ダンジョンズアンドドラゴンズでは、経験値により上昇するレベルが設定されている。
一部のサプリメントや追加ルール、あるいはDMの判断により、このレベル上限を解除したり、逆にさらに低いレベルで制限する場合もある。
基本的にTSR社製では、特殊能力を持つデミヒューマンは成長が遅かったり、レベルの上限が低かったりする。
第3版からは適性クラスというルールを導入することで、バランスを保とうとしている。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
クレリック、ファイター、マジックユーザー、シーフの4クラスは最大36レベル。
ドワーフ12レベル、エルフ10レベル、ハーフリング8レベルとなっている。
マスター・ルール・セットで登場するミスティックは最大16レベル。
GAZ5アルフハイムのエルフでは、「エルフ・ウィザード」を選択した場合のみ20レベルまで成長可能となる。
ルールサイクロペディア
Chapter19.Variant Rulesにおいて、デミヒューマンである3種族とミスティックのレベル上限を36にする選択ルールが提示されている。
確かにヒットポイントは高くなるが、経験レベルの上昇に必要な必要な経験点はかなり高くなる。
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第1版
デミヒューマンにはレベル上限がある。日本でコンピュータゲームのプール・オブ・レイディアンスにおいて、ハーフエルフのクレリックがレベル5までしか成長できないのが比較的有名。
またプレイングガイドIIの翻訳記事では、ドワーフのクレリックは最大7レベル、ハーフリングのファイターは4レベルを超えないと記述されている。
第2版
デミヒューマンにはレベル上限がある。第1版よりは高めに設定されている模様。
上限を撤廃する選択ルールも提示されている。
この提示された選択ルールを採用した場合、レベル上限に達した後でも経験点を獲得して上限以上に経験レベルを上昇できる代わりに、上限以降のレベルでは獲得できる経験点が半減することになる。