敵拠点を落とす直前に、どの拠点からでもいいので待機中の武将で出陣し、攻めている拠点を攻撃目標とする。
そしてそのまま制圧し、出した部隊は出陣状態を継続させる

すると、

その武将の部隊は一切合戦に関わっていない上に制圧した拠点に入城したわけでもないが、
その率いている兵力が制圧した拠点の所属となり、すなわち隣接兵力にカウントされる

どういう理屈なのかについては以下で説明する。

「天道」には興味深い仕様がある。

勢力Aがある拠点を制圧したとする。
すると、制圧した瞬間にその拠点を攻撃目標にしていたAのすべての部隊が、新たにその拠点の所属となる。
部隊がその拠点の所属になるということは、武将の所属はもちろん、率いている兵力も所属を移すということである。

極端なことを言えば、あと攻撃戦法1発で落城というところまで敵拠点を攻め、
そこで自拠点(どこでもよい。遠く離れていてもよい)からどんな武将・兵種でもよいので部隊(軍勢)を出し敵拠点を攻撃目標とし、
そして攻撃戦法でとどめを刺して制圧すると、それらの部隊(軍勢)のすべてが兵力ごと制圧拠点の所属になる。

つまり、隣接兵力として水増ししたい分の兵力をこの方法で一時的にワープさせられるということである。

先の具体例の1の場合は、14万に足りない分の兵力を補うために、
2の場合は、募兵により降伏条件を満たさなくなってしまう場合に備えてあらかじめ保険を掛けるために
隣接兵力を多くする手段として使える。

なお、所属が移った後は、部隊の目標を変更してしまってかまわない。
ただし、勧告が成立するまでの間は制圧拠点(すなわち新たな所属拠点)以外の拠点に入場させないこと。
勧告成立後に兵力を元の拠点に戻すつもりであれば拠点隣接マスで待機させておくのがよいだろう。

※注意点

  • この現象が発生するタイミングは制圧と同時であるため、部隊を出すのを忘れたまま拠点を制圧してしまうと基本的にやり直せない。
  • 水増し兵力部隊は、その後どこかの拠点に入城すると当然その拠点の所属に変わる。
    そうなると水増し分が消滅することになるため、勧告が成立するまでの間は基本的に出陣状態をキープさせなければならない。
    よって勧告に手間取るとその分の兵糧消費が発生するのに注意。

スパム勧告でわざと敵勢力の名声を上げる

COM大勢力(以下A)が存在し、COM小勢力(以下B)を勧告で取り込まれてさらに強力になるのは非常に厄介だ。
同じ取り込まれるにしても、武力制圧させて取り込ませる方が敵も消耗するし時間もかかり、
かつ捕虜に逃げられて登用に失敗するということもあり得るのでまだマシだ。
勧告の仕様を利用すると、Aによる勧告での取り込みを抑えることができることがある。
具体的には以下の仕様を利用する。

  • 勧告が成功するためには、名声を上回っている必要がある
    • つまり、(Aの名声)<(Bの名声)という状態であれば、AはBに勧告できないということである
  • 勧告に失敗すると、相手の名声が10上がる
    • プレイヤー勢力がわざと勧告を失敗させることで、敵勢力の名声を無理矢理上げることができる

以上から、これからAに取り込まれることになるであろうBにあたる小勢力のうち、
プレイヤーが勧告可能な勢力に対しては手の空いた武将で勧告を打ち続け、
いずれの勢力もAの名声を上回っている状態にしてしまえば、AはBに勧告ができなくなる。

※注意点

  • プレイヤーが勧告可能な勢力(つまり隣接している勢力)に対してしかできない。
  • Bの名声はおそらくプレイヤー勢力の名声をも上回ることになるため、
    プレイヤー側としてもそれらの勢力を取り込むためには武力制圧しかなくなる。
  • Bが同盟相手である場合には当然勧告ができないため使えない。
  • AがBに勧告が通る状況ができてしまってからではこのテクニックはほぼ間に合わない。
    そうなる前にやっておく必要のあるテクニックである。

