【兵士】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 16:47:58

概要

兵士とは国家に所属する軍人。
シリーズには第一作目から皆勤の【NPC】
基本的に槍を持った男性のグラフィックだが、作品によっては剣を持ったキャラや兜をかぶった戦士風のキャラなど、派生キャラが存在する場合もある。
外見は兵士であるが、中身が魔物であることもたまにある。
 
シリーズを通して、チェスのポーンよろしく雑魚の代名詞で基本的に無力。
主な役割は以下の4つ。

  1. 主人公一行が夜に入城するのを妨げる 「王様はすでにおやすみのはずだ!
  2. 主人公一行の冒険の自由度を制限する 「許可証のないものを通すわけにはいかん!
  3. 急を知らせて死亡する 「ぐふっ…!
  4. 城が攻められるといった防衛のイベントの際に魔物などに立ち向かい死亡していく

ちなみに、【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】でも、だいたいこの役割を忠実に演じている。
兵士から言わせれば、軍隊なので多数で防衛にあたるのが任務であり、冒険者のように少人数で強い敵と戦う装備や戦術が無いだけなようだ。
 
しかし、ナンバリングが下った作品では、モブの代名詞であった兵士の扱いに変化が生じている。
DQ4では、第一章がまるごとお城の兵士(王宮戦士【ライアン】)の物語で、城仕えの兵士と言える彼が初の【プレイヤーキャラクター】入りを果たす。
DQ5でも引き続きプレイヤーキャラクターの1人に抜擢(【ピピン】。加入は任意)。
DQ6では主人公が兵士として城に登用されるという快挙を達成したほか、多くのNPC兵士と戦ったり交流したりする機会も多く、魔王【ムドー】に匹敵する強力な兵士長も登場した。
そしてDQ8ではなんと主人公の【職業】が兵士であり、兵士としての出世エピソードとも言えるストーリーが描かれている。
DQ11では幼馴染みの兵士から一方は英雄であり勇者の盾に、他方は魔王の腹心になってしまうエピソードがストーリーを通して描かれる。
今後も目が離せない存在である。

DQ1

【ラダトーム】【ラルス16世】と同時に画面に登場した、記念すべきNPC。
ゲーム開始時、王自ら、室内の3人の兵士に情報を聞くよう促してくる。
「RPGの基本は情報収集」という事をプレイヤーにレクチャーする、重要な役割であった。
カニ歩きが原則の初代においてトランペットを吹く兵士だけが唯一横向きになる。
そのカニ歩きも、槍を持っているほうの手足が動かないので、片足だけで地団駄を踏むような動作だった。
MSX版では両足を動かすように修正された。
 
また、ラダトームの城下町にはさっそく瀕死の兵士がいる。
【おうさまに つたえてくれ ローラひめの そうさくたいは ぜんめつしたと…】
当初の作品における兵士の役割はここで決定づけられた。

ゲームブック(双葉社)

ラダトーム城内の【バリアー】の向こう側にいる兵士が「暗闇の兵士テイケダ」という名前になっていた。
太目であるらしく、主人公から「ダイエットする気は?」と尋ねられるが「ねえ」と一蹴した。

小説版

目立った活躍を見せる者としては、【ローラ姫】の乳母の弟だったという若い兵隊長が登場する。
城内に潜入していた【しりょうのきし】に短剣を投げ付けるシーンがある。
主人公アレフの旅立ちの際には、王から託った路銀と宝剣を届けに現れ、またローラ姫の捜索も依頼してくる。
 
…これだけ出番がありながら、個人名は登場せず。

DQ2

前作を踏襲した角の付いた兜を持ち槍を構えたデザインで、FC版では茶色(サマルトリア王子の髪色に近い)になっている。
急を知らせて報告直後に死亡する兵士というパターンの元祖として【ムーンブルクの兵士】が登場する。

リメイク版

兵士のカラーが青色に変更された。
ムーンブルク兵だけSFC版は暗いオリーブ色(FC版DQ1の兵士の色に近い)、GBC版は茶色で差別化され、ローレシア城での報告シーンでローレシア兵との違いが分かりやすくなっている。
ちなみにスーパーゲームボーイでGBC版をプレイすると兵士が両者とも水色になる。

ゲームブック(双葉社)

