チョコボシリーズにも「シド」がよく登場している。最近のは妙に若い。
→FF本編の【シド】
当初はヒゲオヤジ姿で統一されていたが、『魔法の絵本』を境に一転若々しい姿がデフォになった。
本編と同様、姿は似てても各作品で設定がそれぞれ異なる別人である。
チョコボシリーズでの初出は『不思議なダンジョン2』から。
初代『ダンジョン』や『ダイス』にはシドは出てこない。
チョコボの不思議なダンジョン2 
村の北にある塔に住んでいる変わり者の技師。
NPCとして同行するときもあり、話しかけることで地雷を設置してくれる。
メインシナリオではシドタワー1回目、2回目、山岳の探索に同行。
特殊能力の地雷設置は全く役に立たないが、欠点の見当たらない高い能力値が頼りになる。
ちなみに、同行回数3回はチョコボの相棒の筈のモーグリを抜いて最多。
そこまで好き放題やった挙句、「お前が行きたいなら止めないけど」とか言いつつボムおばさんの家に引きこもるモーグリに対し、さも当然のような顔で険しい山岳に向かい、バハムートに啖呵を切る姿は「もうこいつが相棒でいいんじゃないかな」の一言。
クリア後の担当はシドタワー2回目。
サボテンダーがいる3Fまでが危険ゾーン。毒喰らったら終わりだと思った方がいい。
それ以降はアイテムを稼ぎながら10Fを目指し、空中庭園を出入りしてアイテムを稼ぎまくる。
ボス専用にサビカードを4枚用意しておけばOK。
クリア後に単身で乗り込むことになるシドタワーは、かなりの難易度を誇る。
理由としては、上記にあるようにサボテンダーの毒攻撃に加えて
運が悪ければ回復薬どころか、薬アイテムさえ殆ど出なかったりする。
デジキューブ出版の攻略本「ダンジョンマスターの書」では、序盤に出現しやすい泉で回復薬を集めようとか書かれているが、泉が出ないことも多い。
更に、せっかく泉が出現したのに空のボトルも薬も持っていない…ということもザラ。
サボテンダーから逃れても、回復する術がないまま上のフロアに乗り込み
薬やドレインの本を探し回っている間に、トイソルジャーに殺されたりする。
同じく難関ダンジョンとされるクルクルの山岳ダンジョンは、序盤はまだ回復薬は出やすいので
個人的には、シドタワーが一番シビアなダンジョンだと思う。
クリアは運次第で左右されると言っても過言じゃない。
…が、10Fの空中庭園まで来ればこっちのもの。
このフロアは、レベルアップの床や変化の罠が比較的よく出現するので
パオの落とす目にいい薬を飲み、レベルアップの床を踏んだり
変化の罠でミニドルイドに変身してドレインを唱えまくり、敵を全滅させたら出入りを繰り返すことで、レベルを無駄に高くあげることも可能。
ここでレベルを上げれば、ボス用のサビカードを用意しなくても撃破出来たりする。
時間はかかるが。
シドタワーの最上階では戦車シドタンクに乗り込む。
しかしクリア後のシドタワーでは、シドタンクには乗らず直接戦うことに。
他にも、イベントでのみ潜水艦シドマリナーや飛空艇シドウインドが登場。
チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ! 
もう一人の白魔導士の記憶をクリアするとこっちのシドも登場する。
シロマ同様、本編に絡んでくることは無いので、二人のシドが対面することは無い。
彼の記憶には何故か時の番人が潜んでいる。
シドウイングで時空要塞ダンジョンを攻撃して墜落後、気づいたらこの世界に来ていたらしい。
…ムービーでは普通にデブチョコボに救助されていたはずだが…
アビリティは2同様に地雷を設置するマイントラップ。機工師が使うものと同じである。
チョコボレーシング 
ストーリーモードで序盤に出た後はナレーション。アニメ調に語ってくれる。
モーグリに頼まれたことを忘れ、1日で適当なものを作って渡している。
穴に落ちたレーサーを毎度修理してくれる。
レーサーとしてシドタンクに乗って走ることもできるが、スピードや加速があまりない。
→【シドタンク】
チョコボGP 
今作で2人のシドが登場する。ただし片方は追加キャラなのでストーリーには絡まない。
一人目は、発売当初から登場した『チョコボの不思議のダンジョン2』準拠の「シド」。ストーリーに出てくるのはこっち。
二人目は、10/6からのシーズン4にて追加された『時忘れの迷宮』準拠の「トレジャーハンター・シド」。
シド 
今作では隠しではなく、ストーリーモードで正式にレーサーとして加入する。シドのテストコースでの騒動の後、道中マシンの不調があったら困るだろうと、一行に着いてきてくれる。
- そんな彼の願いは「いつもおっさんキャラで登場させられるので、たまには若いイケメンキャラで登場したい」との事。メタい話ではあるが、チョコボシリーズでのおっさんシドは(時忘れのリメイクであるエブリバディの除けば)久々の登場だったりする。
- そしてそのイケメンの方のシドは10/6からのシーズン4にて参戦。詳しくは後述。
マシン《試作シドタンク》
スピード | 2.5 |
---|---|
グリップ | 4 |
加速 | 4.5 |
ドリフト | 3.5 |
ダート | ◯ |
『チョコダン2』でお馴染みの戦車。
アビリティ | 《主砲三連射》 |
---|---|