人材のテクニック

有能武将を獲得する

仕える大名家が存続した状態で武将を捕虜にしても、なかなか登用することはできない。
しかし、その大名家を滅ぼせば浪人同様に簡単に登用に応じる。
周りに優秀な人材を抱える1城のみの大名家があれば、なるべく優先して叩くようにし、
追い詰められた大名家があれば、同盟勢力の領地を飛び越えてでもトドメを刺しに行く。

城自体の収入

本城には町並みが全て敵に奪われた状態でも一定の収入(拠点収入が3000、金山・銀山でさらに増収)が存在しており、
そのため敵を滅亡寸前まで追い詰めた場合も武将の数が少なければ黒字状態となる。

  • もちろん、武将の数が多ければ俸禄を支払えず赤字状態となる。

支城には拠点収入が存在しないので敵をこちら誘導してから追い詰めれば赤字状態となる。

  • 手薄な支城へ誘導するより、等級の高い家宝を使って忠誠0にした武将を、
    一人城主にした方が楽かもしれない。

COM勢力は破産すると一門以外を解雇する。

  • これを利用して、追放等で嫌悪フラグの立った武将がその勢力に登用されるまで放置してフラグ消滅を狙う手もある。

誘導がうまくいかない場合、季節の変わり目に攻撃しても城の無収入で敵将の忠誠は低下する。

  • こちらの場合はすぐに解雇しないので知略の高い武将で引き抜きが必要。

家宝や官位を取り上げ忠誠が激減した武将を引き抜くように仕向ければ、一気に忠誠の回復が可能。
なかなか降伏させられない勢力も降伏まで追い詰めることが可能。

  • ただし設定上、降伏禁止になっている場合はどれだけ追い詰めても降伏しない。

自己満足だが最後の一勢力を赤字状態にすれば敵を大名と一門のみにすることも可能。

賞罰のテクニック

※ここでは役職・官位・家宝をまとめて「アイテム」と呼ぶこととする

アイテムの与奪にまつわるテクニック

忠誠は0未満にはならない

忠誠の最低値は0であるため、所持しているアイテムの忠誠増減値よりその時の忠誠が小さい場合でも取り上げたときの忠誠は0となる。
これを利用して、所持するアイテムをすべて取り上げた後に再び与えなおすことで忠誠をあげることができる場合がある。
前田利益や山中幸盛のようにそれをやることで忠誠100になる場合もあれば、本多忠勝や加藤清正のように忠誠を100にしたうえで家宝を1つ没収できてしまう場合もある。

役職の使いまわしで動員兵力を増やす

「指揮兵力」は以下の2つの要素に影響するパラメータである。

  1. 出陣時に武将に率いさせることのできる最大兵力
  2. 戦法「籠絡」もしくは「治療」を発動した結果としての兵力の上限*8

1に注目すると、指揮兵力=最大動員兵力となるのは出陣時のみであり、理論上は指揮兵力<(現在動員している)兵力となりうる状況が存在する。
そして、そうなった場合でも兵力が指揮兵力の値まで減るわけではない

具体的には、以下の状況が考えられる

  1. 出陣中に大名が代わったり姫が死亡したりして当該武将が一門でなくなった
  2. 出陣中に武将が病気になり統率値が半減することで指揮兵力が下がった
  3. 出陣中に武将から役職を没収した

以上のうち3の状況については、プレイヤー側で任意に作り出せることに注目。
これを利用して、保有する役職の数が少ない場合でも多くの武将に事実上指揮兵力上昇の効果をもたらすことができる。
このテクニックが使える武将は忠誠の増減の関係で、一門武将・隠居武将・大名を親愛している武将および役職よりも忠誠増減値の大きい官位・家宝(複数可)を持つ武将である。
役職よりも忠誠増減値の大きい官位・家宝を持つ武将の場合では、

