各種計算式

Last-modified: 2025-08-05 (火) 10:08:01

各種計算式

ここでは、ゲーム中に登場する各種値の算出法を記述する。
ゲームをプレイするにあたってこれらを理解しておく必要はないが、計算式からわかるゲームの要点については赤背景で記す。

政治力と開発速度の関係

開発における1日ごとの進捗値の求め方

※以下、ある数aの整数部分(小数点以下を切り捨てたもの)を[a](ガウス記号)で表すこととする

開発に従事する3人の武将の政治値をa,b,c(ただしa≧b≧c)とする。
1人ないし2人で開発する場合はいない分の武将の政治値を0とみなす。
またnを、武将の数が1人の場合 n=10、2人の場合 n=15、3人の場合 n=20 と定める。

  • (技術「挽割製材」が無い場合)
    • x=[a×0.3]+[b×0.25]+[c×0.2] とし、x>nならx、x≦nならnがこの場合の進捗値
      • 例1:政治65の武将について、x=[65×0.3]+[0×0.25]+[0×0.2]=[19.5]=19、x>10なのでこの武将1人の1日当たりの進捗値は19
      • 例2:政治29の武将について、x=[29×0.3]+[0×0.25]+[0×0.2]=[8.7]=8、x≦10なのでこの武将1人の1日当たりの進捗値は10
      • 例3:政治65の武将と政治29の武将が2人で開発従事した場合、x=[65×0.3]+[29×0.25]+[0×0.2]=[19.25]+[7.25]=26、x>15なので1日当たりの進捗値は26(これは政治87の武将1人に相当)
      • 政治36以下の武将1人の場合の1日当たりの進捗値は一律で10
  • (技術「挽割製材」がある場合)
    • y=[(上記のx)×1.5] とし、y>nならy、y≦nならnがこの場合の進捗値
      • 例1:政治65の武将について、y=[x×1.5]=[28.5]=28、y>10なのでこの武将の1日当たりの進捗値は28
      • 例2:政治29の武将について、y=[x×1.5]=[12]=12、y>10なのでこの武将の1日当たりの進捗値は12
      • 例3:政治22の武将と政治13の武将と政治5の武将が3人で開発従事した場合、y=[([22×0.3]+[13×0.25]+[5×0.2])×1.5]=[(6+3+1)×1.5]=15、y≦20なので1日当たりの進捗値は20
      • 政治26以下の武将1人の場合の1日当たりの進捗値は一律で10
  • (文化「宿院仏師」がある場合の村落)
    • z=(上記のxもしくはy)×2 とし、z>nならz、z≦nならnがこの場合の進捗値
      • 例1:技術「挽割製材」が無い場合、政治65の武将について、z=x×2=38、z>10なのでこの武将の村落での1日当たりの進捗値は38
      • 例2:技術「挽割製材」がある場合、政治14の武将について、z=y×2=[[14×0.3]×1.5]×2=12、z>10なのでこの武将の村落での1日当たりの進捗値は12
      • 技術「挽割製材」無しなら政治19以下、有りなら政治13以下の武将1人の場合の村落での1日当たりの進捗値は一律で10

xの式から、1人目の政治値に対しては0.3がかけられるのに対し、2人目以降はそれぞれ0.25、0.2とかけられる数が減る。すなわち実質的に2人目の政治値が6分の5、3人目の政治値が3分の2に圧縮されることを意味する。内政テクニック#開発に充てる人数の使い分けにもあるように「施設は武将3人で1つを開発するよりも1人で別々の施設を開発する方が効率的」なのは、これが理由である。

開発日数の求め方

  • 開発日数=(施設の最大進捗値)÷(1日当たりの進捗値)
    (残り進捗値)<(1日当たりの進捗値)である場合も建設完了に1日かかるため、端数は繰り上げる
    • 例:技術「挽割製材」および文化「宿院仏師」が無い場合で、政治90の武将が1人で水田(最大進捗値1000)を1戸開発するとする。この武将の1日当たりの進捗値は27。よって開発日数は1000÷27=37.037037...となる。端数部分の開発にも1日要するため、水田の開発完了までに38日かかることになる(拠点・集落間の移動にかかる日数は含まない)。

基本募兵数と募兵数の求め方

基本募兵数の求め方

基本募兵数は兵舎と道場の数、さらに技術「一領具足」および文化施設「黄金大仏」による補正で以下の式により決まる。

  • 基本募兵数={(兵舎の数)×120+(道場の数)×150+600}×(一領具足補正)+(黄金大仏補正)
    • ※「一領具足補正」:技術「一領具足」が無い場合は1、有る場合は1.3
    • ※「黄金大仏補正」:文化施設「黄金大仏」が無い場合は0、有る場合は(兵舎の数)×60+(道場の数)×75

募兵数の求め方

募兵数は基本募兵数と武将の統率で以下の式により決まる。

  • 募兵数=(基本募兵数)×{(武将の統率)÷140+0.5} (※端数切り捨て)

基本生産数および生産数の求め方

基本生産数の求め方

基本生産数は牧場ないし鍛冶場の数、さらに技術「馬防疫」・技術「製図」による補正で以下の式により決まる。

  • 軍馬の基本生産数=(牧場の数)×80×(馬防疫補正)+500
    • ※「馬防疫補正」:技術「馬防疫」が無い場合は1、有る場合は1.5
  • 鉄砲の基本生産数=(鍛冶場の数)×60×(製図補正)+400
    • ※「製図補正」:技術「製図」が無い場合は1、有る場合は1.5

