アニメーション【綾水たちの沈黙】 [Act6 - Episode5]
フュージョンクランの飛散
- 日付
2016年 9月11日 - 音羽の心の中に作られたイシュリールの世界。
その世界でつばめと神楽は歩きながら話をする。つばめ わたし、メノウちゃんの歌を聴いて。 喜んで、悲しんで、考えさせられて、共感して。 メノウちゃんはわたしにたくさんの想いを届けてくれた。 フェノメノンが作られる前にも入院させられていて、その時の唯一の楽しみがメノウちゃんの歌だった。 メノウちゃんの歌のように素敵だったらどんなにいいだろうって。毎日思ってたんだ。 だから今の時代が素敵で希望に満ち溢れてるのは全部メノウちゃん… ううん、神楽ちゃんのおかげなんだよ。 それに、わたしがこんなにも幸せな世界を作れるなんて自分でもビックリだった。 だから絶対に諦めないで。 神楽ちゃんが持っている力を、自分自身が信じてあげて。 神楽ちゃんはわたしにとっての奇跡なんだから。 - お互いの抱えていた想いを伝え合った直後、世界が崩れる。
- 音羽は今の神楽を縛っているフュージョンクランの姿を見せる。
今からそれを神楽の心から切り離すという。 - 「ずっと友達だよ」と別れの言葉とするようにフュージョンクランに向かって飛んでいく音羽。
それが自身の消滅であることを悟って追いかける神楽。 - たくさんの言葉を伝える神楽。
音羽はフュージョンクランへと突っ込み、爆発するように飛散する。 - それに連動するように崩壊するバフォメット。
- 降りてきた青い光はアーヤ、ガブリエラ、みやび、神楽の中に戻っていく。
つばめに青い光が戻ることはなく、血を流して倒れたまま。
刺客
- 音羽の行動によってトライナリーたちの意識は戻る。
その周りには通常攻撃隊も倒れており、千羽鶴以外は立ち上がることもできない。 - ガブリエラが銃で攻撃するが、弾丸をバリアのようなもので防がれてしまう。
- そして指を鳴らすだけで彼女たちはまた意識を失ってしまう。
- 落胆するように千羽鶴は一人つぶやく。
千羽鶴 ミッションアンコンプリート。 また別の方法を探さないと。 もう少しで新たな導きを見出せたのに。 人は愚か。殻に閉じこもり間違えた種を撒き続ける。 間違いと気づいているのに。それを止めることをしない。 - そんな千羽鶴の前に謎のスーツと銃を持った真幌が現れる。
真幌 確かにそうかもしれない。 だがその導きは貴方一人が決めることではない。 千羽鶴 もっと賢い人だと思ってた。 発症前から尊敬していたのに。 真幌 長官。貴方が目指す世界の理知的な支配というものを私は理解し賛同もしました。 でもそのやり方が気に食わない。 千羽鶴 私に物理攻撃は効かない。そんなことも忘れてしまったの? 真幌 この銃はエリカから受け取ったもの。意味はわかりますよね? ひとつ教えて頂きたい。今回の一件は長官の独断によるものですか? 千羽鶴 興味があるのね。 答える義務もなければ意志もない。 真幌 ならば… 千羽鶴 ―― - 最後に千羽鶴が何か唇を動かした直後、斜め上からの銃弾によって頭を撃ち抜かれる。
明らかに真幌の持つ銃による位置からではない。 - そのまま記録映像は終了してしまう。
【彼女たちと見る】
- ストーリー要約
- 楽園
神楽 私とつばめさんとの楽園が舞台の物語は始まったばかりです! 楽園日常ラブコメ、2クール全24話でお送りしますので! つばめ そうだよ、わたしが一生懸命語ってるのに茶化すなんて酷いよ! メノウちゃんの凄さや可愛さをもっともっと伝えたいのに! 神楽 いえ、あの……だから耐えられずに茶化してるんですけどね……。 - 闘病生活
みやび このつばめちゃんの闘病生活の話、一体何度目やろ。 アーヤ 反復学習ね。こうして繰り返し伝えることで記憶に刷り込むのよ。 ガブリエラ それって洗脳じゃない? ていうか、それを刷り込んで誰得なわけ? - 次回最終回
アーヤ ええ、真剣よ。だって今回って、最終回の一つ前なのよ!? つばめ ええええぇぇぇっ!? アーヤ 今回入れてあと2回でこうやって話すのも終わりなのよ!? - 奇跡
みやび 「神楽ちゃんは私にとっての奇跡」とは、これまた美味しい。 アーヤ なかなか面と向かって言える言葉じゃないわよね。 ガブリエラ つばめは天然ジゴロってヤツなんじゃない? みやび サラッと大好きとか言うてるし、女泣かせやわ、つばめちゃん。 つばめ いや、わたしはそんなつもりじゃ…… - フュージョンクラン
神楽 ああっ! 私とつばめさんの桃源郷がっ……。 みやび いよいよ現実逃避も終わりってことやね。 ガブリエラ それにしてもここってどういうことなの? 音羽が身投げしてフュージョンクランをぶっ壊すってこと? みやび それはあれやね、鬱SFによくあるパターンや。 暴走してる動力炉を止めるために一人身を呈して向かう! みたいな、お約束のシチュエーションやね。 ガブリエラ ああ、最初から死亡フラグ立ってるヤツよね。 - 虚像のつばめ
みやび ちょい待ち。ここは絶対解説必要だって。つばめちゃんどぞー。 ここでなんでつばめちゃんの電源が切れたか? つばめ わたしロボットですか!? 神楽 これは、音羽の世界が完全に終わったからですよ。 このつばめさんは元々音羽が作り出したものですから。 - 音羽と神楽
神楽 ……さ、さーて今週もまたまたやって参りました! 読者参加型企画、クイズでどーん! ガブリエラ ていうかテレくさいシーンだから無茶振りしてるんでしょ。 神楽 バレるの早っ! つばめ このシーンはみんなに真剣に見てもらった方がいいと思うよ? みやび レアな物ほど神々しいゆうし正にこの卯月は後光差すまぶしさや。 神楽 皆さんを見ていると、見えます。見えますよ……。 女子的なねちっとしたどす黒いコールタールのような心の底が。 - 戻ってきた魂?
