モンスター/【ダイア・ウルフ】

Last-modified: 2023-05-15 (月) 19:18:58

原語は「Dire Wolf」。
direは恐ろしい、ものすごい、悲惨なといった意味の形容詞。
ウィキペディアによると、現実世界のダイア・ウルフはイヌ属の動物で30万年前から1万年前にかけて絶滅した種。
頭と胴の長さは125cm、尾の長さは60cm、体高80cmと、狼の大型の亜種でどっしりした体格だった。化石は北米南部から南米北部にかけた地域や中国北東部から発掘されている。
D&Dシリーズでは、よりも大柄で強力な種として設定されている。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版を日本語化した新和版の表記は「ダイアウルフ」。ルールサイクロペディア版の表記は「ダイア・ウルフ」。
「普通のオオカミより大きく、どう猛で、中級の知性を持つ。いつも群れで狩りをしており、洞窟、森、山に棲む。時としてゴブリンに乗物用として訓練されている事もある。」と記述されている。
ヒットダイスは4+4。アライメントはニュートラル。移動速度はノーマル種より若干落ちるが、かむ1回のダメージはやや高くなっている。ノーマル種同様、訓練可能だが難易度は高い。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版でのモンスタータイプは巨大動物知力4、サイズMであることが追記された。また荷重は全速で1000cn、半速で2000cnとなった。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

日本語版の表記は「ダイア・ウルフ」だが、「ダイヤウルフ」と表記されている箇所があり、表記ブレがある。
AD&D第2版のモンスターコンペンディウムではオオカミの亜種という形で掲載されているが、「ウォルグ/ダイヤウルフ」という表記になっている。データ部分はウォルグと併記されるという少し変則的な記載になっている。
解説文はさすがに分かれているが、原語版も日本語版も2行で簡単な解説に留まっている。
気候/地形は森林、出現頻度は希、社会構成は群れ、活動時間は常時、食性は肉食性、知能は極めて低い、アライメントはTN(トゥルー・ニュートラル)。サイズL。
ヒットダイスは低めだが、体長は7~12フィートでありサイズはL。移動速度は18と速い。
解説文では、現在の狼たちの単なる祖先であり、子孫たちよりも大きな体格を有していることしか書かれていない。

関連用語

ウルフ】【ウォーグ】【ウィンター・ウルフ】【アイス・ウルフ