日本 RankV 中戦車 ST-A1
概要
戦後試作戦車...後の61式戦車の試作型。最初に言っておくがこの小隊での無双は諦めよ。
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 0 |
---|---|
車両購入費(SL) | **** |
報酬
SL倍率 | 2.0 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 24.0 |
俯角/仰角(°) | -10/13 |
リロード速度(秒) | 7.5 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45 / 35 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 75 / 60 / 35 |
重量(t) | 34.2 |
エンジン出力(hp) | 954 |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 50 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 95 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 90 mm M3A1 cannon | 1 | 40 |
機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 1 | 660 |
機銃 | 7.62 mm M1919A4 machine gun | 1 | 4500 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
90 mm M3A1 | M82 shot | APCBC | 10.94 | 137.2 | 853 | 185 | 180 | 170 | 155 | 142 | 130 |
M332 shot | APCR | 5.7 | - | 1165 | 291 | 286 | 264 | 240 | 217 | 197 | |
M348 shell | HEATFS | 6.5 | 926.17 | 853 | 305 | ||||||
M71 shell | HE | 10.55 | 925 | 823 | 13 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
M313 | Smoke | 10.7 | 50 | 821 | - |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | 外部装甲 | 側面に20mmの履帯装甲 |
小隊ツリー
前車両 | - |
---|---|
次車両 | M41A1(JP) |
解説
特徴
【火力】
戦後戦車なのでアメリカ製90mm砲を搭載している。APCBC弾は炸薬が入っているので加害も十分だがAPC系の弾のため、若干距離減衰が発生する。そのため貫通可能表示でも非貫通を量産することも多い(これは素の精度の悪さも起因している)。よって貫通可能表示に頼らずできるだけ貫通しやすい場所を狙う必要がある。
HEATFS弾は貫徹300mmを越える。よってAPCBCとHETAFSがメインで使用する砲弾となるだろう。貫徹力としてはAPCRが一番高いがAPCRは距離減衰によって非貫通が出やすいことに加え、T-34やティーガーIIなどに代表される傾斜装甲に対して貫通力が著しく低下するのでおすすめしない。
砲塔旋回は標準的な中戦車程度に落ち着いている。俯角は10度とハルダウンに対応しているものの、mobileマップではほぼ意味をなさない。
【防御】
前方から見た砲塔側面、いわゆるほっぺの部分はきれいな円弧を描いており意外と硬いのだが、肝心の防楯が大きい上に敵の砲弾を止めるのには物足りず、HEAT弾などの加害を低減する程度にしか役に立たないことも多い。さらに車体前方も防御という概念はない。操縦手の生存性が低いだけでなく、正面からの炸薬、破片の飛散によって乗員が全滅、弾薬庫が誘爆することも多い。もちろん砲塔側面も貧弱だがうまく弾薬庫以外を炸薬入りでない弾で撃ちぬかれた場合は砲塔内だけで被害が済む。
【機動性】
日本戦車とだけあって速い。加速も後進もスムーズである。そのため平原などの開けた地形より市街地などの入り組んだ地形での狙撃、飛び出し打ちが得意である。装甲は基本的にあてにならないので機動力で何とかするほかない。
史実
61式戦車、戦後初めて日本が国内開発したMBT(主力戦車)。
第2次世界大戦に敗れた日本は連合国軍の占領下に置かれ、兵器の保持・生産を禁じられることとなった。
しかし1950年6月に朝鮮戦争が勃発したため、危機感を募らせたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の意向により日本は再軍備化することになり、1952年に警察予備隊が保安隊に改組された際にアメリカ軍が保有していた兵器の供与を受けた。
戦車については、M4A3E8シャーマン中戦車およびM24チャフィー軽戦車が主に供与された。
これらアメリカ製戦車は旧日本軍の戦車に比べて火力も防御力も大幅に上回っており、全体に溶接構造が採用されている点など製造技術においても旧日本軍戦車とは格段の差があった。
しかしこれらの戦車は大戦中に開発されたものですでに旧式化しており、本家のアメリカ軍では戦後に開発されたM46パットン戦車やM41ウォーカー・ブルドッグ軽戦車が主力装備となっていた。