【ペルポイ】の牢獄で「暗闇の兵士テイケダ16世」なる兵士が登場する。
【ロンダルキア】に入るためには【じゃしんのぞう】が必要だと教えてくれる。
なお初代同様、太目である。

小説版

【ローレシア】最強の兵士である「ルチア」という男性が登場する。
主人公アレンの剣の師匠であり、物語開始の時点ではアレンが唯一勝てない相手だった。
アレンは旅立ちの際、彼を従者に指名しようとしたが、彼が新婚で妻も懐妊したばかりである事を思い出し、口には出さなかった。

DQ3

青と白の鎧兜を身に付け、右手に槍を、左手に盾を持っている。
盾を持った兵士はシリーズ中でも珍しい。
 
【エジンベア城の門番】はプレイヤーの行く手を阻む。
また、【バラモス】討伐後の【アリアハン】でのイベントで、一言も発することなく一網打尽にされるという大記録を達成する。
 
【カンダタこぶん】の移動画面でのグラフィックも兵士のものだが、リメイク版では独自のものに差し替えられた。

リメイク版

青を基調としたグラフィックになり、盾は持たなくなった。
 
【たいようのいし】入手後、アリアハン城下町の男性が、バラモスの死を城の兵士が確認したと言うようになった。
しかしこの時点では、【アリアハン王】はバラモスを上回る【ゾーマ】の存在を知って気力を無くしている時期であり、今更バラモスの死を確かめるために兵士を危険な【ネクロゴンド】に送り込む必要があるとは思えない。
また【ゾーマの城】【バラモスゾンビ】が登場することから、バラモスの遺体はゾーマ側が回収済みのはず。
恐らく国民の不安を煽らない為の嘘であろう。

小説版

【戦士】クリスの上司であるアリアハンの近衛隊長が登場する。
勇者アレルの旅立ちの際、見送りにもやって来ていた。個人名は登場せず。
…DQ1の兵隊長の焼き直しのような人物だが、こちらは活躍するシーンは皆無である。
 
このほか、【イシス女王】の命令で【オルテガ】の従者となった「城で一番の剣の使い手である戦士」なる人物の存在が語られているが、こちらは直接登場することなく、オルテガの戦死をイシスに伝え死亡している。

DQ4

オレンジ色の鎧を着ている。
兜に羽の付いた【天空人】の兵士も登場する。
槍を持っているが、シリーズでも珍しくそれを脇に構えている。常に臨戦態勢なのだろうか。
 
ライアンは国に仕えているため広義には兵士だが、作中では「王宮戦士」と呼ばれている。
ライアンと同じ王宮戦士たちは普通の兵士とは別のグラフィックを与えられている(バトランドには両方存在する)ため、一般兵よりも階級が高いのだろう。
一般兵は明らかに槍を持っているが、第三章ではエンドールの兵士用に【はがねのつるぎ】を納品するので、王宮戦士の装備はそちらなのだろう。
 
一方、【用心棒】【スコット】には兵士のグラフィックが使われているが、彼は傭兵であるため、どこかに勤めているわけではない。
【知られざる伝説】の設定では元【エンドール】兵士となっているが、これが公式かどうかは不明。
 
第二章では、ドラクエの兵士のテンプレをすべて演じてくれる。

PS版

後述するDQ7の白色の兵士をリペイントしたオレンジ服と茶色いメットの剣装備タイプと、緑の服を着た槍装備タイプの2種類が登場。
また一部の兵士は兵士長のグラフィックになっている。
剣装備タイプはスコットのグラフィックに使用されている他、【移民】のカテゴリの1つにもなっている。
該当移民は、【カニンガム】【クラーク】【ジャック】【ゾラック】【テグラー】【ノイマン】【ハインツ】【ピット】【ページ】【ブラン】【ブルボン】【ベッソン】【ペラオス】【リンドーン】【ロードム】【ロナルド】の16人。
兵士なだけあってどこかの国に仕えているのが明確な者も多いのだが、ホイホイ引っ越していいのだろうか。
中には明らかに職務を放り出している者も……。
また宮仕えだけではなく傭兵や旅の剣士、果ては「父ちゃんの鎧を勝手に持ち出して着てるだけの子供」まで存在する。
【移民の町】の特殊形態では【キングキャッスル】を作る上で活用できるが、大半が【マスタードラゴン】と謁見するまで出現しない。
 
