Tier 3 ソ連 軽戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 38/25/25 | 本体価格(ゴールド) | 850 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 61 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 3~4 | |
後退 | 20 | シルバーボーナス(%) | 60 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.27 | 経験値ボーナス(%) | 60 | |
移動時 | 0.27 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
M3 Light 850G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
M3 Light | Continental W-670 | 37 mm M5 | Stuart E1 | D37812 | 220 | SCR 209 | |
268 | 40 / [34.92] | 38/25/25 | 325 | ||||
22.31 | 1.10/1.26/2.29 | 40 | 280 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
37 mm M5 | AP APCR HE | 18 2G 10 | 48 70 19 | 40 40 50 | 24.00 | 960 | 1.90 | 0.46 6.69 2.93 | 103 | +25 -10 |
解説
- 概要
Tier3ソ連プレミアム軽戦車。
レンドリース法によりアメリカから送られたM3 Stuart。
M3 StuartのM3E1パッケージからエンジンをContinental W-670に変えたものとほぼ同じ性能。
マッチングが優遇されており、Tier4車輌までしか当たらない。
- 火力
- 37 mm M5
貫通、DPM、精度が低く、お世辞にも強いとは言えない。
特に、AP貫通力は機関砲並みで同格相手ならかろうじて通用する程度しかない。
金弾は多めに載せておきたい。
- 37 mm M5
- 装甲
M3 Stuartと同じ。
Tier3軽戦車にしては優れているが、戦車砲を防げるほどではない。
- 機動性
M3 StuartのM3E1パッケージよりエンジン出力が高く、そこそこ軽快。
ただし、あくまでM3E1パッケージと比べた場合の話であり、M3 Stuartの最終パッケージであるM3A1には劣る。
- 偵察性能
隠蔽率は低くなく、移動時も隠蔽率が下がらない。
しかし、砲塔がM3 Stuartの初期砲塔であり、視界が劣悪。
拡張パーツで視界を挙げるのは必須である。
- 総論
レンドリースされた車輌であるためか、M3 Stuartの最終パッケージまで進んでいない中途半端な性能の車輌。
Tier5車輌と当たらないとは言っても、偵察を行うには微妙な性能である。
かといって火力や防御力で勝負できるわけでもなく、全体的に性能が不十分である。
その代わりか、シルバーボーナスと経験値ボーナスは良好。
史実
本車はレンドリース法(武器貸与法)により、アメリカから貸与されたM3スチュアート軽戦車です。
太平洋戦線においては日本陸軍に対して無敵を誇ったM3軽戦車でしたが、対独戦では火力と防御力不足から辛酸をなめる結果になってしまいます。
また、想定された設計ではないといえ、深い積雪と雪解けの泥濘に細い履帯が簡単にはまり込んでしまうため、走破性が悪いとソ連軍には不評でありました。
整備性がよく、操縦も簡単で居住性もよかったM4中戦車とはまったく逆の評価を受けたのは、皮肉な話であるといえます。
CS版ミニゲームのタンクアタックでは、本家のM3 Stuartを差し置いて敵役として登場しています。
武器貸与法
1941年以降、ドイツの侵攻によりソ連は豊かな農業・工業地域であったヨーロッパ側の領土を喪失し続けていました。
生産設備はウラル方面への疎開が進められていたものの、それらの生産設備が立ち上がって本格的な生産を開始するには時間がかかり、また生産が開始されてもドイツとの戦争には膨大な物資が必要でした。
そのような中で、ソ連を側面から支えていたのがアメリカ・イギリスのレンドリース法に基づく武器・物資の貸与でした。
戦車やトラック、航空機や食料など、膨大な物資が主に北海、イラン、太平洋経由でソ連に送られ、生産能力を必要最低限のものに振り向けているソ連の対独戦遂行を助けていました。
その内、戦車ではアメリカからM3 Stuart、M3 Lee、M4 Sherman、M10 Wolverineなどが、イギリスからはMatilda IV、Valentine II、Churchill IIIなどがソ連に送られ、早い車輌ではモスクワ攻防戦ごろより実戦に投入されています。
ちなみに、戦後冷戦が開始されて以降もアメリカはレンドリースによる債務返済をソ連(ロシア)に対して要求し続けており、両者の関係によって支払いが行われたり行われなかったりしています。