淫国記

概要

後感後期、赤布の乱から後感王朝の滅亡を経て三つの国が鼎立するまでを描いた超☆長編小説のこと。原作である「淫国志」が書かれたのは3世紀ごろである。淫国志をもとにして民間伝承などを加え、14世紀ごろに書かれたのが「淫国志演義」。この二作が原作となり、現代の人々にも分かりやすくなるように執筆され、世界各国の言語に翻訳されたのが「淫国記」である。

プロローグ

今から約1900年前。現休暇民国にあった王朝、後感の時代に赤い布を頭に巻いた農民たちが乱を起こした。当時の皇帝は諸侯たちに対処させたが失敗に終わり、これをきっかけとして多くの英雄たちが群雄割拠する時代が始まろうとしていた。
この時決起したある若者がいた。その名は劉田浩徳。彼は直羽雲木、将飛三徳と共に義勇軍を結成する。
「我ら天に誓う。我ら生まれた日は違えど、死すときは同じ日・同じ時を願わん。」
この誓いの言葉から三人の旅が始まった。

主な登場人物

義勇軍→往王朝

劉田

姓・諱は劉田、字は浩徳(こうとく)。
本作の主人公的存在で、義兄弟の長兄。貧しい家の出身。赤巾の乱の時、母から自らが感王朝皇帝の親戚であることを知り、偶然出会った直羽、将飛と共に決起する。
性格は優しくて陽気であるが、若い時は若気の至りで直情的な行動をすることもあった。

直羽

姓・諱は直羽、字は雲木(うんぼく)。
義兄弟の次兄で、冷静沈着にして大胆不敵。礼節と武勇を兼ね備えた武将である。
身長は200cm程あるらしい。

将飛

姓・諱は将飛で、字は三徳(さんとく)。
義兄弟の末弟。酒癖も言葉遣いも悪く喧嘩っ早い性格。しかしその強さは一級品である。こう見えて時々涙もろい一面もある。

趙遠

姓・諱は趙遠で、字は野龍(やりゅう)。
理想の主君を探しながら旅をしており、袁長や公孫緩に仕えていたが、公孫緩と袁長の戦いで劉田達と出会い、そのカッコよさに惚れて仕えることを決断。
劉田軍入りしてからは非常に勇猛果敢で義に篤く、政治もうまい文武両道型の武将として活躍している。

豪剛軍→戯王朝

豪剛

姓・諱は豪剛で、字は桜徳(おうとく)。
先祖代々感王朝に仕えていた剛家の息子。若くして機知と権謀に富み、劉田最大のライバルとなる。

西拓軍

西拓

姓・諱は西拓で、字は條頴(じょうえい)。
元々は辺境の将軍の一人に過ぎなかったが、頭角を現していき、政治の実権を握った。しかし、残虐非道で悪政を敷いたために、豪剛をはじめとする諸侯に裏切られ、挙句の果てには養子であった呂剛に腹を突かれて殺された。

呂剛軍

呂剛

姓・諱は呂剛で、字は悶先(もんせん)。
淫国記随一の豪勇さで知られる男。当初は丁島(ていとう)*1の養子だったが、西拓から赤兎馬を贈られたことにより丁島を暗殺して西拓側へと寝返り、西拓の養子となった。が、策士王賀の娘である牛麗をめぐって西拓と三角関係になり、どうしても牛麗が欲しかったため王賀と共に共謀し、西拓を罠にハメて暗殺。このような経歴があるためか淫国記ファンの間では裏切り者の代名詞となっている。
最終的には劉田と領地の奪い合いをしていたが、劉田のライバルである豪剛によって居城を攻められ、城から逃げていたところを豪剛軍に討たれ死亡した。
実はリュー・プーの先祖である。

その他

牛麗

姓・諱は牛麗だが、字は不明。
本作では珍しい架空の人物である。父である王賀から策略を聞き、「西拓様と呂剛将軍の仲を引き裂いてご覧に入れましょう。女には女の武器がございます。」と言って自らの身を張って西拓と呂剛の仲を引き裂いた後、自ら命を絶った。彼女の亡骸を見た呂剛は意味が分からず、ただむせび泣くしかなかったという。
ファンの間では悲劇のヒロインとして扱われ、かなり人気が高い。

コメント

• 三国志と淫夢への強い尊敬と愛があって面白いっすね！ -- コンバットフレーム(コテハン) 2024-02-17 (土) 14:15:44
• あざっす！本編は書く気がなくてあらすじだけになるのでお許しください!!*3 -- Mr.EXHAUST(編集者) 2024-02-17 (土) 16:00:46

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