原題では「Set」。
槍の間合いの長さを活かしたカウンター戦法。
剣術をテーマとするアクションメインの時代劇作品で登場することがなくはないが、槍を使う主人公が少なくフィクション作品でもあまり見られない。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
原題は「Spear Combat」。新和版では「スピアによる戦闘」と訳されている。
エキスパート・ルール・セットで解説される戦法。
騎兵などによる突撃に対して、歩兵達が槍衾で迎え撃つような戦術の個人レベルでの再現と思えばよい。
使用可能なクラスはファイター、エルフ、ドワーフ、ハーフリング。スピアを持っている時のみ選択可能で、馬上では不可能。また不意打ち攻撃による突進には対応不能。
敵が「突進」してきた時に、スピアを「構える」という形で攻撃することができる。この「構える」は「スピアをしっかり持ち、槍尻を一方の足に押し付けて攻撃に備えることである。」*1と解説されている。この場合の「突進」は屋外なら20ヤード、屋内であれば20フィート走ってくることと定義されている。
この時、命中判定に成功すれば敵に対して2倍のダメージを与えられる。その代わり、敵の突進による攻撃は2倍のダメージを被ることになる。
マスター・ルール・セット
マスター・ルール・セットの武器の特殊効果の解説文では「Set vs. Charge」、訳語は「突撃にセット」となっている。
マスター・ルール・セットではスピアの他にパイク、ランス、スォードシールドで可能になっている。
突きの出来る柄の長いポールアーム系武器全てに適用できそうな戦法だが、ウエポンマスタリー一覧を見る限り先に挙げた4つの武器だけでしかできないようになっている。
ルールサイクロペディア
原語版では「Set Spear vs. Charge 」。メディアワークス版では「突撃に対して槍を構える(セット・スピア・バーサス・チャージ)」と訳された。
詳細は「ダンジョンマスターズ」の第8章164ページに載っている。
突撃に対して武器を構えている時は、敵が移動フェイズに構えた武器の範囲に侵入した途端に攻撃を行うことができることと、この攻撃で突撃してきた敵が死亡した時は構えた側が攻撃を受けないことが明記された。
また倍化するダメージは武器のみで、ダメージの修正値は倍化した後に加算することになった。