FF4
FF4の中盤で発生する迷?イベント。
ドワーフの城のクリスタルルームにて、セシルら一行は、
ゴルベーザに追い詰められ、絶体絶命の危機に陥るも、
ある仲間の助けにより形成を逆転させ、遂に仇敵ゴルベーザを打ち倒した。
‥‥かに見えたが、息絶えていなかったゴルベーザは「わたしは‥‥しなぬ!」の台詞と共に腕だけの姿となり、
闇のクリスタルをその掌中に収め、撤退してしまうのであった‥‥という流れになっている。
展開自体も少々唐突なのだが、何より画面上における『ゴルベーザの腕』の動きが非常に緩慢なものとなっており、
まるでセシルがクリスタルの奪取をみすみす許しているかのように見えてしまうため、
FF4でも屈指の突っ込みどころとなっている。
(眼前の異様な光景に圧倒されたセシルが、一瞬の隙を与えてしまったのかもしれないが)
もっとも、ここでゴルベーザを本当に殺ってしまっては話が続かないので、
こういう展開になるのもある程度は仕方のないところか。
それに、腕だけがあまり俊敏に動くというのも、
想像してみると中々に気味の悪いものである。
- 動きが緩慢なのは単に演出上の問題だと思うよ。
あんな小さなグラフィックで素早くカサカサゴキブリみたいなスピードで動かれたらプレイヤー側がよくわからんもん。- 腕だけで動くというだけで既にどうやってるかわからん不思議現象なのだから、いっそテレポートなりさせても良かった気がする。
人形の呼びかけでどこからともなく現れてるわけだからそこまで突拍子ない描写でもないはずだし。
- 腕だけで動くというだけで既にどうやってるかわからん不思議現象なのだから、いっそテレポートなりさせても良かった気がする。
DS版
完全3D化したDS版では、セシルたちが部屋から出ようと画面外へ立ち去り、
その後に上記の台詞と共にゴルベーザが普通に立ち上がり、すぐにクリスタルを奪い逃走してしまう。
倒れている場所も祭壇のすぐ前とかなりクリスタルに近く、奪う動作も非常に速いため、
立ち去ったセシルたちが駆けつけて制止する暇もないほどであり、
奪取をみすみす許してしまうような不自然さはなくなっている。
腕だけが動くという異様な光景による、イベント面でのインパクトもなくなってしまったが……。
ゴルベーザの死を確認せず立ち去ろうとする迂闊さはオリジナルと変わっていないが、
ここは本当に死の淵からよみがえっただとか、ゴルベーザがセシルたちを非常にうまく欺いただとか、
ある程度は弁明できるところだろう。