FF16
ロザリア公国の大公。
クライヴとジョシュアの父親であり良き理解者。
文武に長けた生真面目な人物で、ロザリアの平和を願い、多くの国民から慕われる名君。
- アナベラに露骨に冷遇されていたクライヴが捻じ曲がらずに済んだのは紛れもなく彼が居たからであろう。
- 玉座の間でクライヴから謁見を受けた際、「ここにアナベラはおらん、楽にしろ」とアナベラに注意を払いつつクライヴを気遣うような態度を見せた。
- 普段は生真面目だが、宴会の席で兵士たちが騒いでいるところに割って入り一緒に盛り上がるなど、ノリがいい一面もある。
ロザリアの大公は代々フェニックスのドミナントが務めることになっているものの自身はドミナントとしての力は持たない。
しかし前大公のドミナントが早逝したためつなぎとして大公職に就いた。
- そういった経緯もあってか血統主義に対してかなり懐疑的であり、アナベラの主張も鬱陶しく思っていた節がある。
基本的に空気が読めて誰にでも慕われたエルウィンが塩対応していたのは彼女だけ。
フェニックスゲート襲撃事件にて、間者の手により深々と斬りつけられて即死。
居合わせたジョシュアに何一つ言い残すことも出来ず事切れてしまった。
その後、ロザリア公国は瓦解しザンブレク皇国の属領化。最後のロザリア大公となった。
- 彼の最期場面をよく見るとジョシュアを自身の背に置いて庇うように立ち回っているが、斬られて頭が倒れてきた時はジョシュアの方向を向いている。
更にその後の場面を見ると体の方向はジョシュアと反対側を向いて倒れており頭と向きが逆である。
頭と体の倒れる向きが反対になることは通常ではありえないが、そうなっているということは……。
ベアラーに対しても偏見がなかったようで、ロザリアでのベアラーの扱いは隣接国のザンブレグと比べると遙かにまとも。
もしもエルウィンが生きていたら、ベアラーのさらなる地位向上を画策していたらしい。
- 上記の血統主義の否定もあって良くも悪くも能力主義者だった印象がある。
自身の死後に備え、二人の息子に腕輪を託すよう配下に言付けている。
最終決戦でクライヴにかける言葉は"Onward, my son!"(息子よ、前に進め!)。