なお、会話システムによるとサントハイム兵たちは【アリーナ】の稽古の相手をさせられていたらしいが、アリーナ曰く「相手にならない(ほど弱い)」とのこと。

DQ5

緑色の鎧を着用し、槍を持っている。当時【チュンソフト】に在籍していたデザイナー曰く、このデザインは前作の【クリフト】をモチーフにしたとのこと。
そのものずばり、【グランバニア兵士】である【ピピン】が仲間になる。
【ラインハット】の兵士が【サンタローズ】を壊滅させるなど、珍しく襲撃する側にも回っている。
幼年時代に【アルカパ】【ゲレゲレ】をイジメていた2人の子供の片方がラインハットの兵士になっていたようだが、悪政に嫌気が差して逃走兵となって帰郷している。
また、本作の【トム】は青年時代には【ラインハットの関所】を守る兵士となっている。
【大神殿】では【りゅうせんし】【へびておとこ】が普通の兵士のフィールドグラフィックである。

DQ6

前作と同じく、基本的には緑色の甲冑を着た兵士が登場する。
 
本作はシリーズでも屈指の兵士にスポットを当てた作品となっている。
まず、【主人公】【ハッサン】が、序盤に【レイドック】の兵士に採用されるところから本格的な冒険が始まる。そして、ストーリーが進行して主人公やハッサンの出自が明らかになっても、【夢の世界】ではあくまでも2人はレイドック兵士のままである。兵士ではあるが、特別兵と言うポジションとして扱われており、私服のまま行動している。
また、彼らを束ねる兵士長のグラフィックも登場する。
このグラフィックのキャラには【ソルディ】などのストーリー上の重要人物がそろっている。他にも【トム】兵士長や【フランコ】兵士長がいる。
本作はイベントで兵士と戦う機会がやたらと多く、ボスキャラとして【とうのへいたい】【ガルシア】【スコット】【ホリディ】が登場し、それぞれが時期としてはかなり手強い。
さらに兵士長グラのボスキャラとして、【ネルソン】【ブラスト】がいる。
ちなみに、【海底宝物庫】あの人も兵士のグラフィックである。
 
また【牢獄の町】では、赤色の甲冑を着た兵士が登場。主人公たちも【へいしのふく4つ】を使って彼らに変装し、町の情報を探っていくイベントが存在する。
専用の兵士長のグラフィックもある。

DQ7

PS版DQ4にも流用される剣装備タイプ(本作ではメットが白い)、槍装備タイプ、ヒゲが濃い兵士長が登場する。
剣装備タイプは兵士長と服装が似ており、槍装備タイプよりも階級が上なのだろうか?
特徴的な兵士キャラと言えば【ヘインズ】、現代の【フォロッド城の兵士】、兵士長は【トラッド】だろうか。
それと仲間の【アイラ】が、物語の終盤には【グランエスタード】の近衛兵になっている。
 
リメイクではPS版DQ4のような色合いになり、服の十字模様が独特の柄に変わった。
兵士長は緑の服の上に鎧を着ている。

DQ8

ポールアクスを携えた衛兵タイプや長身タイプなど外見が様々な兵士が登場している。
【主人公】の職業も兵士。
彼は【トロデーン城】の兵士(近衛兵)であり、あくまでも主君の旅に同行しているだけである。
そのため、本作では【兵士の剣】が主人公の初期装備になっている。
ドラクエ主人公といえば剣だが、この主人公は兵士でもあるため、槍もよく似合う。
 
クリア後の【隠しダンジョン】をクリアすることで、彼の隠された出自が明らかになるが、彼の身分は一貫して兵士である。
トロデーン在籍中は兵士の服を装備している。
EDでは功績を評価され、おそらく兵士の最高位であるミーティア姫専属の近衛隊長に出世、さらにEDの一つでは姫と結ばれる等、ある意味兵士の出世物語の王道のようになっている。