チャージ時間 | 50秒 |
説明 | 前方へ砲弾を発射する。 (L)を入力した方向によって 攻撃対象が変化する。 |
文字通りシドタンクの主砲から上空に向けて3発の弾を発射。発動時のLスティックの入力方向で対象が変化。いずれも地面に着弾して爆発し、巻き込まれたプレイヤーをクラッシュさせる。主砲の向きの関係からか、後ろの順位のプレイヤーを狙えない点は覚えておこう。
【上入力】1位のプレイヤーの目の前に3発発射。自身が1位だと自分の前方に3発着弾。横一列に落ちるため範囲が広い。
【入力無し】1~3位のプレイヤーに1発ずつ発射。自身が1~3位以内だと、自分以外の2名の前に着弾。
【下入力】自身のひとつ前の順位から3人に1発ずつ主砲を発射。
- かつては自身のアビリティの爆発に自身も巻き込まれるという散々な仕様だったが、シーズン3からはその心配は無くなった。
トレジャーハンター・シド 
『さあ、冒険の始まりだ!』
10/6からのシーズン4から追加。
元からいたシドとの区別のため「トレジャーハンター・シド」名義となっている。CVはエブリバディ同様 中村悠一氏。
プライズパス購入後のシーズン報酬で各種マシンやマシンカラーと共に入手可能な他、アイテムチケットとの交換でも購入化。
マシン《シドバギー》
スピード | 3 |
---|---|
グリップ | 2 |
加速 | 3 |
ドリフト | 2 |
ダート | ◯ |
『時忘れの迷宮』のオープニングムービーでチョコボと共に乗っていたものを1人乗り&レース用にダウンサイズしたもの。
- 原作では砂漠をものともせずに走行していた。ダート無効はこの為だと思われる。
アビリティ | 《A.R.T.》 |
---|---|
チャージ時間 | 35秒 |
説明 | 銃を使い攻撃や加速をする。 (L)を入力する方向によって 発生する効果が変化する。 |
シドベンチャーでも使っていた愛用の銃「G.E.A.R.」を使用。
発動時のスティックの入力方向により効果が変化する。早い回転率を活かし、高いとは言えない機体性能をアビリティによってどう補うかが勝利の鍵。
- 【上入力】前方に直進する火球を発射。火球は他プレイヤーや障害物などにぶつかると大爆発を起こし、巻き込まれたプレイヤーを大クラッシュさせる。1位の時に使うファイガといえばイメージしやすいか。
- 【入力無し】コースに沿って直列で進む弾を5発連射。当たると大クラッシュする。他の射出攻撃同様、基本コース端にいれば問題ないが、S字カーブやマジカルエッグを取る時は注意が必要。また、弾のサイズがキャラ1人分と小さめだが、連射の都合上縦に長い。
- 【下入力】シドが後ろ向きに銃を構え、銃そのものをブースターとして使って加速するという無茶な効果。もちろん効果中はブースト状態になり、意外にも曲がりやすくなる。銃口からは勢いよくエネルギーが噴射されていて、噴射部分を他のキャラクターに当てるとクラッシュする。発動時にしか無敵にならない点には注意。
チョコボスタリオン 
牧場施設の管理者兼技術者。
増設する場合、彼に頼んで施設を作ってもらう。
はたらくチョコボ 
開拓地管理局に勤務している開拓の責任者。
ゲームのアドバイス等を授けてくれるほか、オークションなどを担当している。
- デザインはチョコダン2のもの、というか公式イラストを完全に流用している。
世界観がかなり異なるので同一人物ってことはないだろうが。
チョコボと魔法の絵本 
いままでの作品の老練なエンジニアのすがたから一転若々しくなったシド。以降の作品はこの姿。
チョコボ2のシロマの台詞「私のおじいちゃんみたいな人」から「私のお兄ちゃんみたいな人」となっている。
相変わらず天才発明家のようで、電話(何故か自爆ボタン付き)やらといった機械を作っている。
飛空艇も所有。途中で飛空艇で駆けつけてくる。
過去の回想によると、シロマと共に戦争で居所を失った者のための牧場を建てたようだ。兄さんいい人ダー
チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮 
声:三木眞一郎
相棒のチョコボと共に世界中の宝を求めるトレジャーハンター。
羽根付きのウエスタンハットを被り、首にスカーフを巻き、コートを着用している青年。
祖父グレンの残した言葉に導かれ、飛空艇を開発する鍵となる秘宝「大いなる力」を求めて砂漠の塔へ向かったが、時忘れの街に迷い込んでしまう。
Wii版ではフレイアの厚意により、鍛冶屋の一角を間借りしフレイアと協力して飛空艇を作り上げる。
そうして出来た飛空艇はチョコボが最終決戦の地、浮遊城に行くために使用。
EDではラファエロがこれに乗って旅立った。
クリア後、自分の手で飛空艇を作り、完成したらチョコボを乗せてやるとチョコボに言う。
あの若々しさは多分FF:Uのシドとタメ張れると思うんだ
シドとチョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮DS+ 
DS版では追加要素・シドベンチャーモードの主人公になった。祖父グレンを探すため、ダンジョンに潜る。
チョコボとの相違:
- ギアで正面4マス先まで攻撃が届く
- アイテムを蹴れない(なぜアイテムを投げない…?)