1953年7月には朝鮮戦争が停戦し、そのちょうど1年後の1954年7月に日本では保安隊が改組され、陸・海・空の3自衛隊とそれを管理・運営する防衛庁が発足した。
当時アメリカ側から、韓国を始めアジア各地で使い古されたM41軽戦車とM46戦車を日本で再生してそのまま自衛隊の装備にせよとの意向が伝えられており、これが実現すれば大量の新型戦車を装備できることから陸上自衛隊では賛成の声が多く聞かれた。
しかし、陸上自衛隊の一部幹部と旧日本軍の戦車開発を手掛けた三菱重工業などのメーカー関係者はこれに反発し、戦後途絶えてしまった日本の戦車開発技術を復活させるためにMBTを国内開発するべきであると内局を説得する一方、エンジンなどの基礎研究を地道に積み重ねていった。
その甲斐あって、1955年に国産のMBTを新規開発することが正式に決定された。
この国産MBTには、「中特車」(略記号:ST)の呼称が与えられた。
1947年に制定された新憲法では日本の戦力不保持を定めていたため、日本が保有する戦車は保安隊時代から戦力を想起させる「戦」の字を置き換えて「特車」と呼んでいた。
従って、「中特車」とは「中戦車」のことに他ならない。
1955年1月末に防衛庁陸上幕僚監部が提出したSTの開発目標案では、STは戦闘重量25t、主砲は90mm戦車砲を装備することになっていた。
当時陸上自衛隊が装備していたアメリカ製のM4A3E8中戦車は戦闘重量が34tあり、これに比べるとSTの戦闘重量25tというのは随分軽量であったが、これはアメリカに比べて山がちで水田地帯が多い日本では、M24軽戦車(戦闘重量18t)のような軽量な戦車でないと運用が難しいという意見が根強かったためである。
結局、STは戦闘重量35tの61式戦車として実用化されることになったが、軽量な戦車を求める声も依然根強かったため、防衛庁は1960年に61式戦車を補完する戦力としてアメリカからM41軽戦車を146両調達することを決定し、61式戦車と共に陸上自衛隊のMBTとして長らく運用されることになった。
1955年5月に陸上幕僚監部はSTの第1次要求性能案を取りまとめたが、その内容は以下のようなものであった。
・戦闘重量30t以下、車体長約6.0m、全幅2.8m以下、全高約2.0m
・主砲は90mm戦車砲、最大俯角15度、携行弾薬数50発
・エンジンは出力600hpの空冷ディーゼル、路上最大速度50km/h
また同じ月に「日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定」を含むMSA協定が公布され、日本はアメリカから技術援助を受けて兵器の国産化を推進することになった。
このMSA協定に基づいて6月にアメリカから、90mm戦車砲を装備するM36対戦車自走砲が研究用サンプルとして自衛隊に貸与された。
このM36対戦車自走砲はM4中戦車の車体をベースにしており戦闘重量は31t、オープントップ式の全周旋回式砲塔にM46戦車と同じく50口径90mmライフル砲M3を装備していた。
同車を用いて射撃試験を行った結果から、90mm戦車砲を安定して射撃するには30t級の車体重量が必要であることが明らかになった。
このためSTは35t級の戦車として開発されることになり、1955年12月にSTの第1次試作車2両の製作が防衛庁からメーカー側に内示された。
STの開発は車体と砲塔を三菱重工業、主砲を日本製鋼所が担当することになっていた。
2両の試作車の内STA-1は1956年12月、STA-2は1957年2月に納入され、陸上自衛隊の試験に供された。
STには三菱重工業製の新型空冷ディーゼル・エンジンが搭載されることになっていたが、この時点ではまだ完成していなかったため、第1次試作車には代わりに同社製の船舶用液冷ディーゼル・エンジンDL10T(出力550hp)を車載用に改修したものが搭載された。
第1次試作車の1つSTA-1は、旧西ドイツの戦後第2世代MBTであるレオパルト1戦車並みの低い車体形状を持っており、転輪の数も片側7個とレオパルト1戦車と同様であった。
しかし、STA-1は無理して車高を低くしたためにその分車体を延長しなければならず、車体長が要求案よりも長い6.60mとなってしまった。
小ネタ
本戦車の量産型の61式戦車は昭和の特撮シリーズ定番の戦車として登場し、特にゴジラシリーズでは見事にゴジラにぶっ飛ばされていた。
外部リンク
コメント
編集用コメント [#V5_Comments]
- ページ作成 -- TWR? 2023-09-23 (土) 22:42:35
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- どこ撃たれても一撃死なの辛……敵を一撃で仕留められなければ実質死確定なんだよなぁ… -- 2024-02-10 (土) 13:26:05
- 先に撃って撃破してしまえば問題ない!周りを見る能力が求められる戦車だよな -- 2024-02-17 (土) 21:49:05
- ミニレオパルト -- 2024-02-19 (月) 14:51:18
- まぁ、無双するには微妙な小隊だよね... 車体装甲50mmとか戦車だらけだし -- 2024-04-02 (火) 22:52:40
- 柔らか装甲に平均的な貫通力と炸薬、普遍的な装填速度で取り柄が機動力だけしかないのほんーま... -- 2024-05-10 (金) 18:26:41
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