【組織・職業】/赤套魔装士

Last-modified: 2021-05-26 (水) 04:08:53

アルファベット表記:Ruburmelist
読み:せきとうまそうし/ルブルメリスト
分類:主義・生活様式、スタイル
発案者:tocoma110
Tag: 組織職業 秘境開拓者 主義 生活様式 赤套魔装士 組欄 発案:tocoma110


「赤いということは大事だよ。だって、赤だからね!」
~酒場で顔を赤くした赤套魔装士より~

概要

赤い装いで身を固めた秘境開拓者一派・一団
秘境開拓者ではあるが秘境開拓行為が中心でなく、どちらかと言えば秘境に絡む困りごとを解決することを中心とするスタイルをとっている。そのため、活動内容は特定退獣業務や賞金首討伐、秘境での行方不明者の捜索・救助、組合からの調査依頼、工房からの新開発製品のテストまで様々。
そのため、傾奇者な見た目に反して正式な該当者は高い実力を持つ。

  • そのため、組合からの依頼も多い。

また、固有の組欄を組むことは少ない一方で、赤套魔装士道士は常に連絡を取り合ってもいる。
そうした赤套魔装士のみの集まりは『赤の集い』の名で知られている。

 

目的

特段大仰なものはないが、「世の発展と平穏に寄与していこう」という理念は存在する。
彼らが纏う赤の衣装は「情熱」「勇気」を意味し、また振るう武器は「正義を貫く力」の象徴である。
それ故に彼らは秘境や困難を楽しむ心を持ちつつ、自らの活動でいたずらに世を乱すことを許さない。開拓行為は誰かを傷つけるためではなく、誰かを助けるため、誰かを喜ばせるためのものでなくてはいけない、そう考えるのである。

 

沿革

正確な起こりは不明だが、実は秘境開拓組合設立時から存在している。
『赤の集い』自体も大陸秘境開拓時代はおろか、まだ冒険者徒の境すら曖昧だったころから知られており、一時期は開拓者=赤い装いなどという時期もあったほど。
そのため、秘境開拓者の原点の一つと言っても過言ではない。

 

特徴

特徴として著名なものは、その外見と戦闘スタイルである。


まず第一にその見た目。
名前の通り真っ赤な装備で身を覆っている。
そのため、遠くから見てもそうであることは一目でわかる。そのため隠密活動には向いていない……ように思えるが、後述の性質からその点が妨げになることはあまりない。
ただし、厳密に言えば赤一色なのは

  • つば広帽子
  • 厚手の旅人用外套

のみであり、他の装備はワンアクセント置いている程度が多い。
また、帽子に飾り羽をつけ、マントには白い羽をあしらったブローチをつける。
特にブローチは正式に認められた者のみがつけられるもので、これを持っているか否かで真贋をある程度見抜くことが可能。


第二に戦闘スタイルだが、彼らは一貫して纏剣術短式詠唱波音術を使用する。
そのため、多くの赤套魔装士は武装と波音杖を携えている。
これは臨機応変に対応しつつ、単独でも集団でも活躍できることを想定してである。大規模な火力・特化性は持ち得ないもの、相手の弱点を突いて確実なダメージを与え、精術で不足を補うことを実現する。
基本的には軽快に動き、場を見極めて最適な手を打っていくスタイルである。そのため、パーティーに属する場合はサポート役としての立ち回りが増える。


武装はその術式の性質上、シンプルかつ軽量な武器を好む。
大抵は軽量級の刀剣、片手斧、鞭など。いわゆる機構剣の類は持たず、波音剣も纏剣術を使う都合上主力装備とはしない。とはいえ、必要に応じて使用するものいるため、二刀差しをしていることは珍しくない。
また、遠距離武装には軽弓やボウガンを好むが、遠距離攻撃手段は精術に纏めてしまうこともある。
稀に槍を用いるものもいるが、これはかなり稀有な例。
 
波音杖は短杖型装飾品型がほとんど。
取り回しの良さと身軽さを殺さない装備が重宝される。
一般的な活動型精術士の中と比べ、彼らの方はより使い勝手のいい小振りな高級品を好む傾向にある。高精度な出力よりも、高速変換性と高速発現性が重視される。


なお、真っ赤な装いは非常に派手で偵察や隠密には向かぬとされるが、大抵の赤套魔装士は隠密時には迷彩効果を施す偽装塗料や術式を用いる。
そのため、隠密行動において支障が出ることは少ない。


あと、四六時中赤い装いでいるとそうなるのか、馬鹿みたいに赤にこだわる人間が多い。度合いは個人差があるものも、何かと理由をつけて赤を入れたがる。

 

試験

実は、赤套魔装士になるためには複数の先達から認められる必要がある。
そのための試験が存在し、正式に赤套魔装士を名乗ることが出来るのは、試験を合格した者だけ。故に、ただ意匠を纏うだけでは赤套魔装士を名乗ることは出来ない。
身体、技術、知識、精神……そのすべてで証を示したものだけが、赤套魔装士としての証を手にする機会を得る。

そして、最終試験を突破した時、赤套魔装士の何たるかが教授される。

それは、世界に蔓延る危機を回避することである。
そう、赤套魔装士は大陸同盟ならびに秘境開拓組合と同じ理念に端を発している。*1
彼らは一見、前向きで善良な普通の開拓者として振る舞いながら、大陸各地に存在する秘境古代文明の遺産巨大生物などの不穏な動きの調査・対処を行なっているのである。
こうした活動は秘境開拓組合とも当然繋がっており、最終試験では各支部の担当者立ち合いの上で行われる。
そのため、赤套魔装士となった者はみな裏で大陸の未来のため、様々な密命を帯びているのに等しい状態なのである。

  • 故に、時には法を超えて悪人を裁いたり、組合の運営理念を害するものを内外問わず処分する役回りを引き受けることもあるという。

とはいえ、秘境開拓組合との関係は絶対的なものではない。
あくまで、赤套魔装士という生き方の理念としての協力なのである。そのため組合からの依頼を一切受けず、独自に活動する赤套魔装士も存在する。

 

評価

奇抜な見た目だが、逆説的に「その格好をするだけの実力がある」と見なされることを意味している。
故に、わかりやすく詐称しやすにもかかわらず、真似をする者は存外少ない。何より、常に赤い衣装で暮らすことに恥ずかしさを覚える方が、圧倒的に多い。

 

関連するもの


相談コメント欄


*1 これは最初期から変わらぬ方針である。