  1. 官位・家宝を取り上げる
  2. 役職を与える
  3. 出陣する
  4. 役職を取り上げる
  5. 1で取り上げた官位・家宝を与えなおす

とすればよい。
一門武将・隠居武将・大名を親愛している武将は忠誠を気にしなくてよいため、手順の2~4でよい。

具体例
S4上杉家(当主・上杉謙信)、役職「越後守護」(指揮兵力+2500)を獲得済みで、配下の本庄繁長に与えている状態とする。
以下の4配下武将でこのテクニックを使うこととする。
・上杉景勝:一門。忠誠の概念無し。指揮兵力7250
・斎藤朝信:上杉謙信を親愛。忠誠100。指揮兵力4500
・樋口兼続:二等級の家宝「愛染形前立兜」を保有。忠誠100。指揮兵力4750(家宝「愛染形前立兜」を没収すると4500)
・本庄繁長:役職「越後守護」を保有。忠誠100。指揮兵力7000(役職「越後守護」による補正込み)
手順
 1. 本庄繁長を兵力7000で出陣させる
 2. 本庄繁長の「越後守護」を没収する(忠誠 100→73、指揮兵力 7000→4500)
 3. 上杉景勝に「越後守護」を与える(指揮兵力 7250→9750)
 4. 上杉景勝を兵力9750で出陣させる
 5. 上杉景勝の「越後守護」を没収する(指揮兵力 9750→7250)
 6. 斎藤朝信に「越後守護」を与える(忠誠 100→100、指揮兵力 4500→7000)
 7. 斎藤朝信を兵力7000で出陣させる
 8. 斎藤朝信の「越後守護」を没収する(忠誠 100→73、指揮兵力 7000→4500)
 9. 樋口兼続の「愛染形前立兜」を没収する(忠誠 100→50、指揮兵力 4750→4500)
10. 樋口兼続に「越後守護」を与える(忠誠 50→77、指揮兵力 4500→7000)
11. 樋口兼続を兵力7000で出陣させる
12. 樋口兼続の「越後守護」を没収する(忠誠 77→50、指揮兵力 7000→4500)
13. 樋口兼続に「愛染形前立兜」を与える(忠誠 50→100、指揮兵力 4500→4750)
14. 本庄繁長に「越後守護」を与える(忠誠 73→100、指揮兵力 4500→7000)
15. 4部隊を陣立して軍勢を組む
これで1、4、7、11での出陣時に本庄繁長だけでなく上杉景勝、斎藤朝信、樋口兼続の部隊にも指揮兵力上昇効果を受けられる。
斎藤朝信の忠誠が下がっているが、大名を親愛する武将であるため実質的に関係ない。

その他アイテムの使いまわし

上記の使いまわしテクニックは役職に限らず、官位や家宝でも当然使える。
攻撃戦法を放つ瞬間だけ武勇を上昇させる家宝を与えたり、水攻め判定の時だけ政治を上昇させる家宝を与えたりすることもできる。
いずれの場合も、アイテムを最初の状態に戻し、かつ忠誠がちゃんと戻っているかを確認することを怠らないように。

隠居・家督譲渡にまつわるテクニック

隠居は一門扱いでなくても俸禄不要で裏切らない

一門武将および隠居武将のメリットは俸禄がいらず、かつ他家の引抜を受けたり出奔したりすることがないことである。
しかし、当主が代わっていくとそれまで一門であった武将が一門扱いにならない場合がある。
ただし一度当主を経験している(つまり「隠居」)と、後に一門扱いでなくなったとしても隠居武将のままである。
よって一門でなくなる前に、できるだけ隠居を作ることで将来にわたって無償で裏切らない人材を確保することができる。
無論一度隠居させると原則的に再び当主にはできなくなることには注意。

  • 例:S4龍造寺家(当主・龍造寺隆信)で、鍋島直茂を当主としたければ龍造寺家の婚姻一門である鍋島清房(妻が龍造寺千世)を経由することでできる。ただし直茂から見て龍造寺一族*9は非一門であるため隆信→清房→直茂という家督譲渡をすると、隠居となる隆信以外の龍造寺一族に対し俸禄が発生するようになってしまう。そこで先に龍造寺一族全員に当主を経験させそれから清房に家督を譲ると、後で直茂に代替わりしたとしても龍造寺一族は隠居として俸禄いらずで裏切ることのない人材であり続ける。
    隠居武将の家宝没収には気を付ける事。例、信長元服村上家プレイ。ゲーム開始時大名変更小笠原長時にする一級家宝を隠居状態の義清に与え、その後持っと戦闘力の高い武将に家宝を与える為に没収すると、「我ながら今までよく耐えたものよ。もう小笠原家を去ろう」となり出奔してしまう。俸禄はかからないが一門衆ではない為出奔してしまう模様。あくまで隠居であり、一門衆ではない事に注意する。