DQ10オフライン

国によって名称や兵装が異なる。
【グレン城】の兵士は【皮のよろい】【ジダン】兵士長は【クリムゾンメイル】)。
【ガートラント城】の兵士は【古強者のよろい】【聖騎士団】【パラディンチェイン】
【ヴェリナード城】【衛士団】【せいどうのよろい】【魔法戦士団】【魔法戦士団制服】(幹部は【ノーブルコート】)。
【カミハルムイ城】の兵士は【うろこのよろい】(ヤナギ兵士長は【ぎんのむねあて】)。
【メギストリス城】の兵士は【はがねのよろい】
【ドルワーム水晶宮】の兵士は【ヘヴィーアーマー】、王立騎士団は【聖騎士のよろい】
また、【パラディン】【魔法戦士】の職業クエストは、それぞれ国が抱える兵団に所属する形で進行する。

Ver.2

【アラハギーロ王国】の兵士は【盗賊のチュニック】シリーズを黄色くした(ターバンや帯は紫)もの。
【グランゼドーラ城】の兵士は【新兵支給むねあて】シリーズを青くしたもの(近衛兵は【プラチナメイル】)。

DQ10オンライン

その後の世界でもさまざまな兵士が登場。
天使が住むフォーリオンの兵士は【天使の弓】を持っている。

DQ11

デザインは各国共通で三タイプあり、公式設定資料集アート班のコメントでは鉄兜兵士が「弱」、マントに鉄仮面が「中」、十字ラインの鉄仮面でごつい肩当が「強」のイメージ。
鉄仮面兵士はもちろん顔が分からないのだが、弱兵士も鉄兜を深くかぶっているので顔がわかりにくくデザインされている。
鉄兜兵士の装備デザインはDQ10の【新兵支給むねあて】セットから鉄兜を変えるなどのアレンジをしたもの。
 
カラーリングが国ごとに異なり、デルカダール兵は青、サマディー兵は黄土色、ユグノア兵は緑、クレイモラン兵は紫が主体。
【デルカダール】には「双頭の鷲」と呼ばれる将軍軍師がおり、2人は城でともに育ち、兵士として切磋琢磨していた親友であった。
また、【アーウィン】は即位前、【ユグノア】の兵士であり【エレノア】の護衛隊長を務めていた。おそらく8を意識してのものだろう。
ストーリー序盤では脱獄を図る際や【ダーハルーネの町】でのイベント時、生身の兵士(【デルカダール兵】【デルカダール重装兵】)と戦闘になることがある。

ヒーローズ1

【アクト】【メーア】【ディルク】の親衛隊の隊長である。
【エルサーゼ】城の防衛クエストや【コートルダ】のステージで兵士が出るが戦力としてはかなり心もとない。長いこと平和だったからだろうか?

ヒーローズ2

ストーリーの根幹に「王国同士の大戦」という要素があり、各国の兵士がモブとして登場する。
装いもそれぞれの国で異なっており、戦闘にもNPCとして参加することがある。
ただ実質的な戦力にはほぼならず、あくまで雰囲気を出す為の添え物のような扱い。

ビルダーズ1

竜王軍襲撃時の迎撃はもちろん、夜間も寝ないで24時間体制で拠点の巡回警備をしてくれる頼もしい存在。
【メルキド】【ケッパー】【リムルダール】【ミノリ】(【エディ】は格好は兵士だが完治しないためその力を発揮しない)、ラダトームの【ラスタン】【オーレン】【チョビ】が衛兵ないし兵士として登場する。

ビルダーズ2

前作同様にハーゴン教団襲撃時の迎撃、夜間の巡回警備をしてくれる。
今作では家畜がお化け(【しにがみ】【ヘルゴースト】)の襲撃を受けることが多いが、いち早く助けに来てお肉になるのを防いでくれる。
また【主人公(ビルダーズ2)】【勇者のはた】による招集に応じて駆けつけ、一緒に戦ってくれる。
服装が三色あり、青は【回転斬り】を使う一般兵、赤は【スクルト】を使う近衛兵、緑は【ベホマラー】を使う回復兵と役割が分かれていて、数が増えるほどシナジーを発揮して強力な兵団になる。勇者のはたを使ったときに集まるのは、このうち一般兵と回復兵だけで、【ゼセル】を含めて近衛兵は来ない。
【ドラゴン】【デビルロード】といった強敵を打ち倒し、悪霊の神【アトラス】にも立ち向かう頼もしい連中である。
【作戦会議室】【訓練所】等のいかにもな施設で【ビルダーハート】を落とすなど、とても仕事熱心なのがうかがえる。
原作DQ2においても本当にこの実力派兵団だったなら、それが短時日で滅ぼされたのは確かに思いもよらぬ凶報に違いない。膨大な兵力を投じて圧し潰すしかなかったろうハーゴン軍側も代償を払った勝利であったろうし、残った国々まで迅速に侵略できなかったのが頷けるというものか。
 