つばめ ああっ!! 何かが還っていったよ! ガブリエラ あたしたちの魂? みやび よかった。これでうちらやって生き返れるんやね。 ガブリエラ まぁ、結果オーライならいいけど。 みやび ここからうちらの大逆転モード!? ガブリエラ だといいんだけど。 つばめ ちょ、ちょっと待って!! 今、わたしだけヒューって青いのが戻らなくなかった? 神楽 き、きっと気のせいですよ? つばめ やっぱりわたしだけ死んだままじゃないですかーっ!! みやび いや、さっきうちも殆ど虫の息やったし、同じや、同じ。 つばめ すっごく大きな違いですよっ! - フェノメノンでフェノメノンを食う
ガブリエラ ほんとフェノメノンの主って何でもアリね。 ていうか今回の見ていて一つ思ったことがあるんだけど。 フェノメノンでフェノメノンを食ったりできるわけでしょ? そしたらあたしたちも敵のフェノメノンの中で戦う時に―― あたしたちの誰かがフェノメノン発症して世界改ざんして―― それで、あたしたちがシナリオ作って倒せば絶対無敵じゃない? みやび 問題は、じゃあ誰が発症するってことやね。 ガブリエラ やっぱこの方法は無理があったか。 - ミッションアンコンプリート
みやび ミッションアンコンプリート言われてもなあ。 ガブリエラ 淡々とドヤセリフを言われてて、なんかむかつくわよね。 神楽 ラスボスってこういうものですし、仕方ありません。 みやび ラスボスに負けてたらうちらバッドエンド直行やん! ガブリエラ みやびってとりあえず最初はバッドエンド見とくタイプでしょ? みやび ガブちゃん、なんで知っちょるん!? - どういう状況?
みやび さて、最後くらいは真面目にまとめようではないか諸君。 そもそも今回の一件、どういう状況なのか? アーヤ 千羽鶴はフュージョンクランを作って神楽にコネクトさせた。 そして神楽が私たちの魂をも使ってフェノメノンを巨大化させる。 それで日本を覆うって流れでしょ? ガブリエラ で、どういう世界にするかは千羽鶴が決めようとしてたと。 みやび でもその原子炉たるフュージョンクランに音羽が―― 「アイルビーバック」したんで原子炉爆発! うちらはちりぢりになって、千羽鶴の計画は頓挫したと。 ガブリエラ ん? 音羽を死守するように指示してたのは結局エリカよね? でも、そもそも音羽をずっと劇場に確保してたのは情報管理庁でしょ? 結局誰が何を考えて、何をどう配置したのかよく解らないわね。 アーヤ ええ、姉がどこまで誰に関与してたのかも含めてね……。 みやび こうゆうカオス状態を作り出すことこそ、正しい黒幕の動き方ぞね。 つばめ (どうしよう。全く話についていけない) - 狙撃された千羽鶴
みやび ああっ!! つばめちゃんがまた死んだ! つばめ わたしっ!? ち、違いますよっ!! みやび いや、千羽鶴=つばめちゃんやし。 - 次で最終回?
みやび つばめちゃんが混乱しちょるところアレやけど本当に次で終わり? アーヤ ええ、どんなラストになるのかしらね……。 つばめ そ、その前にわたしのMVもありますから! お、お楽しみにっ! - 裏
みやび んー、ほんまに終わりなんかなー? なんや裏がありそうやない? ここの運営は何を企んじょるんか油断ならんき。 と、考察班を煽ってみたりしちょるわけや。
確認ポイント
- フェノメノンでフェノメノンを食ったりできる
5月3日の最初のドーム戦で発生した神楽のフェノメノンを音羽のフェノメノンで飛散させていた。
- 音羽を死守するように指示してたのは結局エリカ
21 サマーワースでエリカが劇場から音羽を連れ出すよう求めた理由は「確信はないが神楽の親友だから」というものだった。
音羽をコネクトさせるところまでは神楽を止めるための領火の計画通りだが、ぞこまでこの状況を想定していたかまではわからない。
- 音羽をずっと劇場に確保してたのは情報管理庁
27 千羽鶴ディベートによるとそもそも千羽鶴が音羽を発症させたのは偶然そこにいたから。
音羽を利用したのも「千羽鶴が"彼ら"に不審に思われないようにするための方法がこれしかなかった。
その音羽がライブにくるきっかけが神楽から伝えられた「この世界を支配する逢瀬つばめを破壊する」ことを知ったため。
ソイルトンの話を加味すると千羽鶴の行動は途中から"彼ら"にはわかっていたようで、音羽がなぜ破壊された後に劇場にいたのかも疑問が残る。
(千羽鶴視点では破壊された音羽は自力回復できないとされていた。)
破壊された音羽の確保が"彼ら"による指示なのか千羽鶴の判断によるものかすらよくわかっていない。
千羽鶴によるものだとすれば、自身の計画が済んだ後にスピネルと同様元に戻すつもりだったのかもしれないが。