隠居・元服前武将を当主にする(元服前武将を戦力に加える)

「隠居」コマンドによる家督継承は現役一門武将にしかできないが、
当主の死亡(寿命、討死、敵による処断は問わない)による家督継承は現役一門武将に加え隠居した一門武将や元服前の一門武将(髪結い前の姫を含む)を指定することができる。
隠居武将を当主にしたい場合や、元服前の武将を戦力に加えたい場合はこのシステムを利用できる。

  • 例:PKS1本願寺家(当主・本願寺証如)で、一門の本泉寺蓮悟は死亡年設定が1543年であるが、同年に本願寺顕如が誕生する。蓮悟に家督を譲って彼が死亡すると後継者として顕如を選択でき、それにより本来1555年元服である顕如を戦力にすることができる。

相性のよい当主に代わることで、配下の忠誠を一気に上げる

相性が悪く低かった配下の忠誠を、相性の良い当主に代えることで一気に上げることができる。
なお、当主と家臣の相性が以前より悪くなった場合でも忠誠が下がることはない。

  • 例:S3今川家(当主・今川氏真)で徳川家を滅ぼし、徳川旧臣を配下にした場合、相性のせいで概ね忠誠は低い。そこで婚姻一門である徳川家康(妻が関口瀬名)に家督を譲ると一気に徳川旧臣の忠誠を高めることができる。

家督を譲るときは、配下のアイテムは一度取り上げる

当主が代わると、どんなに忠誠が低い武将でも75以上まで忠誠が“回復”する。
新しい当主の相性如何によっては、100になることもある。
これによってそれまで100でなかった忠誠が、一度アイテムを取り上げ、当主を代え、再度与えることで100になったり、忠誠をほぼ下げずにそれらを没収してしまうこともできる。

  • 例1:S2一色家(当主・一色義幸)で稲富祐秀(相性値73)が持つ家宝「稲富流砲術書」を取り上げた場合、大幅に忠誠が減少する。しかしその後に当主を一色義清(相性値72)に代えると祐秀の忠誠は99に“回復”する。よって実質ノーリスクで家宝を取り上げることができる。
  • 例2:S3筒井家(当主・筒井順慶(相性値5))で筒井城在野の百地三太夫(相性値50)は相性が最悪なため、登用すると忠誠は77と低い。そこで一度三太夫の持つ家宝「万川集海」を取り上げた上で、当主を慈明寺順国(相性値3)に代えるとやはり相性最悪ではあるが、家宝無しの状態で三太夫の忠誠を76とすることができる。直後に家宝を与えなおすと忠誠を100にできる。

参考:当主交代時の配下の忠誠について

当主が代わった場合に各々の配下の忠誠がいくつになるかは以下の2つのうち値の大きいほう*10が適用される。

  1. 100-(新しい当主と配下の相性値差)÷2 (端数は切り捨てる
  2. 50+(当主交代前の忠誠)÷2 (端数は切り上げる

相性値差の最大は50であるため1の最小値は75、当主交代前の忠誠を0だとすると2の最小値は50。
よって当主交代時の忠誠は最低75が保証される

また、2の式から、当主が交代することにより忠誠が下がることはあり得ない*11

イベントにまつわるテクニック

イベントで合流・独立する場合

合流する場合、合流後の名声や金・兵糧・技術は吸収する側のみが引き継がれる。
よって、合流前に吸収する側へわざと勧告をし続けることで、
1回に付き10の名声を上げることができ合流後を有利にできる。
なお、イベントで吸収される伊達稙宗家や松平家の技術や金・兵糧は合流時に消滅する。
もったいないので支城や高い施設(商館・水田等)を建築したり、騎馬・鉄砲・家宝を買うなどして金を使うとよい。

