FF4
ラストバトル直前、ゼロムスのメテオで倒れたゴルベーザから、クリスタルを
受け取ったセシルがゼロムスと対峙した時に言ったセリフ。
「今度こそ消し去ってやる」と言い、ゼロムスに立ち向かったゴルベーザと
「負けるわけにはいかない」と言い、ゼロムスに立ち向かったセシル、
二人のラストバトルでのこのセリフは、何かしらの対比を感じさせる。
瀕死の重傷を負いながらも青き星からの祈りによって、復活しゼロムスの真の姿を照らすのであった。
ちなみにGBA版ではメンバー構成によって青き星からの台詞が異なる。
- ↑今まで気づかなかったが実に深い。
今まで出会った人の思い、絆、青き星の人々全員の運命と言った重いものを背負った
セシルだからこそのセリフだと思う。 - フースーヤも「消え去れぃ!ゼロムス!」と言っている。
こう見ると2人がゼロムスに負けたのは、やはり必然的だったのだろうか?- ド〇ゴンボールのベ〇ータも同じ結論にたどり着いていたなw「俺は勝つために強くなろうとした。奴は負けないために強くなろうとした。だから奴はどこまでも強くなれるんだ」って感じだったかな?
- そしてそのべ〇ータ役の人がDS版のFF4ではゼロムスを演じていた。
- 負の心は消し去るのではなく、克服するものだと分かっているパラディンのセシルならではのセリフだろう。
- 仲間は倒れ、自身も瀕死の状態でありながらも、守るべきもののために立ち向かう。まさに主人公である。
- さらりと流してしまいそうだが、すごくいろいろな思いが込められた、実に主人公らしい熱い台詞だな。
- 普段どうにもならない状況に追い込まれた時、一度はこういうセリフを言ってみたいw
北米版
しかし北米版のセリフだとやや情緒に欠ける。
【SNES版】
"Zeromus! For all those living on the earth... I will destroy you!"
「ゼロムス!青き星に生きる命のために…お前を倒す!」
【PS版】
"Zeromus... For all life... and for those who gave their lives... We will not lose!"
「ゼロムス・・・全ての命のために・・・その命を生み出した人々のために・・・僕たちは負けない!」
【GBA版】
"Zeromus! I can't lose! I... just... can't!"
「ゼロムス!僕は負けられない!…負けるわけには…いかないッ…!」
【DS版】
"Zeromus... This is the end of you―not us!"
- 「ゼロムス、これは僕達ではなくお前の終幕だ!」ってとこかな(綺麗な訳が出来る人求ム)。
- 「ゼロムス…滅ぶのはお前だ―僕等じゃない!」
…意訳っぽくなってしまったけど…。どうかな。 - 「ゼロムス…ここで終わらせる!」
…これだけでも意味は通る気がする。
"end"はゼロムスを倒すことだけでなく、ゼロムスを倒すことで狂わせられた自分と仲間("us"より)の運命に終止符を打ち、新しくはじまるという意味("not"の部分)と解釈。
【PSP版】
"Zeromus! I can't lose! I can't...!"
「ゼロムス!僕は負けられない!…負けるわけには…いかないッ…!」
…と北米版もセリフ自体は凄く格好いいのだが、上記の考察とは離れたニュアンスになっている。
英語苦手なので訂正されても泣かない。
DS版
DS版のCMは「お前は一体・・・」「負けるわけには…いかないッ!」で締め括られていた。上手な編集である。
- DS版ではこの辺りをたっぷりムービーで見せてくれるので実に盛り上がる。
FF4TA
「この生命の絆…われわれは…断ち切るわけにはいかない!」
こちらではラストバトル直前のセシルのセリフはこうなっている。
言葉のニュアンス自体は全く違うものの、言い回し自体は前作を意識していると思われる。
- FF4の時より大人っぽい(?)言い回しに感じる。10数年経ったんだなあ。
DFF
セシルの戦闘開始ボイスに「負けるわけにはいかない!」と言うのがある。おそらくこれが元ネタ。
Shade Impulseのチャプター4「決戦」でも
セシル「カオスの悲しみ……憎しみが体中に流れて来る……だけど……負けるわけにはいかない。僕らが残された力を守って見せる!」
と言っている。
DDFF
今回はセシル→ゴルベーザのエンカウントボイスが「負けるわけにはいかない!」である。