生産数の求め方

生産数は基本生産数と武将の政治で以下の式により決まる(軍馬・鉄砲共通)。

  • 生産数=(基本生産数)×{(武将の政治)÷120+2/3} (※端数切り捨て)

研究日数の求め方

研究に携わる3人の武将の政治値をa,b,cとする。
またnを、技術「木版印刷」が無い場合 n=0、有る場合 n=100 と定める。
このとき、研究にかかる日数は以下の式で求められる。

  • 研究日数=15000×(技術の水準)÷(a+b+c+n)
    • ただし、a+b+c+n<70である場合は70と置き換える。
    • 端数は切り上げる。
    • 技術「木版印刷」がもたらす効果とは、武将3人に加えて政治100の武将がもう1人研究を手伝うのと同じ意味合いである。
    • 研究途中での技術「木版印刷」の獲得・喪失や、担当武将の病気・死亡・引抜等、状況が変化することで研究終了時期が変わる場合もある。
    • 例1:水準2の技術「腹巻鎧」を政治値がそれぞれ65,53,42の武将で研究する場合、技術「木版印刷」が無ければ15000×2÷(65+53+42)=187.5で188日、有れば15000×2÷(65+53+42+100)=115.384615...で116日かかる(拠点から匠ノ町までの移動期間は含まない)。
    • 例2:秋収入直後である9月初頭から春収入を見据えて水準3の技術「二期作」を研究するとする。移動期間のことも考えて175日以内で研究を完了させたい。式を変形させてa+b+c+n=15000×(技術の水準)÷(研究日数)から、a+b+c+n=15000×3÷175=257.142857...。よって研究に当たらせる武将は3人の政治値の合計が258(技術「木版印刷」が有れば158)以上となるような人選をすればよい。

兵糧消費量の求め方

部隊を出陣させると、1日ごとに兵糧が消費される。
その消費量は部隊ごとに計算され、勢力(ないし軍団)としての消費量はそれら部隊ごとの消費量の総和となる。
算出方法は以下である。

  • 1部隊の1日あたりの兵糧消費量=(その部隊が率いている兵力)÷90 (※端数切り上げ)
    • 兵力には傷兵も含まれる。
    • 計算は出陣している総兵力ではなく部隊ごとの算出となるため、
      総数で同じ数の兵力を出陣させている場合でも消費量が違う場合がある。例は以下。
      • 例1:兵力9000で1部隊出陣させている場合の1日あたりの兵糧消費量は、9000÷90=100となる。
      • 例2:兵力3000で3部隊出陣させている場合の1日あたりの兵糧消費量は、1部隊あたりが3000÷90=33.3...より端数切り上げで34、3倍して102となる。
      • 例3:兵力1000で9部隊出陣させている場合の1日あたりの兵糧消費量は、1部隊あたりが1000÷90=11.1...より端数切り上げで12、9倍して108となる。
    • 出陣兵力の90分の1が1日あたりの兵糧消費量であるため、90日間(1季節間)の兵糧消費量が出陣兵力とほぼ等しくなる。

なお、技術「携行食」を持ち、かつ兵種が輸送隊である場合の兵糧消費量は以下となる。

  • 1部隊の1日あたりの兵糧消費量=(上記で算出された兵糧消費量)÷2 (※端数切り捨て
    • 端数は切り捨てられるため、技術「携行食」がある場合では輸送隊の兵力が90以下であれば兵糧消費が起こらない

忠誠について

大名武将と配下武将との関係に変化が起こった場合(登用・引抜・大名交代)において、
忠誠値がいくつになるかは基本的に大名武将と配下武将との相性値差に依存する。
相性および相性値については、相性を参照。

相性値差の求め方

  • (相性値差)
    相性値差は2人の相性値の絶対値の差を取ればよいのだが、以下のように算出する。
    1. 相性値が同値なら、相性値差は0
    2. 相性値の大きい方から小さい方を引いた値が50以下ならその値が相性値差
      • 例:今川義元(相性値:41)と徳川家康(相性値:90)では、90-41=49≦50より、49が相性値差となる。
    3. 相性値の大きい方から小さい方を引いた値が50を超える場合、その値を100から引いたものが相性値差
      • 例:織田信長(相性値:0)と明智光秀(相性値:56)では、56-0=56>50より、100-56=44が相性値差となる。
    • 相性値差の最大値は50である。

変化後の忠誠の求め方

  1. 配下武将が大名武将を親愛している場合
    • 変化後の忠誠=100 (※登用・引抜・大名交代を問わない)
  2. 配下武将が大名武将を親愛していない場合
    以下のうち値の大きい方(同値含む)
    1. 変化後の忠誠=100-(大名武将と配下武将の相性値差)÷2 (※端数切り捨て)
    2. 変化後の忠誠=50+(変化前の忠誠)÷2 (※端数切り捨て)
    • 「変化前の忠誠」とは、引抜および他家の捕虜の登用の場合は元の勢力における忠誠、大名交代時の場合は交代前の忠誠である。また、浪人や無所属の捕虜を登用した場合は、「変化前の忠誠」が存在しないためその値を0とみなすことで、必然的にi.の値が採用される。
    • 「大名武将と配下武将の相性値差」の最大値は50であるため、i.の値の最小値は75である。
    • ii.の式は「変化前の忠誠」と100との中間値を求めているのと同義である。よってii.の値が採用される場合であっても、それより大きいi.の値が採用される場合であっても、配下武将から見て大名武将が変化する場合は必ず元の忠誠から増加ないし同値となる(減少することはあり得ない)。

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