個体名 | ゴールドエンド | 記録日 | ●●●●年●月●日 | |
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クラス | セーフ | |||
記録者 | 佐野博士 | 使用職員 | 0人 | |
記録 | 個体名 ゴールドエンド は●●の集団自殺現場で発見された12㎠ほどの紙切れです。現場は人の脳漿や血で凄惨な様相を呈していたのにも関わらずこの紙切れだけは綺麗なままだったため、不審に思った警察の提供により保護されました。 紙切れには未知の言語が書かれており、解読を試みましたが文法・語彙・表記法など全てが我々既知の言語とは異なっていたため徒労に終わりました。 またこの紙切れは異常なほどに劣化速度が速く、暗く乾燥した環境を保っていたのにも関わらず保護から一か月で崩壊し、塵と化してしまいました。崩壊寸前に行った年代測定では製紙から四か月程度しか経っていないことも判明した為これは明らかに異常です。 現在その塵の保護と観察を行っていますが、特に何も起こっていないため危険度はセーフでいいと思います。 |
実験① | 実験日 | ●●●●年●月●日 | ||
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実験者 | マジカル博士 | 使用職員 | ●人 | |
実験内容 | ||||
実験記録 | ||||
注意:この実験記録はDCO/マジカル博士の奇妙な実験録第●●回にて確認されたものであり、再現実験は行われていません。鵜呑みにはしないようにお願いします。また、内容を文章化するにあたり、重要でない部分の割愛や表現の修正などの編集を行いました。 皆様こんばんは!マジカル博士です!今回行う実験はこちら!"『ゴールドエンド』が周囲に齎す影響について"です! (中略) 終わりました!!だいぶグロい光景を見ちゃいましたよ、これがラジオでよかったなぁ……。 ゴールドエンドはご存じの通りただの紙切れじゃありません。劣化で塵になっても現世から消滅した訳ではありません。むしろ追跡ができなくなって更なる被害を生み出すのです!さてさて本題ですが、私はゴールドエンドがいつも集団自殺現場で発見されることに着目しました。それも自殺者は10人以上、みんな頭を文字通り割って脳味噌をぶちまけて死んでいるのです!こわい! ということで職員を●名ほど集めてゴールドエンドの収容室に閉じ込めました。収容室にはお菓子とか漫画とかテレビとかゲーム機とかを置きました。もちろん職員は皆精神鑑定では正常も正常な人を選びましたよ!ということで自殺の可能性がない職員を集めたのですが、ゴールドエンドの収容室に入ってから丸二日経っても何事も起きなかった時には驚きました。……なので私は適当な人を選んでスピーカー越しに「ゴールドエンドに触れるように」との指示を出しました。最初はその職員が手袋をしていたので何事もありませんでしたが、再度素手で触れるように促すと……その職員の行動に明らかに異変が生じました。なんでも「黄金郷だ」「大金持ちになれる」だとか。目が輝いていましたが明らかに洗脳っぽい感じがしますね! それだけでは終わりません。その職員は周囲の職員へ言葉巧みに訴えかけ、ゴールドエンドに触れるように勧めました。駅前の勧誘なんか目じゃない勢いでした。見てた私ですら触りたくなりましたし職員もチラチラこっち見てくるんですよ!……そして部屋の中の職員が全員触れ終わったその途端、……全員が後ろにすごい勢いで倒れました。頭を砕くほどの勢いで。そして実際に頭が砕けてたんですよね! それで私はその後人数の下限だか上限だかを調べる為に収容室を清掃させ、もう一度実験を行おうとしたのですがダメでした。クールタイムみたいなのがあるんですかね? それじゃあ今日はこの辺で! |
収容違反記録-ゴールドエンド | 発生日 | ●●●●年●●月●●日 |
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概要 | 度々発生する集団自殺事件の報を受けて、機関はあの時積極的に調査を進めていくべきだったと実感しました。ゴールドエンド自体の性質が引き起こしたものを『収容違反』と表現するのが適切なのかは不明ですが、消えて塵になった後は再びどこかに現れる事が種々の調査で判明したため、ゴールドエンドの確保が命じられました。また、信用し過ぎるのも良くはありませんがナギのシナリオが異常な数の『集団自殺』の事象を出力し始めた為でもあります。 ナギのシナリオの性質上、ゴールドエンドの場所を完全に特定するのは困難です。しかし大量に出力された事でそのうちのどれか一つであろうという事は予想がつきました。なので全ての場所に職員数名を事前に配置し、あわよくば事象発生前にゴールドエンドを確保しようと試みました。 結果として、ゴールドエンドは発見されました。周囲に配置していた職員は死亡しましたが、駆け付けた保護員によって無事保護される事となりました。 |
個体名 | ゴールドエンド・プラチナドリーム | 記録日 | ●●●●年●月●日 | |
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クラス | デンジャラス | |||
記録者 | 扁桃博士 | 使用職員 | ●人 | |
記録 | 個体名 ゴールドエンド・プラチナドリーム は、各地の集団自殺を引き起こしていた12㎠ほどの紙切れです。表面には未知の言語が数行ほど書かれており、解読を試みたものの失敗に終わっています。 この紙切れに素手で触れた人は例外なく幻覚症状をきたし、ありとあらゆる贅を尽くされた黄金郷が見えるそうです。そして、その快楽を広めるため、周囲にいる人にも紙切れに触れるようにと言葉巧みに誘います。その誘いを断れた職員は極少数であったため、触れた人間にも異常性が付与されていると考えられます。そして触れた人間が一定数集まったところで彼らは猛烈な勢いで後ろに倒れ、頭を強打・時には割って死亡します。なおクッションを敷いてみましたが無意味でした。また、紙切れは大抵悲惨な状況の渦中にいることが多いですが、どんな状況でも汚れたり濡れてボロボロになることはありません。 紙切れは集団自殺から約10日後から劣化が始まり、20日後には表面の文字が読めなくなり、25日後には勝手に崩壊して塵と化してしまいます。塵になった時、同じ紙切れが世界のどこかに生成され、不意に触ってしまった人が現れた時、前述のような惨劇を引き起こします。20日が経過する前に触れて自殺する者が現れると、カウントはリセットされます。 『ゴールドエンド』とは、触った人間が黄金郷を夢見つつ自ら頭を砕いて死ぬことから付けられた名前です。そして『プラチナドリーム』とは、その夢を参考にして付けられた名前です。死者に悲痛な表情はありません。それは果たして救いなのでしょうか。 既に一回管理に失敗している事、再保護するのに恐ろしい手間がかかった事、そして保護してからも夥しい死者を生み出している為、クラスはデンジャラスとします。およそ18日ごとに前述の『作業』を行ってください。それ以外、例えば文字の解読や移動などを行う際は必ず手袋を着用してください。 |
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