【モンゾーラ島】【ジバコ】が序盤に登場し、【ヒエヒエ島】でランダムNPCを呼び込むこともできる。
住民としての仕事は、拠点範囲内を24時間体制で巡回し、敵意のあるモンスターが視界に入り次第排除しに行く。
非常に好戦的で、彼らが居るだけで建設が安全になる反面、【からっぽ島】では巡回範囲が広過ぎて肝心の街から離れまくるという事もしばしば起こる。
なお、名ありNPCを除いて、巡回と兵士用施設でビルダーハートを生産する以外の仕事はしないが、【料理部屋】【食堂】で完成した料理を【収納箱】にしまってくれる役割を持つ。
赤の近衛兵のみ、王さまがいると朝も夜も張り付いて護衛をする。護衛と戦闘以外はなにもしなくなるので、ゼセルだけが更衣室を置いても着替えてくれないときは、王さまが同じ場所にいるかどうか確認してみるとよい。
また、護衛は最大二人までなので、三人目を用意すると非番の日ができ、着替えてくれる。
 
【ムーンブルク島】では【リック】【ゼセル】【ジローム】をはじめとした多数のNPCが住人となる一方で、死んで帰らぬ人となってしまう兵士も多い。
戦いに赴いた青の兵士達が魔物の攻撃に倒れ【しかばね】となり、主人公が【棺桶】に埋葬し弔うイベントが挟まれたり、あまりの激戦に町民達が志願し兵士となったり、【死】を恐れて魔物に与した兵士やその裏切りによって命を落とす兵士がいるなど、その生死や生き様、人間模様が深くダークに描かれている。
ビルダーズシリーズは開発スタッフが「死についてはちゃんと描きたい」と表明しているシリーズであり、メインキャラが何度も死を恐れる描写が挟まれるムーンブルク島編において、彼らの犠牲が実感として与えた影響は大きく、死がネタになりがちな従来のドラクエシリーズとはまた毛色の違う表現となっている。

ドラけし!

一部のステージにいる他、ドラポンからドラけしとして入手可能。

DQ11イベント「追われる悪魔の子」ではデルカダール兵の代わりに一般兵がステージ1のボス及び3の隠しステージのホメロスの取り巻きとして登場する。
隠しステージでのみドロップでき、星1の青属性。スキルはきりはらい。
イベントミッションではステージボスのコイツを倒して星3つを取る事とドラけしのコイツのスキルレベルを2にする必要がある。

ダイの大冒険

【アバン】【カール王国】の近衛兵である(相棒の【ロカ】は騎士団長)。
の意向で近衛兵に推薦され、後に世界を救うなど、DQ8の主人公との共通点が見られる。
 
また、オリハルコンのチェスの駒から生まれたオリハルコン軍団が登場し、その中には兵士(ポーン)の駒もいる。
【ハドラー】の部下である【ヒム】は別格の活躍を見せるが、【マキシマム】の部下となった他の7体のポーン(【生きている駒】)は、その名の通り雑兵であった。もっとも、劇中で戦った相手であるヒュンケルがこの時に使った「素手のカウンターによる破壊」という規格外のテクニックの発動条件として「相手の強さ」があるため、カウンターが成功した以上は相応に強いと言える。
 
モブ兵士はこの手のキャラの例に漏れずやられ役が多い。
ニセ勇者戦の時はDQ6に先駆けて名無しの兵士が敵として立ちはだかった。

ロトの紋章

亡霊となっても祖国のために戦い続ける【カーメン騎士団】が登場する。
彼らは、物語の開始時にに率いられて邪教徒たちの巣窟を襲撃するなど、勇ましい活躍を見せる。
騎士団長の【ボルゴイ】の娘【ルナフレア】も、開始時はカーメン騎士団の兵士の1人である。