聞き慣れない名前だが、元ネタはD&DのPiscodaemon 。
- D&Dではなく、Advanced Dungeons&Dragons(AD&D)のクリーチャー。
デーモンでもデビルでもないが、日本では「ダイモーン」と呼ばれることも多い悪魔の一種である。 - 簡潔に言うと中立悪。
デーモンは悪の手先だが、ディーモンは自然の中に生まれた悪霊の様なもの。
FF1
外見はイカの頭の魔術師。
攻撃力が高い上に攻撃を複数回ヒットさせてくる。
雷系魔法以外の耐性が高く、逃走も出来ないという嫌なモンスター。
色違いのマインドフレイアも即死持ちの凶悪モンスターだけに、嫌でも印象に残ってしまう。
序盤の沼の洞窟で固定出現し、重要アイテム「クラウン」を取る際の障害となる。
黒魔術士か赤魔術士を連れている場合は、洞窟に行く前にサンダラを覚えさせたい。
そのインパクトからか、FF1スレではマインドフレイアと共に様付けされたり、先生の愛称で親しまれているようだ。
リメイク版の追加ダンジョンにいる魂が、「俺も魔法が使いたかった」という。
- 魔法を使う敵がやたら多かったり中には即死攻撃したりするFF1では数少ない完全フルアタ。
中盤以降は大半の敵が何らかの特技、魔法、あるいは打撃に追加効果を持っている。 - 因みに、NES版での名前は「sorcerer」。恐らく見た目だけで名前がつけられたのであろう。
相方マインドフレイアは「wizard」
序盤のモンスターとしては異様なほどのハードヒットが特徴。
逃走不可というのも相まって、一人旅やシーフ4人等の縛りプレイではこいつの集団が鬼門になりうる。
- その攻撃力なんと30。すなわち、1ヒットあたり30~60ダメージ。しかも攻撃回数は2回。
この時点で得られる防御力が、戦士がてつよろい装備でやっと32、くさりかたびらすら装備できないジョブではたったの6である。
HPもレベルアップが速いGBA版仕様ですらせいぜい180あるかどうかってレベル。 - HPの少ない黒魔術師に至っては、普通に一撃死がありうる。
- これが最大4体出てくるのだから、FF1序盤の難易度の高さを物語るモンスターとなっている。
サンダラがあるかないかだけでもぜんぜん違うが、魔法レベル制が存在するGBA版では若干のレベル上げが必要となる。- サンダラに必要なレベルは黒魔8赤魔9なので、よほどハイペース攻略でなければレベル不足の心配はない。
防具も含めて資金稼ぎは必要になるかもしれないが。
- サンダラに必要なレベルは黒魔8赤魔9なので、よほどハイペース攻略でなければレベル不足の心配はない。
こいつらには、ある一定の歩数範囲内では必ずエンカウントするので、倒した後1歩下がってまた1歩前進すると、こいつらと再戦しなければならなくなる。
慣れれば、レベル上げのカモとなる。
てか、マインドフレイアと勘違いしてる?
もし、そうだったらすみません。
- ピスコディーモンで合ってる。「クラウン」の宝箱の前等に固定でエンカウントする。
- 関係するのは歩数ではなく、位置。
- アースの洞窟にもランダムエンカウントで出現。固定エンカウント同様に逃走不可能。
FF12
Aランクのモブ。
古代都市ギルヴェガンの火の門で戦う。
元はン・モゥ族のアシュクロフトという男。魔道に堕ちた末に、ピスコディーモンになってしまう。
討伐依頼をしたブルオミシェイスのアイヴァヌスはアシュクロフトの双子の弟。
レベルもランクもマインドフレイアより上の敵。
使用する攻撃も厄介なものばかりであるがHPは低い。
が、瀕死になる寸前に一気に止めを刺さないと、魂のエチュードで満タンになった後一気にパワーアップしてくるので注意。
わざわざ使う人もいないと思うがこいつ相手に召喚獣を出すと、カウンターのファントムペインで召喚獣が即死級のダメージを受け即退場させられる。
ピスコは鳥と言う意味があるらしいが…こいつに鳥要素あっただろうか?
- 原典ははさみ状の手をくちばしにたとえてのものだろうから…
この世界ではこういう魔道落ちした存在をこう総称しているんだろう。 - 「魚」って意味のラテン語だと思っていた。はさみ状の手はカニやエビなんかがモチーフで。
FFは言うまでもなく、D&Dのころから魚介類を意識したデザインに見えるし。 - 一節には、ペルーの蒸留酒のPiscoというのがあるのだが、蒸留酒=spirits=悪霊だからそれと掛けてるんだとか。
ちなみに元ネタのピスコディーモンはキャリオン・クロウラーの頭にロブスターの体、尻尾が魚で足が鳥だそうなので、鳥と魚要素も混ぜてる感じはする。
FFの方は水棲生物という元の設定だけ持ってきてイカ人間にした感じ。
盗みテーブルの中に低確率で白のローブがあり、通常版であれば市販品だがIZJS版以降は非売品で交易品入手で手に入る代物であり、聖属性強化が欲しい人は入手しておきたい。
FF12IZJS・FF12TZA
トライアルのステージ55でタイラントと共に3体出現する。
どうやら兄者は量産されていたらしい。
FF14
表記は「ピスコデーモン」。
タムタラの墓所(ハード)に出現する雑魚。
雑魚ではあるが、デーモン族を従えており、このデーモン族を倒さない限り、一切ダメージを与える事ができない。
FFT
イカ人間といった感じのモンスター。
雷が弱点。サンダー系でビシビシ攻めるべし。
触手攻撃しかしてこないので怖くない。
問題は上位種のマインドフレイアである。
フロータイボールもそうだけど下位種とはいえもうちょっと手心というか…。
通常攻撃と変わらんような技一つってのは流石にちょっと。
密猟すると通常アイテムでやまびこ草、レアアイテムでハイポーションが手に入る。
…屠殺されない分豚や竜達よりは幸せなのかも知れない。
……どうやら人間を食するらしい……
こいつに彼氏が食べられたと語る汎用女性キャラがいた。