独立イベントがある場合は、イベント発生直前に全部の家宝(勢力保有・武将所有を問わず)をその後プレイする大名となる武将に持たせるとよい。

禁断の最終テクニック

敵が大きくなりすぎて、詰んでしまった場合
デモモードに入り、割り込みでその敵を担当する。
いろいろと悪さをして、元の大名に戻る。

  • 同盟解除(民忠が低下し、一揆を誘発させる)
  • 同盟勢力との街道を撤去(信用低下)
  • 勧告(勧告拒否により名声10上昇)
  • 開発した施設を撤去(募兵人数・金銭収入・軍備・兵糧等に大きなダメージ)
  • 支城を建設し、支城に軍資を輸送した状態で支城を撤去(軍資が全部消える)
  • 能力の高い武将の追放(嫌悪勢力に追加されるので、暫く登用ができない)
  • 能力の低い武将の処断(敵勢力滅亡時に雑魚が出てこないので登用が楽)
  • 家宝を取り上げる(忠誠低下)
  • 輸送で遠征(兵力0になった拠点は被害0で制圧可能)
  • 忠誠の低い武将に輸送させる(引抜に成功すれば軍資が一気に手に入る)
  • 配下武将全員を加増させ、金銭収支をマイナスにする
  • 諸勢力をどうでもいい所に派遣する(諸勢力の人数増加)
  • 支配下の技術がある街並への街道を撤去(技術の喪失)
  • など

これで強さのバランスを取り戻せるが、やりすぎるとつまらなくなる上、後味も悪い。
あくまでも詰んだときの最終手段。
これを利用すれば架空息子・姫及び登録武将無しの難関勢力でも天下統一ができる
(勿論、それを統一=クリアと呼ぶべきかどうかは別の問題である)。

PKではゲーム内編集モードが追加されたため、編集モードをありにしている場合はわざわざこのテクニックを使うまでもない。

コメント

  • VITAのパワーアップキット真田昌幸家から北条氏政に勧告かけたとき相手相模武蔵持ちでいけたけどな -- 2018-05-17 (木) 20:53:44
    • 相模伊豆と武蔵は同一地方(関東)だから普通にいける -- 2018-05-30 (水) 10:20:29
  • PS3PKで確認。隠居武将に出奔された。かほう、役職、官位の取り上げは一門、隠居でも気をつけたほうが良い。 -- 2021-07-11 (日) 02:02:40
  • ビーダル -- 2021-10-14 (木) 22:12:12
  • 外交での交渉で所持金1万以下なら金1000でイケるがそれ以上だと1割持っていかれるが、使者が到着し交渉する前にテキトーに支城やら陣/砦などの“建築予約”(実際には建築作業に取り掛からないように距離を置く)すると、見かけ上の所持金が減るので、実際の所持金の1割より安い金額で交渉が出来る。:例、所持金4万持ってた時→支城の建築予約を遠いところの拠点にいるテキトーな武将に建築予約させる→見かけ上の所持金が1万になる→交渉が1000円で済む。→支城建築予約を解除するのを忘れずに。 -- 2022-06-23 (木) 08:20:40

*1 後述参照
*2 配下となった武将目線では、それまでの勢力の大名が隠居して勧告してきた大名が新しい当主になったのと同じ意味合いとなる
*3 後述参照
*4 あくまで勧告条件判定としての地方区分。純粋な「地方」としては蝦夷・陸奥・出羽、甲信・北陸・東海、山陽・山陰・四国はそれぞれ独立した地方である。
*5 PKS1・S1・S2
*6 PKS1・S1・S2・S3・PKS2・S4
*7 甲斐・南信濃・駿河・遠江・三河
*8 RPG等における「最大HP」のようなものであり、どんなに強力な回復魔法や回復アイテムを使ったところで最大HPを超えることはないのと同様である
*9 このシナリオでは、龍造寺隆信、龍造寺政家、龍造寺信周、龍造寺長信、龍造寺家就、龍造寺家晴
*10 数学的に厳密にいうと「小さくないほう」。イコールの場合は当然どちらの値でもよい
*11 2の式の(当主交代前の忠誠)を2で割ることによって減少する値は最大で50(当主交代前の忠誠が100の場合)である。よってそれに50をプラスするため、2の計算式の値は(当主交代前の忠誠)以上となる。