- ダンジョンから出るとレベルが1になる
- SP、HPの回復速度が遅い
- 装備品はギア、コート、指輪。満腹度はクッキーで回復する。
- 本の代わりにボルトが登場。
- アビリティの代わりにA.R.Tが使える。
飛空艇のパーツは古代の遺跡で手に入れなければならないため、シドベンチャーモードで古代の遺跡を30階までクリアしないと最終ダンジョンに行けない。
もちろん、アムーリの記憶をクリアしないと飛空艇は完成しない。
A.R.Tを使う際は大声で技名を叫ぶ。
「ぼうけんのはじまりだ!」が口癖だったり、お茶目な面が目立つ。
彼が主役のシドベンチャーは本編の進行中だと30Fまでしか行けない。
しかし本編クリア後は99Fまで行けるようになり、最深部にはおなじみのアイツが待ち受けている。
中断セーブこそできるものの、ダンジョンに潜るたびにレベルを上げていったりチマチマ素材を集めて装備を改造するために何度も潜り直さなければならなかったりラスボスが反則的な強さを持っていたりと、これまでのチョコボのダンジョンがいかに生温いものであったかを思い知らされる。
本編の難易度で物足りなさを感じた人にはいいかもしれないが…難しいというよりひたすらダルい。
シドベンチャーモードでラスボスを倒すと、その先にはとても後味の悪い結末が待ちうけている。
スタッフロールが妙にふざけてたり下画面のイラストが微笑ましかったりするのが余計に……。
相棒のはずのチョコボが大事件に巻き込まれている最中、一人で自分の用事に奔走しているため心証がやや悪くなっている。
本編側のお話が盛り上がってきたところで、いきなり別件であるシドベンチャーが割り込んでくるものだから余計に。
ちなみにシドが迷宮内で行き倒れると、チョコボが救助したものとして扱われる。チョコボが冒険中に倒れても、シドは助けに来てくれない。
チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ! 
こちらでのCVは中村悠一氏。
あまりに不評だったのか、バディシステムに容量を喰われたのか、エブリバディ!ではシドベンチャーは丸々削除。
古代の遺跡は普通にチョコボが潜るダンジョンになった。グレンの手記もそこで手に入る。
A.R.Tは一応、彼をバディにしたときのアビリティとして残っている。
しかし、バディシステムのせいで彼をバディにしていると彼を蹴り落して飛空艇で闇の神殿に行ったはずなのに、神殿内に入ると普通にいるという台無しにもほどがある展開に…
チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と五人の勇者 
大ヒットセラー「幻想絵本アルヴァニカ」の作者。
ミリオン島でアルヴァニカシリーズを書き続けているが、四巻の執筆中に突如謎の病に倒れ、シド邸で療養している。
てか頭爆発しすぎな件。
謎の病に倒れたのは、大魔道士が司祭リッチの憎しみと野望により変貌した、名前の無い魔女の仕業。
最終決戦では、悲しみを消し世界を白に帰そうとする魔女に対し、「悲しみを乗り越えて人は強くなる、可能性を奪うな」と言い返し、絵本の登場人物たちの力を結集して、チョコボに黄金の鎧を与え、勇者チョコボとする。
チョコボが名前の無い魔女を倒したことで病は完治。
最後はシロマとの別れを悲しむチョコボのために、チョコボとシロマとこれまでの主人公達が活躍する物語「魔女と少女と五人の勇者」を書いてあげた。アンタいい人だわ…